ドイツ語質問箱

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ページ 58 (571〜580)
ドイツ語特殊文字 引用
  2007/5/27 (日) 10:25:13 - 田中雅敏 - <mail@deutsch-aktiv.info> - No.1179420038
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Ich wünsche Ihnen viel Spaß beim Deutschlernen!

田中雅敏@管理人

過去分詞について教えてください。 引用
  2007/4/22 (日) 11:40:23 - fujii - <kf1610@hera.eonet.ne.jp> - No.1177209623
基本的なことで申し訳ございません。動詞が過去分詞の形をとるとgehen,fahren等は
habenを持ってこないのは分かるのですが、一般論として自動詞は全てhabenとならない
のでしょうか。今まで、覚えている単語数が少なかったので、あまり気にならなかった
のですが… 例えば、reklamieren(クレームをつける)等の場合はどうでしょうか。
もちろん、Ich habe eine Reklamation.と言ってしまえばそれまでなのですが…
また、begehenの場合、過去分詞はbegegangenと辞書には記載されますが、会話の中で、
geが省かれることも多いのでしょうか。ある学生がドイツ人講師に返事していたなかで
ohne ge と言われていたのが気になるのですが。


返信1 返信-1
 2007/4/22 (日) 19:19:52 - 田中雅敏 - <mail@deutsch-aktiv.info> - No.1177209623.1
Guten Tag!
言語を使ってのコミュニケーションは、話す人と聞く人が、同じ言語について共通した知
識(文法知識)を持っている場合に意思疎通ができるのですから、基本的な文法の確認は
とても大切ですね。日本語とは違うドイツ語という言語の母語話者たちが頭の中に持って
いる言語ルールがどのようなものなのかを、論理的に整理することはとても大事だと思い
ます。

今回のご質問は、(1)過去分詞の sein/haben 支配について、(2)過去分詞の ge-
の有無について という二点ですね。

まず、(1)についてですが、完了形の助動詞 sein/haben の選択(の区別)は、動詞の
自動詞/他動詞の区別とは一致しません。たしかに、他動詞の中には sein支配のものはな
さそうであると理解できますが、自動詞にも haben支配のものがたくさんあります。実
は、完了形の助動詞 sein/haben の選択は、(過去分詞として使われる)動詞そのものの
(語彙的)意味と関連しています。過去分詞の範疇的な意味機能としては(当たり前です
が)「すでに起こった事象」を表しているといえます。現在完了形がそのような過去分詞
をさらに sein か haben のいずれかの助動詞と結びつけるとき、理解されるべきことは

(a) sein + 過去分詞: 「すでに起こった事象」の 結果状態にある(→ sein の
意味)
(b) haben + 過去分詞: 「すでに起こった事象」を自分が起こした行動(の履歴)とし
持っている(→ haben の意味)

ということです。haben支配の場合には、その事象を自分で起こしたという事実を持って
いるのに対し(→「動作主」性)、sein支配のほうはそのような「動作主」性はなく、事
象の結果状態に自分が置かれているということが表されるのです。そうすると、(過去分
詞として表現される)動詞の中でも、動作主性が希薄なものは sein支配となります。そ
れが gehen や fahren といったタイプのものです。このような動詞は「移動」すなわち
「場所の変化」を表すものですので、事象=場所の移動の結果状態にあるという
わけですから sein支配となります。「変化」というのは、通常は自分の意図とは関係な
く、ある時点から別の時点にいたったときに状態が異なっているときを指しますね。たと
えば「生まれる」とか「死んでしまう」というのはその典型です。「歩く」という行為は
たしかに自分が歩こうと思ってすることではありますが、状態変化のほうに着目すると、
一定の時間が経った後で別の場所に移動しているという状態変化をいうわけです。それに
対し、他動詞や、あるいは自動詞でも reklamieren といった自動詞は、自分が動作主
(あるいは積極的な経験者など)としてアクションを起こしており、その一連の行動を
結果として持っているわけですから、haben支配となります。

(例) Ich habe gegen die Entscheidung reklamiert. 「その決定に対して苦情を申し
立てた」
   事象=決定に対して苦情を申し立てるという行為(アクション)

ひとまず、動詞に動作主性(=意図性)があるかどうかで、sein/haben の選択ができそ
うです。

次に、(2)についてですが、これには「ドイツ語の強弱リズム」を念頭におく必要があ
ります。ドイツ語は強弱アクセントを持つ言語ですので、「強・強」というリズムの連続
や「弱・弱」というリズムの連続は許されません。「強・弱」や「弱・強」という交替リ
ズムが大切になります。そこで、begehen という動詞の、まずは不定形のリズムを見ます
と、be- の部分はアクセントがありませんので「弱」です。次に geh- のところに強勢が
あり、最後の -en の部分はまた「弱」です。全体として「弱・強・弱」という交替リズ
ムで成り立っています。さて、この動詞を過去分詞にしようとして begegangen としてし
まうと、be- も ge- という前つづりの部分もどちらも「弱」となりますので、これは望
ましい形ではありません。そこで、この場合、ge- は付けずに、begangen という形で過
去分詞を表すことになります。これが、先生が "ohne ge-" と言われた理由です。この場
合、先生は begegangen という誤った過去分詞に対して "ohne ge" と言われたのかもし
れませんが、一般化すると、be- などの前つづり(いわゆる【非分離の前つづり】)がつ
いた動詞の過去分詞には ge- が付かないといえます。他には ver-, ent-, zer-, などが
あります。要するに、元々アクセントのない弱い前つづりが付いている動詞は、過去分詞
になる場合にこれまたアクセントのない ge- という前つづりが付こうとすると「弱・
弱」の連続となるのが良くないというわけです。

以上、参考になれば幸いです。


Beduerfnis 引用
  2007/3/31 (土) 21:17:32 - schiri - No.1175343412
こんばんは、

前回の質問から間も無いのですが、どう転んでも太刀打ち出来ない文がありまして質問させて下
さい。

ドイツ語の文法書のVorwort からです:

Das im Sprachunterricht erprobte Lehrwerk ist aus dem Beduerfnis entstanden
bestimmte Problembereiche der deutschen Grammatik, die fortgeschrittenen
Deutschlernern erfahrungsgemaess besondere Schwierigkeiten bereiten, intensiver
zu ueben. Ziel ist die vorhandenen Grundkenntnisse zu festigen, zu erweitern
und zu vertiefen. Auf diese Weise soll der Lerner befaehigt werden, komplexe
Sprachstrukturen zu durchschauen und das Gelernte aktiv anzuwenden.

