ドイツ語質問箱

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ページ 79 (781〜790)
バッハのエルトマン書簡におけるアムーザについて 引用
  2005/8/7 (日) 09:33:31 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1123374221 - 返信コールON
私はバッハの音楽に関するホームページをいくつか作っております。
平均律クラヴィーア曲集については「聖律の音楽」として公開しています。
http://www.geocities.jp/imyfujita/indexj.html
その中でいくつかの謎についてフィクションの形で仮説を提示しています。
たとえば、第1巻24番ロ短調の前奏曲は教会旋法を使って、
平均律という大胆な取り組みについて教会からの攻撃
に備えたのではないか?というような仮説です。
今、気になっているのは、バッハのエルトマン
書簡における"amusa"についてです。そこには次の記載があって、
Es muste sich aber fugen, daB erwehnter SereniBimus sich mit
einer Berenburgischer Princessin vermahlete, da es denn das
Ansehen gewinnen wolte, als ob die musicalische
Inclination bey besagtem Fursten in etwas laulicht
werden wolte, zumahln da die
neue Furstin schiene eine amusa zu seyn:
(ドイツ語文字が表現できませんでした。すみません)
特に、eine amusa zu seyn はケーテン候のお妃に19歳でなった
Friederica Henrietta von Anhalt-Bernburg さんが「音楽嫌い」で
あることを示していて、そのためにバッハはケーテンを去る決心をした
こととされています。
amusa は a-musa となり、a-musicalische の類推と考えられて、
多くの文献で引用されています。しかし、musa という単語は
ドイツ語辞書になくて、muse の変形なのだろうと考えるしかありません。
amuser(uはウムラウト)であれば、フランス語系統の amuser になるのかな、
とも思います。 amusa はフランス語では楽しませるという
動詞の三人称単数の単純過去です。
このお妃は2年ほどでなくなってしまいました。
肖像画が残されていますが可愛らしい方です。
バッハに「音楽嫌い」の汚名を着せられて歴史に残ったのでは
本当に気の毒です。amusa はドイツ語ではすぐに「音楽嫌い」となるのでしょうか?

返信1 返信-1
 2005/8/7 (日) 16:40:13 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1123374221.1
こんにちは。
> amusa は a-musa となり、a-musicalische の類推と考えられて、
> 多くの文献で引用されています。しかし、musa という単語は
> ドイツ語辞書になくて、muse の変形なのだろうと考えるしかありません。

そうですね。このように、接頭辞 a- が付くことで「否定・反対」の意味が表されます
ね。Moralismus ⇔ Amoralismus、Symmetrie ⇔ Asymmetrie、normal ⇔ anormal など。

> amuser(uはウムラウト)であれば、フランス語系統の amuser になるのかな、
> とも思います。amusa はフランス語では楽しませるという動詞の三人称単数の
> 単純過去です。
> このお妃は2年ほどでなくなってしまいました。肖像画が残されていますが
> 可愛らしい方です。バッハに「音楽嫌い」の汚名を着せられて歴史に残ったのでは
> 本当に気の毒です。

そこで "amusa" という単語を a- と musa に分解してみても、ドイツ語には musa とい
う単語がないのだから、musa = musikalisch と分析し、このお妃を「音楽嫌い」として
記録に残すのは間違いではないか、もしこの musa がフランス語の amuser に通じるもの
があるならば、これまでの様々な文献が述べてきたことは誤りで、実はこのお妃はもっと
肯定的なイメージを与えられても良いのではないか?というのが、今回のご質問で主張し
ようとしておられる仮説であると理解しました。

> amusa はドイツ語ではすぐに「音楽嫌い」となるのでしょうか?

たしかに、ウェブで調べてみても、非常にたくさんの文献が eine "amusa" [=
unmusikalisch] などと記述していますね。例えば、
http://www.bauchsladen.de/Bach.htm など。

手元のいくつかの辞書を調べてみましたが、たしかに amusa も musa も記載はありませ
んでした。ただ、musa がギリシア語の Mousa に通じている可能性を示唆するものを見つ
けましたのでご紹介します。Mousa はギリシア語で、ムーサともミューズとも呼ばれ、文
芸・学術をつかさどる女神のようです。ドイツ語表記では Muse となります。この Muse
は、独和辞典では「@ムーサ(文芸・学術をつかさどる女神)、A文芸・詩歌・芸術」と訳
されています。現代ドイツ語では Muse と書くが、古くは musa (Musa) と書いていたと
いうことは考えられます(ギリシア語の発音「ムーサ」が、ドイツ語で Musa と書く場合
の音に通じるため)。また、この Muse (またはギリシア語の Mousa)からの派生で、
Amusie という単語が和独辞典にも載っています。これは「芸術的才能がないこと(=
amusisch)、音痴、(病名で)失音楽症」と訳されています。この語頭の a- が、例の「否
定・反対」を意味する接頭辞であるということも大いに考えられます。

他にもウェブで色々と見てみましたが、なるほど "amusa" をどのように解釈するかは、
まだ決定的な結論は出ていないのが現状のようです。ですが、もし多くの文献が "amusa"
を「音楽の才能がないこと (keinen Sinn fuer Musik haben)」のように解釈しているそ
の根拠が、ギリシア語の Mousa、そしてそこから派生した Amusie などの語に基づいてい
るとしたら、それはそれで解釈の可能性としては否定できません。

