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ページ 63 (621〜630)
Das Nibelungenlied ( 3-99 ) 引用
  2006/6/13 (火) 09:44:55 - Ssai-to - No.1150159495
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

99 Aber vorher musste er dem Sieger einen Eid schwoeren, dass er ihm
treu und unterwuerfig dienen wolle. Alberich war zu jeder Art von
Unterwuerfigkeit bereit." So sagte Hagen von Tronje. "Das sind seine
Taten! Niemals vorher hat es einen krafvolleren Recken gegeben.


しかし事前に アルベリヒ
勝者に対し 誓い立て
ジークフリート に対しては
誠意と服従 尽くすの意
宣誓するを 要したり

あらゆる作法 アルベリヒ
服従儀礼 調えり」

斯くの如くに トロニエの
ハゲネはそして 申された

「 これが彼なる 行状ぞ
強豪なりし この一人
英雄なりて 未曾有なり


(1) 第一文の wolle の変化の所以はどうなりますか。
(2) すっかり忘れていましたが、ずーっと ハゲネ が
喋っていたのですね。

返信1 返信-1
 2006/6/13 (火) 12:48:07 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150159495.1
>(1) 第一文の wolle の変化の所以はどうなりますか。

これは、動詞の【接続法T式】の用法です。【接続法】にはT式とU式の2つがあり、具体
的な用法としては【間接話法】【非現実話法】【要求話法】があります。このうち、【間
接話法】と【要求話法】はT式を、そして【非現実話法】はU式を使うことが多いです。

【非現実話法】の代表例としては、たとえば moechten という助動詞が挙げられると思い
ます。これはいまや独自の助動詞として考えてもさしつかえありませんが、本来は
moegen という助動詞の接続法U式の形でした。非現実話法は「もし〜ならば」という“仮
定”の話をするときに使いますので、「もし私が〜しても構わなければ<嬉しいのです
が…>」という意味合いがこめられています。そこから「私は〜したい(Ich moechte
[...])」という意味が生まれます。
【要求話法】の代表例は「命令表現」です。「静かにしろ(Sei still!)」の sei は、
sein の接続法T式ですし、「もうしばらくお待ちください(Haben Sie bitte noch
Geduld.)」などの haben は、動詞の原形(不定形)と同じ形をしていますが、実際には
接続法T式です。

接続法T式の作り方は、動詞の不定形から語尾の "n" を除きます。これが基本形です。
(例: sein → sei = 接続法T式)。単数形1人称と同3人称は同形でこの基本形を用い
ます。単数形2人称はこの基本的に -st、複数形には -en をつけます(例: wir seien,
Sie seien は sein の接続法T式。"Seien Sie bitte [...]! という要求文に見られる
"seien" というのも典型例のひとつですね)。

話がそれましたが、今回の wolle は wollen の接続法T式・3人称単数の形です。ここで
は、文脈に einen Eid schwoeren (宣誓する) というのがありますので、その「宣誓内
容」という意味合いの【間接話法】です。

(ハゲネの言葉)「彼は、『自分は〜を望みます』ということ(=間接話法)を誓わない
といけなかったのです」
Er musste dem Sieger einen Eid schwoeren, dass er [.......] wolle.

このような【間接話法】はごく一般的にも用いられます:
(例)
Er hat mir gesagt, dass er ein neues Auto gekauft habe.
(※本来は hat となるところを habe とするのが接続法T式です)

>(2) すっかり忘れていましたが、ずーっと ハゲネ が喋っていたのですね。

私も、そのことをすっかり忘れていました。単に“地の文”として淡々と記述されていると
いつの間にか思ってしまっていました。場面としては、ジークフリートたちがブルグント
国の城下に到着して、グンテル王やハゲネたちがそれを城の上から眺めているところのま
までしたね。

返信2 返信-2
 2006/6/14 (水) 15:47:06 - Ssai-to - No.1150159495.2
詳細な御説明を有難う御座います。ただ一つ…