この中の最初の文に出て来る「Beduerfnis」なんですが、「えっ、これ何?」って言うぐらい
意味が読み取れません。自分が推測するに「aus dem Beduerfnis entstanden bestimmte
Problembereiche der deutschen Grammatik」でひとつの塊だと思うのですが、一番前に付い
ている「必要から生じた」と成ってしまうものは、どう訳したら良いでしょうか。
あとこの文は「Das im Sprachunterricht erprobte Lehrwerk」が「aus dem Beduerfnis
entstanden bestimmte Problembereiche der deutschen Grammatik」である。という文だ
と思うのですが、余計な要素を削ぎ落として簡単にすると、「この教科書は問題領域である」と
なってしまいかなり違和感があります。しかも複数になっているものなにか変な感じがします。
(確かに、die Gruppe ist deutsche Kinder という文はごく自然だと思うのですが…)。
例えば、Das im Sprachunterricht erprobte Lehrwerk ist eine gute Hilfe der
deutschen Grammatik とかだったら直に意味がわかるのですが。

どのように訳していけばいいですか。



それと、またsollen なんですが、Auf diese Weise soll der Lerner befaehigt werden
のところですが、自分の中では二つの意味にまで絞り込むことが出来ましたが、どちらか分かり
ません。【話し手の意図・計画】の du sollst es haben(君にそれをやろう)の用法か、【事
物を主語とする文などで;当事者の意図・計画を示して】〜という手はずである、An dieser
Stelle sollte die neue Schule bebaut werden(新しい学校はこの場所に建てられることに
なっていた)の用法だと思うのですが、どちらでしょうか。それともまた別の用法でしょうか。
日本語にするとどんな訳になりますか。とても訳しにくいのですが。

またよろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2007/4/2 (月) 13:25:17 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1175343412.1
Guten Tag! 回答が遅くなりました。

> Das im Sprachunterricht erprobte Lehrwerk ist aus dem Beduerfnis entstanden
> bestimmte Problembereiche der deutschen Grammatik, die fortgeschrittenen
> Deutschlernern erfahrungsgemaess besondere Schwierigkeiten bereiten, intensiver
> zu ueben. Ziel ist die vorhandenen Grundkenntnisse zu festigen, zu erweitern
> und zu vertiefen. Auf diese Weise soll der Lerner befaehigt werden, komplexe
> Sprachstrukturen zu durchschauen und das Gelernte aktiv anzuwenden.

> この中の最初の文に出て来る「Beduerfnis」なんですが

これは、"entstanden" の後ろに "," (Komma) が省略されているか、あるいは省略される
べきでないのに抜け落ちているかのどちらかでしょう。"," は、それを省略しても文のつ
ながりが明白である場合には省略できます。
この文では、後ろの zu不定詞句の中に関係節が組み込まれるなど複雑で長い zu不定詞句
ですので、本当は "," はあったほうがわかりやすかったでしょう。"entstanden" の後ろ
に "," を置くと、"Das [...] Lehrwerk ist aus dem Beduerfnis entstanden, [...]"
となり、「この教材は、以下の需要(必要性)から作られた」という導入で始まり、それ
に続く zu不定詞句が "Beduerfnis" にかかる修飾部となります。

> 余計な要素を削ぎ落として簡単にすると、「この教科書は問題領域である」と
> なってしまいかなり違和感があります。しかも複数になっているものなにか変な感じが
します

たしかに、(本当はあったほうがわかりやすい)Komma が抜けているために、"Das [...]
Lehrwerk ist [aus dem Beduerfnis] entstandene bestimmte Problembereiche [der
deutschen Grammatik]" という塊ではないかと思いますね。ただ、この場合には、
"entstanden" が形容詞として "Problembereiche" にかかるはずですので、形容詞の変化
語尾が付くはずです。しかし、それが付いていないという点で、この "entstanden" は
"ist ... entstanden"(「成立した、できあがった」)という部分で塊(つまり、現在完
了形)をなしていると考えられます。そうしますと、残りはすべて zu不定詞句(とても
長い)でそれが Beduerfnis を先行詞にしているという解釈でうまく読み取れると思います。

> (確かに、die Gruppe ist deutsche Kinder という文はごく自然だと思うのですが…)。
> 例えば、Das im Sprachunterricht erprobte Lehrwerk ist eine gute Hilfe der
> deutschen Grammatik とかだったら直に意味がわかるのですが。

そうですね、もし "Das [...] Lehrwerk ist [...] entstandene [...]
Problembereiche" でしたら、主語が単数なのと補語が複数という部分で数の不一致にな
りますね。今回は、この "Problembereiche" を zu不定詞句の中で ueben という動詞の
目的語として解釈してみましたので、この問題は無関係になります。

この部分を訳してみると、「本教材は、中・上級ドイツ語学習者が経験的に特に難しいと
感じるドイツ語文法上の特定の問題領域を集中的に練習するという必要性(需要)から作
られた」

> それと、またsollen なんですが、Auf diese Weise soll der Lerner befaehigt werden
> のところですが、自分の中では二つの意味にまで絞り込むことが出来ましたが、どちら
> か分かりません。【話し手の意図・計画】の du sollst es haben(君にそれをやろう)の
> 用法か、【事物を主語とする文などで;当事者の意図・計画を示して】〜という手はず
> である、An dieser Stelle sollte die neue Schule bebaut werden(新しい学校はこの
> 場所に建てられることになっていた)の用法だと思うのですが、どちらでしょうか。
> それともまた別の用法でしょうか。

念のため、この箇所を sollen を省いて、さらに能動文にしてみると、およそ

(参考1) Das vorliegende Lehrwerk befaehigt den Lerner, ... anzuwenden.