フランス語の amuser から来ていると解釈する場合には、ドイツ語ですと amuesieren
(動詞) や amuesant (形容詞)、Amuesement (名詞) などがあります。この場合の問題
は、ご自身でも書かれているように、語に u-Umlaut が用いられていることで、"amusa"
には u-Umlaut がないこととは矛盾するかもしれません。

音楽の専門家ではない私には、「amusa はドイツ語ではすぐに『音楽嫌い』となるので
しょうか?」というご質問には、これ以上のお答えはできませんので、どの説が正しそう
だと言うつもりもありません。ただ、少なくとも(ご紹介いただいた文面を読む限りにお
いては)すぐに「音楽嫌い」と決めつけられず、「音楽の才能が乏しい」とか「失音楽症
という病気を患っていた」とも解釈可能でしょう。音楽を「嫌い」ということと、(たと
えば音楽は好きなんだけど)「才能がない」というのは違いますよね。その意味では、す
ぐに「音楽『嫌い』」となるのかどうかも分かりません。

何か参考になれば幸いです。(田中)

返信2 返信-2
 2005/8/7 (日) 18:02:51 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1123374221.2
田中さま
早速のご解答ありがとうございます。いろいろな文献に
eine "amusa" [=unmusikalisch]が記載されておりますし、
日本語の文献でもアミューザ=「音楽嫌い」の記載があります。
日本語の場合は英語やドイツ語の記載をただ訳しただけで、
多くの文献に載っていても出所はひとつではないかと思います。
この解釈は、エルトマン書簡を発見した方かあるいはそれについて
最初に分析された方、きっとドイツ人によるのではないかと
考えております。
1720年頃は宮廷ではフランス語が日常的に使われていた時代ですから、
また、若いお妃もフランス語を話されていたでしょうから、
ウムラウトをいれず、フランス語amusaをバッハは書き込んだとも
想像します。動詞としては、変な形ですが。エルトマンさんは
バッハの青年時代からの友人で、現在のポーランドのグダニスク
で当時は外交官をしていました。で、バッハもフランス語を気取って
交えてみたのではなかろうか、という仮説もあるのかなという
わけです。バッハのような人が世話になったケーテン候のお妃を
それも、若くて明るい方なのに結婚そうそう体調を崩し、
2年後には亡くなってしまった方に、ひどい言い方はしないだろう
とも、考えております。
それから、"zu seyn"の意味がよくわかりません。そもそもseynという
単語は辞書を調べてもありませんでした。古い表現なのでしょうか。
藤田伊織

返信3 返信-3
 2005/8/7 (日) 18:32:38 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1123374221.3
> 1720年頃は宮廷ではフランス語が日常的に使われていた時代ですから

なるほど、当時の社会におけるフランス語の影響を考えますと、語彙のレベルでもフラン
ス語の影響が多大だったと考えることもできますね。

> "zu seyn"の意味がよくわかりません。そもそもseynという
> 単語は辞書を調べてもありませんでした。古い表現なのでしょうか。

"seyn" は現在ドイツ語の sein です。この頃のドイツ語は、まだ現在のような書記法に
確立する間の段階で、前置詞 auf を auff と書いたり、frei を frey と書いたり、
beide を beyde と書いたりしていました。

返信4 返信-4
 2005/8/7 (日) 22:06:15 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1123374221.4
田中さま
再び回答ありがとうございます。そうすると zu seyn は
zu sein となりますが、それでも意味がわかりません。
eine を主語に、amusa をフランス語の動詞に zu sein 
を目的語に考えることは可能でしょうか?
変な思いつきですみません。
藤田伊織

返信5 返信-5
 2005/8/8 (月) 01:01:06 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1123374221.5
> zu seyn は zu sein となりますが、それでも意味がわかりません。
> eine を主語に、amusa をフランス語の動詞に zu sein を目的語に考えることは
> 可能でしょうか?

> zumahln da die neue Furstin schiene eine amusa zu seyn:

"zumahln" というのが何かわかりませんが(zumahlen?)、ここの箇所は、
 Die neue Fuerstin schiene eine amusa zu sein.
という文がひとまとまりになっています。主語は die neue Fuerstin、動詞は schiene
です。まず、この動詞ですが、原形は scheinen という動詞で「〜のように見える、思え
る」という意味です。これには zu不定詞句を取るという性質があり、ここでは、eine
amusa zu sein を伴って、「"amusa" である (sein) ように思われる」という意味になっ
ています。つまり、zu sein は、動詞 scheinen にとって不可欠な要素なのです。また、
ここでは動詞の形が schiene になっていますが、これはドイツ語文法では【接続法U式】
と呼ばれるもので、「仮定法」に近いものです。「〜かもしれない」というような意味を
当てると良いでしょうか。「断言」を避けるときに使います。ここでは、主語「その新し
い侯爵夫人 (die neue Fuerstin)」が「"amusa" である」ことを断定はしないものの、そ
の可能性がある、という具合に述べているのだと思います。