接続法T式の作り方ですが、動詞の不定形から語尾の "n" を除き、
単数形1人称と同3人称は同形でこの基本形を用い、単数形2人称は
この基本的に -st、複数形には -en をつけるわけですが、
 wir seien は納得する一方で、 Sie seien は複数の sie で
あれば解るのですが、 "Seien Sie bitte [...]! という要求文に
見られる "seien" というのは二人称の敬称の Sie も複数の
ように取り扱われるということですか。

返信3 返信-3
 2006/6/15 (木) 16:57:28 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150159495.3
> "Seien Sie bitte [...]! という要求文に見られる
> "seien" というのは二人称の敬称の Sie も複数のように
> 取り扱われるということですか。

はい。二人称敬称の Sie と三人称複数の sie は、同じ動詞の変化語尾を持ちます。今回
は接続法の話ですが、これは直説法(通常の表現形式)でも同じです。同じ二人称でも、
親称の du/ihr は独自の変化語尾(-st/-t)を持ちますが、敬称の Sie は、語源の上で
も「(複数の)三人称」と同じ扱いを受けます。
 ○三人称(→遠い存在)→(心理的な)距離を持った存在→二人称敬称

Sie sind mutig. 「あなたは勇気がおありになる」
Sind sie mutig? 「彼らには勇気がありますか?」
Seien Sie bitte mutig! 「どうか勇気をお持ちください!」
Seien sie mutig! 「彼らは勇気を持つべきだ!」

なお、これは語の語源を含めた話で、人称変化の語尾の形が「三人称複数」と「二人称敬
称」で同じ扱いになるという意味ですので、もちろん「二人称敬称」が「複数形扱いにな
る」という意味ではありません。「活用語尾」だけ見れば「三人称複数に準じている」と
いうことです。もちろん Sie には「単数」の意味もあります。
(余談ですが、Sie は単数形も複数形も同じ形ですので(ich - wir, du - ihr などのよ
うな対応はない)、どうしても複数形としての用法が先にあって、そこから単数形にも転
じて使われるようになったという考えるのが自然なような気もします。その意味で、Sie
が三人称複数形の sie と同じ動詞の活用をするというのは、その本来の対応が残存して
いると考えられるかもしれません。)

返信4 返信-4
 2006/6/16 (金) 14:07:22 - Ssai-to - No.1150159495.4
再度の返信を有難う御座います。判りました。

( 余談 ) の部分に興味がもたれました。
日本語でも、書き言葉では 「 貴下 」、「 貴所 」 など、
先方が一人でも或る広がり・輩下の存在が感じられる、二人称の
敬称用語が思い起こされます。

訳出はそのままでも良いようであると言うことにしていただき、
次へ参ります。

Das Nibelungenlied ( 3-98 ) 引用
  2006/6/9 (金) 09:09:42 - Ssai-to - No.1149810744
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

98 Alle, die den Mut zur Gegenwehr aufgebracht hatten, lagen tot am Boden.
Siegfried gab nun Befehl, den Schatz auf dem schnellsten Wege wieder
dorthin zu bringen, woher die Gefolgsleute Nibelungs ihn vorher geholt
hatten. Henach wurde der starke Alberich von Siegfried zum Hueter des
Hortes bestimmt.


抗(あらが)う気力 抜けたりて
皆の者ども 横たわり
地面の上に 死んだよう

ジークフリートさて 指揮を執り
一番早い 方法で
宝物(たからもの)また 彼方(かなた)へと
ニーベルンクの 一族が
宝を以前 持ち出した
ところへとまた 運ばせり

この後勇者 アルベリヒ
財宝番と なりにけり


(1) Alle はニーベルンクの一族皆のことですか。
(2) 第二文の ihn は den Schatz のことですか。
(3) 第97詩節の Herrn des Schatzes を、 「 宝の守護者 」 と
しましたが、この詩節で始めて宝物の 「 番人 」 になるのですから、
第97詩節の方は 「 宝の領主 」 などの方が良いですか。
(4) Alberich は Nibelungen 一族の Koenig ですか。

返信1 返信-1
 2006/6/10 (土) 07:58:42 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1149810744.1
こんにちは。

