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ページ 81 (801〜810)
Das Nibelungendlied 1 ( 2-40 ) 引用
  2005/9/23 (金) 08:36:50 - Ssai-to - No.1127431988
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

40 Das Fest dauerte bis zum siebten Tag. Die maechtige Koenigin
Sieglinde handelte nach altem Herkommen und verteilte aus Liebe
zu Siegfried rotes Gold. Sie verstand es, ihm die Zuneigung der
Leute zu gewinnen.


斯の祝典の 続くほど
七日目の日に 至りたり

力甚大 ジグリンデ
女王古式に のっとりて
愛のしるしと 純金を
ジークフリートに 分け給う

女王は知りぬ その黄金
民の心を つかむべし


※ Sie verstand es, ihm die Zuneigung der Leute zu gewinnen. の
(1) es は ,以下全部ですか。
(2) ihm は Gold ですか。

返信1 返信-1
 2005/9/23 (金) 16:45:24 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127431988.1
> ※ Sie verstand es, ihm die Zuneigung der Leute zu gewinnen. の
> (1) es は ,以下全部ですか。

そうですね。verstehen は、ここでは「はっきりと理解する」という意味合いです。es
は、以下の zu不定詞句全体を指して、「〜ということをはっきりと確認した」といった
具合に訳せばよいでしょうか。

> (2) ihm は Gold ですか。

いえ、これは Siegfried だと思われます。gewinnen は本来は3格目的語を取らないので
すが、場合よっては【利益者(受益者)】を3格で表すことも稀にあります。
 die Zuneigung der Leute zu gewinnen
なら「自分が人々の好意を得た」という意味になりますが、
 ihm die Zuneigung der Leute zu gewinnen
では、「(自分が人々に黄金を分け与えることによって)息子・ジークフリートに人々の
好意が得られる」ということが表現されます。息子が利益を受け取って→私も嬉しいとい
う構図です。

なお、
 [Sieglinde] verteilte aus Liebe zu Siegfried rotes Gold.
の箇所ですが、動詞 verteilen は「分け与える(分配する)」という意味で、これは複
数の人に等しく分け与えるという意味です。そこで、「Siegfried にのみ分配した」とい
うことは言えません。ここの zu Siegfried は Liebe を修飾しており
 [ aus Liebe zu Siegfried ]
「ジークフリートへの愛から(=ジークフリートを愛する心から)」と解釈したほうが良
いと思います。
 そこで verteilen の対象となるのは den Leuten や seinen ritterlichen Gefaehrten
などを補って、「王妃は、息子を愛する気持ちから、息子の仲間たちに黄金を分け与え
た」という具合になるでしょう。

返信2 返信-2
 2005/9/23 (金) 22:24:26 - Ssai-to - No.1127431988.2
訂正の御説明を有難う御座います。大分勘違いをしていました。

> 女王古式に のっとりて の後・・・

ジークフリート 思いやり
純金を下賜 給いたり

女王は識りぬ ジークフリート
して衆望を 集むるを


として見ましたが、これで良いですか。

返信3 返信-3
 2005/9/24 (土) 17:11:24 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127431988.3
これで良いと思いますが、

> 女王は識りぬ ジークフリート
> して衆望を 集むるを

少なくとも、ここでみなが Siegfried に好意をよせたのは、王妃の心遣いによる効果も
あるわけですから、そのような「王妃の心遣いの甲斐あって」というのを盛り込むことは
難しいでしょうか。(ただし、この解釈が正しければの話です。これ以上補う必要はない
とお考えの場合は、次の節に行かれてもよろしいかと思います。)

返信4 返信-4
 2005/9/24 (土) 20:15:53 - Ssai-to - No.1127431988.4
suggestion を有難う御座います。ではちょっと意訳気味ですが・・・

