ドイツ語質問箱

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ページ 67 (661〜670)
Das Nibelungenlied ( 3-104 ) 引用
  2006/7/10 (月) 05:44:19 - Ssai-to - No.1152477859
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

104 Da sagte der Koenig des Landes: "Nun, er sei uns willkommen! Wie
ich verlaesslich gehoert habe, ist er edel und tapfer. Daher hat er
Anspruch darauf, im Lande der Burgunden geachtet zu werden." Nach diesen
Worten schritt der Herr Gunther Siegfried entgegen.


そこで国王 申されて

「 いざや歓迎 いたすべし
聞けばまことに 彼の下(もと)は
勇敢かつまた 高貴なり
ブルグントにて 来たりしは
認められんが 為ならん 」

このお言葉が あって後
グンター君(ぎみ) は 悠然と
彼に向かって 歩を進む


(1) Nun, er sei uns willkommen! は接続法T式だと思うのですが、
どういう文章が略されているのですか。
(2) Daher hat er Anspruch darauf, im Lande der Burgunden geachtet
zu werden. の文の構造をお示し下さいませんか。

返信1 返信-1
 2006/7/11 (火) 12:30:27 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1152477859.1
>(1) Nun, er sei uns willkommen! は接続法T式だと思うのですが、
> どういう文章が略されているのですか。

そうですね、この定動詞 sei は、sein の接続法T式です。接続法T式の用法には、「間接
話法」と「命令・要求話法」があります。ここでは、sagen, erzaehlen などの動詞があ
りませんので「間接話法」ではないでしょう。ここでは、主語 er (= Siegfried) に対す
る命令文であると思われます。つまり、Er sei ...! 「彼には〜であっていただきたい」
という要求話法です。通常は、命令・要求は2人称(目の前の相手)に対して発話されま
すが、このように第三者(3人称)に対するものもあります。たとえば:
 Der Frieden moege auf der Welt sein! (または Moege der Frieden の語順もある)
これは moegen の接続法T式・要求話法です。
今回の箇所でも、
 Er sei uns willkommen! 彼が歓迎されますように!
→(この状況では、歓迎するのはグンテル王たちなので)「彼のことを歓迎することにし
よう」
ちなみに、「ようこそ、いらっしゃい」という表現に Herzlich Willkommen! というのが
ありますが、これも正式にいえば Seien Sie herzlich willkommen! という表現(主語
Sie に対する命令文)が省略されたもので、今回の Er sei willkommen! はこれとまった
く同じ形式のものです。

あ、ですから、特に何かが「略されている」というわけではありません。

>(2) Daher hat er Anspruch darauf, im Lande der Burgunden geachtet zu werden.
> の文の構造をお示し下さいませんか。

主文の部分は er hat auf 〜 Anspruch 「彼には〜に対する権利がある」です。そしてこ
の auf 〜 の部分が darauf (= da + auf) になっていて、da は後続する zu-不定詞の内
容と結びつきます。da が zu不定詞句の先行詞になっているわけです。
zu不定詞句の中身は、geachtet werden という句が使われています。これは「過去分詞 +
werden」の構造になっていますので、【受動態】です。achten 「尊敬する、敬う」の受
動態、すなわち「敬われる」というわけです。
 im Lande der Burgunden geachtet zu werden 「ここブルグント国で敬われること」
その「敬われる」権利が彼(=ジークフリート)にはあるだろう・・・と表現されています。
 Er hat Anspruch [ darauf [ geachtet zu werden ] ]

返信2 返信-2
 2006/7/12 (水) 05:35:34 - Ssai-to - No.1152477859.2
御説明を有難う御座います。誤っていました。
Herr Gunther の言葉を次のように訂正します。


「 いざ彼歓迎 さるべけん
聞けばまことに 彼の下(もと)は
勇敢かつまた 高貴なり
ブルグントにても 敬(けい)さるは
これなる彼に 至当なり 」


これで良いようでしたら、次へ進みたいと思います。

Das Nibelungenlied ( 3-103 ) 引用
  2006/7/4 (火) 09:51:30 - Ssai-to - No.1151973756
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

103 "Das", sagte da Hagen, "koennt Ihr tun, ohne Euch etwas zu vergeben.
Als Sohn eines maechtigen Koenigs entstammt Siegfried edlem Geshlecht.
Weiss Gott: wie er so dasteht, will es mir scheinen, ein wichtiger Anlass
habe ihn dazu bewogen, hierherzureiten."