> (1) Alle はニーベルンクの一族皆のことですか。

一族“皆”かどうかちょっと分かりませんが、少なくとも "Alle, die den Mut zur
Gegenwehr aufgebracht hatten" とありますので、「勇気を奮い起こしてジークフリート
に抵抗してきた者たちは皆」ということになります。この者たちはもちろんニーベルンク
一族の者たちでしょう。

> (2) 第二文の ihn は den Schatz のことですか。

はい、その通りです。

>(3) 第97詩節の Herrn des Schatzes を、 「 宝の守護者 」 と
> しましたが、この詩節で始めて宝物の 「 番人 」 になるのですから、

ただし、第97詩節では

> Da war Siegfried, der furchterregende Mann, zum Herrn des Schatzes geworden.

とあるように、"Herr des Schatzes" となったのはジークフリートです。ニーベルンクの
財宝のすべての権限をいまやジークフリートが握っている、ということになるでしょうか。

> 第97詩節の方は 「 宝の領主 」 などの方が良いですか。

そのような解釈だと思います。

そして本詩節では、"Henach wurde der starke Alberich von Siegfried zum Hueter des
Hortes bestimmt." とありますので、Hueter des Hortes になったのはアルベリヒです。
「アルベリヒは、ジークフリートによって(命じられて)ニーベルンクの宝の守護人に任
命された」となっています。

つまり、「宝についての権限/所有権」はジークフリートが握っており、それを元の場所
(洞窟の中←89詩節)に戻させた上で、アルベリヒにずっとそこで守り続けるように命
じたのでしょう。

>(4) Alberich は Nibelungen 一族の Koenig ですか。

今までの詩節の記述を見る限り、アルベリヒが一族の王であるような記載はなかったです
ね。ニベルンクとシルブンクが王子であるということは書かれていましたので、この2人
の兄弟の父親が王だということになりますが、名前など詳細はなかったのではないでしょ
うか。アルベリヒがその父親だとしたら、何かそのヒントになるような記述があってもお
かしくないのですが。前詩節では Zwerg Alberich という記述しかありません。

なお、ワーグナーの歌劇『ニーベルンクの指輪』では、アルベリヒが「ニーベルンクの
王」として扱われています。指輪の魔力で独裁的力を手に入れました。『ニーベルンクの
指輪』では、秘宝は「魔法の指輪ドラウプニル」で、アルベリヒはこの指輪を守るわけで
す。しかし、『ニーベルンゲンの歌』では、指輪ではなく秘刀バルムンクや隠れ蓑が秘宝
として中心的に扱われます。色々な作品、いろいろな神話の形がありますが、ひとまず
『ニーベルンゲンの歌』ではアルベリヒは王ではないのではないかと思いますが、私の知
識ではこれ以上は分かりません。

返信2 返信-2
 2006/6/10 (土) 08:44:41 - Ssai-to - No.1149810744.2
御説明を有難うございます。また、誤訳です。

Alle, die den Mut zur Gegenwehr aufgebracht hatten, lagen tot am Boden.

は、

○ 抗(あらが)う気力 奮いたる
○ 者どもも皆 横たわり
○ 地面の上に 死んだよう

と訂正いたします。
勘違いが多くなってきましたが、今後ともよろしくお願いいたします。

Das Nibelungenlied ( 3-97 ) 引用
  2006/6/4 (日) 06:50:30 - Ssai-to - No.1149371430
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

97 Da konnte der kraftvolle Zwerg es nicht mit Siegfried aufnehmen.
Wie die wilden Loewen liefen die beiden Kaempfer auf den Berg zu,
wo Siegfried gleich darauf dem Zwerg Alberich im Kampf den Tarnmantel
abzwang. Da war Siegfried, der furchterregende Mann, zum Herrn des
Schatzes geworden.