女王は識りぬ この愛が
王子の衆望 集むるを

で良いですか。

返信5 返信-5
 2005/9/24 (土) 20:57:57 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127431988.5
なるほど、うまい表現ですね。
王妃が別に黄金を分け与えなくても、Siegfried は十分にみなの好意を得たとは思います
が、少なくとも王妃の力添えも加わっているように解釈できそうでしたので、このような
提案をしてみました。
私は(たとえ意訳でも)この最新の訳が良いと思います。いかがでしょうか。

返信6 返信-6
 2005/9/25 (日) 04:27:29 - Ssai-to - No.1127431988.6
authorization を有難う御座います。スレッドが長くなりましたので、以下に清書してみま
す。

40 Das Fest dauerte bis zum siebten Tag. Die maechtige Koenigin
Sieglinde handelte nach altem Herkommen und verteilte aus Liebe
zu Siegfried rotes Gold. Sie verstand es, ihm die Zuneigung der
Leute zu gewinnen.


斯の祝典の 続くほど
七日目の日に 至りたり

力甚大 ジグリンデ
女王古式に のっとりて
ジークフリート 思い遣り
純金を下賜 給いたり

女王は識りぬ この愛が
王子の衆望 集むるを


ということで、次へ参ります。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-39 ) 引用
  2005/9/19 (月) 10:52:28 - Ssai-to - No.1127092904
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

39 Der Landesherr trug dem jungen Helden auf, Laender und Burgen
als Lehen zu verteilen, so wie er es bei seiner eigenen Schwert-
leite auch getan hatte. Siegfried bedachte seine ritterlichen
Gefaehrten mit offener Hand. Da freuten sie sich, in das Land
Siegmunds gereist zu sein.


君主は昔 自らの
刀礼の儀の とき習い
領邦、城の 数々を
封土と分けて 斯の若き
勇士たちに 託したり

騎士仲間には ジークフリート
その手を広く 差し出だす

斯くて勇士ら 赴きて
ジグムント国 に在りたるを
彼ら自ら 喜びぬ


(1) [ Der Landesherr trug dem jungen Helden auf, Laender und
Burgen als Lehen zu verteilen, ] so wie er es・・・ のところは
 [・・・]=es となるのですか。
(2) Siegfried bedachte seine ritterlichen Gefaehrten mit offener
Hand. のところの訳出はあやふやです。

返信1 返信-1
 2005/9/21 (水) 14:51:35 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127092904.1
>(1) [ Der Landesherr trug dem jungen Helden auf, Laender und
> Burgen als Lehen zu verteilen, ] so wie er es・・・ のところは
> [・・・]=es となるのですか。

es の内容は、[ Laender und Burgen als Lehen zu verteilen] (領土や城を封土として
分け与えること)でしょうね。ここにある Landesherr は国王 Siegmund のことで、その
国王が dem jungen Herren (男性名詞・単数3格)に対して、土地や城の分配を命じた
わけですので、この「若き君」というのは Siegfried のことだと思います。単数形だと
いうことは、国王が命ずるべき唯一の人間を指しており、それは息子 Siegfried という
ことになるだろうと思います。
 さて so wie er es (...) getan hatte の部分は、「er (= Landesherr; Siegmund)も
またかつてそれを(そう)したように」という意味ですので、仲間たちとの主従関係のし
るしとしての封土を分け与えることが es の内容であると思います。

> (2) Siegfried bedachte seine ritterlichen Gefaehrten mit offener
> Hand. のところの訳出はあやふやです。

ここで、実際、国王に封土の分割を命じられた Siegfried が仲間たちに土地と城を分配
します。ここで使われている動詞 bedenken は jemanden mit etw3 bedenken で「〜
(人)に…(モノ)を与える」という表現です。つまり、文字通りには、Ssai-to さんが
訳されている通り、「おおらかな手を仲間たちに与えた」ということになります。
 そこで内容を考えてみると、領土の分配の際に「広い手(※「手」というのは意思や決
意を表す部位ですので、「広い心」と読み返ることもできるかもしれません)」を示し、
気前よく土地を分け与え、それによって皆は喜び、この国に来て良かった!と感じた、と
いうことになるのではないかと思います。直訳するだけでは中身がわかりにくかったの
で、内容を少し吟味してみました。