返信6 返信-6
 2005/8/8 (月) 01:54:02 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1123374221.6
田中さま
どうもありがとうございました。
seyn が sein としても zu sein を単独でみたので意味が
わかりませんでした。scheinen の方から考えればよかったのです。
辞書に次の例文がありました。
Das scheint mir die beste Losung zu sein.
初歩的な質問になってしまって、恥ずかしく感じました。
そして、eine amusa は名詞句であることは理解できました。
エルトマンはバッハと18才までの3年間同じ学校で勉強した
友人ですが、ずっとポーランド北部の都市で仕事をしていたので、
たまの手紙が付き合いのほとんどだったのです。ですから
eine amusa という表現が当時は広域的に一般でないと手紙に
書くのは少し変だと感じます。手紙の他の部分では率直な表現が
多いので、妃についても amusisch ならそう書くほうが自然です。
いろいろ教えていただいたおかげで eine amusa ついて多くのことが
はっきりしてきました。さらに調べて見たいと思います。
このたびはどうもありがとうございました。バッハがお好きでしたら
私のホームページ「聖律の音楽」をお時間の許される時に
ご訪問いただければ幸いです。
藤田伊織

Das Nibelungendlied 1 ( 2-29 ) 引用
  2005/8/5 (金) 20:48:25 - Ssai-to - No.1123241869
お願いします。

2. Aventiure : Ueber Siegfried

29 Von diesem Fest koennte man Wunderbares berichten. Siegmund
und Sieglinde wussten, wie sie mit ihrem Besitz grosses Ansehen
erwerben konnten : davon verschenkten sie viel. Kein Wunder,
dass viele Fremde zu ihnen in ihr Land ritten.


この祝典の 華やかさ
数々、人は 伝えたれ

ジグムントと ジグリンデ
彼らが所領の 大威信
贏(かち)得たりしと 覚えたり
それはた、とんだ 厄のもと

何の不思議が あることか
彼らのもとへ その土地へ
多くの他国 乗り込みぬ


(1) davon verschenkten sie viel. の意味が良く判りません。
(2) viele Fremde zu ihnen in ihr Land ritten.
(イ) Fremde は国そのものですかそれともその国の民ですか。
(ロ) zu ihnen と in ihr Land の文章中の関係が良く判りません。

※ 何時もの通り、勘で訳を当ててありますが、どうですか。

返信1 返信-1
 2005/8/6 (土) 10:57:43 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1123241869.1
> Siegmund und Sieglinde wussten, wie sie mit ihrem Besitz grosses Ansehen
> erwerben konnten

この部分につきましては、sie = Siegmund und Sieglinde が、mit ihrem Besitz 「彼ら
の財産を使って」 grosses Ansehen erwerben 「名声を得た」とありますので、
→「自分たちがいかにして財産をもって大きな名声を勝ちえたのか分かっていた」

>(1) davon verschenkten sie viel. の意味が良く判りません。

davon は「その〜のうち」という部分を表す表現です。何の部分を指しているのかという
と、先に出てきた Besizt です。viel はここでは「たくさん、大部分」という意味合い
です。viel davon と並べて書けば分かりやすいのでしょうが、ここでは davon ... viel
と分かち書きがされています。もっと言えば、viel von ihrem Besitz ということになる
でしょう。verschenken は「ただで贈る」という意味がありますので、第27節で書かれ
ていた「人々に馬などを贈り物として与えて饗宴に招いた」という部分に通じていると思
います。→「2人は、自分たちの財のうちの多くを割いて、ただで各方面に贈り物をした」

>(2) viele Fremde zu ihnen in ihr Land ritten.
>(イ) Fremde は国そのものですかそれともその国の民ですか。

動詞が ritten < reiten ですので、viele fremde Leute 「他国の人々」という意味合い
で使われていると思います。ここでは Leute など具体的な名詞が省略され、代わりに
fremde が名詞化され(大文字で書いてあるのが「名詞化」の証拠です)ています。fremd
という形容詞は「よその、その土地の者ではない」という意味です。
→「多くの他国民たちが」

>(ロ) zu ihnen と in ihr Land の文章中の関係が良く判りません。

並列関係であると考えれば良いでしょう。どちらも reiten という動詞(「馬でやってく
る」)の目的地だからです。人々は“2人のもとへ”、そしてそれは“2人の国へ”とやって
くることになります。

それだけ気前よく贈り物をされたのですから、他国の人々がこぞって Siegmund と
Sieglinde のもと、2人の王国へとやってきたことは何の不思議もなかったわけです。

返信2 返信-2
 2005/8/6 (土) 12:36:58 - Ssai-to - No.1123241869.2
御説明を有難う御座います。とんだ勘違いをしていました。
解ったと思いますので、次に清書して見ます。


29 Von diesem Fest koennte man Wunderbares berichten. Siegmund
und Sieglinde wussten, wie sie mit ihrem Besitz grosses Ansehen
erwerben konnten : davon verschenkten sie viel. Kein Wunder,
dass viele Fremde zu ihnen in ihr Land ritten.