力量豊かな この小人
ジークフリート その由を
知り得ようは ここに無し

野獣ライオン よろしくも
二人の戦士 山中を
駆けて行きては 此処にあり
ジークフリート 小人から
アルベリヒから 偽装服
まもなく闘い 奪いけり

ジークフリート 恐るべし
宝の守護者 覚えたり


(1)第一文の es は Siegfried の強さのことですか。
(2) Tarnmantel はどんな物ですか。

返信1 返信-1
 2006/6/4 (日) 23:24:04 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1149371430.1
>(1)第一文の es は Siegfried の強さのことですか。

この場合の es は、具体的な内容を持ちません。成句で es mit jemandem aufnehmen
「〜と張り合う、戦う」という表現です。aufnehmen は本来は「取り入れる」などの意味
がありますが、目的語を不定の es にすることで「戦いや交渉をはじめる」という意味で
使われます。いわば、es = 交渉・戦い のような漠然としたニュアンスになるでしょうか。
 → es mit jemandem aufnehmen 「交渉・戦いなどを〜と始める、〜と張り合う」
    (この詩節の内容ですと「互角に張り合う」という意味合いが近いでしょうか)

> (2) Tarnmantel はどんな物ですか。

tarnen という動詞は「隠蔽する、隠す、見えなくする」という意味があります。
Tarnmantel は「それを着た人を見えなくするマント」のことで、一般的には「隠れ蓑」
という言葉で訳せると思います。

返信2 返信-2
 2006/6/5 (月) 15:25:49 - Ssai-to - No.1149371430.2
advice を有難う御座います。それでは…


> 力量豊かな この小人
> ジークフリート その由を
> 知り得ようは ここに無し

のところを、

○ 力量豊かな この小人
○ ジークフリート 相手では
○ 互角に渡り 合い得ざる

また、

> アルベリヒから 偽装服

は、

○ アルベリヒから 隠れ蓑


と訂正して、次へ進みたいと思います。

返信3 返信-3
 2006/6/10 (土) 08:32:13 - Ssai-to - No.1149371430.3
第98詩節の御説明の際、次の

Da war Siegfried, der furchterregende Mann, zum Herrn des
Schatzes geworden.

の部分は誤訳であることが判りました。

○ ジークフリート 恐るべし
○ 宝の主(あるじ)に 相成りぬ

と訂正します。

従属の接続詞? 引用
  2006/5/21 (日) 04:13:38 - Schiri - No.1148152418
こんにちは、

E-mailの中に書かれていてよくわからないものがありました。よくわからいのですが、どうす
ればいいでしょうか。
文を:

Ich komme mir jetzt schon richtig alt vor. Meine Lehrerin schaetzt mich immer
so auf 17 Jahre und wenn ich ihr sage, ich bin 21 da gut sie immer erstaunt :)

文の一番最後のところのich から erstauntまでなんですが、da から始まる副文か、gutから
始まる副文だと思うのですが、コンマが抜けていてわかりません。またda や gut を調べてみ
ても、ピタッ!と当てはまるものが無いのですが、ここはどういう意味になるんでしょうか?

もうひとつありまして、多分口語的な表現なんですが、大した部分ではないのですが、わかりま
せん。

bei mir ist schon alles in Ordnung.
War wieder mal. Nur etwas laenger nicht im Internet.

ここのwar wieder mal.は主語がないのですが、es を省略しているのですか? それともIch
でしょうか?この文が何を意味しているのかわからず、主語も想像がつきません。

よろしくお願い致します。

返信1 返信-1
 2006/5/21 (日) 18:31:12 - Schiri - No.1148152418.1
ふと、思ったんですが後者の質問なんですが、
正しく書くと、ich war wieder mal nur etwas laenger nicht im Internet. で
あるような気がしてきました。mal の後にピリオドは不要で主語はichを省略して書かれている
と思いました。なぜピリオド書いたのか不思議です。

質問文に書かなかったんですが、このメールは私のメールに対する返事なんですが、かなり遅れ
たものでし
た。

返信2 返信-2
 2006/5/23 (火) 15:41:34 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1148152418.2
こんにちは。

> Ich komme mir jetzt schon richtig alt vor. Meine Lehrerin schaetzt mich immer
> so auf 17 Jahre und wenn ich ihr sage, ich bin 21 da gut sie immer erstaunt

