ドイツ語質問箱

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ページ 63 (621〜630)
ドイツ語でvocaloid 引用
  2011/9/19 (月) 01:25:04 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104
バッハのカンタータのタイトルの訳についてです。
BWV63の Christen, ätzet diesen Tag ですが、
「キリスト者よ、この日を刻み込め」
「キリストの徒よ、この日を銘記すべし」
という訳で、ものすごく硬いのですが、
「信者はこの日を忘れない」くらいがいいのでは、と思います。
確かに、エッチングですから硬くなるのかも。
ところで、このカンタータのソプラノとバスの二重唱を vocakoid で歌わせてみまし
た。元が英語版のソプラノなので、ドイツ語がうまく歌えているか心配です。
http://www.geocities.jp/imyfujita/vocaloid/bwv063.html



返信1 返信-1
 2011/9/19 (月) 23:00:29 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1316363104.1
> Christen, ätzet diesen Tag ですが、
>「キリスト者よ、この日を刻み込め」
>「キリストの徒よ、この日を銘記すべし」
> という訳で、ものすごく硬いのですが、

「硬さ」というのは、表現が強い命令形になっているところから感じられる印象なのかも
しれませんね。原文に忠実に訳すならば、やはり「キリスト者(キリストの徒)よ」と呼
びかけておいて、二人称複数に対する命令形「この日を刻み込め(銘記せよ)」となるの
でしょうね。キリストが十字架にかけられたことで人々の罪が贖われたというところから
“救い主”ということが来ているということですので、やや強めの表現とはいえ、「その救
い主が生まれた記念日を忘れるべからず」という強いメッセージになっているでしょうか。

vocaloid というのはすごい機能ですね。英語にはうまく対応しているようですが、ドイ
ツ語への対応はこれから期待されるソフトウェアなのでしょうか。

返信2 返信-2
 2011/9/20 (火) 07:34:07 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104.2
回答ありがとうございます。そう、呼びかけと二人称の命令形です。勉強しました。で
も、diesen Tag は「この日」で調子が合っていますが、 ätzet は「銘記せよ」と比
べると母音が2つと5つで、違いすぎます。この辺が歌の訳では難しいところだと思い
ます。
vocaloid Prima のソフトには、英語の発音辞書が内部にあって、単語を入力すると、大
体はうまく発音しますが、ドイツ語の場合には、自分で発音記号を書き加える、そして
よく出る単語は発音辞書登録する、という手間がかかります。また、一つの単語やその
中の母音が複数の音程をとるときなど、いろいろ工夫しないと、変になってしまいま
す。でも、面白い作業でした。

返信3 返信-3
 2011/9/20 (火) 12:09:22 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1316363104.3
> diesen Tag は「この日」で調子が合っていますが、ätzet は「銘記せよ」と比べると
> 母音が2つと5つで、違いすぎます。この辺が歌の訳では難しいところだと思います。

なるほど、ご指摘の問題点がよくわかりました。音のリズムを変えずに、原文を日本語訳
に対応させないと、同じ歌を別の言語で歌うときに困るということですね。たしかに、歌
の訳には大変な苦労が伴いそうです。

> vocaloid Prima のソフトには、英語の発音辞書が内部にあって、単語を入力すると、
> 大体はうまく発音しますが、ドイツ語の場合には、自分で発音記号を書き加える、
> そしてよく出る単語は発音辞書登録する、という手間がかかります。

これは面白いですね。つまり、作業は大変ですが、内部辞書にドイツ語の発音辞書も手作
業で入力してやれば、精度が上がっていくということでしょうか。そしてこのソフトは、
そのような手作業の入力ができる機能になっているということですね。
たしかに、ある単語を単独で発音するときの音程と、それが歌詞の中、特に旋律との関係
でちょっと違った音程を取るときなどには、その都度、それにあわせた修正も必要だとい
うことですね。このようなソフトがあるということを今回知ることができて勉強になりま
した。