のようになると思います。この das Lehrwerk のところに、この教材(文法書)を書いた
著者や製作に関わった人たちの意図が入っています。これを受動文にしてみます:

(参考2) Durch das vorliegende Lehrwerk wird der Lerner befaehigt, ... anzuwenden.

最後に、受動文の(隠れた)動作主である durch句を本文にあるような auf diese Weise
に置き換えると、

(参考3) Auf diese Weise wird der Lerner befaehigt, ... anzuwenden.

となります。ここに sollen を入れるわけです。動詞 befaehigen の主語は「この文法
書」もしくは「この文法書を作った人々」ですので、sollen にはそのような人々の意図
(意思、願望)が入っていると思われます。挙げてくださっている用法の中では「【当事
者の意図・計画を示して】」に相当するのではないかと思います。
→ sollen 「~になってほしい」

> 日本語にするとどんな訳になりますか。とても訳しにくいのですが。

「上記に挙げるような本文法書の執筆意図のもとで、学習者には、複雑な言語構造を理解
し、学んだことを能動的に使用する能力を身につけていただきたい」

参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2007/4/3 (火) 22:43:23 - schiri - No.1175343412.2
回答ありがとうございます。

これ以上無いというぐらいの説明で大変感激しています。

最初の質問は、コンマがたった一つだけ抜けていただけなんですね。でもBeduerfnisとか
entstandenなどの普段あまり使わない単語や、やたら長いzu不定詞句に惑わされてしまいまし
た。コンマがたった一つ抜けるだけで、ここまでわかりづらくなるなんて。

sollenの用法の推測は大方合っていたようで、良かったです。ただ細かいニュアンスの捉え方
や、日本語への訳し方は大変勉強になりました。このプロフェッショナルな和訳は本当に理想で
すね。

また困った時には、よろしくお願いします。

単語の意味を教えていただければと思います。 引用
  2007/3/25 (日) 09:50:24 - fujii - <kf1610@hera.eonet.ne.jp> - No.1174783825
ごみ関係の言葉でSondermuell,Sperrmuell,Hausmuell,Biomuellと言う単語があります
が、これらはすべてRecyclinghofに集積されるのでしょうか。また、Muellbergという単
語は文字通り「ごみ山」なのでしょうか。また,Muellkippeについて、ドイツ語教科書
Berliner Platz3 Seite 100の解説部分には「人がごみを持って行って荷おろし場所
と」と解説されていますが、Muellbergとどう違うのでしょうか。生活習慣が違うのでニ
ュアンスが理解しかねます。単に集積状態と、場所というふうに単純理解でいいのでし
ょうか。お教え願えれば幸いです。



返信1 返信-1
 2007/3/27 (火) 17:25:37 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1174783825.1
こんにちは。

> ごみ関係の言葉でSondermuell,Sperrmuell,Hausmuell,Biomuellと言う単語があります
> が、これらはすべてRecyclinghofに集積されるのでしょうか

私も Recyclinghof の定義を正確には知りませんでしたので、ウェブで調べてみましたと
ころ、

http://www.umweltdatenbank.de/lexikon/recyclinghof.htm

には、概略「家庭ごみのうち、再利用が可能なものを集める場所。主に、ビン類、古紙
類、金属類、プラスチック類、粗大ごみ類、危険物ごみなどが集められる」と書かれてい
ます。
そうしますと、Recyclinghof に集められうごみは、@家庭から出るごみで、Aそのうち再
利用が可能かあるいは危険物の廃棄が該当することになります。ですから、まず、ご指摘
の語のうち、Hausmuell は「家庭ごみ」そのものを指しますので、いわばゴミの上位概念
であり、他の Sondermuell, Sperrmuell, Biomuell とは区別する必要があることになり
ます。
Sondermuell という語につきましては、Giftmuell (毒物ごみ) とも呼ばれるもので、病
院からの排水や、危険な液体(酸やアルカリの強いもの)などがこれに属します。その中
でも家庭から出るものを対象として Recyclinghof に集められることになるでしょう。上
で書いた Recyclinghof の定義のうち「危険物ごみ」と訳した部分がそれに該当するから
です。
次に、Sperrmuell はいわゆる大型ゴミや粗大ゴミのことで、これも上記の定義文の中に
記載がありますので、Recyclinghof に集められることになります。
最後に Biomuell ですが、これは剥いた野菜の皮や残飯などを集めた、いわゆる Kompost
と呼ばれるゴミや Biogas と呼ばれる有機ガスがこれに属しますが、これらは
Recyclinghof に集めるのではなく、Kompost は堆肥として、また有機ガスは発電などに
使用されます。

> Muellbergという単語は文字通り「ごみ山」なのでしょうか。

はい。これは、文字通り、「ゴミが堆積して山のようになった状態」を指すようです。

> Muellkippeについて、ドイツ語教科書Berliner Platz3 Seite 100の解説部分には
>「人がごみを持って行って荷おろし場所と」と解説されています