> da から始まる副文か、gutから始まる副文だと思うのですが、

"ich bin 21" のところは【直接話法】になっていますね。正式な正書法では
 → wenn ich ihr sage: "ich bin 21"
となります。あるいは、【間接話法】に直して、
 → wenn ich ihr sage, dass ich 21 bin [...]
でも良いでしょう。

da 以下は、"so gut wie ..." の構文だと考えられます。
まず、da は、直前の wenn文を受けて、「〜したら、そのときは」という意味合いになり
ます。wenn 〜, da ...
gut は、"so gut wie ..." という構文で、「ほとんど〜するかのようだ」という表現な
のですが、その so と wie が省略されています。wie が省略されていなければ、それが
副文であることは明白ですが、ここでは wie が省略されてはいますが、やはり副文とし
て表現されています。
 また、da の後ろにもたとえば "ist es" や "kann es sein" などの主語と動詞が省略
されています(「〜という状態だ」):
 → [wenn ...], da ist es so gut wie sie immer erstaunt.

なお、最後の immer は、先行する文の "Meine Lehrerin schaetzt mich immer so auf
17" の immer とは用法が違います。こちらのほうは「いつも」という意味で「先生はい
つも私のことを17歳ぐらいに見る」ということですが、最後の immer は so wie 構文
でよく用いられるもので、「およそ、ほとんど、最大限」などのニュアンスを持ち、強調
のニュアンスを添えるものです。ちょっと状況が分からないのですが、先生が自分のこと
をいつも17歳ぐらいに見ているというのは(こちらから真実を言わない限りは)繰り返
し起こりえます。ですから「いつもいつも、再三再四(immer wieder の意味で)」とい
う意味になります。しかし、「私が本当の年齢をいえば、先生は驚くだろう」というの
は、一度本当の年齢を言えば一度は驚くものの、次からは驚かないでしょうから、「再三
再四」の意味では変だと思いますので、上述の強調の意味合いを持った用法ではないかと
思います。

> bei mir ist schon alles in Ordnung.
> War wieder mal. Nur etwas laenger nicht im Internet.

> ここのwar wieder mal.は主語がないのですが、es を省略しているのですか?
> それともIch でしょうか?

主語は ich の省略でしょう。
[Ich] war wieder mal.
と [Ich war] nur etwas laenger nicht im Internet
という文になっています。

> 正しく書くと、ich war wieder mal nur etwas laenger nicht im Internet. で
> あるような気がしてきました。mal の後にピリオドは不要で主語はichを省略して書かれ
> ていると思いました。なぜピリオド書いたのか不思議です。

たしかに、全体の意味合いはこのように一文でまとめてしまったときの内容と変わらない
と思いますが、ピリオド(プンクト)を書いていることと、その次の Nur を大文字で書
き始めていることを考えると、意図してプンクトを書いているとも思えますね。
 そうすると、後半は [Ich war] の省略で良いとして「だた、少々長いあいだインター
ネットに接続していなかっただけだ」という意味になります。
 前半は、[Ich] war wieder mal XXX. この XXX の部分に何か形容詞が隠れている(省
略されている)ような気がします。たとえば schreibfaul 「筆不精」などです。事情が
分からないので何ともいえませんが、"Bei mir ist schon alles in Ordnung" とありま
すので、少し前にはなかなかメールが書けない状況にあったのでしょう。想像するに、そ
れに対して schiri さんが「最近メールがないけど大丈夫?」というように気遣われたの
ではないでしょうか。そこで先方さんは「すべて問題ないよ。ただ(メールの返事が遅
かったのは)また筆不精になってしまっただけだよ。ただ少々長いあいだインターネット
に接続していなかっただけ(なので心配しないでね)」というようなことを書かれている
のかなと感じました。私の妄想が入っていますが、およそそのような流れではないでしょ
うか。

> このメールは私のメールに対する返事なんですが、かなり遅れたものでした

上で私が書いた文 [Ich] war wieder mal XXX の XXX に何か形容詞が隠れているような
可能性はありませんか?文脈から何か当てはまりそうなものが見つかればよいのですが。

