ドイツ語質問箱

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In Zuneigung 引用
  2014/10/4 (土) 12:44:29 - Momo - No.1412394269
田中先生、こんにちは。

手紙やカードの結びの挨拶について質問があります。

私には、文通を続けているドイツ人の友人(年配の同性)がいます。

彼女からの手紙やカードの結びの挨拶は今までいつも、
「Alles Liebe」や「Viele liebe Grüße」などでしたが、
この度、「In Zuneigung」と書かれていました。

この単語は知らなかったので意味を辞書で調べましたが、
「Liebe」との違いや、ニュアンスがいまいちわかりません。

「Liebe」から「Zuneigung」へ変わりましたので、
もしかしたら私が何か失礼なことを書いたりして、
あまり快く思われなくなってしまったのではないかと、心配しております。

手紙の結びの挨拶にそこまで深い意味はないかも知れませんが、
この度新たに知った「Zuneigung」という単語について、とても興味があります。

どういった時に使う単語であるか、また結びの挨拶として
どのような意味になるのか、教えて頂けますでしょうか。

よろしくお願い致します。

返信1 返信-1
 2014/10/5 (日) 16:59:37 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1412394269.1
私自身、"in Zuneigung" という表現で結ばれた手紙やメールをもらった経験がありませ
んでしたので、恥ずかしながら、このような結びの言葉があることを初めて知りました。
そのため、お役に立てる回答ができそうにないのですが、感じた印象だけ書かせていただ
きます。

Zuneigung や、その動詞の zuneigen、また過去分詞の zugeneigt などの用例に触れてい
ますと、かなり深い「好意」であるようには思えます。Liebe と Zuneigung でどちらの
「愛情、好意」がより深いのかと比較ができるものなのかはわかりませんが、少なくと
も、聖書などで言われている「(神の)愛」は、無条件のものであるように書かれていま
すので、おそらく、ドイツ人が使う Liebe も「絶対的な愛」なのだと思います。
もちろん、このことで、Zuneigung が「条件付きの愛である」というわけではありませ
ん。しかし、Liebe がかなり強い意味を持っていることは確かです。

この Liebe は、本来、親子や家族(夫婦)の愛、のように、すごく個人的な間柄で捉え
られるものなのではないかと思います。他方、親子や家族(夫婦)などの間で Zuneigung
というのがどれぐらい用いられるのかはわかりません。

Momo さんとご友人の関係は、強い信頼や友情に支えられた強固なものであろうと拝察し
ますので、ここで申し上げたいのは、手紙やメールの上での Liebe や Zuneigung のニュ
アンスについてであり、お二人の個人間の結びつきの強さを否定するつもりはまったくあ
りません。そのうえで、手紙やメールの結びの語としての Liebe や Zuneigung は、その
ような「個人的」なシチュエーションよりは、やや慣用句化された部分もあり、社会性を
帯びているのではないかと思いますので、手紙などでは Liebe と Zuneigung の間に、ご
心配されているような(何か失礼なことを書いたりしたから Liebe → Zuneigung に「降
格」した、ということのような)ことはないのではないかと愚考します。もちろん、私に
はご友人の心の内は見当もつきませんので、「心配には及びません」とは断言はできませ
んが。

Zuneigung そのものの持つニュアンスなどは、zuneigen や zugeneigt という派生語の用
例なども参考になるのではないかと思います。
"in Zuneigung" のニュアンスにつきましては、これ以上のことは不勉強で、申し上げら
れそうになく、申し訳ありません。

返信2 返信-2
 2014/10/5 (日) 22:41:53 - Momo - No.1412394269.2
田中先生、こんばんは。

ご回答くださり、誠にありがとうございます。

田中先生でさえ初めてお知りになったとのことですので、
やはりこの「In Zuneigung」というのは珍しい結びの挨拶のようですね。
私も引き続きネット等で調べてみましたが、やはり参考になるものはまだ見つかっており
ません。

しかし、田中先生のご意見を伺うことができ、とても参考になりました。
やはり、結びの挨拶として、深い意味合いはあまりないと考えたほうが良さそうですね。

結びの挨拶も、いつも同じではなく、時には変化をつけるのも素敵ですよね。
私の友人もそのように感じて、新しい単語を使ってくれたのかもしれません。
(友人は、私が先日Zertifikat B1に合格したことを知り、少し難しい単語や文法を手紙に
書いてくれるようになりました。)