返信2 返信-2
 2005/9/22 (木) 02:27:36 - Ssai-to - No.1127092904.2
御説明を有難う御座います。

(1) Helden は単数だったのですね。複数ならば den jungen Helden
 になるのでした。
(2) ジグムントは自分が若い時そうしたように、息子のジークフリートに
領土や城々の騎士たちへの配分をやらせたのですね。

次に訂正訳出を試みます。


君王むかし 自らの
刀礼の儀の とき習い
領邦、居城の 数々の
封土分配 斯の勇者
若君の手に 託したり

騎士仲間には ジークフリート
おおらかにこそ 手を開く

斯くて勇士ら 喜んで
ジグムント国に 赴きぬ


※ 何か有りましたら comment をお願いします。

返信3 返信-3
 2005/9/22 (木) 09:09:14 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127092904.3
こんにちは。確認ですが、最後の

> 斯くて勇士ら 喜んで
> ジグムント国に 赴きぬ
> Da freuten sie sich, in das Land
> Siegmunds gereist zu sein.

の部分は、「勇士ら」は、領土・城が分け与えられると知って続々と「喜んでジグムント
国に赴」いたようにも読めるかもしれません。実際には、gereist (zu) sein と書かれて
いますから、完了形(すでに完了している)です。つまり、自分たちはもう長らくジグム
ント国に滞在していて(すでに旅をして到着してしばらく滞在している)、そしてこの度
の儀式の後、気前良くたくさんの領土までもらえて、「この国にやってきていて本当に良
かった」と振り返る情景が描かれていると思います。
 訳されている文にもこの解釈が盛り込まれているのだと思いますが、「喜んで→赴い
た」というのと「赴いていたことを→喜んだ」のとでは解釈が違ってきますので、確認ま
でコメントさせていただきました。

返信4 返信-4
 2005/9/22 (木) 10:58:47 - Ssai-to - No.1127092904.4
suggestion を有難う御座います。ちょっと、長めになりますが・・・

> Da freuten sie sich, in das Land Siegmunds gereist zu sein.

ジグムント国に 赴いて
如かして在りぬ 勇士らは
斯くてぞその身 喜ばし


で良いようでしたら、次へ進みます。

返信5 返信-5
 2005/9/22 (木) 16:01:52 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127092904.5
うまく七五調になったのですね。素晴らしいと思います。

返信6 返信-6
 2005/9/23 (金) 08:34:40 - Ssai-to - No.1127092904.6
お褒めの言葉を有難う御座います。喜んで次へと進みます。

怒っているらしい。 引用
  2005/9/15 (木) 04:07:14 - LIDL - No.1126724834
こんにちは、絵本の中の一文なんですが、教えてください。

"Unglaublich, was man sich hier alles bieten lassen muss."

ドイツ人の同僚に聞くと、「憤慨しているときに使う」と言っていました。
「一番ぴったりの単語は、sich echauffierenかな?、
こっちはフランス語からきた俗語だ」とも言ってました。
というわけでなんとなく意味は分かりましたが、
文の構造がいまいち分かりません。よろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2005/9/16 (金) 13:06:45 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126724834.1
こんにちは。
今回のポイントは、jemandem etwas4 bieten と sich3 etwas4 bieten lassen ですね。
まず、jemandem etwas bieten のほうを確認しておきます。bieten は「提供する」とい
う意味の動詞ですが、これが「“無理に・強引に”提供する」という使い方をされると「押
しつける」という意味合いになります。つまり、bieten には「好意的な提供」と「無理
強いする提供」のどちらの意味もあるわけです。