ありがとうございました。

返信4 返信-4
 2011/10/1 (土) 21:31:27 - 藤田 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104.4
貴重なご回答ありがとうございます。日本語は母音が多いので、あわせるのは大変難し
いです。明治の人たちは素晴らしかったのかもしれません。
「この日を銘記せよ。」は「この日を胸に。」がいいかなと思いました。あわないけれ
ど。
今度は続いて、マタイ受難曲の aus Liebe を vocaloid で歌わせました。慣れてくると
結構スムーズにできます。でも、 nichts には困りました。「ニヒツ」とはいかないの
で、どうしようかと。でも、無理やり vocaloid の専用の発音記号をつなげて出してみ
ました。そのうちyoutubeに出します。

返信5 返信-5
 2011/10/15 (土) 20:34:38 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104.5
YouTubeはまだですが、ウェブにマタイ受難曲のアウス・リーベを載せることができまし
た。なんだか、難しくて、ソプラノが泣き声のようになってしまっています。でも、随
分といろいろ解ってきて、結果はともかくドイツ語らしくはしたつもりです。nichtsも
なんとかなりました。
http://www.geocities.jp/imyfujita/vocaloid/musicofvocalord.html
それから63番のカンタータはクリスマス、すなわちお誕生の喜びでmアウス・リーベ
は死の悲しみです。並んでしまいました。

返信6 返信-6
 2011/10/16 (日) 09:07:16 - 藤田 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104.6
追伸です。
再度確認したら、スペルが間違えていました。
StrafeがStrafbになっていました。罰をあたえられそうです。
ついでに、確認したら、ssとßがどちらなのか、迷ってしまいました。
入手した歌入りの楽譜では、weissとdassになっていましたが、演奏会のパンフレットの
歌詞ではどちらのssもßになっていました。現在の正解はweißとdassのように思えます
が、バッハの歌の言葉としては、どうなんでしょうか?

返信7 返信-7
 2011/10/17 (月) 01:15:40 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1316363104.7
現行のドイツ語正書法では、たしかに weiß と dass が“正解”となっています。
ただし、スイスドイツ語ではそもそも一貫して ß を使いませんので、weiss と dass と
するのがスイスでは標準的と言えなくもないです。
あと、正書法に従わないという信念で、dass を daß と書く人もあります。

あるいは、入力環境の関係で、weiss と dass という“代替形”で書いてある場合もあるか
もしれません。

エスツェットはその名のとおり、ſ と z の合字ということですが、17世紀ごろには、エ
スツェットは、ſ と s の合字で表されていたこともあるようですので、バッハの時代当
時の書き方に合わせて書くのは容易ではないのかもしれません。それならば、現在の書き
方によって書くのでしょうが、上述のように現在のエスツェットの書き方も、国・地域の
違いや、個人の信念(あるいは正書法の評価度合い)の違いなどから、まちまちであると
言えます。

返信8 返信-8
 2011/10/19 (水) 07:11:06 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104.8
ご回答ありがとうございます。
現在は、weiß dass というのは当たっていてうれしく思いました。それで、バッハ自身
はどうしていたのだろうかと。マタイ受難曲には、自筆譜が残っていてPDFで見ることが
できました。入手したPDFではあまり解像度はよくありませんが、weißではしっかり ßが
読み取れました。でも、dassのほうは、はっきりとは見えませんでした。しいて言え
ば、次のdasと比較して、ssの部分が一文字にも見えますから、ßかもしれません。専門
家が原本に当たれば、確認できるでしょうし、もうそういったことはされているでしょ
うから、いまさらとは思いますが、原本があるというのはすごいことです。
http://imslp.org/wiki/Matth%C3%A4uspassion,_BWV_244_(Bach,_Johann_Sebastian)
#Complete
上記にあって、46ページのうちの16ページ目の右側で見つけました。

返信9 返信-9
 2011/10/22 (土) 23:07:19 - 藤田 - <mocfujita@aol.com> - No.1316363104.9
http://imslp.org/wiki/Matth%C3%A4uspassion,_BWV_244_(Bach,_Johann_Sebastian)
#Complete
ですが、途中で改行されると、リンクに行き着けません。
http://imslp.org/wiki/Matth%C3%A4uspassion,_BWV_244_(Bach,_Johann_Sebastian)
#Complete」で「」内をいっぺんにコピーしてアクセスすると、楽譜のページが出ます。