この祝典の 華やかさ
数々、人は 伝えたれ

ジグムントと ジグリンデ
大なる名声 得たりしは
その多分なるを 費やしぬ
財力ゆえと 心得り

何の不思議が あることか
彼らのもとへ その土地へ
諸国の人々 馬向けぬ


ということで、良いでしょうか。

返信3 返信-3
 2005/8/6 (土) 17:02:50 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1123241869.3
原意がよく捉えられているのではないかと思います。
なお、前回の第28節に登場した Ritterschwert というのが何かというご質問がありました
が、『ニーベルンゲンの歌』(相良守峯,岩波文庫)の注釈によりますと、「刀礼」と訳
されるそうで、その内容は「一定の修業を積んで丁年すなわち二十一歳に達した小姓もし
くは侍童が、教会でミサをうけ、弱者の保護や教会と国家の擁護を誓った後、主君によっ
て刀身で軽く肩を打たれることにより、騎士への叙任式を行うことをいう」とのことで
す。補足しておきます。

返信4 返信-4
 2005/8/6 (土) 21:57:44 - Ssai-to - No.1123241869.4
訳出の手直しの permission を有難う御座います。

また、「 刀礼 」 についての advice を有難う御座います。
Das Nibelungendlied 1 ( 2-28 ) の訳出を改訂しておきました。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-28 ) 引用
  2005/8/3 (水) 21:33:51 - Ssai-to - No.1123072113
お願いします。今回のは良く判りません。

2. Aventiure : Ueber Siegfried

28 Wo immer man einen edlen Juengling fand, der der Abstammung
seiner Verwandten nach Ritter werden sollte, den lud man in das
Land, an dem Fest teilzunehmen. Gemeinsam mit dem jungen Koenig
erhielten sie spaeter das Ritterschwert.


姿好まし 若者が
見つかるならば つねのごと
その家系なる 血統が
騎士になるべき 人ならば
この国、宴に 招かれぬ

彼ら後には 若君と
共に戴く 騎士の剣


(1) der der Abstammung seiner Verwandten nach Ritter werden
sollte,・・・ は、文法も意味も判然としません。
(2) ・・・ den lud man in das Land, an dem Fest teilzunehmen. は、
 in das Land と an dem Fest を並列に受け取って見ましたが良いですか。
(3) das Ritterschwert は何か特殊な用語ですか。

※ 全体に、文法的にも意味もあやふやですので、宜しくお願いします。

返信1 返信-1
 2005/8/4 (木) 00:11:04 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1123072113.1
>(1) der der Abstammung seiner Verwandten nach Ritter werden sollte,・・・
> は、文法も意味も判然としません。

2つ der が並んでいますが、最初のほうの der は関係代名詞で、einen edlen einen
edlen Juengling を受けています。つまり、[der .... sollte] 全体で関係節です。その
内部を見ますと、また der がありますが、これは der Abstammung とあるように、女性
名詞(Abstammung のように -ung で終わる名詞は女性名詞。女性名詞が der という定冠
詞を取るのは2格か3格)の3格です。なぜかというと、nach という3格支配の前置詞
があるからです。ここでは、厳密には後置詞になっています。der Abstammung nach =
nach der Abstammung と同義。nach はときどき後置されることもあります。(例: nach
meiner Meinung = meiner Meinung nach 「私の意見では」)
・der Abstammung seiner Verwandten nach の部分で「親族の家系に従って」
親族の家系に従ってどうなのかというと Ritter werden sollte ですから「騎士になる定
め(騎士にならなければならない)」のです。
 ちなみに、edlen juengling のところは、不定冠詞 einen となっていることから、
「とにかく何らかの高貴なる若者」という意味で、wo immer があるのは、「〜するとき
はいつでも」という意味になります。→「家系に従って騎士になる定めであるような高貴
な若者を見つけたときにはいつも、その都度」

>(2) ・・・ den lud man in das Land, an dem Fest teilzunehmen. は、
> in das Land と an dem Fest を並列に受け取って見ましたが良いですか。

最初の den は、その見つけた若者をその都度指しています。騎士になるべき若者を見つ
けたら、その都度、王国に連れてくるわけですね。in das Land は lud (laden) の「行
き先(連れて行く先)」を表す句で、jemanden in das Land laden で一かたまりです。
 an dem Fest teilzunehmen のほうは、zu不定詞になっていることからも分かるよう
に、これで一かたまりです。動詞 teilnehmen は前置詞句 an etwas3 を伴って「〜に参
加する」という熟語を形成しています。つまり、an dem Fest teilnehmen で「その(先
に国王によって告示された)饗宴に参加する」です。そこに zu不定詞が組み合わさり、
「〜するように」という意味が加わります。→「人は、そのような若者たちを、その饗宴
に参加するように、王国に連れていった」

>(3) das Ritterschwert は何か特殊な用語ですか。

詳しいことは分かりませんが、特別な意味はなさそうです。「騎士の剣」という意味です
が、単数形で表されていることから、何か「騎士の連帯感」のようなものが意図されてい
るのではないでしょうか。普通に考えますと、若君(ジークフリート)とそれらの騎士の
血統の若者たちが一緒になって剣を持ては、剣の数は複数です。しかし、「彼ら(=騎士
の家系の若者たち)は、後にその若き王と共に“騎士の剣”を受けるのである」とあるよう
に、何か全員で一つのものを持つというイメージがあり、それは具体的な剣である一方
で、「志を共にする仲間意識、騎士道、連帯感」のようなものが意図されているのではな
いかと感じ取れます。

返信2 返信-2
 2005/8/4 (木) 09:31:44 - Ssai-to - No.1123072113.2
御説明を有難う御座います。解ったと思いますので、次に清書して見ます。

28 Wo immer man einen edlen Juengling fand, der der Abstammung
seiner Verwandten nach Ritter werden sollte, den lud man in das
Land, an dem Fest teilzunehmen. Gemeinsam mit dem jungen Koenig
erhielten sie spaeter das Ritterschwert.