さて、そこに lassen をつけると【使役(〜させる)】の意味が加わります。
(例)Sie haben Ihr Handtuch fallen lassen. 「ハンカチを落としましたよ(落下させ
る)」
   Ich lasse mir die Haare schneiden. 「髪を切ってもらう(切らせる)」
ここでは、意図的に、「させる」という意味から「〜してもらう」と日本語で訳したほう
がすっきりする例を挙げておきました。そこで、sich3 etwas bieten lassen は「(好意
的に)自分に〜を提供してもらう」、そして「(無理やり)自分に〜されるよう甘んじ
る」という意味合いが見て取れると思います。

今回の表現 "man muss sich hier alles bieten lassen" は、憤慨しているときに使うと
いうことですから、「無理やり」のほうの意味で、「すべての無理強いを甘受しなければ
ならない」「他人の言いなりにならなければならない」ということが表現されているので
しょう。→「何もかも言いなりにならないといけないなんて信じられない!」

このような原意から転じた「憤慨」という意味合いが、sich echauffieren に対応してい
るというわけですね(echauffieren には「無理強いを甘受する」という意味はもちろん
ありませんので)。

返信2 返信-2
 2005/9/22 (木) 22:45:51 - LIDL - No.1126724834.2
ご回答ありがとうございます。

まさにsich3 etwas4 bieten lassen の訳し方がわかりませんでした。
あとで,辞書の「bieten」の項の最後に,「〜を甘んじて受ける」という上記の
連語を見つけることができました。
ドイツ人の同僚も,なかなかふさわしい英語表現が見つからず,説明に苦労していました。

「甘受する」ですが,英語だと「accept」と「submit」などを使うと思うんですが,
ドイツ語だと
etwas4 ueber sich4 ergehen lassen
sich3 etwas4 gefallen lassen
などが最初に出てきます。bieten同様にlassenを伴って
「〜を強いられる」の意味で使われることが面白く感じました。

質問 引用
  2005/9/21 (水) 00:35:10 - kl - No.1127230510
zwei Tage davor が、その二日前に、という風な副詞的用法の場合、この Tageは何格に
なるのでしょうか?例えば、その一月前に、と書く場合、ein Monat davor なのか、ある
いは einen Monat davorとなったりするんでしょうか?

返信1 返信-1
 2005/9/21 (水) 15:08:02 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127230510.1
こんにちは。
今回のご質問は、いわゆる「名詞の副詞的用法」についてのものですね。名詞は、ドイツ
語では、2格もしくは4格で副詞的に用いられる慣用的表現があります。
 2格 eines Tages, eines Nachts
 4格 jeden Tag, jeden Morgen

ですから、慣用的には、zwei Tage davor も4格(複数形4格)であると分析されます。
従って、einen Monat davor や einen Monat lang、einen Monat vor Beginn 〜 などの
ように、【副詞的4格】の形で実現されるのが一般的です。
(例)Die Restzahlung muss spaetestens einen Monat vor Anreisedatum erfolgen.
   Studierende aus Matsuyama besuchten einen Monat lang den Sprachkurs
   an der Goethe-Institut in Prien.

ただし、これは、そのように文法化 (grammatikalisiert)され、慣習的に使われるよう
になったものですので、「揺れ」もあります。つまり、ein Monat lang や ein Monat
davor という表現をする人もあり、個人差や地域差があります。ですから、1格でも4格
でも、どちらも使用可能ですが、慣用的には4格であると説明しておきます。参考になれ
ば幸いです。

返信2 返信-2
 2005/9/22 (木) 02:31:27 - kl - No.1127230510.2
やはり現実には「揺れ」もあるのですね。
具体的なお答え、ありがとうございました。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-38 ) 引用
  2005/9/15 (木) 17:38:29 - Ssai-to - No.1126773509
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

38 Waehrend sie sich so den ganzen Tag ueber vergnuegten, kamen
die vielen Fahrenden nicht zur Ruhe. Da man freigebig Geschenke
verteilte, strengten sie sich bei ihren Darbietungen besonders
an. Dadurch erntete Siegmunds ganzes Land reichen Ruhm.