Sturm und Drang 引用
  2011/9/25 (日) 19:49:17 - yasuyo yano - <メール送信> - No.1316947757
" Sturm und Drang" を会話上でどういうケースで使えるか例を教えてください。

返信1 返信-1
 2011/9/26 (月) 01:27:51 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1316947757.1
> "Sturm und Drang" を会話上でどういうケースで使えるか例を教えてください。

会話においてこの語句を使うのでしたら、もちろん文字通りに文芸の分野の「シュトゥル
ム=ウント=ドラング」を指すことはあるでしょうし、もう少し比喩的に使うこともあるで
しょう。ご質問の意図が後者でしたら、たとえば "im Sturm und Drang sein" という言
い回しで使えるようです。その意味は、「まだ円熟していない、地に足がついていない」
ということになるでしょうか。この場合は、もともとの文学運動・文学的傾向の意味を離
れて、比喩的に「ある人やものが疾風怒濤の状況にある」ということが言われていること
になります。

例文は、ネットで検索してみましたところ、

[...] ein 5 Monate alter Hund ist im Sturm-und-Drang-Alter [...]
生後5ヶ月のイヌというのは、疾風怒濤の年齢である(まだ成熟しておらず、な
んにでも好奇心を示し、落ち着きもない…などの意味でしょうか)。

Sie ist im Sturm-und-Drang-Alter und kann sich noch wirklich unbedarft
verlieben [...]
彼女はまだまだ成熟した年齢ではなく、経験が浅くも素朴な恋をすることができ
ている。

などがありました(日本語対応訳は回答者が作りました)。

これでご質問への回答になっているでしょうか。

Frau des Klosters とは 引用
  2011/8/9 (火) 16:27:22 - Opa - <メール送信> - No.1312874842
田中先生 暑さ厳しい中、元気にお過ごしですか。

読み終えた本の一節で、訳は付けられたが意味がとれない、という個所を
ネットで調べ回っていますが、答えがみつかりません。

(ドイツ・中世、の話です)  Sehr früh wurden Ehen geschlossen.
Mädchen wurden oft schon mit 13 Jahren verheiratet. Eine Vorschrift
des Klosters Weitenau im Schwarzwald besagte zum Beispiel, dass der
Pabst »jeder Frau des Klosters, die 14 Jahre alt ist, bei Strafe von
einem Pfund gebieten soll, einen Mann zu nehmen«.

» « の中を、「修道院の女性で14歳になっている者には、1ポンドの罰
金が科され、誰か、男と結婚させられる。」  という風にしてみました。

「この訳の適否」および「Frau des Klosters」とは一体何なのか、の二点を
教えていただけないでしょうか。 後者はKlosterfrau の意味にすると全く
意味が理解できませんし、「修道院の女性」でも分かりません。


返信1 返信-1
 2011/8/10 (水) 14:44:02 - 田中雅敏 - <mail@x-seminar.net> - No.1312874842.1
残暑お見舞い申し上げます。

> Sehr früh wurden Ehen geschlossen. Mädchen wurden oft schon mit 13 Jahren
> verheiratet. Eine Vorschrift des Klosters Weitenau im Schwarzwald besagte
> zum Beispiel, dass der Pabst »jeder Frau des Klosters, die 14 Jahre alt ist,
> bei Strafe von einem Pfund gebieten soll, einen Mann zu nehmen«.