こちらは、「ゴミを持っていく場所、ゴミの回収場所」という意味です。ただし、実際に
は「不法にゴミが投棄されている場所」を指すことも多いようです。

> Muellbergとどう違うのでしょうか。

たしかに、Muellberg と Muellkippe は重なる部分が多いです。
あえて言えば、Muellkippe にはゴミが山のように積まれるほどの状態ではないものもあ
るかもしれませんので、そういう意味ではそのような場所は Muellberg と呼べないかも
しれません。しかし、Muellberg も実際には山のようにゴミが積まれていなくても、本来
ゴミがあるべきではない場所に(不法ゴミ投棄)ゴミがあれば、それを「ゴミの山」と呼
ぶこともあるかもしれませんが。

おおよそ、Muellberg と Muellkippe は、

> 単に集積状態と、場所というふうに

そのような理解で良いと思われます。そして、実際には、(比喩的な意味なども加わっ
て)両者は使用法がかなり重なっている語だといえるでしょう。

ちなみに、面白い記事をウェブで見つけました:
http://www.3sat.de/nano/cstuecke/10659/index.html

ヒマラヤ山脈の標高の高いところにもゴミの投棄(登山者たちが捨てるゴミ)が目立ち、
それを「世界一高いゴミ投棄所 (=Muellkippe) と呼んでいる記事です。この場合、
Muellberg は使えそうにありません。ヒマラヤ山脈は山(の集合)ですが、それがゴミか
ら成る山であるわけではないからです(「ゴミが落ちている山」という意味で Muellberg
という語が使えるかどうかという問題)。

参考になれば幸いです。

Ausgang 引用
  2007/3/17 (土) 17:51:33 - schiri - No.1174121493
こんにちは、

また単語の意味がわからないのですが、どのように解釈したら良いでしょうか。

手紙を書く問題からです:

Sie haben bei einem Partnervermittlungsbuero die Suche nach einem geeigneten
Partner/einer Partnerin in Auftrag gegeben. Die Person, mit der Sie sich
trafen, war aber ganz anders als von der Agentur beschrieben.

「BEST SELECT ist Ihr Gespraechspartner und persoenlicher Berater fuer eine
gezielte, serioese und diskrete Partnerwahl.
BEST SELECT GmbH - Tel. 041 840 22 10
Email:bestselect@heroldserve.com 」

Arbeitsauftrag

Schreiben Sie der Agentur einen Beschwerdebrief. Erlaeutern Sie darin

-das tatsaechliche Aussehen der Person
-Ihre Unkosten
-den Ausgang des Vermittlungsversuchs

という問題文なんですが、一番目の課題「相手の実際の外見」は何を書けばいいかわかるのです
が、二番目の課題「あなたの雑費」は具体的に何を書けばいいのかわかりません。どういった状
況の事を言っているのかもわかりません。どういった苦情が考えられますか?

次の三番目の課題は意味もよくわかりません Ausgang を辞書で引くと当てはまりそうなのが
「1、(話の)出発点 2、終わり 3、結果」と思ったのですが、よく分かりません。
ここはどういう事を書けばいいのでしょうか?どんな苦情が考えられますか?

この問題には模範回答の作文がないので、そこから意味を推測することが出来ません。

またお時間のある時にお願いします。

返信1 返信-1
 2007/3/18 (日) 15:04:43 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1174121493.1
こんにちは。
興味深い練習問題ですね。

> Sie haben bei einem Partnervermittlungsbuero die Suche nach einem geeigneten
> Partner/einer Partnerin in Auftrag gegeben. Die Person, mit der Sie sich
> trafen, war aber ganz anders als von der Agentur beschrieben.

> Schreiben Sie der Agentur einen Beschwerdebrief. Erlaeutern Sie darin
> -das tatsaechliche Aussehen der Person
> -Ihre Unkosten
> -den Ausgang des Vermittlungsversuchs

自分の希望に沿った相手を紹介してもらうように依頼(お金を払っての契約)したのに、
実際に紹介してもらった人と会ったら、その仲介所が言っていた感じの人とはまったく
違っていた・・・そこで、その仲介所に対する苦情を申し立てるわけですね。

さて、二番目と三番目の課題についてですが、

> 二番目の課題「あなたの雑費」は具体的に何を書けばいいのかわかりません。
> どういった状況の事を言っているのかもわかりません。どういった苦情が
> 考えられますか?

これは、その仲介所から「あなたの希望に合う人がいる」と紹介があったからその人と
会ったのに、まったく自分の希望とは違う人だったわけですから、その人と会うのに自分
が要した金額(出費)を申し立てて、たとえばそれを弁償するように苦情を言うのではな
いでしょうか(例:当日着ていく服を買った、待ち合わせ場所までの交通費、相手に渡す
プレゼント、どこかのレストランを予約した・・・など)。

> 次の三番目の課題
> Ausgang を辞書で引くと当てはまりそうなのが「1、(話の)出発点 2、終わり
> 3、結果」と思ったのですが、よく分かりません。
> ここはどういう事を書けばいいのでしょうか?どんな苦情が考えられますか?

ここでは Ausgang des Vermittlungsversuchs となっていますので、仮に Ausgang の指
す意味が「1、(話の)出発点」ですと、およそ「今回のパートナー斡旋をしてもらうこ
とにあった話のはじまり」を指すことになります。でも、そんなことを苦情を申し立てる
際にその仲介所に言っても、「それは契約を交わしたからに決まっているだろう」という
ことになり、あまり意義があるように思えません。ですから、Ausgang が指しているのは
「2、終わり」あるいは「3、結果」という意味のほうで、そのうち「3、結果」という
のがこの場合に最もふさわしい対応日本語訳になると思われます。つまり、「仲介をして
もらった(そして、その人と実際に会ってみて)その結果として、あなたはどうしたの
か」という一連の仲介の結末を書くのでしょうね(例:その人との交際はお断りした、そ
れは貴社の(その人に対する)記述が不十分だったからだ)。