そうして彼ら 一日中
楽しみながら 大勢の
回遊人は 落ち着かず

物を惜しまぬ 贈りもの
分けて賜り 人々は
おのがいつもの 余興もて
ここぞとばかり 頑張りぬ

かくて如かして ジグムント
王国全土は かち得たり
高くも満満 なる名誉


(1) die vielen Fahrenden の解釈は、自信がありません。
(2) Sigmunds は 所有格 ですか。 Sigmunds [ ganzes [ Land ] ]
ですか、それとも Sigmunds Land, ganzes Land と並立しているのですか。

返信1 返信-1
 2005/9/16 (金) 17:10:33 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126773509.1
>(1) die vielen Fahrenden の解釈は、自信がありません。

Fahrende は、文字通りには「放浪・遍歴する」という意味で、特に中世の「放浪詩人・
吟遊楽士」も指すようです。下に Darbietung 「演奏・上演」という語があることから
も、「吟遊楽士」などと解釈すると良さそうです。

die vielen Fahrenden kamen nicht zur Ruhe

とありますので、「吟遊楽士たちは休む暇もないほど忙しかった」ということが述べられ
ているのでしょう。→「みなが一日中楽しみのかぎりをつくしたので、吟遊楽士たちは休
む暇もなかった」

そして、その様子が、続く一文にも書かれています:
Da man freigebig Geschenke verteilte, strengten sie sich bei ihren Darbietungen
besonders an. 「みなが(彼ら=吟遊楽士たち=に)物惜しみなく贈り物をするので、彼
らは演奏に疲れた(それほど懸命に奏でた 贈り物に応えるため??)」

> (2) Sigmunds は 所有格 ですか。
> Sigmunds [ ganzes [ Land ] ]ですか、
> それとも Sigmunds Land, ganzes Land と並立しているのですか。

そうですね、所有格です。Siegmund の国全体 [ Sigmunds [ ganzes Land ]] です。
ganzes Land Sigumunds や ganzes Land von Sigmund と表現しても同じです。

返信2 返信-2
 2005/9/17 (土) 09:09:08 - Ssai-to - No.1126773509.2
御返信を有難う御座います。やはり、あちこち誤っていたのですね。

日長一日 人々は
楽しく過す その間
吟遊楽士 暇もなし

物を惜しまぬ 贈り物
賜り放浪 詩人たち
おのが吟詠 出し物に
殊のほか、いや 疲れたり

斯くて如かして ジグムント
王国全土は かち得たり
高くも満満 なる名誉


(1) 訳出は、上の訂正で良いですか。
(2) > Da man freigebig Geschenke verteilte, strengten sie sich bei ihren
Darbietungen besonders an. の構造はどういうものですか。
Da man freigebig Geschenke verteilte,・・・ は分詞構文などというものですか。

返信3 返信-3
 2005/9/17 (土) 15:31:56 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126773509.3
> (1) 訳出は、上の訂正で良いですか。

よく訂正されていると思います。

>(2) > Da man freigebig Geschenke verteilte, strengten sie sich bei
> ihren Darbietungen besonders an. の構造はどういうものですか。
> Da man freigebig Geschenke verteilte,・・・ は分詞構文などというものですか。

いわゆる「主文」と「副文」の構文です。正確には、ここでは「副文+主文」の順序になってい
ます。最初の da というのは、weil とも似た意味を持ち「理由(〜なので)」という意味合い
をあらわします。weil よりも da が示す内容のほうが、聞き手や読み手にも周知の事柄を指す
ことが多いようですが、広い意味で「理由・原因・因果関係」を表すと考えておきましょう。

[ Da man .... verteilte ] 副文(理由をあらわす節)
[ strengten sie ..... an ] 主文(こちらが da-節の理由を受けての内容)

「みなが贈り物を分け与えたので(=副文)、彼らはそれに応えるため一生懸命に奏でた(=主
文)」という構造になっています。分詞構文とは違いますので注意してください。分詞構文はい
わば文としては不完全な形で、主語なども含みません。たとえば Freigebig Geschenke
verteilt, strengten sie [...] などとなっていれば、これは分詞構文です。