姿高貴な 若者が
見つかるなれば つねのごと
その親族の 血統が
騎士になるべき 定めなら
国に招きて 饗応す

彼らやがては 若君と
共に戴く 騎士の剣


というようなことで、良いですか。

返信3 返信-3
 2005/8/6 (土) 21:51:27 - Ssai-to - No.1123072113.3
田中先生から das Ritterschwert についての advice を得ましたので・・・

Gemeinsam mit dem jungen Koenig erhielten sie spaeter
das Ritterschwert.

は、

彼らやがては 若君と
刀礼の儀を 共に受く


と致したいと存じます。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-27 ) 引用
  2005/8/2 (火) 09:40:59 - Ssai-to - No.1122942556
お願いします。

2. Aventiure : Ueber Siegfried

27 Da liess sein Vater Siegmund seinen Leuten sagen, er wuensche
mit seinen lieben Freunden ein Fest zu feiern. Diese Nachrichten
sendete man in die Reiche anderer Koenige. Den Fremden und den
Einheimischen schenkte er Pferde und Ausruestungen.


期したり父君 ジークムント
臣下に布令させ 親友と
共に一席 宴を張る

布令は外(と)つ国 王侯ら
ことごとくにも 届けらる

その国々や 人々に
馬匹馬具も 贈らるる


(1) Da liess sein Vater Siegmund seinen Leuten sagen, er
wuensche mit seinen lieben Freunden ein Fest zu feiern.
(イ) 前半、後半二つの文は、どういう繋がり方なのですか。前半の
 Da は後半の文全体を受けているのですか。
(ロ) 後半の文の wuensche の格変化や時制は、どうしてこれで
良いのですか。

(2) Den Fremden und den Einheimischen の Einheimischen は
Fremden の人々ですか、 Siegmund の国の人々ですか。

返信1 返信-1
 2005/8/2 (火) 14:25:53 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122942556.1
>(1) Da liess sein Vater Siegmund seinen Leuten sagen, er
> wuensche mit seinen lieben Freunden ein Fest zu feiern.
>(イ) 前半、後半二つの文は、どういう繋がり方なのですか。前半の
> Da は後半の文全体を受けているのですか。

まず,da は,直前の第26詩節を指しています。日本語では「そこで」というような意
味になると思います。「そこで、ジグムントは宴を催すことを知らしめた」というような
つながりになります。そのためには,第26節で何かお祝いをすべきことが述べられてい
なければなりません。それは「ジークフリートが今や立派な力量を備えたこと」が祝うべ
き対象かもしれませんし、またはジークフリートが女性たちに心を開いてきた(関心を示
すようになってきた)ことを祝うのかも知れません。そこのところはちょっと分かりませ
んが,とにかく国王は息子の成長を祝って饗宴を開くことにしたということでしょう。

この箇所の前半と後半のつながりは,後半が前半の動詞 sagen の内容(話す内容)に
なっているという関係になっています。次の(ロ)の問いと関連するのですが,後半の
er wuensche というのは【接続法T式】と呼ばれる表現形式になっています。昨日(第
26節)のやりとりの中で,waere というのが sein 動詞の【接続法U式】で「非現実話
法(仮定法)」を表しているという話が出ましたが,今回の【接続法T式】は「間接話
法」と「要求話法」というのがその主な役割になります。ここではそのうち「間接話法」
のほうが意図されています。主語が3人称単数(ここでは Siegmund)の場合の【接続法T
式】は,動詞の不定形から語尾の -n だけ取ったもので,動詞 wuenschen は wuensche
となります。通常の er wuenscht とは違うのでご注意ください。er wuensche で「彼は
〜を望んでいるということだ」という「言動内容の間接的な表明」を表すのです。この
er は前半の sein Vater Siegmund で,「ジグムントは家臣たちに,自分(=彼自身)が
饗宴を催したいと願っていることを世に告げさせた」という意味になります。
 つまり,この箇所の前半は lassen を用いた【使役構文】,後半は sagen 「言う,告
げる」の内容を【接続法T式】で表してあるというわけです。前後関係をはっきりさせる
ために,dass を補っても同じです:
(参考)Da liess sein Vater Siegmund seinen Leuten sagen, dass er mit seinen
    lieben Freunden ein Fest zu feiern wuensche.

>(ロ) 後半の文の wuensche の格変化や時制は、どうしてこれで良いのですか。

上ですでに書きましたが,【接続法T式】というのは,3人称単数の場合は不定詞から語
尾の -n を除いたものになりますので er wuensche で合っています。動詞が haben な
ら,その【接続法T式】は er habe になるわけです。
(参考) Er sagte mir, er habe keinen Hunger.
    「彼は,私に,お腹は空いていないと言った」

>(2) Den Fremden und den Einheimischen の Einheimischen は
> Fremden の人々ですか、Siegmund の国の人々ですか。

einheimisch は「その土地の,土着の」という意味ですので,Siegmund の国の人々を指
します。「よその国の人々にも,自国の人々にも〜を贈った」

返信2 返信-2
 2005/8/2 (火) 22:49:29 - Ssai-to - No.1122942556.2
御説明を有難う御座います。清書して見ます。

27 Da liess sein Vater Siegmund seinen Leuten sagen, er wuensche
mit seinen lieben Freunden ein Fest zu feiern. Diese Nachrichten
sendete man in die Reiche anderer Koenige. Den Fremden und den
Einheimischen schenkte er Pferde und Ausruestungen.


