ドイツ語質問箱

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質問 引用
  2005/9/21 (水) 00:35:10 - kl - No.1127230510
zwei Tage davor が、その二日前に、という風な副詞的用法の場合、この Tageは何格に
なるのでしょうか?例えば、その一月前に、と書く場合、ein Monat davor なのか、ある
いは einen Monat davorとなったりするんでしょうか?

返信1 返信-1
 2005/9/21 (水) 15:08:02 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1127230510.1
こんにちは。
今回のご質問は、いわゆる「名詞の副詞的用法」についてのものですね。名詞は、ドイツ
語では、2格もしくは4格で副詞的に用いられる慣用的表現があります。
 2格 eines Tages, eines Nachts
 4格 jeden Tag, jeden Morgen

ですから、慣用的には、zwei Tage davor も4格(複数形4格)であると分析されます。
従って、einen Monat davor や einen Monat lang、einen Monat vor Beginn 〜 などの
ように、【副詞的4格】の形で実現されるのが一般的です。
(例)Die Restzahlung muss spaetestens einen Monat vor Anreisedatum erfolgen.
   Studierende aus Matsuyama besuchten einen Monat lang den Sprachkurs
   an der Goethe-Institut in Prien.

ただし、これは、そのように文法化 (grammatikalisiert)され、慣習的に使われるよう
になったものですので、「揺れ」もあります。つまり、ein Monat lang や ein Monat
davor という表現をする人もあり、個人差や地域差があります。ですから、1格でも4格
でも、どちらも使用可能ですが、慣用的には4格であると説明しておきます。参考になれ
ば幸いです。

返信2 返信-2
 2005/9/22 (木) 02:31:27 - kl - No.1127230510.2
やはり現実には「揺れ」もあるのですね。
具体的なお答え、ありがとうございました。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-38 ) 引用
  2005/9/15 (木) 17:38:29 - Ssai-to - No.1126773509
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

38 Waehrend sie sich so den ganzen Tag ueber vergnuegten, kamen
die vielen Fahrenden nicht zur Ruhe. Da man freigebig Geschenke
verteilte, strengten sie sich bei ihren Darbietungen besonders
an. Dadurch erntete Siegmunds ganzes Land reichen Ruhm.


そうして彼ら 一日中
楽しみながら 大勢の
回遊人は 落ち着かず

物を惜しまぬ 贈りもの
分けて賜り 人々は
おのがいつもの 余興もて
ここぞとばかり 頑張りぬ

かくて如かして ジグムント
王国全土は かち得たり
高くも満満 なる名誉


(1) die vielen Fahrenden の解釈は、自信がありません。
(2) Sigmunds は 所有格 ですか。 Sigmunds [ ganzes [ Land ] ]
ですか、それとも Sigmunds Land, ganzes Land と並立しているのですか。

返信1 返信-1
 2005/9/16 (金) 17:10:33 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126773509.1
>(1) die vielen Fahrenden の解釈は、自信がありません。

Fahrende は、文字通りには「放浪・遍歴する」という意味で、特に中世の「放浪詩人・
吟遊楽士」も指すようです。下に Darbietung 「演奏・上演」という語があることから
も、「吟遊楽士」などと解釈すると良さそうです。

die vielen Fahrenden kamen nicht zur Ruhe

とありますので、「吟遊楽士たちは休む暇もないほど忙しかった」ということが述べられ
ているのでしょう。→「みなが一日中楽しみのかぎりをつくしたので、吟遊楽士たちは休
む暇もなかった」

そして、その様子が、続く一文にも書かれています:
Da man freigebig Geschenke verteilte, strengten sie sich bei ihren Darbietungen
besonders an. 「みなが(彼ら=吟遊楽士たち=に)物惜しみなく贈り物をするので、彼
らは演奏に疲れた(それほど懸命に奏でた 贈り物に応えるため??)」

> (2) Sigmunds は 所有格 ですか。
> Sigmunds [ ganzes [ Land ] ]ですか、
> それとも Sigmunds Land, ganzes Land と並立しているのですか。

そうですね、所有格です。Siegmund の国全体 [ Sigmunds [ ganzes Land ]] です。
ganzes Land Sigumunds や ganzes Land von Sigmund と表現しても同じです。

返信2 返信-2
 2005/9/17 (土) 09:09:08 - Ssai-to - No.1126773509.2
御返信を有難う御座います。やはり、あちこち誤っていたのですね。

日長一日 人々は
楽しく過す その間
吟遊楽士 暇もなし

物を惜しまぬ 贈り物
賜り放浪 詩人たち
おのが吟詠 出し物に
殊のほか、いや 疲れたり

斯くて如かして ジグムント
王国全土は かち得たり
高くも満満 なる名誉


(1) 訳出は、上の訂正で良いですか。
(2) > Da man freigebig Geschenke verteilte, strengten sie sich bei ihren
Darbietungen besonders an. の構造はどういうものですか。
Da man freigebig Geschenke verteilte,・・・ は分詞構文などというものですか。