返信4 返信-4
 2005/9/19 (月) 10:01:23 - Ssai-to - No.1126773509.4
訂正訳出の authorization と御説明を有難う御座います。

次へ参ります。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-37 ) 引用
  2005/9/11 (日) 08:15:27 - Ssai-to - No.1126392906
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

37 Die Gaeste des Landesherrn setzten sich, wo man ihnen ihren
Platz anwies. Ein reiches Angebot an edlen Speisen und der
koestlichste Wein, den man in Fuelle kredenzte, machte sie nach
den Strapazen des Turniers wieder munter. Gaeste wie Einheimische
wurden da mit Ehren Ueberschuettet.


彼(か)は斯所なれと 按配し
国賓こぞりて 着席す

これまた豪快 槍による
馬上試合の 荒業(あらわざ)の
闘士ににすすめる 山となす
高級高雅な 皿料理
最高級の 葡萄酒は
ここに豪奢な 贈りもの

ここなる主客 ともどもに
栄誉の恵み 無量なり


※ wieder は、料理や酒も見事であるが、「 また 」槍試合も見事で
あった、というように解釈したのですが良いですか。
※ ちょっと、訳し過ぎですか。しかし、お許し頂けたら次へ進みます。

返信1 返信-1
 2005/9/13 (火) 16:17:09 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126392906.1
> ※ wieder は、料理や酒も見事であるが、「 また 」槍試合も見事で
> あった、というように解釈したのですが良いですか。

たしかに、日本語の「また」には、@「AもBもまた」という使い方がありますが、同時
に、A「再び」という意味もあります。今回訳されているのは@のほうの用法だと思うので
すが、ドイツ語では@のような表現には wieder は使えません。その代わり、sowohl A
als auch B という表現があります。
(例) Sowohl ein reiches Angebot an edlen Speisen und
der koestlichste Wein, als auch das Turnier machten sie
munter. 「豪華な食事と最高のワイン、また、武芸競技も、彼らを上機嫌にした」

しかし、ここで使われている wieder は、上のAの意味しかありません。従いまして、該
当部分の訳はおよそ「豪華な食事やたっぷり用意された最高のワインが、武芸競技で疲れ
(て元気がなくなってい)た彼らを再び快活にした」という具合になるでしょう。

> ※ ちょっと、訳し過ぎですか。

キーワードとしては「たっぷりと用意された豪華な料理と最高のワイン」が「武芸試合
(馬上試合)で疲れた騎士たち」を「再び元気づけた」ということがきちんと盛り込まれ
ている必要があると思います。今の訳のままですと、馬上試合の壮絶さはよく表現されて
いますが、「それで疲れ果てた騎士たちを料理・ワインが元気づけた」ということが表現
されていないのではないかと感じました。

あと、最後は小さなことなのですが、最後の Gaeste wie Einheimische の部分で、wie
は und と同じ意味で使われています。同じく sowie と書く場合もありますが同じことで
す。「他国からの者も国内(地元)の者たちも」ということが表現されれば、なお原意に
忠実な訳になると感じました。参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2005/9/13 (火) 22:42:10 - Ssai-to - No.1126392906.2
御説明を有難う御座います。解釈を誤っていました。
次に、 suggestion をもとに正したものを清書して見ます。


37 Die Gaeste des Landesherrn setzten sich, wo man ihnen ihren
Platz anwies. Ein reiches Angebot an edlen Speisen und der
koestlichste Wein, den man in Fuelle kredenzte, machte sie nach
den Strapazen des Turniers wieder munter. Gaeste wie Einheimische
wurden da mit Ehren Ueberschuettet.