なお、以上を総括してみても、ご指摘の "ich war wieder mal nur etwas laenger nicht
im Internet" とほとんど意味は違いませんが、この場合、メールの返事が遅くなったこ
とに対する“言い訳”のようなことが書かれていますので、語感的には nur をもっと前に
出して
 → Ich war nur [wieder mal etwas laenger nicht im Internet].(O)
と書くほうが自然なように思われます。「ただ [...] だけだったんだよ」ということで
す。ですから、今回の文を最後の(O)文のように解釈しなおすか、あるいは XXX に何
かが隠れていると解釈(し、文はひとまず2つに分割)するかのどちらかで解釈できるか
と思います。

返信3 返信-3
 2006/6/1 (木) 22:55:03 - schiri - No.1148152418.3
たいへんお礼が遅れてしまいました、すいません。
大変良く理解出来ました。そんなにたくさん省略して書かれてるとは思いませんでした。ちゃん
とした文章で書いてくれればいいのに・・・と思ってしまいます。

>[Ich] war wieder mal XXX の XXX に何か形容詞が隠れているような可能性はありません
か?

このメールは「Hey XXX!」という呼びかけの後に以下のように書かれていました:

bei mir ist schon alles in Ordnung.
War wieder mal. Nur etwas laenger nicht im Internet.
So warm ist es in Muenchen noch nicht maximal 25 Grad.

....im Internet の後は話しが変わってしまうのでこのメールの中には省略されているものが
見当たらなかったのですが、このメールが来る数分前に同じ人からEメールが来ていて呼びかけ
の後に以下のように書かれてました:

Mir geht es auch so lala. Verzeih mir, dass ich wieder mal so spaet antworte.

だから多分 spaet を省略したのかな〜と思いました。ただわずか数分後のメールに[ich]
war wieder mal [spaet] と又同じ事を書くのは何か変な気がするのですが。

このメールに関する話しからはそれるのですが、よくwiederが使われている文でイマイチよく
分からない事がたまに、いや、しばしばあるのですが、よくある言い回しなのでしょうか。

時々、こういった表現もEメールの最後に書かれることがあるのですが:
Sooo. Nun werde ich mal langsam wieder.

やはりこれもwiederの後に何かが省略されているのでしょうか?いつも、文脈や使われている
単語などで(langsam, wieder)なんとなく理解していましたが、今回の返事を読んでこれも同
様の事かと思いました。


返信4 返信-4
 2006/6/2 (金) 01:21:51 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1148152418.4
> Sooo. Nun werde ich mal langsam wieder.
> やはりこれもwiederの後に何かが省略されているのでしょうか?

たとえば、"Nun werde ich mal langsam wieder [zur Arbeit zurueck]" などが省略され
ていると思います。「じゃあそろそろ仕事に戻るとするよ」という感じですが、日本語で
も「じゃあそろそろ」だけ言って、「(仕事に戻るよ)」というのは省略して最後までは
言わないことがありますね。
メールでは、手紙と違って、くだけた表現や省略を多用する傾向があります。書く相手に
もよりますが、友達同士ですと、メールで一切省略のないフォーマルな文章を書き連ねる
ことは珍しいのではないかと思います。

> だから多分 spaet を省略したのかな〜と思いました。ただわずか数分後のメールに
> [ich] war wieder mal [spaet] と又同じ事を書くのは何か変な気がするのですが。

「あくまでも返事が遅くなったのはしばらくネット接続をしていなかっただけ、だから心
配しないで、心配してくれてありがとう」というようなことを、感謝の気持ちも込めて
(?これはわかりませんが)書いているような気がします。ですから、気持ちをこめて、
立て続けに2通のメールで「(具合が悪いとかではない)単に返事が遅くなっただけ」と
いうことを繰り返すことは不思議ではないような気もします。ただ、さすがに2回目は同
じ語は使わず、省略してしまっているというのも、同じことを繰り返して言いたいが、同
じ語を何度も繰り返すのは避けたい、、、ということなのかもしれませんね。

返信5 返信-5
 2006/6/2 (金) 05:13:55 - schiri - No.1148152418.5
ありがとうございます、おはようございます。

「じゃあそろそろ」というニュアンスが込められていたんですね。確かにしょっちゅう使えそう
な便利な表現だと思いました。だからしばしば書かれることが多いのですね。

[ich] war wieder mal [spaet] という解釈は合っていたんですね。う〜ん、それにしてもこ
ういう表現を理解するには鋭い感覚が必要ですね。

>...くだけた表現や省略を多用する傾向があります。書く相手にもよりますが...