> » « の中を、「修道院の女性で14歳になっている者には、1ポンドの罰金が
> 科され、誰か、男と結婚させられる。」という風にしてみました。

まず、2つ目のご質問からですが、

> 「Frau des Klosters」とは一体何なのか

Frau は文の中で jeder Frau となっていることから単数形になっていますが、意味的に
は複数形ですので Frauen des Klosters、Klosterfrauen のことになり、文字通りに解釈
しますと「修道院で生活する女性」のことになりますが、これはいわゆる Nonne(n) のと
を指しているということになるでしょうか。
最初から Nonnen と書かないところが重要なのか、重要でないのかわからないのですが。
一般的には Nonne(n)「修道女」は生涯独身であるということのようですが、この記述の
中の女性たちは13歳を目安として結婚するとありますので、通常の Nonne とは区別する
必要があるのでしょうか。

14歳という年齢、未婚(これから結婚する)ということを考えると、Mädchen des
Klosters, Klosersmädchen とも言えそうですね。

日本語対応訳についてですが、中世のこと、修道院のことについては、勉強不足で恐縮で
すが、私は詳しくありませんので、この訳で適切なのかどうかはわかりませんが、私とし
ましても同じ解釈で考えました。

そういえば、以下のようなサイトが見つかりました。今回のテキストと同様のことが書か
れています。参考まで。
http://www.jokers-kultur.de/de/331/kulturportal/hochzeit.html

的をえない回答ですが、よろしくお願いします。

返信2 返信-2
 2011/8/11 (木) 08:15:46 - Opa - <メール送信> - No.1312874842.2
田中先生 返信多謝。

Probstei von Weitenu のことが書かれたサイトを御紹介していただき手
掛かりができました。このサイトでは「男は18―20歳で結婚、云々」とあり
ますが、これは、私が読んだ本で、まさに私が質問に引用した文の次に出
てきます。

参考サイトの冒頭に「Gotteshausmann, -mädchen」という単語が見えま
す。

「参加型Online西洋法制史辞典」というサイトに当たってみたら、
「Gotteshausleute」という語が見つかりました。この語を頼りにネットサー
フしてみると、どうやら、「Verwalter des Kirchenvermögens」という職種
(?)の、親の意思で教会に預けられた子供たちが、南ドイツ〜スイスあた
りの教会には居たようです。 つまり、聖職者とは別の人種の人が居たよ
うで、これらの男女は「適齢期になると」結婚した(させられた?)らしい。
といったあたりまで、分かりだしました。 以後はもう少し時間をかけて調
べてみます。 手掛かりを与えて戴き感謝いたします。

先月古希を迎えた身には暑さがこたえます。 若き先生の元気なご活躍を
祈念します。

返信3 返信-3
 2011/8/11 (木) 12:12:58 - 田中雅敏 - <mail@x-seminar.net> - No.1312874842.3
ご返信ありがとうございました。
本日は全国各所で高温注意報が発令されるなど、残暑厳しいですね。
残暑お見舞い申し上げます。

さて、Gotteshausmädchen, -mann のお話をお寄せいただきましてありがとうございまし
た。参考サイトにて Gotteshaus というのを見て、それ以上この語をキーワードに検索を
続けるということをせずお恥ずかしい限りです。「ほほぉ、Gotteshaus とは、なるほど
う、そういうのか」というところで思考が止まってしまっておりました。

> 親の意思で教会に預けられた子供たちが、南ドイツ〜スイスあたりの教会には
> 居たようです。 つまり、聖職者とは別の人種の人が居たようで、これらの男女は
> 「適齢期になると」結婚した(させられた?)らしい。

なるほど、このお話を拝読して、先のテキストの中身がよくわかりました。いわゆる修道
士、修道女ではない子どもたちですので、結婚適齢期という話が出てくるのですね。

とても勉強になりました。こちらこそ、ありがとうございました。
いつも貴重な情報交換の機会をご提供いただきありがとうございます。

はじめまして 引用
  2011/7/25 (月) 01:22:14 - ren - No.1311524534
はじめまして。

先日のドイツ語の授業で出された課題なのですが、辞書などで調べたのですが分からな
くて困っています。
初投稿で不躾なお願いなのですが、ぜひ教えて下さい。

問題は、ドイツ語で「ありがとう」の意味のDankeSchÖnの“schÖn”の部分は日本語での
発音表記はできない。ここで、ドイツ語が分からない人のためにこれを無理やりカタカ
ナで表記しなければならなくなった。そこであえて表記するならば、「ダンケシェー
ン」となる。
だが、後半の“シェーン”は別の表記にしなければならない。ここで、SchÖnをシェー
ン以外のカタカナで表記するならばなんと書けばよいか?