「 これなることは 」 ハゲネ言う
「 名誉損なう ことなしに
陛下遊ばし 給うべし

有力なりし さる王の
ジークフリート 子息にて
名門の出と 心得り

真(まこと)に彼の 有り様は
我思えらく 重大な
事由ありてぞ 意を決し
この地に馬を 乗り入るか 」


(1) 第二文の entstammt は自動詞ですが、文章の
構成はどうなっているのですか。
(2) 第三文の hierherzureiten はどういうふうに
働いていますか。

返信1 返信-1
 2006/7/4 (火) 18:18:10 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1151973756.1
>(1) 第二文の entstammt は自動詞ですが、文章の構成はどうなっているのですか。

一口に「自動詞」と言いましても、“目的語を取らない動詞”ばかりが自動詞ではないので
す。たしかに自動詞というと、真っ先に思い浮かぶのは「主語+動詞」だけから成るよう
な構造を持った動詞ですね。たとえば Er isst. とか Er weint. などのように。
自動詞の反対は他動詞ですが、他動詞の定義がドイツ語では厳密です。
○ドイツ語における他動詞の定義:4格目的語を取る動詞
○  〃 自動詞の定義:他動詞ではない自動詞
この定義に従うと、たとえば3格目的語や2格目的語を取る動詞も自動詞に含まれます。
たとえ目的語を選択しても、その格が4格ではないからです。4格目的語だけが特別扱い
を受けるのは、(【構造格】と呼ぶのですが)構造によって格が交替する現象に携われる
のが4格(と1格)だけだからです。典型例は【受動態構文】です。能動文の目的語が、
受動文では主語へと転じるのは一般的なことですが、ドイツ語ではその受動文の主語(こ
こでは「主語」は「1格名詞句」と読み替えてください)になれるのは4格目的語だけです。
(例) Ich habe meinem Vater eine Krawatte geschenkt.
 →受動態1(4格目的語を主題にする)
   Eine Krawatte wurde meinem Vater geschenkt. 「ネクタイが父に贈られた」
 →受動態2(3格目的語を主題にする)
   Meinem Vater wurde eine Krawatte geschenkt. 「父にネクタイが贈られた」

このように、4格目的語だけが構造格として格の交替が可能です。4格目的語を選択する
動詞だけを「他動詞」と呼びます。ですから、今回の entstammen は自動詞で、3格目的
語を要求します。→「(3格;〜から)の出である」

→彼は高貴な家系の出である

> (2) 第三文の hierherzureiten はどういうふうに働いていますか。

これは hierher|reiten という分離動詞の zu不定詞ですね。hierher は hier + her で
すので、本来は her|reiten 「こちらに向かって馬に乗ってくる」です。
zu不定詞は、それ単独では働きえず、何かを“修飾する”機能を持っています。たとえば、
 Hast du (dazu) Lust, <font color=green>mit uns Fussball zu spielen</font>.
 Ich bitte dich darum, <font color=green>mir zu helfen</font>.
などです。いずれも、dazu や darum の da- の部分が zu不定詞が関係する(修飾する)
部分です。
今回の箇所でも、dazu というのがあります。sich bewegen は「動く、行動を起す」とい
う意味ですが、 zu 〜 を伴って「〜へと(行動を起す)」という表現になっています。
そして、その zu の部分の中身が da <--> hierher(zu)reiten ということで関係付けら
れています。
 → 何か重要なことが動機づけとなって、彼をこちらへ向かわせる行動を起させたのだ

なお、この文の定動詞が hat ではなく habe (er habe sich bewogen) となっているの
は、weiss Gott 「神が知っている」の内容で、間接話法になっているからですね。weiss
Gott は「自分には断言はできないが、ほぼ〜だろう」というときに、「自分には最終的
な責任ある断言はできないが、これは神が知っておられることで、ほぼ自明である」とい
う意味合いで使われます。「知っている」という内容にあたる部分なので間接話法(接続
法T式)になっているわけです。

返信2 返信-2
 2006/7/5 (水) 05:01:40 - Ssai-to - No.1151973756.2
詳細な御説明を感謝致します。

第三文は接続法T式だったのですね。気が付きませんでした。

真(まこと)に彼の 有り様は
我思えらく 重大な
事由ありてぞ 意を決し
この地に馬を 乗り入るか 」

は、

○ それなる彼の 有り様は
○ 我思えらく 重大な
○ 事由ありてぞ 意を決し
○ この地に馬を 乗り入るか
○ 神知りてこそ あんなめり 」

としてみたいと思います。
これで良ければ、次へ進みます。

Die Loreley 引用
  2006/6/25 (日) 12:00:38 - Ssai-to - No.1151203868
お願いします。

いささか overshoot になりますが、名訳あるをも顧みず、
おこがましくも自分なりの訳出の trial です。


Die Loreley*******************************ローレライ

Ich weiss nicht was soll es bedeuten,****いわれも知らずて
Dass ich so traurig bin;*****************愁いありて
Ein Maerchen aus alten Zeiten,***********人は伝えて  
Das kommt mir nicht aus dem Sinn.********心去らじ        
Die Luft ist kuehl und es dunkelt,*******静かな流れライン
Und ruhig fliesst der Rhein;*************涼み暮れ行く
Der Gipfel des Berges funkelt************夕日に輝けリ
Im Abendsonnenschein.********************山の峰々

Die schoenste Jungfrau sitzet************高みに麗(うるわ)しの
Dort oben wunderbar;*********************乙女美(うつく)し
Ihr goldnes Geschmeide blitzet,**********煌(きらめ)く金の髪
Sie kaemmt ihr goldenes Haar.************金の解き櫛
Sie kaemmt es mit goldenem Kamme*********解きては歌唄う
Und singt ein Lied dabei;****************一つの歌
Das hat eine wundersame,*****************妙なる調べ
Gewaltige Melodei.***********************満ちぬ 奇(く)しき力