返信3 返信-3
 2005/9/17 (土) 15:31:56 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126773509.3
> (1) 訳出は、上の訂正で良いですか。

よく訂正されていると思います。

>(2) > Da man freigebig Geschenke verteilte, strengten sie sich bei
> ihren Darbietungen besonders an. の構造はどういうものですか。
> Da man freigebig Geschenke verteilte,・・・ は分詞構文などというものですか。

いわゆる「主文」と「副文」の構文です。正確には、ここでは「副文+主文」の順序になってい
ます。最初の da というのは、weil とも似た意味を持ち「理由(〜なので)」という意味合い
をあらわします。weil よりも da が示す内容のほうが、聞き手や読み手にも周知の事柄を指す
ことが多いようですが、広い意味で「理由・原因・因果関係」を表すと考えておきましょう。

[ Da man .... verteilte ] 副文(理由をあらわす節)
[ strengten sie ..... an ] 主文(こちらが da-節の理由を受けての内容)

「みなが贈り物を分け与えたので(=副文)、彼らはそれに応えるため一生懸命に奏でた(=主
文)」という構造になっています。分詞構文とは違いますので注意してください。分詞構文はい
わば文としては不完全な形で、主語なども含みません。たとえば Freigebig Geschenke
verteilt, strengten sie [...] などとなっていれば、これは分詞構文です。

返信4 返信-4
 2005/9/19 (月) 10:01:23 - Ssai-to - No.1126773509.4
訂正訳出の authorization と御説明を有難う御座います。

次へ参ります。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-37 ) 引用
  2005/9/11 (日) 08:15:27 - Ssai-to - No.1126392906
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

37 Die Gaeste des Landesherrn setzten sich, wo man ihnen ihren
Platz anwies. Ein reiches Angebot an edlen Speisen und der
koestlichste Wein, den man in Fuelle kredenzte, machte sie nach
den Strapazen des Turniers wieder munter. Gaeste wie Einheimische
wurden da mit Ehren Ueberschuettet.


彼(か)は斯所なれと 按配し
国賓こぞりて 着席す

これまた豪快 槍による
馬上試合の 荒業(あらわざ)の
闘士ににすすめる 山となす
高級高雅な 皿料理
最高級の 葡萄酒は
ここに豪奢な 贈りもの

ここなる主客 ともどもに
栄誉の恵み 無量なり


※ wieder は、料理や酒も見事であるが、「 また 」槍試合も見事で
あった、というように解釈したのですが良いですか。
※ ちょっと、訳し過ぎですか。しかし、お許し頂けたら次へ進みます。

返信1 返信-1
 2005/9/13 (火) 16:17:09 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126392906.1
> ※ wieder は、料理や酒も見事であるが、「 また 」槍試合も見事で
> あった、というように解釈したのですが良いですか。

たしかに、日本語の「また」には、@「AもBもまた」という使い方がありますが、同時
に、A「再び」という意味もあります。今回訳されているのは@のほうの用法だと思うので
すが、ドイツ語では@のような表現には wieder は使えません。その代わり、sowohl A
als auch B という表現があります。
(例) Sowohl ein reiches Angebot an edlen Speisen und
der koestlichste Wein, als auch das Turnier machten sie
munter. 「豪華な食事と最高のワイン、また、武芸競技も、彼らを上機嫌にした」

しかし、ここで使われている wieder は、上のAの意味しかありません。従いまして、該
当部分の訳はおよそ「豪華な食事やたっぷり用意された最高のワインが、武芸競技で疲れ
(て元気がなくなってい)た彼らを再び快活にした」という具合になるでしょう。

> ※ ちょっと、訳し過ぎですか。

キーワードとしては「たっぷりと用意された豪華な料理と最高のワイン」が「武芸試合
(馬上試合)で疲れた騎士たち」を「再び元気づけた」ということがきちんと盛り込まれ
ている必要があると思います。今の訳のままですと、馬上試合の壮絶さはよく表現されて
いますが、「それで疲れ果てた騎士たちを料理・ワインが元気づけた」ということが表現
されていないのではないかと感じました。

あと、最後は小さなことなのですが、最後の Gaeste wie Einheimische の部分で、wie
は und と同じ意味で使われています。同じく sowie と書く場合もありますが同じことで
す。「他国からの者も国内(地元)の者たちも」ということが表現されれば、なお原意に
忠実な訳になると感じました。参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2005/9/13 (火) 22:42:10 - Ssai-to - No.1126392906.2
御説明を有難う御座います。解釈を誤っていました。
次に、 suggestion をもとに正したものを清書して見ます。


37 Die Gaeste des Landesherrn setzten sich, wo man ihnen ihren
Platz anwies. Ein reiches Angebot an edlen Speisen und der
koestlichste Wein, den man in Fuelle kredenzte, machte sie nach
den Strapazen des Turniers wieder munter. Gaeste wie Einheimische
wurden da mit Ehren Ueberschuettet.