僕の一番始めのメール相手はどちらかと言えばきっちりした文章を書く人だったんですが、違う
人ともメール交換するようになった時、あまりにも違うドイツ語を書くので、なかなか慣れなか
った記憶があります。

それでは、失礼します。

Das Nibelungenlied ( 3-96 ) 引用
  2006/5/29 (月) 13:23:34 - Ssai-to - No.1148876614
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

96 Aauch die beiden maechtigen Koenige erschlug er, aber Alberich
brachte ihn dann doch noch in gefahrvolle Bedraengnis. Dieser glaubte
naemlich immer noch, seine Herren auf der Stelle raechen zu koennen,
bis er dann merkte, wie stark Siegfried wirklich war.


偉大な王子 両人を
殴り殺した 彼なれど
しかししてまた アルベリヒ
危険極まる 苦境にぞ
彼を落とし 入れにけり

この男その 主君らの
敵(かたき)を討つは ただちにも
出来るものとか すなわちも
思い込みてぞ 居たりしが
ジークフリート 真(まこと)にも
気付けばなんと 強かりき


(1) 第一文の Auch…,aber…. は 係り結び のような、
何か決まった訳し方がありますか。
(2) 第二文の …naemlich immer noch… は、どういう
感じですか。

返信1 返信-1
 2006/5/30 (火) 00:04:53 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1148876614.1
こんにちは。

>(1) 第一文の Auch…,aber…. は 係り結び のような、
> 何か決まった訳し方がありますか。

特にそのような決まった結びつきはないと思います。
auch は、die beiden の "beide" に係っていて、「両方とも」の「も」のニュアンスで
す。ジークフリートが「単に両方の王子(王)を殺した」ということを述べるのではな
く、その裏には「あの強靭なニーベルンゲン族の王(王子)が二人も揃って負けるわけな
がない」という気持ちが隠れており、しかしながら実際にはジークフリートはそのどちら
をも殺してしまった、というニュアンスがよく表されていると思います。

次の aber は、ごく一般的な aber の用法で良いのではないかと思います。二人の王子は
殺されてしまったが、アルベリヒがその仇を討とうと企むということでしょう。

>(2) 第二文の …naemlich immer noch… は、どういう感じですか。

naemlich は、直前の状況の理由などを添える表現で、先の in Bedrangnis bringen
(ジークフリートを苦境に陥れようとする) の動機・理由を述べています。「すなわち〜
だからだ」という感じでしょうか。
immer noch は、ここでは、後続の bis文(〜まで)という期間限定ですが、「それまで
はずっと」という感じです。
→「ジークフリートがどれほど本当に強いかを思い知るまでは、その場で二人の王子の敵
討ちができるものと思っていた」

> ※ 旧 アドレス が接続不可となり、

あまりに意味不明な迷惑な書き込み(英文だらけの変な書き込み)が多かったので、cgi
の名前を変えさせていただきました。前は単純に bbs.cgi という名前で、これだと自動
的に迷惑な書き込みをするプログラムにとって格好の標的だったからです。この掲示板の
URLを直接ブックマークに入れてくださっている方もいらっしゃるとは思ったのです
が、トップページに来ていただいて掲示板のバナーを押していただければ新しいアドレス
で問題なく閲覧していただけるようになっていますので、特に問題はないかなと思ってい
ました。「404 Not found」のエラーページの爆弾の絵は、私が利用しているホスティン
グサーバが用意しているもので、単にエラー警告というだけの意味合いなのでしょうが、
たしかに爆弾は怖いですよね。

> 漸く吉田先生のところ経由でアクセス出来ることが判り、

私の名前で Google などで検索していただいても、トップページにお越しいただけますの
でよろしくお願いします。

返信2 返信-2
 2006/5/30 (火) 09:59:19 - Ssai-to - No.1148876614.2
御説明を有難う御座います。次のようにして見ました。