Den Schiffer im kleinen Schiffe**********小舟の渡し守
Ergreift es mit wildem Weh;**************心打たれて   
Er schaut nicht die Felsenriffe,*********底なる巌(いわお)見ず
Er schaut nur hinauf in die Hoeh.********山を見やれば
Ich glaube, die Wellen verschlingen******小舟も守も 果て
Am Ende Schiffer und Kahn;***************波にのまれて
Und das hat mit ihrem Singen*************為すは彼の歌
Die Lore-Ley getan.**********************為しぬローレライ


※ 歌ですので、思い切り意訳をしましたが、
意味の取り方に誤りがないですか。

返信1 返信-1
 2006/6/25 (日) 16:46:56 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1151203868.1
訳出の関係で、ドイツ語原文とそれと "***" で結ばれた日本語訳が直接対応せず、前後
している部分もあるということですね。

原文をきちんと解釈した上でそれが反映されたような意訳になっているかどうかをチェッ
クすれば良いということでしょうか。

以下、実在する訳(歌詞)のことは置いておいて、今回訳されたものに対してのコメント
を書かせていただきます。

> Ein Maerchen aus alten Zeiten,***********人は伝えて  
> Das kommt mir nicht aus dem Sinn.********心去らじ

これですと、「何が(私の)心を去らないのか」が表現されていませんので、「人が伝え
る」と「心去らじ」の関係が明確ではないと思います。「人が伝えてきたもの、それが心
去らじ」ということなら良いのでしょうが。

> Ihr goldnes Geschmeide blitzet,**********煌(きらめ)く金の髪

文字通りには、「彼女の黄金色の装身具が輝いている」です。Geschmeide は「アクセサ
リー、装身具」の意味です。それが「髪」のことであると解釈できるかどうかはちょっと
私には判断できません。

> Das hat eine wundersame,*****************妙なる調べ
> Gewaltige Melodei.***********************満ちぬ 奇(く)しき力

gewaltig は「力強い、激しい」という意味の単語ですので、忠実に訳すならば「力強く
(= gewaltig) 、かつ、妙なる/奇しき (wundersam) 調べ」ということになりますね。も
ちろんそこから「力強く」という訳を表に出さずに意訳されたのでしょうね。

そのほかの部分は、原文に忠実であることがよくわかる意訳になっていると思います。ど
の程度までのコメントを書けば良いのかが分かりませんので、ひとまず以上のような感想
を書かせていただきましたので、参考にしていただければ幸いです。

返信2 返信-2
 2006/6/25 (日) 19:24:35 - Ssai-to - No.1151203868.2
advice を有難う御座います。( ***** は、離して
書き込んでも訳の文章が原文のすぐ後にくっついて
しまいますので、離そうと思い入れたものです。 )


○ Ein Maerchen aus alten Zeiten,********昔は伝えて  
○ Das kommt mir nicht aus dem Sinn.*****心去らじ

○ Ihr goldnes Geschmeide blitzet,*******装う金 煌(きらめ)き
○ Sie kaemmt ihr goldenes Haar.*********金の髪を

○ Das hat eine wundersame,**************奇(く)しきの力 満ちて
○ Gewaltige Melodei.********************妙なる調べ


のようにしてみましたが、他のところへ繋がるようですか。

※ Gewaltige は 「 満ちて 」 でどうですか。

返信3 返信-3
 2006/6/27 (火) 12:31:56 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1151203868.3
> Gewaltige は 「 満ちて 」 でどうですか。

力強さがよく表されていると思います。

> 他のところへ繋がるようですか。

つながると思います。

返信4 返信-4
 2006/6/27 (火) 14:46:20 - Ssai-to - No.1151203868.4
authorization を感謝致します。

次に 歌声喫茶;

http://www.duarbo.jp/songs.htm

というのがあるのですが、原語の歌詞とともに一人で
歌って楽しみたいと思います。( Die Loreley は ジャンル別索引 の 外国民謡・
歌曲 のところにあります。 )

※ 実は、その後また改訂をしたのですが…

> Er schaut nicht die Felsenriffe,*********底なる巌(いわお)見ず



○ 底なる岩礁(いわ)を見ず

として歌っています。

返信5 返信-5
 2006/6/29 (木) 13:08:08 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1151203868.5
> 原語の歌詞とともに

音楽にあわせてドイツ語を口ずさむと、ドイツ語特有のリズムや語調などを感じることが
でき、聴き取り(耳)と発音・調音(口・のど)の訓練にもなります。音楽にあわせて、
原語・翻訳ともに楽しまれるというのはとても素晴らしいことですね。

返信6 返信-6
 2006/6/29 (木) 20:48:57 - Ssai-to - No.1151203868.6
comment を有難う御座います。

歌い込んで覚えてしまおうかと思います。

和訳もメロディーにに合わせることが出来たようですので、
嬉しかったものですから、知人にメールでいま紹介したところです。

Das Nibelungenlied ( 3-102 ) 引用
  2006/6/25 (日) 06:45:54 - Ssai-to - No.1151185275
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

102 Da sagte der maechitige Koenig: "Du magst recht haben. Sieh
nur, wie verwegen und streitluestern der tapfere Held und seine
Gefogsleute da unten stehen. Mir scheint es angebracht,
hinunterzugehen und den Recken zu begruessen."