という問題です。
支離滅裂な文章ですが、こう出題されました。

お手数お掛けしますが、よろしくお願いいたします。

返信1 返信-1
 2011/7/25 (月) 06:32:34 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1311524534.1
> 問題は、ドイツ語で「ありがとう」の意味のDankeSchÖnの“schÖn”の部分は日本語
> での発音表記はできない。ここで、ドイツ語が分からない人のためにこれを無理やり
> カタカナで表記しなければならなくなった。そこであえて表記するならば、「ダンケ
> シェーン」となる。
> だが、後半の“シェーン”は別の表記にしなければならない。ここで、SchÖnを
> シェーン以外のカタカナで表記するならばなんと書けばよいか?

この問題は、そもそも表記ができないものにあえてカナ表記を当てるとしたら…というこ
とでしょうから、ö の発音がどのような成り立ちになっているのか(つまり、これが o
という母音の変音であるということ)を理解できているかを確認するための問題でしょうね。

つまり、答えるとしたら、単なる「ェ」ではない、他の何らかのカナ記号を考えないとい
けないのでしょうね。

ö は、o という母音の変音ですから、o という母音を発音しようという口の形で、実際に
は e の音で発音します。ウムラウト表記でなければ oe と書くところです。これは、た
しかに、「ショーン」でもなければ「シェーン」でもないのでしょうね。かといって
「ショェーン」でもないでしょうし(この「ォェ」を同時に発するのがポイントです)。
日本語のカナでは「シェーン」としか書けないのではないでしょうか。

たとえば、「ェ」を○で囲った記号などはダメなのでしょうか。あ、でも、問題文には
「カタカナで」とありますね…。独自の記号を発案するような独創性を問うているとした
ら、のように、囲みの中に「ェ」が入っているようなものを考えておくと、周りの
○(囲み)が口の形(つまり o)で、発音が「ェ」であるようなことが表せそうですが。

あるいは、上述の「ショェーン」を「シ(ョェ)ーン」とでもすると良いでしょうか。( )
はそれを一括りとして同時に発音するという約束の記号としておいて。

担当の先生が想定されている解答例がわかりませんので、思いついたのはこれぐらいで
す。参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2011/7/31 (日) 23:31:36 - ren - No.1311524534.2
遅くなってしまい、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございました!明日が質問されていた課題を含む試験なので教えてい
ただいたことを元に頑張ってきます!!

大学の試験は初めてですので勝手が分からないことも多いですが・・・。

お手数おかけしましたが、本当に助かりました。
ありがとうございました!

zusammenerobern と Gruess-Gott-Onkel の訳仕方 引用
  2011/7/16 (土) 16:03:46 - Opa - <メール送信> - No.1310799826
田中先生 暑いですがお変わりありませんか。

 「Deutsche Geschichte, von Manfred Mai」を学習目的で訳し始めて3
カ月。 ほぼ終わりましたが下記の2点が残りました。 教えていただける
と幸甚です。

1.zusammenerobern の訳し方。 (時代は、800年代・カール大帝没後)
 Für die Karolinger war es leichter gewesen, das Frankenreich
zusammenzuerobern als es zu regieren und zu verwalten.

(erobern単独、zusammen以外の前綴り付き、は辞書にもありますが、例
文のような文脈で うまい訳語があれば知りたいのですが)

2.Grüß-Gott-Onkel の訳し方。 
(原著ではヴァイマル共和国後の連邦初代大統領に使われています。 
ネットで見ると現代でも日常的に使われているようですが正確には意味が
とらえきれません)

 Manche sagten später etwas spöttisch, er(大統領) sei kaum mehr
als der »oberste Notar und Grüß-Gott-Onkel« der Republik.