似たような意味を持つ単語の細かなニュアンスの違いなどを把握するのは、
外国語を学ぶ上で非常に難しい部分でもありますが、
それらを少しずつでも使い分けることができるようになれたらと思います。

「In Zuneigung」という結びの挨拶につきまして、
今後何かわかりましたら、田中先生へまたご連絡させて頂きます。

この度は、お忙しい中ご回答くださり、誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

DW ... auf der Fanmeile 引用
  2014/9/26 (金) 07:49:27 - Kaninchen - No.1411685367
おはようございます、田中先生
いつもお世話になっております。本日はDeutsche Welleの文章の和訳の質問です。
Deutschland feiert seine Fußball-Weltmeister:

Fußball-Deutschland will seinen Weltmeistern einen rauschenden Empfang bereiten.
Hunderttaudende versammelten sich auf der Fanmeile vor dem Brandenburger Tor in
Berlin, wo Trainer Joachim Löw,...
このFanmeileが和訳できません。そのファンたちの1マイル程の行列に?
十万人が集まった・・・と和訳すればよろしいのでしょうか?

先生のご解釈を切に望みます。よろしくお願いいたします。

返信1 返信-1
 2014/9/26 (金) 08:18:41 - Kaninchen - No.1411685367.1
おはようございます、田中先生

先ほどの文章の続きなのですが、
Die Anhänger müssen allerdings Geduld aufbringen.
Denn wegen eines Kratzers am "Fanhansa Siegerflieger" und der Untersuchung der
Schäden waren die deutschen Fußball-Weltmeister erst mit zwei Stunden
Verspätung in Rio de Janeiro abgeflogen.
この""で括った2語は「Lufthansa Siegerflieger」なら理解できるのですが、なぜ上記
のような2語になっているのでしょうか?それが理解できません。先生のご教授をしてい
ただければ幸いです。重ね重ねよろしくお願いいたします。

返信2 返信-2
 2014/9/26 (金) 17:36:19 - 田中雅敏 - <mail@x-seminar.net> - No.1411685367.2
Fanmeile は、日本ですと「パブリック・ビューイング」などと言われていますが、広場
などに巨大スクリーンを出して、イベントを視聴するためのものです。そこから、そこに
集っている人たち(群衆)のことも指すのかもしれません。wissen.de (辞書にない表現
を調べるのに、学術的な重みはわかりませんが、私はよくこのサイトを利用します) で
は、以下のように定義されています:

Fan|mei|le 〈[fæ̣n–] f.; –, –n〉
Bereich eines öffentl. Platzes, auf dem Sportveranstaltungen für eine große
Menschenmenge live auf einer Großleinwand übertragen werden;
eine ~ zur Fußball–WM einrichten

"Fanhansa" のほうは、もちろん Lufthansa の航空機だったのですが、W杯期間中は、一
部の機体のロゴを "Lufthansa" から "Fanhansa" というロゴに変えて運航していまし
た。当時の報道では、Lufthansa航空は「すべてのサッカーファンをブラジルに送り届け
る」「ルフトハンザを利用してくれるサッカーファンに感謝をこめる」というような意味
合いがあるということだったと記憶しています。(今、"Fanhansa" で検索してみまし
た。以下、ルフトハンザドイツ航空のオフィシャルサイトの記事です:)
http://www.lufthansa.com/online/portal/lh/de/info_and_services/partner?nodeid=1436748698&l=de

返信3 返信-3
 2014/9/26 (金) 19:56:48 - Kaninchen - No.1411685367.3
こんばんは、田中先生
このたびはぼく、お粗相をしまして、タイポをしてしまいましたことをお詫び申し上げま
す。
1)正しくは"Hunderttausende"ですが、これは十万人と訳してよろしいのでしょうか?
手元の文法書には-eが掲載されておりませんので。
2)ぼく、Die toten HosenのLiebhaberとして疑問に思ったのですが、Fanmeileはロック
コンサート会場をも表現可能なのかどうかについて知りたいのですが、もしご存じでした
らご教授して頂ければ幸甚です。
よろしくお願い致します。

返信4 返信-4
 2014/9/27 (土) 10:16:30 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1411685367.4
1)hunderttausend は、無語尾で用いると(hunderttausend Menschen)、数詞ですから
「十万人」ということになり、十万人きっかりでないにしても「およそ十万人」の人々と
いうことになります。他方、hunderttausende Menschen ですと、形容詞になっており、
これは「数十万人の」という意味になります(Menschen が省略されても同じです)。で
すから、今回のテキストでは、「十万人」というよりは「数十万人」としたほうが宜しい
のではないかと思います。