このとき大王 言うならく

「 思うに汝 真実か
測ってやみて くれようぞ
控えの家来と この勇士
胆力気力の 如何なるか

我思えらく 適切は
迎えに下りん この勇士 」


※ Koenig の言葉の第二文の命令形は、Koenig 自身
への命令というふうに解釈したのですが、こういう命令形は
ありますか。

返信1 返信-1
 2006/6/25 (日) 16:17:55 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1151185275.1
> ※ Koenig の言葉の第二文の命令形は、Koenig 自身
> への命令というふうに解釈したのですが、こういう命令形は
> ありますか。

自分自身に対して du を用いて語りかけることはあります。珍しい用法ではありません。
たしかにこの Sieh nur, [...] は du に対応する命令形です。しかし、この du が王自
身への発言だとすると、"Du magst recht haben." の du が王自身というように解釈する
のが自然な流れになってしまうでしょう。
しかし、この Du magst recht haben. の du はハゲネだと思います。今までずっとジー
クフリートという勇士についてのエピソードをハゲネは王に対して語ってきました。そし
ていま城下に来ているあの若き騎士ことそのジークフリートではないかという話をハゲネ
はしています。それに対して、王は「ハゲネ殿、あなたの話されることは本当であろう」
と受け入れています。つまり du はハゲネを指すと思われます。
そうすると sieh もまずはハゲネに対する命令であり、さらにはハゲネを含めたその場の
全員(この場合は、本当は Ihr という人称代名詞、命令形は Seht になる)に対する発
言というように拡大解釈しても良さそうです。

ハゲネに対し、ハゲネの語ったことが本当のようであるその証拠として、「ほら、城下の
若き騎士とその仲間たちを見てみなさい。彼らはなんと不敵に好戦的な姿勢を見せている
ことか。そのことを考えても、ハゲネ殿、あなたの語られたことはおそらく本当であろ
う」とした、ハゲネへの<促し>の要求表現ではないかと感じました。

返信2 返信-2
 2006/6/27 (火) 04:56:07 - Ssai-to - No.1151185275.2
comment を有難う御座います。解りました。

「 思うに汝 真実か
あれやを見ても くれ給え
控えの家来と この勇士
士気と胆力 如何ばかり

としてみました。これで良いようでしたら次へ進みます。

返信3 返信-3
 2006/6/27 (火) 14:28:47 - Ssai-to - No.1151185275.3
p.s.

あれやを見ても くれ給え

は、

あれをや見ても くれ給え

の方が良いような気がしますので、こちらで続けます。

nett 引用
  2006/6/16 (金) 23:03:27 - schiri - No.1150465238
こんばんは、

nett を使った表現でわからないものがあるのですが、質問させてください。
友達からのE-mailからの抜粋です:

Ja, die Zeit geht wirklich schneller vorbei, je aelter man wird. Ich glaube,
deswegen sollte man jeden Tag geniessen. Wenn ich in Berlin bin, vergeht auch
die Zeit leider so schnell. Warum sollte ich nicht nett sein? ^^

一番最後のところのnettをどのように解釈すればいいかわかりません。ここが話の落ちみたい
になってるような気がして、ここは結構重要なような気がします。たぶん本当に言いたことは
ich sollte nett sein だと思うのですが、なんだかそれでもわかりません。

またよろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2006/6/20 (火) 14:39:02 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150465238.1
こんにちは。返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません。

Ja, die Zeit geht wirklich schneller vorbei, je aelter man wird. Ich glaube,
deswegen sollte man jeden Tag geniessen. Wenn ich in Berlin bin, vergeht auch
die Zeit leider so schnell. Warum sollte ich nicht nett sein? ^^

> 一番最後のところのnettをどのように解釈すればいいかわかりません。

まず、今回の文章の主要なテーマである「時間が過ぎるのがはやい」ということと、最後
の nett は関係がないと思うのですが、何か直前にやり取りしたメールの中で nett とい
う話をされませんでしたか?たとえば、相手に対して
 Danke, du bist sehr nett.
や、Danke, das ist sehr nett von dir.
などの表現で、相手にお礼の類を言われたりしていれば、それに対する応答として相手が
書かれた可能性もあります。
 そもそも Warum sollte ich 〜 sein. (〜の部分には nett や grosszuegig などが入
る)は、「なんで私が〜だなんてことがあるの?」というのが直訳で、sollte は外部の
評価(自分ではなくて)です。これで「いやいやそんな〜だと言ってもらえるほどのこと
はないよ」という<謙遜>の表現になります。言い換えれば
 Gern geschehen! Das habe ich gern gemacht. Nichts zu danken.
など、「例には及ばないよ、当然のことをしたまでだよ」といった意味合いの表現です。

直前のやり取りをふまえて「そんな親切だなんて(君に)言ってもらえるほどのことはな
いよ」と相手の方が言う状況があれば良いのですが。もしそれでもつながりがなければ、
もう少し広めの前後の文脈をそえていただければ幸いです。よろしくお願いします。

返信2 返信-2
 2006/6/21 (水) 20:28:57 - schiri - No.1150465238.2
お返事ありがとうございます!