然れば父君 ジグムント
臣下に布令させ 親友に
求めて一席 宴を張る

布令は外(と)つ国 王侯ら
ことごとくにも 届けられ
国内外の 人々に
馬匹馬具をも 贈られぬ


で良いですか。

返信3 返信-3
 2005/8/2 (火) 23:03:21 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122942556.3
> mit seinen lieben Freunden

ひとつだけ確認ですが、この seinen lieben Freunden は複数の友を指しています。
日本語の名詞は複数形の形が乏しいので、「親友たち」「愛する友たち」としなくても複
数は指せますが念のため。

返信4 返信-4
 2005/8/3 (水) 05:54:28 - Ssai-to - No.1122942556.4
comment を有難う御座います。僕も一つ気になったところが有るのですが・・・

Diese Nachrichten sendete man in die Reiche anderer Koenige.

は、目的語 Diese Nachrichten を強調している文で man(=seinen
Leuten) が主語のように受け取っていたのですが、正しいですか。

返信5 返信-5
 2005/8/3 (水) 09:42:47 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122942556.5
> Diese Nachrichten sendete man in die Reiche anderer Koenige.
> は、目的語 Diese Nachrichten を強調している文で man(=seinen
> Leuten) が主語のように受け取っていたのですが、正しいですか。

はい、そうですね。この文は、目的語が前置されています。主語は man です。man の具
体的な内容はわかりません。親書を持って馬を走らせて各国に知らせに行ったのでしょう
が、それが王の家来なのか、家来ではない誰かに馬を走らせたのか分かりません。ですか
ら、あえて「不特定」性を出すために、man が使われています。man は「不定代名詞」と
も呼ばれ、ごく一般的な主語(一般論)を指したりするときに使いますので、その内容が
具体的に誰を指しているのかというのは分かりにくいことがあります。

返信6 返信-6
 2005/8/3 (水) 12:30:11 - Ssai-to - No.1122942556.6
man は不特定だったのですね。
これで今回の分の訳出は満たされたことにして、次へ行きます。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-26 ) 引用
  2005/7/30 (土) 13:54:53 - Ssai-to - No.1122699086
お願いします。今回は後半で難儀しています。

2. Aventiure : Ueber Siegfried

26 Nun war er so stark geworden, dass er Waffen fuehren konnte.
Die Kraft, die dafuer noetig war, besass er in hohem Masse.
Gewandt diente er schoenen Frauen. Und auch fuer sie waere
es ehrenvoll gewesen, auf das Werben des tapferen Siegfried
einzugehen.


さまでも強く いまや彼
成れば兵科を 率い得ぬ
それに付けても 必要な
高度な力量 彼(か)は備う

華やかなりし 婦人らに
仕えて彼は 効ありぬ
左が謂いはまた 彼女らが
ジークフリート 騎士なりを
耳心地良く 広めるに
役に立つこと 大いなれ


(1) Gewandt diente er schoenen Frauen. の文は動詞が二つ在り
ますが、どういう構文なのですか(訳は勘です)。
(2) Und auch fuer sie waere es ehrenvoll gewesen, auf das
Werben des tapferen Siegfried einzugehen. は(訳は勘です)
(イ) 主語は sie ですか、 es ですか。構文が判りません。
(ロ) sie、es はそれぞれ何を指しますか。
(ハ) 多分 es=zu 不定詞句 の構文だろうと思うのですが、 zu
 不定詞句に前置詞( auf )が付いていても良いのですか。

返信1 返信-1
 2005/7/31 (日) 22:05:46 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122699086.1
(1) Gewandt diente er schoenen Frauen. の文は動詞が二つ在り
ますが、どういう構文なのですか(訳は勘です)。

gewandt のほうは、たしかに wenden という動詞の過去分詞形ですので、その意味では
wenden と dienen の2つの動詞が共存しているということになりますが、gewandt のほうは
過去分詞形であり、もはや動詞としては用いられていません。過去分詞が形容詞(副詞)として
用いられていると考えられます。gewandt は「器用な、円滑な」などという意味で使われてい
ます。dienen は3格目的語を取って「〜に仕える」という意味ですので、「彼は美しい婦人た
ちに器用に仕えた」などという意味になるでしょう。

> (2) Und auch fuer sie waere es ehrenvoll gewesen, auf das
> Werben des tapferen Siegfried einzugehen. は(訳は勘です)
> (イ) 主語は sie ですか、 es ですか。構文が判りません。

(ハ)の問いに関連してきますが、es = zu不定詞構文です。その通りです。したがって、この
文の主語は es で、形式主語ということになります。文中の waere は sein動詞の接続法U式
の表現で、「非現実話法」などと呼ばれるものです。「(zu不定詞で言われている内容)は名誉
なことであろう(もしそのようなことがあれば)」というような意味合いです。

>(ロ) sie、es はそれぞれ何を指しますか。

sie は、直前の schoene Frauen 「貴婦人たち」です。複数形を指す人称代名詞です。「彼女
たち(にとって)」

>(ハ) 多分 es=zu 不定詞句 の構文だろうと思うのですが、
> zu 不定詞句に前置詞( auf )が付いていても良いのですか。

はい、この auf は、auf 〜 zu 不定詞のような構文を成すものではなく、auf das Werben
eingehen という句を構成するものです。auf etwas4 eingehen で「〜に応じる」という決ま
り文句で、auf das Werben des tapferen Siegfried eingehen「ジークフリートの求婚に応
じる」という意味です。