彼(か)は斯所なれと 按配し
国賓こぞりて 着席す

品良き高雅な 皿料理
最高級の 葡萄酒の
一席豪奢な もてなしは
たっぷり出されて 闘士らを
かの豪快な 槍による
馬上試合の 荒業の
後にも再び 快活に

国の内外 ともどもに
人々栄誉を 浴びるなり


※ これで合っているようですか。

返信3 返信-3
 2005/9/14 (水) 13:23:33 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126392906.3
(いつものように、細かい部分の解釈は、専門家の人がどのように言われるかわかりませ
んので)「これで原文を完璧に訳せています」とは言えないのですが、これで随分と原文
を忠実に読み込んでかつリズム良く文章が作れていると感じました。

返信4 返信-4
 2005/9/15 (木) 17:21:34 - Ssai-to - No.1126392906.4
嬉しい御返信を有難う御座います。

鋭意、次へと進みます。

教えてください。 引用
  2005/9/13 (火) 15:01:32 - ますや - <メール送信> - No.1126591292
ドイツ語にはなぜ格変化が必要なんですか?

返信1 返信-1
 2005/9/14 (水) 14:15:45 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126591292.1
「格の発生や発展」というような「歴史的な言語の変遷」についての分野は、私の専門外
ですのでたしかなことは申し上げられませんが、ごく一般的な観点から、ご質問にお答え
します。あくまで私見ですので、一つの意見としてお読みくだされば幸いです。

日本語にも、格“変化”ではないものの、文における名詞の動詞との関係に基づいて決めら
れる格の“表示”があります(ガ・ノ・ニ・ヲなどによる格表示)。ドイツ語の格変化は、
変化という部分の多様性はたしかに日本語にはありませんが、それでも“格表示”がなされ
ているという点で日本語と同じです。ですから、今回のご質問は、「なぜ日本語には格表
示が必要なのですか」という問いに置き換えてみることができると思います。

名詞(または名詞句)は、そのままで語彙的な意味は分かりますので「自立語」ですが、
それが文の中に入ると、次はその「役割」が示されなければなりません。つまり、文の中
で、それが行為の主体なのか、行為を受ける対象なのか、または何かの移動に関わる目標
地点なのか…などです。このような「役割」と「格」は1:1対応ではありませんが(た
とえば、いわゆる「主格(主語)」には「積極的・意図的な行為の主体(動作主)」のほ
か「非意図的な自分では制御のできない感情の感受者(経験者)」なども表します)、
「格」はそのように、文の中でその名詞が担うべき役割を示してくれます。さらに、それ
は動詞との相関関係によって決まります。動詞が感情に関わるものなら、それに応じた名
詞が選択されますし、意思・意図を伴う動詞ならそれに応じた名詞(動作主やその動作の
対象者・対象物)が選択されるわけです。
「格変化の存在意義」については、その名詞が文中で担う役割を明示するためというふう
にお答えしておきます。

ですから、どんな言語にも、名詞にはちゃんと「格」は存在します。ただし、今回のご質
問に関わってくるのは、言語によって、その「格の“表示”」がどこまで明確に示されるか
という違いがあるという事実です。名詞の格表示が言語によって違う一例を挙げます。ド
イツ語の名詞の変化表は、一般的には【男性名詞・単数】【女性名詞・単数】【中性名
詞・単数】【複数】の軸と、【1格(主格)】【2格(属格・所有格)】【3格(与格・
間接目的格)】【4格(対格・直接目的格)】の軸があり、のべ4×4=16通りの変化
を覚えることになります(実際には、同じ形態のものがありますが)。しかしチェコ語に
は、7つの格(主格、属格、与格、対格、呼格、前置詞格、道具格)と性別が3つ(男
性、女性、中性)、数が2つ(単数、複数;3つの性に対する複数形がそれぞれある)あ
りますので、のべ7×3×2=42通りの変化があることになります。数の多少こそ違いは
あれ、格が多様に変化するのは、当該の名詞が文の中でどんな役割を担っているのかを明
示する働きによるものだと考えればいかがでしょうか。さらに、名詞の格表示が豊かであ
ればあるほど、その名詞は文中のどこにあっても役割(格)がはっきりしているのですか
ら、結果的に「語順の自由度」も上がります。もちろん「格表示システムが豊富=その言
語の語順は自由」という簡単なものではありませんが。中英語(中世の時代の英語)では
格変化も豊かだったが現代語では豊かな格変化システムが失われてしまった英語では、も
はや名詞の文中の役割を形態的(格変化などで形の上で区別すること)に示すことができ
ませんので、位置で表すしかできなくなりました。つまり、主語は動詞に先行し、目的語
は動詞に後続するという順序でもって、意味を解釈するしかありません。英語では、わず
かに人称代名詞に格の区別が残る程度です。たとえば the man という名詞句を取り上げ
るとして、主格 the man、属格は of を伴って of the man、与格 (to) the man、対格
the man、前置詞格 to/with/for... the man など、その“形態”は変化しません。このよ
うな言語のほうがむしろ例外的で、ドイツ語や(極端な例としてあげた)チェコ語のよう
に格変化システムを今も残している言語のほうが普通であると考えると、少し発想の転換
ができるかもしれません。