ちなみに、ネットでも "Ausgang des Versuchs" というキーワードで検索してみると、

(1) Man erinnert sich an den verlustreichen und verlorenen Vietnam-Krieg, an
den katastrophalen Ausgang des Versuchs
Praesident John F. Kennedys, Fidel
Castro zu stuerzen [...]
[http://www.dradio.de/dkultur/sendungen/politischesfeuilleton/475703/]
※「カストロを失墜させようとした試みの顛末が悲劇だった」

(2) Nach dem positiven Ausgang des Versuchs schrieb er einen Bericht an
den Colin-Smythe-Verlag und [...]
[http://www.vtf.de/p73_1.shtml]
※「試みの結果がよかったので、彼は報告記事を書いた」

(3) Der Studienleiter besass Anteile an einem gentherapeutischen Unternehmen und
haette von einem positiven Ausgang des Versuchs vermutlich auch
finanziell profitiert.
[http://www.aerzteblatt.de/v4/archiv/artikel.asp?id=42566]
※「試みの結果さえ良ければ、彼はその企業から金銭面でも利益を得るはずだった」

などなど、たくさん見つかりました。

返信2 返信-2
 2007/3/22 (木) 01:49:34 - schiri - No.1174121493.2
ありがとうございます、

「雑費」とはそういった費用の事でしたか。そこ程度の返還を要求するとは思い至りませんでし
た。

また"Ausgang des Versuchs"と言うキーワードでたくさんWeb上に例文が転がっていたんです
ね。でもやはりAusgangは文脈によっては意味がわかりにくい、難しい単語ですね。

すこし話がずれてしまうんですが、
一番目の課題 -das tatsaechliche Aussehen der Person に関して文を作ったのですが
比較文に関して疑問があります。以下の文を作りました。

1, ich wollte eine kleinere als mich Frau kennen lernen, aber sie war 180cm
gross, viel groesser als ich.

2, ich wollte eine kleinere als ich Frau kennen lernen, ......

3, ich wollte eine kelinere Frau als mich kennen lernen, .....

4, ich wollte eine kleinere Frau als ich kennen lernen, ....

どの文が一番正確なのでしょうか。
自分の考えでは、比べる対称物(ich) と被対称物(eine kleinere Frau)が同じ格でなければ
ならないような気がします。たとえば sie war viel groesser als ich は sie も ich も
同じ主格。でも何故か対格で対称物も被対称物もそろえて作ろうとすると、何か変な気がするの
ですが、どうでしょうか。

あとは語順なんですが、2、eine kleinere als ich Frau はかなり変というのは分かるので
すが、1、eine kleinere als mich Frau はまだマシな気がします。ではどれが一番いいのか
と聞かれると、mich の形か、ich の形でのどちらで使った方がいいのか良くわらかないので、
なんとも言えません。

かなり初歩の質問ですが、どうも整理のつかない事柄です。
お願いします。

返信3 返信-3
 2007/3/23 (金) 08:14:46 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1174121493.3
こんにちは。

> 「雑費」とはそういった費用の事でしたか。そこ程度の返還を要求するとは思い至り
> ませんでした。

今回の契約を破棄したいと申し立てる以上は、すべての必要経費を請求するのだと思います。

> 一番目の課題 -das tatsaechliche Aussehen der Person に関して文を作ったの
> ですが比較文に関して疑問があります

> 1, ich wollte eine kleinere als mich Frau kennen lernen, aber sie war 180cm
> gross, viel groesser als ich.
> 2, ich wollte eine kleinere als ich Frau kennen lernen, ......
> 3, ich wollte eine kelinere Frau als mich kennen lernen, .....
> 4, ich wollte eine kleinere Frau als ich kennen lernen, ....

> どの文が一番正確なのでしょうか。
> 自分の考えでは、比べる対称物(ich) と被対称物(eine kleinere Frau)が同じ格で
> なければならないような気がします。


一番自然なのは 4 の文でしょうね。以下、質問に沿って回答します。

> たとえば sie war viel groesser als ich は sie も ich も同じ主格。でも
> 何故か対格で対称物も被対称物もそろえて作ろうとすると、何か変な気がするの
> ですが、どうでしょうか。

たしかに、今回のような文の場合には、ich は主格のままで良いでしょう。これは、ich
は、kleiner という部分に関係するものであり、kennen|lernen という動詞と結びつくも
のではないからです。つまり、Ich wollte eine kleinere Frau als ich kennen lernen.
とは、

(4') Ich wollte eine Frau, die kleiner als ich ist.

ということであり、「背が高い/低い」という述語の主語だからです。そういう意味で
は、実は (5) のような表現も可能なようです(同僚のドイツ人に確認しました)。

(5) Ich wollte eine als ich kleinere Frau kennen lernen.

つまり、"als ich kleiner/kleiner als ich" というのが意味をなすかたまりということ
ですね。同じことは、

(6) Ich wollte eine kleinere Frau als ich (es) bin kennen lernen.

という表現にしてもよくわかると思います。

「対称物も被対称物もそろえて作」る必要が出てくるのは、どちらも動詞と結びつく場合
で、たとえば:

(7) Du liebst keinen anderen als mich.