大きな感違いをしていたのには気づきませんでした。
自分では覚えていなかったのですが、たしかに直近のメールで「Trotzdem bist du mir
gegenueber immer nett.」と書いてました。この事について言っていたんですね。

少し説明のなかで気になったのですが、ここの文では「Warum sollte ich nicht 〜 sein」
となって否定になっているので、
warum sollte ich nicht nett sein は「なぜ私が親切ではないって事があるの?」
となってつまり言いたいことは「私は親切です」か又は「私は親切でしょ?」とちょっと疑問の
ニュアンスが入った物と考えていいのでしょうか?

返信3 返信-3
 2006/6/22 (木) 00:29:25 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150465238.3
> warum sollte ich nicht nett sein は「なぜ私が親切ではないって事があるの?」
> となってつまり言いたいことは「私は親切です」か又は「私は親切でしょ?」と
> ちょっと疑問のニュアンスが入った物と考えていいのでしょうか?

そうですね、「私はいつだって親切にするつもりはしている(でも、それをその都度感謝
されると困っちゃうなぁ)」という、ちょっと控えめな(照れた?)表現になっていると
思います。親切だと改めて褒めてくれなくても良いよ、といった感じでしょうか。

返信4 返信-4
 2006/6/22 (木) 20:58:56 - schiri - No.1150465238.4
ありがとうございます。

それにしてもsollenを使った文は難しいです。

ich bin nett, Bin ich nett? Warum bin ich nett? ich sollte nett sein.....
等など、いろいろ考えてしまいました。

返信5 返信-5
 2006/6/23 (金) 10:51:09 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150465238.5
そうですね。sollen の使用は非常に難しいですね。具体的な例文などでその使用環境の
感覚を身につけていくことが有効かもしれません。

Das Nibelungenlied ( 3-101 ) 引用
  2006/6/21 (水) 20:34:52 - Ssai-to - No.1150889692
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

101 Wir muessen den jungen Herren moeglichst zuvorkommend aufnehmen,
damit wir uns nicht etwa die Feindschaft des jungen Recken zuziehen.
Er ist so tapfer, dass es dringend geboten scheint, ihn zum Freund zu
haben. So viele wunderbare Taten hat er mit kraftvoller Hand vollbracht!"


これなる若き 主(あるじ)殿
我ら遇すに すべからく
出来得る限り 愛想良く
如かして我ら 身の上に
若き勇士の 敵意とか
招来するは あるまじき

彼此程(これほど)の 勇士にて
これ必須なりと 思えらく
彼して盟友 なりとせん

斯程(かほど)数多の 素晴らしき
行跡成就 遂げたるは
彼のいや強き 手によりぬ! 」


(1) 第二文の構造は、文法的にどうなりますか。
(2) 第二文の geboten は何の変化ですか。

返信1 返信-1
 2006/6/22 (木) 01:21:36 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150889692.1
>(1) 第二文の構造は、文法的にどうなりますか。

第一文は、もちろん Wir ... aufnehmen という主文と、damit ... zuziehen の副文に分
解できます。

> (a) Wir muessen den jungen Herren moeglichst zuvorkommend aufnehmen,
> (b) damit wir uns nicht etwa die Feindschaft des jungen Recken zuziehen.

(a) の文法構造を見てみると、助動詞 muessen をひとまず除外すれば、動詞は
aufnehmen 「受け入れる、招き入れる、応対する」、目的語は den jungen Herren (=
Siegfried)、そして様態の副詞として (moeglichst) zuvorkommend 「(できるかぎり
の)丁重さで」という語句から成っています。これは、ジークフリートの武勇伝を語り終
えたハゲネが、いままさしく自分たちの城下にやってきているジークフリートを出迎える
にあたってのアドバイスを王グンテルに与えているものと思われます。除外して考えた
muessen を加えると、「われわれは(いま城下に来ている)あの若き勇士をできる限りの
丁重さでもって迎え入れなければならない」という意味になります。

(b) の部分は、damit 「〜であるように(目的・事態の帰結)」でいわば「ジークフリー
トに丁重に応対しなければこういう目にあう」という帰結を述べています。ここでは
nicht がついていますので「〜ということにならないように」ということです。sich(3)
etwas zuziehen で「自分たちに〜(悪いことなど)を引き入れてしまう(=自分たちに
悪いことがふりかかる)」です。“悪いこと”とは、ここでは「この若き勇者の敵意」で
す。etwa は「たとえば〜といったようなもの」というニュアンスです。
つまり、「私たちがこの若き勇者の敵意などといったものを得てしまうことのないよう
に」です。