偉大な王子 二人とも
殴り殺した 彼なれど
しかししてまた アルベリヒ
危険極まる 苦境にぞ
彼を落とし 入れにけり

してこの男 主君らの
敵(かたき)を討つは ただちにも
出来るものとや 思い込み
やや暫くは 居たりしが
ジークフリート 真(まこと)にも
気付けばなんと 強かりき


のようなことで良いですか。

Das Nibelungenlied ( 3-95 ) 引用
  2006/5/26 (金) 11:23:20 - Ssai-to - No.1148609330
お願いします。

先ず、前回第94詩節の訂正です。
最後の文 …Nibelungenland. は 「 . 」 がありません。
文章は、第95詩節へと続いていました。
先生のところで、 「 . 」 を削除出来ましたら、お願い致します。
訳出は、そのままで何とか繋がりそうです。


3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

95 bezwang er mit dem wunderbaren Schwert, das Balmung hiess. Weil sie
vor dem Schwert und vor dem tapferen Helden sehr grosse Angst hatten,
unterwarfen sich ihm viele junge Recken und uebergaben ihm Land und Burgen.


見事な剣(つるぎ) これをもて
制圧し給う その剣(けん)を
人は呼んだり バルムンク

これなる剣(けん)と いや激し
怒りの勇者 前にして
数多の若武者 帰順せり

而(しか)して国と 城々を
彼に明けてぞ 渡しけり


(1) ジークフリートは七百の兵を皆殺しにした訳では
ないのですね。
(2) 見事な剣とは Nibelungen から与えられた宝剣(?)ですか。
剣の名前 Balmung は黒田武士の槍の 「 日本号 」 などの
ように訳すとすると、どうなりますか。

返信1 返信-1
 2006/5/26 (金) 12:03:22 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1148609330.1
> 前回第94詩節の訂正です。
> 最後の文 …Nibelungenland. は 「 . 」 がありません。

こちらのほうで "." は削除しておきました。

> (1) ジークフリートは七百の兵を皆殺しにした訳ではないのですね。

そのようですね。94節で、まさしく文末に "." があれば、siebenhundert Recken は
erschlagen の目的語にしかなりえないだろうと思い、「皆殺し」というように解釈して
いましたが、今回の続きを読みますと、不満をあらわにして大騒ぎしている700人もの
兵を制圧し(黙らせて)、その帰結として彼らはジークフリートに従っていますので殺し
たわけではないようです。

> (2) 見事な剣とは Nibelungen から与えられた宝剣(?)ですか。

93節の第一文の記述によれば、そのようになるでしょう。

>> 93 Da gaben sie ihm das Schwert Nibelungs zum Lohn.

ニーベルンゲンの剣、つまり、ニーベルンゲンたちは自分たちに伝わる剣をジークフリー
トに報酬として与えたことになります。今の段階では「〜伝わる」とはどこにも書かれて
いませんが、名剣バルムンクはニーベルンゲンの宝で、洞窟の中でアルベリヒという小人
によって守られていたと言われています。アルベリヒは、『ニーベルンゲンの指輪』では
指輪に死の呪いをかける小人として登場します。

> 剣の名前 Balmung は黒田武士の槍の 「 日本号 」 などの
> ように訳すとすると、どうなりますか。

これは「名剣バルムンク号」としか訳せないのではないでしょうか。"Balmung" という語
の語源に何か意味があるのであれば、そこに何かもっと良い訳のヒントがあるかもしれま
せんが。

返信2 返信-2
 2006/5/29 (月) 14:02:56 - Ssai-to - No.1148609330.2
response を有難う御座います。

ジークフリートが、一瞬残虐な人だったのであろうかと思ったのは、
汗顔の至りです。


※ 旧 アドレス が接続不可となり、出て来た画面で作業するのも、
爆弾の絵がありますし、怖いような気がしましたので、貴所質問箱は
もう諦めようかと思っていたのですが、漸く吉田先生のところ経由で
アクセス出来ることが判り、欣喜雀躍です。

今後とも、宜しくお願い致します。

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