というような場合です。この場合、Du liebst keinen anderen. という文と、Du liebst
mich. という文のいずれも成り立ちます。ですから、どちらも対格になります。
他方、今回の文は Ich wollte eine Frau kennen lernen. という文は成り立っても、Ich
wollte mich kennen lernen という意味合いは成り立たないことから、ich は対格(=文
全体の目的語として働く)ではなく、kleiner という述語の主体を表すという点で主格扱
いになるほうがより自然だということです。ただ、前述の同僚によれば、(ご指摘の格の
一致の観点から)今回のような例で als mich とする話者もいるということで、実際には
揺れがあるようですが、一番自然なのは (4) の文で良いということでした。

次に

> 語順なんですが、2、eine kleinere als ich Frau はかなり変というのは分かるので
> すが、1、eine kleinere als mich Frau はまだマシな気がします。

すでに上でも触れましたが、eine kleinere Frau als ich という語順か、eine als ich
kleinere Frau という語順が良いでしょう。形容詞は名詞を修飾するものですので、ふつ
う、形容詞と名詞は隣接します。ですから、"kleinere Frau" というかたまりの間には他
の要素は来られません(来るとすれば、他の形容詞ですので、ここでは「一連の形容詞群
はそれが修飾するところの名詞に隣接する」としておきましょう)。kleiner (比較級形
容詞)にはつづけて比較対象である als句を置きたくなりますが、形容詞が名詞を修飾し
ている場合には「形容詞+名詞」の結びつきが強いので、als句は名詞の後ろか形容詞の前
に来ます。形容詞の前というのは、eine als ich kleinere Frau というような表現です。

返信4 返信-4
 2007/3/23 (金) 16:18:12 - schiri - No.1174121493.4
ありがとうございます、

自分の持っている、文法書にはここまで丁寧に、比較級の作り方を解説しているの物がなかった
ので、ずっとモヤモヤしていました。専門でドイツ語を学んでいない人は結構、今回のような小
さな疑問をたくさん持っているような気がします。

また何かありましたら、よろしくお願いします。

前綴りについての質問 引用
  2007/3/11 (日) 12:58:15 - imai - <mie@coffee.ocn.ne.jp> - No.1173585336
田中先生、こんにちは。
またツェランのことで御教授おねがいします。今回「前綴り」で困っているのですが、
次の二ヶ所の訳を見ていただけますでしょうか?

T Ein Aug,heute,            ひとつの目が、今日
gab es dem zweiten,beide,      二つめの目にそれを与えた、両方とも、
geschlossen.folgten der Str&ouml;mung zu 閉じられて、流れを 
ihrem Schatten,setzten        その影のところまで追っていった、
die Fracht ab(niemand        心の重荷を据えた(誰もその語をぼくらの
schnitt uns das Wort von der--),   ――から切り離さなかった)ことから離
                     れて、

  5行目の「ab」はそのあとのパランテーズの中(斜体になっています)をひっくり
  返すためにあるのでしょうか?「離れて」を無理矢理最後につけて訳したのです 
  が、他に方法があったら教えてください。

U heimgekehrt in           あの撒き散らされた者たちを集める、
den unheimlichen Bannstrahl,    追放光の 非-帰郷性のなかに、
der die Verstreuten versammelt,   向けて帰郷する、

  コンテクストなしにお聞きするのも申し訳ないのですが(ただツェランの詩の場合
  あまり前後に関係なくこの部分の厳密な訳が必要だったりするので)、この訳で変
  なところをご指摘していただけますでしょうか?また「撒き散らされた者たちdie
  Verstreuten」は「撒き散らされた詩句」と読み替えることも可能でしょうか?

返信1 返信-1
 2007/3/12 (月) 17:34:49 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1173585336.1
こんにちは。

> T Ein Aug, heute,            ひとつの目が、今日
> gab es dem zweiten, beide,      二つめの目にそれを与えた、両方とも、
> geschlossen. folgten der Str&#246;mung zu 閉じられて、流れを 
> ihrem Schatten, setzten        その影のところまで追っていった、
> die Fracht ab (niemand        心の重荷を据えた(誰もその語をぼくらの
> schnitt uns das Wort von der--),   ――から切り離さなかった)ことから離れて、

>  5行目の「ab」はそのあとのパランテーズの中(斜体になっています)をひっくり
>  返すためにあるのでしょうか?「離れて」を無理矢理最後につけて訳したのです 
>  が、他に方法があったら教えてください。

ご指摘の分離前つづり ab は、文字通り ab|setzen (=「降ろす、取り外す」)という
分離動詞の前つづりであると考えますと、「心の重荷を取り去った」と訳せるのではない
でしょうか。ab を独立して訳してしまうと、まず die Fracht setzen の部分で「重荷を
積む」ことになり、それを「離す (= ab)」というのはどういうことかわかりにくくなり
ます。左記はいわば、ab を分離動詞の前つづりとしてではなく副詞的にとらえる見方で
す。他方、ab を分離動詞の前つづりとしてとらえると ab|setzen でひとかたまりの意味
あいがでますので、はじめから「重荷を取り去る」という解釈が容易になるでしょう。
 そのあとの挿入句 niemand schnitt uns das Wort von [...] と、この ab が対比的に
使われているかどうかについては、よくわかりません。この挿入句は「誰も{@その言葉
を/A言葉というものを} 僕たちの--から切り離すことはできない」と書かれています。
das Wort の解釈は「@(直前に出てきた概念を指して)その言葉を」とするか、あるいは
「A(総称的に)言葉というものを」と考えるかのどちらかになるでしょう。もし、@の解
釈の場合、das Wort が先行するどの語を指しているのかわかりませんが、Auge か
Schatten か Fracht かあるいは Fracht absetzen あたりのどれかでしょうか。この場
合、あまり“対比的”に使われている印象は受けません。むしろ、その言葉(語)がわたし
たちにとって切っても切り離せない重要なモノであるということが強調されている?
 もしAの解釈なら、言葉というもの (das Wort) は心にずっしりのしかかってくるもの
(die Fracht) で、「目」はその重荷を取り除くことができたが、私たちにはそれができ
ないのだ、、、というように“対比的”に使われていると考えることもできそうです。あく
までも解釈のひとつの可能性として参考までに。

> U heimgekehrt in           あの撒き散らされた者たちを集める、
> den unheimlichen Bannstrahl,    追放光の 非-帰郷性のなかに、
> der die Verstreuten versammelt,   向けて帰郷する、