>(2) 第二文の geboten は何の変化ですか。

geboten は、動詞 bieten 「頼む、依頼する、要求する」の過去分詞です。ここでは受動
態の意味で使われています。当該の dass es dringend geboten scheint, [...] zu
haben を、dass をひとまず除外して書き改めれば:

es scheint, dringend geboten zu sein, [...] zu haben

となります。geboten zu sein の部分は scheinen にかかり、[...] zu haben の部分の
zu不定詞句は bieten の内容(依頼の内容)を指します。geboten sein という状態受動
の sein が省略され、es scheint dringend geboten になっていると考えると分かりやす
くなるかもしれません。es = ihn zum Freund zu haben ですので、「緊急に、彼と友好
関係を結ぶことが望まれている(dringend geboten, ihn zum Freund zu haben)/もの
と思われます(es scheint)」ということです。最後に、so ... dass 構文は「〜なの
で、それゆえ」というようなニュアンスになります。
→「彼は恐れをしらず勇猛なので(=彼の恐れを知らない勇猛さを考えると)、彼とは至
急友好関係を結ぶことが望ましいと思われます」
(「望む、依頼する」主体は具体的には表されていません。それはハゲネを含む、その場
にいる全員でしょうし、ひいてはブルグント国全体でしょう。友好関係を築けなければ、
ジークフリートの手によって恐ろしい目にあうことになるかもしれないというほのめかし
です。)

返信2 返信-2
 2006/6/22 (木) 07:58:36 - Ssai-to - No.1150889692.2
応答を感謝いたします。解りました。それでは…

> これ必須なりと 思えらく
> 彼して盟友 なりとせん

のところを、

○ これ緊急なりと 思えらく
○ 彼我の盟友 約すべし

とします。これで良いようでしたら次へ参ります。

Das Nibelungenlied ( 3-100 ) 引用
  2006/6/16 (金) 14:38:37 - Ssai-to - No.1150436317
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

100 Uebrigens weiss ich noch mehr von Siegfried: Er hat mit eigner Hand
einen Drachen erschlagen, in dessen Blut er badete, so dass seine Haut
von Horn ueberzogen wurde. Aus diesem Grunde - und das hat sich schon
oft erwiesen - kann keine Waffe ihn verletzen.


さてまた我は いやさらに
ジークフリート 知り居りぬ

彼は自ら その素手で
竜を殴りて 殺したり
これなる竜の 血を浴びて
角を備えた 皮膚張りぬ

こうした訳が ありてのち
してまた絶えず 証(あかし)あり
いかなる兵科 武器兵器
彼を害する 能わざる


※ 第一文の Haut von Horn とはどのような皮膚ですか。

返信1 返信-1
 2006/6/20 (火) 14:29:27 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150436317.1
こんにちは。返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

> 第一文の Haut von Horn とはどのような皮膚ですか。
Horn は「角」という意味のほかに「皮膚を構成するたんぱく質(ケラチン)」も意味す
ることがあります。このたんぱく質は、皮膚や爪、甲羅、うろこなどを構成するもので
す。そこから、Horn には「うろこ、甲羅、べっ甲」などの意味もあります。いずれも、
第一意味の「角」からかけ離れた概念ではなく、「きめが細かくしっかりしたもの」とい
う共通点があります。
 ここでは、竜の血を浴びてどんな武器にも負けない頑丈な肌を手に入れたとありますの
で、「肌が無敵のうろこ・甲羅のようになった」という意味合いだと思います。
 なお、この文の構造上、Haut von Horn でひとかたまりではなく、Haut wurde von
Horn ueberzogen 「皮膚がうろこで覆われた」という受動文です。念のため。もちろん意
味的には Haut von Horn = Hornhaut と同じです。

返信2 返信-2
 2006/6/21 (水) 00:16:19 - Ssai-to - No.1150436317.2
応答を感謝いたします。それでは…

> …seine Haut von Horn ueberzogen wurde. は

○ 無敵のうろこに 覆われぬ

としようと思います。これで次へ進みたいと存じます。

Das Nibelungenlied ( 3-99 ) 引用
  2006/6/13 (火) 09:44:55 - Ssai-to - No.1150159495
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

99 Aber vorher musste er dem Sieger einen Eid schwoeren, dass er ihm
treu und unterwuerfig dienen wolle. Alberich war zu jeder Art von
Unterwuerfigkeit bereit." So sagte Hagen von Tronje. "Das sind seine
Taten! Niemals vorher hat es einen krafvolleren Recken gegeben.