なお、他の閲覧者の方々からも補足などの情報があれば助かります。参考になれば幸いで
す。 (田中)

Das Nibelungendlied 1 ( 2-36 ) 引用
  2005/9/7 (水) 14:04:05 - Ssai-to - No.1126069214
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

36 Der Landesherr gab schliesslich das Zeichen aufzuhoeren.
Da brachte man die Pferde fort. Viele feste Schildbuckel sah
man zerbrochen, und zahllose Edelsteine, die beim Zusammenprall
von den strahlenden Schilden abgesprungen waren, lagen ueber
den Rasen verstreut.


領主ようよう 「 止め! 」の指示
そこで馬らも 姿消す

数多の堅き 盾の背も
見れば砕けて 数々の
宝石なども 激突で
輝く盾から 弾(はじ)け飛び
芝生の処処に 散り敷きぬ


※ > ・・・lagen ueber den Rasen verstreut. の verstreut は
過去分詞で、英語で言えば動詞 liegen の過去形を修飾する
副詞のようなものだと思って訳したのですが、ドイツ語の文法
では何と言いますか。

返信1 返信-1
 2005/9/7 (水) 15:46:50 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126069214.1
> ※ > ・・・lagen ueber den Rasen verstreut. の verstreut は過去分詞で、
> 英語で言えば動詞 liegen の過去形を修飾する副詞のようなものだと思って
> 訳したのですが、ドイツ語の文法では何と言いますか。

過去分詞を、このように副詞的、または形容詞的に用いることは一般的には「分詞用法」
と呼んでいますが、「過去分詞の副詞的用法、過去分詞の形容詞的用法」など、いろいろ
な呼び方があります。完了形表現や受動態表現における「できごと・動作」そのものの意
味を表す用法とは違い、動詞を修飾(=副詞的)したり、名詞を修飾(=形容詞的)した
りするのが特徴ですね。大まかには、次のような具体例が挙げられるでしょう。
 下の分類に照らし合わせると、今回の liegen + 過去分詞は「存続(状態の継続)」に
当たります。

(参考)
 副詞的なもの(無語尾):
 ・同時進行・付帯状況(〜しながら)
  Ein Mann kommt gelaufen.
 ・存続(〜したままである)
  Die Traeume bleiben im Alltag verloren.
  Schwer verletzt lag er 8 Wochen lang im Krankenhaus.
 ・結果(結果として〜の状態になるように)
  Ich haette gern die Haare ganz kurz geschnitten.
 ・分詞構文(慣用句化されたもの)
  ehrlich gesagt, genauer gesagt, salopp formuliert など

返信2 返信-2
 2005/9/11 (日) 07:31:34 - Ssai-to - No.1126069214.2
御説明を有難う御座います。

分詞用法は、いろいろな意味上の態様があるのですね。

※ 訳出は良いようですので、次へ行きます。

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