>  コンテクストなしにお聞きするのも申し訳ないのですが(ただツェランの詩の場合
>  あまり前後に関係なくこの部分の厳密な訳が必要だったりするので)、この訳で変
>  なところをご指摘していただけますでしょうか?また「撒き散らされた者たちdie
>  Verstreuten」は「撒き散らされた詩句」と読み替えることも可能でしょうか?

unheimlich という形容詞は、「不安をおぼえる、不気味な;不気味なほどものすごい」
などという意味で用いられることが普通で、heimlich が持つ意味の中の heimelig と同
じ意味である「(故郷のように)居心地のよい」の反意語です。その点、この形容詞のも
とになっている名詞 Heim の意味合いが薄れているといえます。Heim 「故郷」の意味が
強く表されているのは heimisch 「故郷の」という形容詞です。ただ、この heimisch は
unheimisch という反意語がありません(低地ドイツ語やオランダ語では unheimisch と
いう語がありますが、これは unheimlich と同じ意味で使われるのみです)。heimisch
の反意語は nicht zu Hause (や、時に uneinheimisch) などがよく使われます。
 もっとも、詩的には、heimgekehrt と unheimlich が対になって使われている印象を受
けますので、そうすると、意図的に(意味の派生として) unheimlich は「故郷に帰属し
ない」という意味合いで使われていると考えることも可能になるでしょう。これ以上のこ
とはわかりません。
 die Verstreuten を die verstreuten (Strophen) の意味として理解できるかというご
質問につきましては、その解釈もコンテクスト次第で可能です。要するに名詞の部分(こ
こでは Strophen) が自明である場合には、それが省略されて、【形容詞の名詞化】で表
現してあるわけですから、「詩句」の省略である可能性もあります。同様に、die
verstreuten (Leute) の省略である可能性もあるわけです。今回のように“コンテクスト
抜き”で考えるとなると、一般的な傾向として verstreute という形容詞(動詞の過去分
詞から派生した形容詞)の後ろには「@生物」と「A無生物」のどちらが来やすいかという
ことになりますが、ざっと google.de で検索してみましたところ、結果は次のようにな
りました:

 verstreute Leute (@生物) --- ヒット数 約58,400
 verstreute Dinge (A無生物) -- 同上 約52,300

もちろん、生物といっても Leute 以外にたくさん、また無生物といっても Dinge 以外に
無数に可能性がありますので、これ以上の厳密な分析はできませんが、差はでませんでし
た。verstreuen という動詞(他動詞)の目的語になるものが、本質的に生物でも無生物
でも同じように来ることができるため、その過去分詞からなる形容詞も、同様に生物をあ
らわす名詞でも無生物を表す名詞でも同じように修飾できるものと思われます。参考にな
れば幸いです。

返信2 返信-2
 2007/3/12 (月) 20:44:36 - imai - <mie@coffee.ocn.ne.jp> - No.1173585336.2
こんなに早く、こんなにすごい御解説をありがとうございます。ここまでくるとツェラ
ンを読むのは自分の能力を越えているとも思いますが、提示していただいた可能性すべ
てがツェランらしさを持っていて、その意味で自分の読みを確認することができまし
た。abの他にもGegen-,un-,aber-などの前綴りのついたGegenwortによって、二重の相反
する意味によって相殺された新たなる地点(それを彼は「息の折り返し」(呼気と吸気
の消滅点)と言っているのですが)をツェランは作っています。先生のunheimlichのご
説明にも、気がつかなかったツェランの暗示を得ることができました。本当にどうもあ
りがとうございました。

返信3 返信-3
 2007/3/12 (月) 22:36:14 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1173585336.3
> abの他にもGegen-,un-,aber-などの前綴りのついたGegenwortによって、
> 二重の相反する意味によって相殺された新たなる地点(それを彼は「息の折り返し」
> (呼気と吸気の消滅点)と言っているのですが)をツェランは作っています

なるほど。ですから、このツェランの詩の中には相反する言葉を散りばめたような表現が
たくさんでてくるのですね。それを彼自身、「息の折り返し」と呼んで、自分の作品の重
要な特徴としているのですね。

大学入試問題 引用
  2007/2/28 (水) 22:55:39 - ゆうすけ - <fortlee@mail.goo.ne.jp> - No.1172670939
田中先生、去年のある国立大学入試問題5題を自分で解いてみたのですが、合っている
か見ていただけませんでしょうか。

次の文をかっこ内の指示に従って、ほぼ同じ意味を表す文に書き改めなさい。

(a)Ich interessiere mich fuer die Musik.(die Musikを主語にして)
→Die Musik ist fuer mich interessant.

(b)Es ist fuer Jahre her,dass ich Hans in Leipzig kennen gelernt habe.
 (Es ist fuer Jahre herを前置詞vorを用いた前置詞句にして)
→Vor Jahren habe ich Hans in Leipzig kennen gelernt.

(c)Wegen der Krankheit kommt er heute nicht.
(Wegen der Krankheit を副文にして)
→Weil er krank ist, kommt er heute nicht.

(d)Er sagte zu mir, er werde mich besuchen.(直接話法の文に)
→Er sagte zu mir "ich werde Sie besuchen."

(e)Mehrere grosse Strassen wurden hier in den letzten Jahren gebaut.
(manを用いて)
→Man hat hier in den letzten Jahren Mehrere grosse Strassen gebaut.

返信1 返信-1
 2007/3/1 (木) 11:40:56 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1172670939.1
Guten Tag!

> (a)Ich interessiere mich fuer die Musik.(die Musikを主語にして)
> →Die Musik ist fuer mich interessant.

はい、これで die Musik を主語にした上記に対応する文になっています。
なお、もうひとつ、interessieren をそのまま動詞で使って

(参考)Die Musik interessiert mich.