しかし事前に アルベリヒ
勝者に対し 誓い立て
ジークフリート に対しては
誠意と服従 尽くすの意
宣誓するを 要したり

あらゆる作法 アルベリヒ
服従儀礼 調えり」

斯くの如くに トロニエの
ハゲネはそして 申された

「 これが彼なる 行状ぞ
強豪なりし この一人
英雄なりて 未曾有なり


(1) 第一文の wolle の変化の所以はどうなりますか。
(2) すっかり忘れていましたが、ずーっと ハゲネ が
喋っていたのですね。

返信1 返信-1
 2006/6/13 (火) 12:48:07 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150159495.1
>(1) 第一文の wolle の変化の所以はどうなりますか。

これは、動詞の【接続法T式】の用法です。【接続法】にはT式とU式の2つがあり、具体
的な用法としては【間接話法】【非現実話法】【要求話法】があります。このうち、【間
接話法】と【要求話法】はT式を、そして【非現実話法】はU式を使うことが多いです。

【非現実話法】の代表例としては、たとえば moechten という助動詞が挙げられると思い
ます。これはいまや独自の助動詞として考えてもさしつかえありませんが、本来は
moegen という助動詞の接続法U式の形でした。非現実話法は「もし〜ならば」という“仮
定”の話をするときに使いますので、「もし私が〜しても構わなければ<嬉しいのです
が…>」という意味合いがこめられています。そこから「私は〜したい(Ich moechte
[...])」という意味が生まれます。
【要求話法】の代表例は「命令表現」です。「静かにしろ(Sei still!)」の sei は、
sein の接続法T式ですし、「もうしばらくお待ちください(Haben Sie bitte noch
Geduld.)」などの haben は、動詞の原形(不定形)と同じ形をしていますが、実際には
接続法T式です。

接続法T式の作り方は、動詞の不定形から語尾の "n" を除きます。これが基本形です。
(例: sein → sei = 接続法T式)。単数形1人称と同3人称は同形でこの基本形を用い
ます。単数形2人称はこの基本的に -st、複数形には -en をつけます(例: wir seien,
Sie seien は sein の接続法T式。"Seien Sie bitte [...]! という要求文に見られる
"seien" というのも典型例のひとつですね)。

話がそれましたが、今回の wolle は wollen の接続法T式・3人称単数の形です。ここで
は、文脈に einen Eid schwoeren (宣誓する) というのがありますので、その「宣誓内
容」という意味合いの【間接話法】です。

(ハゲネの言葉)「彼は、『自分は〜を望みます』ということ(=間接話法)を誓わない
といけなかったのです」
Er musste dem Sieger einen Eid schwoeren, dass er [.......] wolle.

このような【間接話法】はごく一般的にも用いられます:
(例)
Er hat mir gesagt, dass er ein neues Auto gekauft habe.
(※本来は hat となるところを habe とするのが接続法T式です)

>(2) すっかり忘れていましたが、ずーっと ハゲネ が喋っていたのですね。

私も、そのことをすっかり忘れていました。単に“地の文”として淡々と記述されていると
いつの間にか思ってしまっていました。場面としては、ジークフリートたちがブルグント
国の城下に到着して、グンテル王やハゲネたちがそれを城の上から眺めているところのま
までしたね。

返信2 返信-2
 2006/6/14 (水) 15:47:06 - Ssai-to - No.1150159495.2
詳細な御説明を有難う御座います。ただ一つ…

接続法T式の作り方ですが、動詞の不定形から語尾の "n" を除き、
単数形1人称と同3人称は同形でこの基本形を用い、単数形2人称は
この基本的に -st、複数形には -en をつけるわけですが、
 wir seien は納得する一方で、 Sie seien は複数の sie で
あれば解るのですが、 "Seien Sie bitte [...]! という要求文に
見られる "seien" というのは二人称の敬称の Sie も複数の
ように取り扱われるということですか。

返信3 返信-3
 2006/6/15 (木) 16:57:28 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1150159495.3
> "Seien Sie bitte [...]! という要求文に見られる
> "seien" というのは二人称の敬称の Sie も複数のように
> 取り扱われるということですか。

はい。二人称敬称の Sie と三人称複数の sie は、同じ動詞の変化語尾を持ちます。今回
は接続法の話ですが、これは直説法(通常の表現形式)でも同じです。同じ二人称でも、
親称の du/ihr は独自の変化語尾(-st/-t)を持ちますが、敬称の Sie は、語源の上で
も「(複数の)三人称」と同じ扱いを受けます。
 ○三人称(→遠い存在)→(心理的な)距離を持った存在→二人称敬称

Sie sind mutig. 「あなたは勇気がおありになる」
Sind sie mutig? 「彼らには勇気がありますか?」
Seien Sie bitte mutig! 「どうか勇気をお持ちください!」
Seien sie mutig! 「彼らは勇気を持つべきだ!」

なお、これは語の語源を含めた話で、人称変化の語尾の形が「三人称複数」と「二人称敬
称」で同じ扱いになるという意味ですので、もちろん「二人称敬称」が「複数形扱いにな
る」という意味ではありません。「活用語尾」だけ見れば「三人称複数に準じている」と
いうことです。もちろん Sie には「単数」の意味もあります。
(余談ですが、Sie は単数形も複数形も同じ形ですので(ich - wir, du - ihr などのよ
うな対応はない)、どうしても複数形としての用法が先にあって、そこから単数形にも転
じて使われるようになったという考えるのが自然なような気もします。その意味で、Sie
が三人称複数形の sie と同じ動詞の活用をするというのは、その本来の対応が残存して
いると考えられるかもしれません。)

返信4 返信-4
 2006/6/16 (金) 14:07:22 - Ssai-to - No.1150159495.4
再度の返信を有難う御座います。判りました。