2)Fanmeile は、私もあまり詳しくないのですが、定義上、「応援する対象(たとえば
Die toten Hosen)がその場にいない」パブリック・ビューイングなのですから、ロック
コンサートでも、Die toten Hosen のコンサートがどこかであるとして、遠隔地でそのパ
ブリック・ビューイングが行われていれば、それは Fanmeile になるのではないでしょう
か。しかし、「コンサート会場」となると、その場にアーティストがいるわけですから、
それは Fanmeile ではないのだろうと推察します。

返信5 返信-5
 2014/9/27 (土) 11:35:33 - Kaninchen - No.1411685367.5
こんにちは、田中先生

1)左様ですか、大変勉強になりました。ありがとうございます。
2)ブランデンブルグ門の前にはそんなにたくさんのひとを収容できるだだっ広い敷地が
あると考えてよろしいのですね。Berlinの中心地にぼくも興味が沸々と湧いてきました。
もしその広場?の呼称Bezeichnungがありましたら、教えて頂けないないでしょうか?あ
るいはそんなサイトを教えて頂ければ幸いです。
Brandenburger Torのみでしたら、諦めます。
お忙しいところ誠に恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

返信6 返信-6
 2014/9/27 (土) 12:16:31 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1411685367.6
Googleマップで、少し様子がご覧いただけるのではないかと思います:
https://www.google.co.jp/maps/@52.5162225,13.3768912,3a,75y,79.74h,79.31t/data=!3m4!1e1!3m2!1sbksAwx7KAqzXSs82isEa3A!2e0

なお、地図にある広場は Platz des 18. März といいます。門を挟んで反対側の広場は
Pariser Platz といいます。


返信7 返信-7
 2014/9/27 (土) 12:43:29 - Kaninchen - No.1411685367.7
こんにちは、田中先生
このたびは土曜日の素敵な午後にご丁寧なご回答をして頂き厚く御礼申し上げます。
何分ネット研究に怠惰な小生ですので、またこのような質問もあるかと存じますが、今後
も何卒よろしくお願い致します。

Lexikon Silone | Notausgang 引用
  2014/9/27 (土) 12:31:46 - Kaninchen - No.1411788706
こんにちは、田中先生
ぼく、先生から教えて頂いたwissen.deというサイトで"Notausgang"を調べましたところ
Lexikon Silone (イタリアの作家)というサイトに行き当たりました。その右側には
Notausgangの意味が掲載されておりますが、何故ジローネが出てくるのか、その謎を知り
たくてペンをとりました。
教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
興醒めな質問でしたら、お許しください。

esとerについて 引用
  2014/9/1 (月) 00:05:18 - ぼびこ - <メール送信> - No.1409497518 - 返信コールON
田中先生、こんばんは。
また、よろしくおねがいします。

ツェランの詩「エングフュールング」の一節です。
いつものように、それを訳し出したそうとしているのですが、
5行目と最終行が自信がありません。
5行目は「時Zeit」に掛けて訳していいのでしょうか?
また最終行のesを非人称ではなく「それ」としたいのですが、
下のようにしても訳として成立するでしょうか?
それ以外の変なところもご指摘いただけるととありがたいです。

Ja.
Orkane, Par-
tikelgestöber, es blieb
Zeit, blieb,
es beim Stein zu versuchen-er
war gastlich, er
fiel nicht ins Wort. Wie
gut wir es hatten:

そうだ。
ハリケーン、小‐
辞の飛び散り、それは残っていた
時は、残っていた、
それを石のそばで試みる時―それは  
歓待した、それは
言葉を発しなかった。どれほど
とっておきの わたしたちはそれをもっていたことか:

返信1 返信-1
 2014/9/5 (金) 15:29:56 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1409497518.1
先行する文脈がわかりませんので、よくわからないのですが、Orkane と
Partikelgestöber は、呼びかけということでよろしいのですね。
その次の es blieb Zeit の es は仮主語(形式主語)です。文法的には
Partikelgestöber が中性名詞ですので、es で受けられるように思えますが、blieb <
bleiben は自動詞ですので、Zeit が意味上の主語としなければ話が合いません。Zeit は
文法上は補語ですが、es は意味を持ちませんので、意味上の主語が Zeit になります。
このような es は、Zeit に焦点を置きたいときに用いられます。たとえば、コンサート
などで、「次はXXの出番です。」というときに Es kommt jetzt XX. のように XX をわざ
と後ろに回して、もったいぶる言い方ができるので、これと同様ではないかと思います。

その次の、blieb, es beim Stein zu versuchen の部分(行をまたがっていますが)で
は、blieb の直後にコンマがありますので、es は動詞 versuchen の目的語ということに
なるのでしょうか。

> 5行目は「時Zeit」に掛けて訳していいのでしょうか?