という表現も可能です。

> (b)Es ist fuer Jahre her,dass ich Hans in Leipzig kennen gelernt habe.
> (Es ist fuer Jahre herを前置詞vorを用いた前置詞句にして)
> →Vor Jahren habe ich Hans in Leipzig kennen gelernt.

Es ist xx Jahre her, dass ... の "xx" には、具体的な数字が入るか(例: Es ist
vier Jahre her, dass ...)、あるいは何もいれずに不定の複数(例: Es ist Jahre
her, dass ...)で使うのが普通ですので、このように fuer Jahre というのは珍しいで
すが(出題されている以上、こういう言い方もあるのですね)、言い換えとしては、お書
きになったもので良いですね。

> (c)Wegen der Krankheit kommt er heute nicht.
> (Wegen der Krankheit を副文にして)
> →Weil er krank ist, kommt er heute nicht.

はい、これも合っています。
もちろん、副文を主文の後ろに置いても良いです:

(参考) Er kommt heute nicht, weil er krank ist.

> (d)Er sagte zu mir, er werde mich besuchen.(直接話法の文に)
> →Er sagte zu mir "ich werde Sie besuchen."

はい、これも合っています。
なお、正書法(書き言葉のルール)としては、直接話法の引用部分(引用符で挟まれた発
言部分)の前に ":" (Doppelpunkt/Kolon) を置くことになっています。

(参考) Er sagte zu mir: "ich werde Sie besuchen."

> (e)Mehrere grosse Strassen wurden hier in den letzten Jahren gebaut.
> (manを用いて)
> →Man hat hier in den letzten Jahren Mehrere grosse Strassen gebaut.

受動文を、man を主語にした能動文に書き改めるわけですね。
はい、お書きになったとおりで正しいですね(Mehrere の語頭の "M" は小文字で良いで
すね)。語順もバッチリです。あと、Man baute hier... でも良いでしょう。

返信2 返信-2
 2007/3/1 (木) 20:51:45 - ゆうすけ - <fortlee@mail.goo.ne.jp> - No.1172670939.2
田中先生、ありがとうございました。
 ほぼ全問正解で安心しました。
ちなみに、これは平成18年度の東京大学文系の二次試験の外国語《ドイツ語》の第二問
目の問題ですが、外国語の問題は著作権上の理由で公表できないということなので、昨
日本郷のキャンパスまで行って書き写してきたものです。
 一問目は要約問題、三問目は笑い話で意味を書かせる設問、四番目は教育に関する独
文和訳問題でした。また、時間があれば見ていただければ幸いです。
ありがとうございました。

Das Nibelungenlied ( 3-116 ) 引用
  2007/2/14 (水) 11:44:18 - Ssai-to - No.1171420938
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

116 Seine Gefolgsleute standen da in grimmiger Empoerung. Da war unter
ihnen auch Ortwin von Metz. Der sagte: "Wenn man die Sache so beilegt,
dann empfinde ich das als eine Beleidigung. Der starke Siegfried hat
Euch ohne Eure Schuld herausgefordert.


居合わす家来 一同は
忿怒の形相 総立ちぬ

メッツの郷の オルトヴィン
もまたその中 在り居たり
言を発して 言うならく

「 左様な事の 運びなれ
これ思えらく 侮辱なり
ジークフリート 剛の者
貴所に責任 無きところ
貴下に挑戦 しかけたり


(1) "Wenn man die Sache so beilegt, の so はどんな意味ですか。
(2) Der starke Siegfried hat Euch ohne Eure Schuld herausgefordert. の
Euch, Eure は Gernot 側のことですか。

返信1 返信-1
 2007/2/14 (水) 14:52:35 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1171420938.1
こんにちは。

>(1) "Wenn man die Sache so beilegt, の so はどんな意味ですか。

 動詞 beilegen は「調停する」という意味がありますので、ここでは Siegfried が戦
いを挑んでいることに対して“そのような形で”調停して、交戦を避けようとすることに対
する Ortwin von Metz の台詞です。“そのような形で(調停する)”というのは、先の詩
節の内容にありますように、「交戦してそのために誰かが命を落とすような形で争いをし
たくない。そんなことをしなくても我が国は幸せに、安泰にやっているのだから」といっ
た主旨のことをゲールノートが言ったことを指していると思われます。
 つまり、“温和な形での交戦回避”のことを so は指示しているのではないでしょうか。

>(2) Der starke Siegfried hat Euch ohne Eure Schuld herausgefordert. の
> Euch, Eure は Gernot 側のことですか。

そうだと思います。ここの発言をしているのは Ortwin von Metz という人ですが、この
人も Hagen や Gernot とおなじ側、つまり Gunther王の侍従です。ここは、Ortwin von
Metz が Gernot たちに向って言っている台詞です。

以上のことをふまえて、"dann empfinde ich das als eine Beleidigung." の部分を考え
てみたのですが、これは Ortwin von Metz が Gunther王側にとって侮辱されているよう
に感じると言っている部分なのですが、そこには Siegfried の不躾な挑発に対し("ohne
Eure Schuld" とありますので、「こちら側には何の非もないのに(挑発してくるという
一方的な)態度」)、こちらは温和に挑発を退けているということに対して、Ortwin von
Metz は屈辱的だ、つまり気に入らないと言っていることになるでしょう。

返信2 返信-2
 2007/2/14 (水) 16:54:56 - Ssai-to - No.1171420938.2
早速の御返信を有難う御座います。次のようにしてみました。


並み居る家来 一同は
忿怒の形相 総立ちぬ

オールトヴィン フォン メッツ
またその中に 居合わせり
言を発して 言うならく

「 左様な事の 運びなる
温和な言なる 調停は
我思えらく 屈辱ぞ

ジークフリート 剛の者
貴国責任 無きところ
貴下に挑発 しかけたり


これで良いですか。
訳出改訂に当たり障りがないようでしたら次へ参ります。

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