Es waere (さしあたり ist と読み替えておきましょう) ehrenvoll,
auf das Werben des tapferen Siegfried einzugehen
「ジークフリートの求婚に応じることは名誉あることである」

さて、そこに、fuer sie 「彼女たちにとって」という語句と、さらに sein動詞が接続法にな
っていることを加味して、「(そのようなことがあるかどうか分からないが、もしあれば)ジー
クフリートの求婚に応じることは彼女たちにとっても名誉あることであろう」

返信2 返信-2
 2005/8/1 (月) 09:13:24 - Ssai-to - No.1122699086.2
御指導を有難う御座います。全く見当が違っていたのですね。

Gewandt diente er schoenen Frauen. Und auch fuer sie waere
es ehrenvoll gewesen, auf das Werben des tapferen Siegfried
einzugehen.


華やかなりし 婦人らに
仕えて彼は 器なり

他方、彼女 らにとれば
ジークフリート なる雄(ゆう)の
求愛になど 与(あず)かるは
誉れも高き ことならめ


で良いですか。

ドイツ語でグループ名をつけたい 引用
  2005/7/30 (土) 19:47:37 - 原 道宏 - <メール送信> - No.1122720457 - 返信コールON
手芸が好きな熟女4人が自分たちのグループ名をつけたいという相談です。キーワード
に「4」を意味する言葉をいれた素敵なグループ名を探しています。とりわけ、ドイツ
語だとどういう名前があるのだろうかという質問です。
「4」はドイツ語では「フュア」だったような気がするのですが、それ以上考えが進み
ません。
どなたかいい名前を提案下さい。提案される場合は、名前のほか、名前のいわれとか意
味を添えてください。

返信1 返信-1
 2005/7/30 (土) 21:18:14 - Ssai-to - No.1122720457.1
こんばんは。次などはどうですか。

"Haendchen von vier Daemchen"
《 ( 少女のような )四貴婦人の( かわいい )おてて 》

( Haendchen, Daemchen の -ae- は a-ウムラウト です。 )


※ 田中先生、 von など文法的に合っていますか。

返信2 返信-2
 2005/7/31 (日) 21:38:03 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122720457.2
個人個人の好みの問題になってきますので、気の利いた「いい名前」というのは難しいですね。
Ssai-to さんもご提案くださっていますし、いろんな意見が集まると良いですね。

> "Haendchen von vier Daemchen"
> 《 ( 少女のような )四貴婦人の( かわいい )おてて 》

> von など文法的に合っていますか。

文法的な間違いはありません。この提案は -chen という「縮小辞」と呼ばれるものが付いてい
るのがポイントのようですね。これは「小さな」とか「かわいい」とか「繊細な」のような意味
合いをもたらすものです。



> 「4」はドイツ語では「フュア」だったような気がするのですが、

ドイツ語におけるドイツ語の数字の「4」は Vier と書き、読み方をあえてカタカナで書くと
「フィーア」となります。また「4つの」を表すときは vier と小文字で書きます(大文字で
書き始めると「4という数字」という名詞になります)。

ドイツの人気音楽グループに die fantastischen Vier というのがいます。fantastisch は
「ファタスティックな、すばらしい」という意味の形容詞で、「ファンタスティックは4人組」
という意味合いが込められています。fantastisch の代わりに、たとえば「(手芸がもたら
す)メルヘンチックさ」を意味する maerchenhaft (-ae- は a の文字の上に¨が付いた文字
です)をつけたりして、応用させる手もありますね。Die maerchenhaften Vier「メルヘンチ
ックな4人組み」。または、この形容詞の部分を何かもっとご本人様方にぴったりのものに置き
換えていただく手もあります。参考になれば幸いです。


Das Nibelungendlied 1 ( 2-25 ) 引用
  2005/7/29 (金) 17:50:15 - Ssai-to - No.1122627015
お願いします。

2. Aventiure : Ueber Siegfried

25 Niemals liess man den Jungen ohne Aufsicht ausreiten.
Siegmund und Sieglinde gaben den Auftrag, ihn praechtig
zu kleiden. Auch umgaben ihn erfahrene Maenner, die sich
auf feine hoefische Sitte verstanden. So konnte er sich
auf die Herrschaft ueber Land und Leute vorbereiten.


若い王子は お付きなく
遠乗り許さる ことあらじ

ジークムントに ジークリンデ
彼に言い付け その衣装
きらびやかにと なされたり

洗練されて 完璧な
行儀作法を 弁(わきま)えし
経験豊かな 人々が
そして彼をば 取り巻きぬ

如かして国の 土地や民
統べる力ぞ 彼備う


※ 今回は文法的には易しかったと思うのですが、訳出は合っていますか。

返信1 返信-1
 2005/7/29 (金) 18:25:01 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122627015.1
はい、全体的に、原意に忠実に訳されてあると感じました。

返信2 返信-2
 2005/7/29 (金) 21:28:03 - Ssai-to - No.1122627015.2
permission を有難う御座います。また、次へと進みます。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-24 ) 引用
  2005/7/28 (木) 13:20:39 - Ssai-to - No.1122523344
お願いします。

2. Aventiure ; Ueber Siegfried

24 Er war nun so weit herangewachsen, dass er sich
oeffentlich bei Hofe zeigen durfte. Die Leute draengten
sich danach, ihn zu sehen. Viele Maenner und Frauen
wuenschten sich, dass auch sein eigenes Verlangen ihn
immer wieder in ihre Gesellschaft fuehren moechte. Es gab
viele, die ihm gewogen wurden. Das erkannte der Herr bald.