この blieb の主語は、ご指摘のとおり、Zeit であっても解釈可能ですね(「それを石の
ところで試みる時間」)。なお、その場合に、Stein が何を指すのか(もちろん「石」で
すが、何かの比喩かもしれませんし、beim Stein で何か意味があるのかもしれませ
ん)、よくわかりませんでした。ツェランの詩で、「石」というのが何か象徴的に使われ
ているというようなことはありますでしょうか?

その次の er という人称代名詞は、男性名詞を指しますが、今回の箇所の中には男性名詞
がありませんので、何を指しているかが不明です。(er がお客をもてなす、er は口をは
さまない。)ins Wort fallen というのは「横から口を挟む」ということだと思います。
nicht がありますので「口を挟まない」です。

> また最終行のesを非人称ではなく「それ」としたい

es が非人称でないとすれば、文脈上は、中性名詞の Gestöber を指す、ということにな
ります。それでつじつまが合うようでしたら、その解釈も可能だということになります。
ただし、それにはちょっと Gestöber と距離が離れすぎている(間に er という代名詞が
介在する)という気はします。この部分は、コロン(:)で終わっていますので、さらに
後ろがあるはずですから、es の指示対象が後続文の中にある、という可能性もありま
す。非人称の es ならば、es gut haben で「運がいい、調子がいい、生活が楽である」
などの意味になります。

返信2 返信-2
 2014/9/6 (土) 17:51:19 - ぼびこ - <メール送信> - No.1409497518.2
田中先生

おかげさまでご説明をじっくり読み、すべて確認できました。
beim Steinは、ご指摘どおり意味があります。
「石」は重要なツェランのメタファーと思われていますが、beim Steinによって本当は何
なのかが暗示されています。
本当に、詩的ではなく、先生のような読解を尺度にして読むべきだと再確認できました。
どうもありがとうございます!

verdrießen 引用
  2014/8/23 (土) 16:14:59 - 西沢 みなみ - <aska1534512@yahoo.com.tw> - No.1408778099
こんにちは  

質問があります

verdrießen この言葉の使い方 教えていただけませんか?

人を怒らせる とういういみでしょう?

(私はタイワン人なのに、日本語は自分で学んでいるから、実に下手だ、お許し下さい、

  敬語もうまくできない、本当に申し訳ございません)

返信1 返信-1
 2014/8/24 (日) 02:51:14 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1408778099.1
ご質問の内容はよくわかりました。
はい、ご指摘の通り、verdrießen は、他動詞で、「誰かを不愉快にする、怒らせる、誰
かの気持ちを傷つける」などの意味で使います。
たとえば、Sein Benehmen verdrießt mich oft. (彼の態度は私をよく不愉快にする=彼
の態度を見ているとよく不愉快な気持ちになる)などのような用例があります。

また、「不愉快」から転じて、「〜することに嫌気を起こさない」という意味で、「労を
厭わずに〜する」という表現も目にします(sich4 es ... verdrießen lassen の形
で)。たとえば、Ich lasse mich es nicht verdrießen, zu dir zu kommen. (きみのと
ころに行くのに労は厭わないよ=喜んできみのところに行くよ。)のような感じです。

参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2014/8/24 (日) 10:38:39 - 西沢 みなみ - <aska1534512@yahoo.com.tw> - No.1408778099.2
ご回答、ありがとうございます

田中さんの説明は、わかりやすくてすごいな!