返信1 返信-1
 2011/7/19 (火) 07:03:03 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1310799826.1
> 1.zusammenerobern の訳し方。 (時代は、800年代・カール大帝没後)
>  Für die Karolinger war es leichter gewesen, das Frankenreich
> zusammenzuerobern als es zu regieren und zu verwalten.

zusammen という前綴りが使われている意味を考えてみますと、「分割して統治している
ものを一か所で束ねる」というニュアンスが感じられます。regieren が「直接統治す
る」ですので、「フランク王がフランク王国全土をひとりで支配し、管理するよりも、フ
ランク王国を分割しておき、分国の王に統治させたうえで、最終的(全体的)にはひとり
のフランク王が統括する仕組みのほうがやりやすかった」ということではないでしょうか。

この時代の歴史にそれほど詳しいわけではありませんので、史実と照らし合わせるとどう
なのかわかりませんが、カール大帝没後でしたら、上で書かれている分割統治の伝統が、
のちの西・中・東フランク王国への分割につながったのでしょうか。


> 2.Grüß-Gott-Onkel の訳し方。 
> (原著ではヴァイマル共和国後の連邦初代大統領に使われています。
> ネットで見ると現代でも日常的に使われているようです

> Manche sagten später etwas spöttisch, er(大統領) sei kaum mehr
> als der »oberste Notar und Grüß-Gott-Onkel« der Republik.

これは初めて見る語です。私もネットで調べてみましたが、repräsentativer
Grüß-Gott-Onkel のように使われていますので、「代表者」や「トップに立つ者」といっ
た意味合いではないかと思います。サッカーのクラブチームの監督 (Trainer) などにも
使われていて、「指導者」のような意味合いでも合いそうです。

語源はよくわかりませんが、「神に祝福を与えられたオヤジ」ということでしょうか。挨
拶の Grüß Gott! の語源は諸説あってどれが定説なのか私にはわかりませんが、一般的に
は "Gott grüße dich!"(「神があなたに挨拶をしてくれますように=祝福をしてくれま
すように」)とのことです(語順からすると "Nun grüße Gott dich!" に近い?)。そう
すると、"Grüß Gott, Onkel" で「オヤジさん、あなたに神の祝福あれ("Gott segne
dich, Onkel!")」ということになるのでしょうか???
そこから、「連邦大統領」はやはり「神に選ばれし代表者、指導者」という意味になるの
かもしれません。

返信2 返信-2
 2011/7/19 (火) 13:32:19 - Opa - <メール送信> - No.1310799826.2
田中先生  御回答ありがとうございました。

zusammenerobern の方は zusammen と erobern(征服) とのつながり

がうまく捉えられず、先生の答えをもとに理解に努めます。

Gruess-Gott-Onkel の方もまだよく理解出来ておりません。 想像ですが

もう少し「エライ人に対する」「ひやかし」「軽んじた感じ」といった、ニュアン

スがあるのかもしれない、と思ってはおりますが、自信はありません。

ドイツの友人に問い合わせましたが、果たして私に理解できるような返事

がくるかどうかは分かりません。  ネットでしつこく追いかけてみたら下記

のような文がありました。 一斑見て全豹を卜すわけにはいきませんが、

下記の文中の bloss など手掛かりになるかもと思い、調査中です。

Was aber nicht heißen soll, dass der Kaiser ein bloßer Repräsentant
(Ein Grüß-Gott-Onkel) der neuen Monarchie werden soll. Er soll schon
Macht haben. Viel Macht. Aber eben nicht ZU viel Macht.
Bundesverfassungsgericht muss schon weiter bestehen.

返信3 返信-3
 2011/7/20 (水) 07:39:46 - Opa - <メール送信> - No.1310799826.3
田中先生

Grüß-Gott-Onkel について、昨夜送ったメール質問に対して、ドイツの友
人から(私でも理解できる)解説が届きました。 どんな訳語が最適かまだ
決まりませんが、回答メールの要旨を御報告します。

Der anhängende Begriff Onkel sagt aus, dass er wenig zu bestimmen
hatte in der Regierung. Eben wie ein Onkel. Der Vater und die Mutter
bestimmt in einer Familie, der Onkel ist der "liebe Onkel" ohne
Entscheidungsbefugnis, er will es auch nicht.

Gruess-Gott-Onkel will sagen, der Präsident hat keine besondere
Aufgabe, er präsentiert das Land durch nette Worte, Gruess Gott, wie
ein netter Onkel.