( 余談 ) の部分に興味がもたれました。
日本語でも、書き言葉では 「 貴下 」、「 貴所 」 など、
先方が一人でも或る広がり・輩下の存在が感じられる、二人称の
敬称用語が思い起こされます。

訳出はそのままでも良いようであると言うことにしていただき、
次へ参ります。

Das Nibelungenlied ( 3-98 ) 引用
  2006/6/9 (金) 09:09:42 - Ssai-to - No.1149810744
お願いします。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

98 Alle, die den Mut zur Gegenwehr aufgebracht hatten, lagen tot am Boden.
Siegfried gab nun Befehl, den Schatz auf dem schnellsten Wege wieder
dorthin zu bringen, woher die Gefolgsleute Nibelungs ihn vorher geholt
hatten. Henach wurde der starke Alberich von Siegfried zum Hueter des
Hortes bestimmt.


抗(あらが)う気力 抜けたりて
皆の者ども 横たわり
地面の上に 死んだよう

ジークフリートさて 指揮を執り
一番早い 方法で
宝物(たからもの)また 彼方(かなた)へと
ニーベルンクの 一族が
宝を以前 持ち出した
ところへとまた 運ばせり

この後勇者 アルベリヒ
財宝番と なりにけり


(1) Alle はニーベルンクの一族皆のことですか。
(2) 第二文の ihn は den Schatz のことですか。
(3) 第97詩節の Herrn des Schatzes を、 「 宝の守護者 」 と
しましたが、この詩節で始めて宝物の 「 番人 」 になるのですから、
第97詩節の方は 「 宝の領主 」 などの方が良いですか。
(4) Alberich は Nibelungen 一族の Koenig ですか。

返信1 返信-1
 2006/6/10 (土) 07:58:42 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1149810744.1
こんにちは。

> (1) Alle はニーベルンクの一族皆のことですか。

一族“皆”かどうかちょっと分かりませんが、少なくとも "Alle, die den Mut zur
Gegenwehr aufgebracht hatten" とありますので、「勇気を奮い起こしてジークフリート
に抵抗してきた者たちは皆」ということになります。この者たちはもちろんニーベルンク
一族の者たちでしょう。

> (2) 第二文の ihn は den Schatz のことですか。

はい、その通りです。

>(3) 第97詩節の Herrn des Schatzes を、 「 宝の守護者 」 と
> しましたが、この詩節で始めて宝物の 「 番人 」 になるのですから、

ただし、第97詩節では

> Da war Siegfried, der furchterregende Mann, zum Herrn des Schatzes geworden.

とあるように、"Herr des Schatzes" となったのはジークフリートです。ニーベルンクの
財宝のすべての権限をいまやジークフリートが握っている、ということになるでしょうか。

> 第97詩節の方は 「 宝の領主 」 などの方が良いですか。

そのような解釈だと思います。

そして本詩節では、"Henach wurde der starke Alberich von Siegfried zum Hueter des
Hortes bestimmt." とありますので、Hueter des Hortes になったのはアルベリヒです。
「アルベリヒは、ジークフリートによって(命じられて)ニーベルンクの宝の守護人に任
命された」となっています。

つまり、「宝についての権限/所有権」はジークフリートが握っており、それを元の場所
(洞窟の中←89詩節)に戻させた上で、アルベリヒにずっとそこで守り続けるように命
じたのでしょう。

>(4) Alberich は Nibelungen 一族の Koenig ですか。

今までの詩節の記述を見る限り、アルベリヒが一族の王であるような記載はなかったです
ね。ニベルンクとシルブンクが王子であるということは書かれていましたので、この2人
の兄弟の父親が王だということになりますが、名前など詳細はなかったのではないでしょ
うか。アルベリヒがその父親だとしたら、何かそのヒントになるような記述があってもお
かしくないのですが。前詩節では Zwerg Alberich という記述しかありません。

なお、ワーグナーの歌劇『ニーベルンクの指輪』では、アルベリヒが「ニーベルンクの
王」として扱われています。指輪の魔力で独裁的力を手に入れました。『ニーベルンクの
指輪』では、秘宝は「魔法の指輪ドラウプニル」で、アルベリヒはこの指輪を守るわけで
す。しかし、『ニーベルンゲンの歌』では、指輪ではなく秘刀バルムンクや隠れ蓑が秘宝
として中心的に扱われます。色々な作品、いろいろな神話の形がありますが、ひとまず
『ニーベルンゲンの歌』ではアルベリヒは王ではないのではないかと思いますが、私の知
識ではこれ以上は分かりません。

返信2 返信-2
 2006/6/10 (土) 08:44:41 - Ssai-to - No.1149810744.2
御説明を有難うございます。また、誤訳です。

Alle, die den Mut zur Gegenwehr aufgebracht hatten, lagen tot am Boden.

は、

○ 抗(あらが)う気力 奮いたる
○ 者どもも皆 横たわり
○ 地面の上に 死んだよう

と訂正いたします。
勘違いが多くなってきましたが、今後ともよろしくお願いいたします。

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