これからもよろしくお願いいたします

初めまして 引用
  2014/8/19 (火) 17:27:41 - らいち - No.1408436861
田中先生、

初めまして。早速質問なのですが

「私は久しぶりにドイツ語を話す」
といったドイツ語を話したい時 、


Es ist mir nach langer zeit, Deutsch zu sprechen.
という文だと
ドイツ語を話したいようなニュアンスだ。
とドイツ人に言われました。
しかしどのあたりがドイツ語を久しぶりに
話したいようなニュアンスになっているのかが
よく分かりません。


あとドイツについてですが、
ドイツで職に着く時は
必ず日本で就職経験がないと働けないのでしょうか。
つまり、日本の大学を出てそのままドイツで就職することは
可能ですか?(ドイツの法律的に)



よろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2014/8/20 (水) 13:00:46 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1408436861.1
「私はドイツ語を話す」は、「私はいま(から)ドイツ語を話す状況にあり、そして、そ
れが久しぶりのことである」という意味ですよね。このような場合、「久しぶり」かどう
かはひとまず置いておいて、「私はいま(から)ドイツ語を話す」という事実を伝えなけ
ればならないのだと思います。つまり、自分のことについて伝えようとするわけですか
ら、ich を主語にして、Ich spreche ... Deutsch. とする必要があるような気がします。

それに対して、es を主語にした es ist ..., Deutsch zu sprechen. は、自分のことで
はなく、状況(es)について伝えようとしている印象を受けます。直訳すると、「私に
とってドイツ語を話そうかなと思わせる状況があり、そして、それが久しぶりのことであ
る」というニュアンスでしょうか。「私」が mir になっているのが大きいような気がし
ます(「私」が主格ではないため、自分の意志で、その状況をコントロールするような印
象がないわけです)。

あと、ドイツでの就職の件ですが、ドイツの労働法の知識がありませんので、よくわから
ないのですが、実例として、日本で就職経験がない人がドイツの企業で就職している例は
いくつか知っています。ただ、詳細を知っているわけではありませんので、それがどのよ
うな雇用形態か、などまではわかりません。何か勘違いや思い違いがあるかもしれませ
ん。ドイツ法に詳しいどなかかにさらにご質問をいただければと思います。よろしくお願
いします。

返信2 返信-2
 2014/8/20 (水) 20:14:40 - らいち - No.1408436861.2
田中先生の解説が分かり易すぎて、
鳥肌が立ちました。(笑)
日本語の直訳からドイツ語を組み立てようと
するからニュアンスがおかしな
ドイツ語になってしまうのかな〜と
気づきました。
ドイツ語の作り方、構成の仕方から
もう一度勉強し直そうと思いました。
本当にありがとうございました!

ドイツでの就職情報についても
お返事ありがとうございます。


ihnenについて 引用
  2014/8/18 (月) 22:26:55 - ぼびこ - <mie@coffee.ocn.ne.jp> - No.1408368415 - 返信コールON
田中先生

こんばんは。
また、よろしくおねがいします。
以下のツェランの短い6行詩になります。

DIE ABGEWRACTEN TABUS,
und die Grenzgängerei zwischen ihnen,
weltennaß, auf
Bedeutungsjagd, auf
Bedeutungs-
flucht.

解体しスクラップにされたタブーたち
そして、それらのあいだの境界歩行
世界たちに濡れ、
意味の追求、
意味の‐
逃走

(糸の太陽たち)

なるべく字義どおりに、ぎこちなくても語の位置もなるべく変えずに訳したいと思ってい
ます。
まず、2行目の「ihnenそれらに」は、ふつうには、前の行のTABUSを受けているはずだと
思いますが、ちょっと無理やりundの前後の流れを切ってしまい、「zwischen ihnen そ
れらのあいだ」、つまり「それら」という人称代名詞(が指示しているものたち)のあい
だ、と考えることは可能でしょうか?
つまり、「それ」という代名詞がたくさんある境界を歩いているイメージです。
あと、直訳として全体におかしいところがないか、みていただけたらありがたいです。
よろしくおねがいします。

返信1 返信-1
 2014/8/19 (火) 01:43:44 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1408368415.1
> 2行目の「ihnenそれらに」は、ふつうには、前の行のTABUSを受けているはずだと
> 思いますが

この部分を読む限りは、そうですね。ihnen = Tabus ということになるのだと思います。

> ちょっと無理やりundの前後の流れを切ってしまい

素朴な疑問なので、的外れであればご放念いただきたいのですが、どうして und の流れ
を切ってしまいたいのでしょうか?
ただ、ihnen が代名詞である以上は、それが指し示す相関語を探してしまいますので、実
際には und の流れをどうすれば切れるか、わかりません。ひとつ思いつくのは、ihnen
が代名詞ではなく、名詞であれば、お考えになっているような「それら」というものにな
るような気がします。ich では代名詞ですが、das Ich とすると「自我」となるのと似て
くるのではないでしょうか?ただし、ihnen は大文字にすると(Ihnen)敬称二人称に
なってしまいますので、果たして「それら」という意味の das Ihnen というのが成り立
つのかどうか、ちょっとわかりません。