返信4 返信-4
 2011/7/20 (水) 11:18:00 - Opa - <メール送信> - No.1310799826.4
zusammenerobern について

先生の御答えから「分権統治」をキーワードにしてネットで探しまわった結果
「帝国整備令」に関連して、「分権統一王国化する」といううまい表現を見つけ
無断拝借することにしました。 手掛かりとなる解説を与えていただきありがと
うございました。

返信5 返信-5
 2011/7/24 (日) 00:46:21 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1310799826.5
こんばんは。
少し間が空いてしまいましたが、私のほうでもドイツ人の知り合いに "Grüß-Gott-Onkel"
について質問してみました。回答としては、Opa さんに寄せられた回答と骨子は同じだと
思います(「その場にいるだけの象徴的な人で『Grüß Gott』とだけ言っていればいい
人」)。

参考までに私に届いた回答を掲載しておきます。

"Grüß-Gott-Onkel/-Tante" bedeutet eine prominente Person, die zu einer
Veranstaltung eingeladen wird, um dieser einen bestimmten Grad an Wichtigkeit zu
verleihen.
Zum Beispiel in der russischen Sprache gibt es einen ähnlichen Ausdruck:
"Hochzeitsgeneral". Dieser Ausdruck hat seinen Ursprung, wie üblich, in der
Geschichte.
Die reichen Kaufleute haben früher sehr oft und gern einen verarmten Adeligen
oder Offizier höheren Ranges zu der Hochzeit der Kinder eingeladen, um mit der
Anwesenheit dieser Person die Beziehungen der Familie, "ganz nach Oben" anzudeuten.
Die Person musste nur anwesend sein und sich nach Kräften wichtig erscheinen
lassen.

日本語として適切な対応語が何になるのかは思い浮かびませんが、これですと、ある意
味、俗にいう客寄せパンダのような(パンダに失礼ですが)、見栄を張るために呼ぶ大人
物のようなものでしょうか。

返信6 返信-6
 2011/7/25 (月) 16:00:43 - Opa - <メール送信> - No.1310799826.6
御手を煩わせたようで恐縮です。 有り難うございました。 意を決して(?) 
GfdS(Gesellschaft für deutsche Sprache)のAnfrage へも問合せ、回答を
貰っていますが、似たり寄ったりなので御報告を省略します。
(ドイツの友人からの回答には)Grüß Gott がシュバーベン地方の挨拶である
と同時に、 Theodor Heuss も同地方の出身だとありました。 これが単なる
情報提供の意味か、GrüßーGott-Onkel という言葉そのものがシュバーベン
人に限った言い回しなのか、までは確認がとれてはおりません。

独作について 引用
  2011/7/16 (土) 12:35:05 - usa - <メール送信> - No.1310787305 - 返信コールON
初めて投稿させていただきます。
お手数をおかけいたしますが
よろしくお願いいたします。

以下の独作が分かりません。
基本的に独作が苦手です…
解答と説明をいただけたら幸いです。

「1個のリンゴが500円するということ、ドイツでは考えられますか?」
→質問の内容的に、denkbarを使用するみたいなのですが
使用した場合にどのように作文すればいいかが分かりません。

「東京にすむとき、どんな長所がありますか?(どの長所を人は持つか。)」

以上の2文です。
初めてながらに、図々しいですが、よろしくお願いいたします。

返信1 返信-1
 2011/7/19 (火) 06:08:45 - 田中雅敏 - <mail@X-seminar.net> - No.1310787305.1
> 「1個のリンゴが500円するということ、ドイツでは考えられますか?」
> →質問の内容的に、denkbarを使用するみたいなのですが
> 使用した場合にどのように作文すればいいかが分かりません。

この表現は、2つの文から成っています。
X「1個のリンゴが500円する」と、Y「Xはドイツでは考えられますか?」です。

Yをドイツ語にするとき、denkbar を使ってくださいということですので、"Ist X in
Deutschland denkbar?" となります。X はもう一つの文ですので、今はまだ X の記号に
しています。denkbar は denken(考える)という動詞(の語幹;語尾の -en を取り除い
た部分)に -bar(〜が可能な)という接尾辞をつけたものですので、他の動詞でも生産
的に作れます。たとえば、この状況では、vorstellen(想像する)→ vorstellbar(想像
できる)などが可能でしょう。