しだいに王子は 成長し
いまや宮廷 お目見えを
公然とまでに 許されぬ

彼を見ようと 人はみな
彼のもとへと 押しかけぬ

多くの貴人 貴婦人の
願いは彼の 本心が
つね永(とこし)えに 自分らの
仲間ならんと 望むこと

彼に取り入る 人数多(あまた)
王はすぐさま それを知る


(1) ・・・, dass auch sein eigenes Verlangen ihn immer wieder
in ihre Gesellschaft fuehren moechte.
の、 (イ) auch と (ロ) immer wieder の訳し方が確とは判りません。

(2) Es gab viele, die ihm gewogen wurden. の gewogen の訳し方が
不安です。

(3) Das erkannte der Herr bald. の Herr は Siegfried の父君で
すか、それとも宮廷の王ですか。

※ 今回の文章は、なかなか解りません。

返信1 返信-1
 2005/7/28 (木) 16:20:28 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122523344.1
> Er war nun so weit herangewachsen, dass er sich
> oeffentlich bei Hofe zeigen durfte. Die Leute draengten
> sich danach, ihn zu sehen. Viele Maenner und Frauen
> wuenschten sich, dass auch sein eigenes Verlangen ihn
> immer wieder in ihre Gesellschaft fuehren moechte. Es gab
> viele, die ihm gewogen wurden. Das erkannte der Herr bald.


> (1) ・・・, dass auch sein eigenes Verlangen ihn immer wieder
> in ihre Gesellschaft fuehren moechte.

この部分は,主語 sein eigenes Verlangen,目的語 ihn,動詞 fuehren (moechten) と
いう構造ですね。「彼(=ジークフリート)自身の願望」が「彼(=ジークフリート)」
を群集のもとへ「運ぶ」ことを,男も女も望んでいたわけですね。ジークフリートが自分
自身を群集のところに運ぶのですから,「足を運ぶ,姿を現す」などの意味で考えれば良
いと思います。

>(イ) auch と

直前に「人々は彼を見ようと必死だった(Die Leute draengten sich danach, ihn zu
sehen)という表現があります。人々の側からすると,彼を見ようと必死でしたが,願わ
くばこちらから会いたい,見たいと願うばかりでなく,彼自身も自分の意志でこちらに顔
を出しに来てくれたらなぁ…と願っていたわけです。つまり,auch は,sein eigenes
Verlangen を修飾して,「彼自身の気持ちも」という風にとらえればよいと思います。
「彼にも,自らの気持ちで,自分たちのところに足を運んで来てくれたらいいなと彼らは
願った」

> (ロ) immer wieder の訳し方が確とは判りません。

immer wieder は「いつも繰り返し」という直訳のごとく,「繰り返しずっと」という物
事の反復・継続を表します。fuer immer や ewig と近い意味になると思います。

> (2) Es gab viele, die ihm gewogen wurden. の gewogen の訳し方が不安です。

gewogen は,本来は wiegen/waegen の過去分詞ですが,それが形容詞的に用いられて,
「jm. gewogen」(〜を好意を寄せている)という表現になっています。動詞の過去分詞
は,多くの場合,ごく普通に形容詞的に用いられます(例: trennen → getrennt,sich
beschaeftigen → beschaeftigt,gebaeren → geboren など)。「彼のことを好意を抱く
ようになった」

>(3) Das erkannte der Herr bald. の Herr は Siegfried の父君ですか、
> それとも宮廷の王ですか。

定冠詞 der が付いていることから,この Herr は少なくともこの段落に近いところでそ
れが指し示す具体的な対象があるわけですが,父君はまったく登場していません。この
der を指し示すことができるのはジークフリートだけ,つまり,君(王子)のことを指し
ていると思われます。

返信2 返信-2
 2005/7/29 (金) 05:51:42 - Ssai-to - No.1122523344.2
やはり、大分誤って解釈していました。

24 Er war nun so weit herangewachsen, dass er sich
oeffentlich bei Hofe zeigen durfte. Die Leute draengten
sich danach, ihn zu sehen. Viele Maenner und Frauen
wuenschten sich, dass auch sein eigenes Verlangen ihn
immer wieder in ihre Gesellschaft fuehren moechte. Es gab
viele, die ihm gewogen wurden. Das erkannte der Herr bald.


しだいに王子は 成長し
いまや宮廷 お目見えを
公然とまでに 許されぬ

彼を見ようと 人はみな
彼のもとへと 押しかけぬ

多くの貴人 貴婦人の
願いは彼の 心また
彼らの前に 自らも
その足運ぶ 気分をば
いつも持って くれること

好意を寄せる 人数多(あまた)
王子はやがて それを知る


として見ましたが、合っていますか。

返信3 返信-3
 2005/7/29 (金) 10:19:10 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1122523344.3
原文に沿った訳になっているのではないかと思います。

返信4 返信-4
 2005/7/29 (金) 11:31:18 - Ssai-to - No.1122523344.4
permission を有難う御座います。次へ進みます。

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