直訳につきましては、weltennaß をどのように訳せば良いのかわかりません。welten- の
-en- は複数形を念頭においた接中辞だとして、weltenbekannt = weltbekannt のような
例もありますので weltennaß = weltnaß のように考えますと、weltbekannt (世界的に有
名な) と同列で考えて weltnaß (世界レベルで湿度が高い) というような感じになるので
しょうか?(Celan の専門家ではありませんので、気の利いた回答ができそうにありませ
ん。)

返信2 返信-2
 2014/8/19 (火) 20:23:54 - ぼびこ - <メール送信> - No.1408368415.2
さっそくのご回答、ありがとうございます。

確かにweltennaßには困り果て、水浸しの状態なのかと思っていました。
先生の「世界レベルで湿度が高い」は腑に落ちました。
「湿度」は、ツェランからハイデッガーやカフカにもつながります。
それから、ほんとにばかみたいな質問で恐縮していますが、指示代名詞の「それ」にもご
丁寧に回答してくださって感謝いたします。
指示代名詞は、言語的に対象を直接に名指しできる方法です。ツェラン自身がいうように
「それが飛び交った」とあり、この詩でも境界(抽象と具体)の間を「歩行」していま
す。本来の言語的使用は「スクラップ」にされています。

先生にもうひとつお聞きしたいのですが、erとesに大きな差異はありますか?
決定的な場面で、ツェランは「er,es それ、それは」の順に置き換えています。
「es」というとフロイトを思い出してしまうので、es のほうが、自立していて、いかに
も主体として換わりうる重要な感じがするのですが。
ほんとにわけわからない質問で、先生は混乱されていらっしゃると思います。すみませ
ん。
ツェランの場合、詩的(比喩的)に読むのではなく、言語的に読まなければならないと
わたしは考えています。
ほんとに先生くらい原文を読めたらどんなにいいか・・・。
それでもわたしなりの立場で今考えをまとめています。

すばらしいご助言いただけて、ほんとうに幸いです。


返信3 返信-3
 2014/8/20 (水) 12:46:39 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1408368415.3
ありがとうございます。
ツェランの詩には、恥ずかしながら、これまできちんと触れたことがありませんでしたの
で、とても勉強になっております。

> 「湿度」は、ツェランからハイデッガーやカフカにもつながります。
> ツェランの場合、詩的(比喩的)に読むのではなく、言語的に読まなければならない

このようなことも、初めて知った次第です。。。ハイデッガーやカフカの著作も、きちん
と読んだことがないのがばれてしまいました。担当しているゼミで題材にして読んでみた
いと思います。
「指示代名詞」については、「代名詞」である以上、名詞の「代役」として働くため、言
語的には脇役のように(これがスクラップ?)扱われがちですが、「抽象」と「具体」の
間を行き来できるものとして、大切に扱われているのですね。

> erとesに大きな差異はありますか?

文法的には、大きな差異としましては、es は4格の場合、文頭に来ることができない(=
(a))、という事実があります(1格の場合は大丈夫です)。er のほうは、4格 ihn は文
頭に来ることができます。また、非人称の場合、es は1格であっても文頭以外の場所では
脱落してしまう(=(b))ことも多々あります。

(a) *Es habe ich eilig. (Ich habe es eilig. は okay)
(b) Es friert mich. = Mich friert. (Mich friert es. は稀。)

やはり、es は非人称として用いられることが大きいですね。er のほうには非人称の用法
がありませんので、es のほうの抽象性がよけいに際立っているのかもしれません。

ひとつの語をとってみても、いろんな用法があり、様々な日本語に対応(場合によって
は、日本語の対応語がない)しますので、詩や文学作品、新聞記事など、多様な実例にた
くさん触れることが必要です。その意味で、ツェランの詩は、私にとっては、読むのは実
に難解ですが、毎回勉強になっています。

返信4 返信-4
 2014/8/20 (水) 13:27:15 - ぼびこ - <メール送信> - No.1408368415.4
先生、ご回答ありがとうございます。

>es は非人称として用いられることが大きいですね。er のほうには非人称の用法
がありませんので、es のほうの抽象性がよけいに際立っているのかもしれません。

より抽象的、なんですね。とても参考になります。
ローゼンツヴァイクが指示代名詞の役割について、「救済の星」で書いているのですが、
ツェランが熟読していたことをつい最近知りました。

他のご回答の部分も大事にしながら検証してみます。
かさねて感謝いたします。

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