Xのほうですが、"Ein Apfel kostet 500 Yen." となるのではないでしょうか。

さて、Yの文「Xはドイツでは考えられますか?」を見ると、Yの中にXが入る構造に
なっています。つまり、このXとYをつなげて、さらに大きなひとつの文にします。

このとき、Xという文を単純にYという文の中に入れることはできません。そうではなく
て、Xのほうは文とはいえ、「Xがドイツで想像できるかどうか」ということですので、
Yという文にとっては主語のステータスをしています。そこで、ある文を別の文の主語
(や目的語)として使えるようにしましょう。そのために dass(〜ということ)という
接続詞を使います。これは英語の that に相当するもので、従属節を作る接続詞と呼ばれ
るもののひとつです(従属接続詞)。

X "Ein Apfel kostet 500 Yen." → "dass ein Apfel 500 Yen kostet"

dass は、従属節(別の文の一部として組み込まれる文のこと)の先頭に置きます。加え
て、動詞は従属節の末尾に来ます。このように、接続詞と動詞が従属節の一番前と一番後
ろを占めることで、従属節が「どこからどこまで」なのかを示していると考えてくださ
い。(さらに、動詞の位置が、通常の「文の2番目」にないということが、文のステータ
スが変わっている(つまり、独立した文から、別の文に組み込まれる文というステータス
になっている)ことも示します。)

さて、従属節にしたXをYに入れてみましょう。dass の文はかたまりとして大きいの
で、いったん、Yの主語の位置は形式主語の es で埋めておきましょう。dass の文はあ
とで添えれば ok です。

→(解答例) Ist es in Deutschland denkbar, dass ein Apfel 500 Yen kostet?

(1) es で埋めている部分が、本来のYの主語の位置だが、しかし dass の文が大きいの
で、後ろに付けている。
(2) 2つの文がひとつになっているが、片方は従属節という形で、別の文に組み込めるよ
うな形に改めている。
(3) 文全体(X+Y)は「…考えられますか?」という疑問文なので、最後に「?」をつける。
(4) dass の文の境界線をはっきりさせるために、dass の直前に「,」をつける。
(5) dass の文の中を見ると、接続詞が先頭、動詞が末尾となり、従属節の最初と最後を
しっかり固めている。

以上のような点を確認してください。


> 「東京にすむとき、どんな長所がありますか?(どの長所を人は持つか。)」

これも、上述のものと同様に、文が2つありますね。
X[東京に住む」とY「どんな長所があるか」です。

Yは「どんな長所を人は持つか」と添えられているように、主語は man(一般的に人
は…)で "Was für Vorteile hat man?" です。was für 〜は「どんな(種類の)〜」とい
う表現です。長所はひとつとは限りませんので複数形にしておきます(単数 Vorteil →
複数 Vorteile)。

Xにも主語として man を補っておいて(文には主語が必要です)"Man wohnt in Tokyo."
が素直な訳です。

しかし、Xは従属節になります。なぜなら、「Xのとき、Y(どんな長所があるか)」と
いう表現を作りたいからです。「〜のとき」という言いかたには、接続詞の wenn を使い
ます(英語の if です)。上で見たとおり、従属節にするには、先頭に接続詞(ここでは
wenn)、末尾に動詞(この例では wohnt)を置くのでしたね。

X "wenn man in Tokyo wohnt"

XとYで、全体として「ひとつの文」にしたいのですから、XをYに添えましょう。
Xの直前に「,」を打ちます(上述のポイント(4))。

→(解答例) Was für Vorteile hat man, wenn man in Tokyo wohnt?

なお、wohnt ではなく lebt (← leben)でも良いかと思います。
日本語は主語が省略されて使われることが多いですので、ドイツ語に直す場合には適宜、
主語を補って作文しなければならないというのが注意点ですね。

他にも表現の可能性はありますが、ここでは「従属節」を使った解答例を書いておきます。

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