彼(か)は斯所なれと 按配し
国賓こぞりて 着席す

品良き高雅な 皿料理
最高級の 葡萄酒の
一席豪奢な もてなしは
たっぷり出されて 闘士らを
かの豪快な 槍による
馬上試合の 荒業の
後にも再び 快活に

国の内外 ともどもに
人々栄誉を 浴びるなり


※ これで合っているようですか。

返信3 返信-3
 2005/9/14 (水) 13:23:33 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126392906.3
(いつものように、細かい部分の解釈は、専門家の人がどのように言われるかわかりませ
んので)「これで原文を完璧に訳せています」とは言えないのですが、これで随分と原文
を忠実に読み込んでかつリズム良く文章が作れていると感じました。

返信4 返信-4
 2005/9/15 (木) 17:21:34 - Ssai-to - No.1126392906.4
嬉しい御返信を有難う御座います。

鋭意、次へと進みます。

教えてください。 引用
  2005/9/13 (火) 15:01:32 - ますや - <メール送信> - No.1126591292
ドイツ語にはなぜ格変化が必要なんですか?

返信1 返信-1
 2005/9/14 (水) 14:15:45 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126591292.1
「格の発生や発展」というような「歴史的な言語の変遷」についての分野は、私の専門外
ですのでたしかなことは申し上げられませんが、ごく一般的な観点から、ご質問にお答え
します。あくまで私見ですので、一つの意見としてお読みくだされば幸いです。

日本語にも、格“変化”ではないものの、文における名詞の動詞との関係に基づいて決めら
れる格の“表示”があります(ガ・ノ・ニ・ヲなどによる格表示)。ドイツ語の格変化は、
変化という部分の多様性はたしかに日本語にはありませんが、それでも“格表示”がなされ
ているという点で日本語と同じです。ですから、今回のご質問は、「なぜ日本語には格表
示が必要なのですか」という問いに置き換えてみることができると思います。

名詞(または名詞句)は、そのままで語彙的な意味は分かりますので「自立語」ですが、
それが文の中に入ると、次はその「役割」が示されなければなりません。つまり、文の中
で、それが行為の主体なのか、行為を受ける対象なのか、または何かの移動に関わる目標
地点なのか…などです。このような「役割」と「格」は1:1対応ではありませんが(た
とえば、いわゆる「主格(主語)」には「積極的・意図的な行為の主体(動作主)」のほ
か「非意図的な自分では制御のできない感情の感受者(経験者)」なども表します)、
「格」はそのように、文の中でその名詞が担うべき役割を示してくれます。さらに、それ
は動詞との相関関係によって決まります。動詞が感情に関わるものなら、それに応じた名
詞が選択されますし、意思・意図を伴う動詞ならそれに応じた名詞(動作主やその動作の
対象者・対象物)が選択されるわけです。
「格変化の存在意義」については、その名詞が文中で担う役割を明示するためというふう
にお答えしておきます。

ですから、どんな言語にも、名詞にはちゃんと「格」は存在します。ただし、今回のご質
問に関わってくるのは、言語によって、その「格の“表示”」がどこまで明確に示されるか
という違いがあるという事実です。名詞の格表示が言語によって違う一例を挙げます。ド
イツ語の名詞の変化表は、一般的には【男性名詞・単数】【女性名詞・単数】【中性名
詞・単数】【複数】の軸と、【1格(主格)】【2格(属格・所有格)】【3格(与格・
間接目的格)】【4格(対格・直接目的格)】の軸があり、のべ4×4=16通りの変化
を覚えることになります(実際には、同じ形態のものがありますが)。しかしチェコ語に
は、7つの格(主格、属格、与格、対格、呼格、前置詞格、道具格)と性別が3つ(男
性、女性、中性)、数が2つ(単数、複数;3つの性に対する複数形がそれぞれある)あ
りますので、のべ7×3×2=42通りの変化があることになります。数の多少こそ違いは
あれ、格が多様に変化するのは、当該の名詞が文の中でどんな役割を担っているのかを明
示する働きによるものだと考えればいかがでしょうか。さらに、名詞の格表示が豊かであ
ればあるほど、その名詞は文中のどこにあっても役割(格)がはっきりしているのですか
ら、結果的に「語順の自由度」も上がります。もちろん「格表示システムが豊富=その言
語の語順は自由」という簡単なものではありませんが。中英語(中世の時代の英語)では
格変化も豊かだったが現代語では豊かな格変化システムが失われてしまった英語では、も
はや名詞の文中の役割を形態的(格変化などで形の上で区別すること)に示すことができ
ませんので、位置で表すしかできなくなりました。つまり、主語は動詞に先行し、目的語
は動詞に後続するという順序でもって、意味を解釈するしかありません。英語では、わず
かに人称代名詞に格の区別が残る程度です。たとえば the man という名詞句を取り上げ
るとして、主格 the man、属格は of を伴って of the man、与格 (to) the man、対格
the man、前置詞格 to/with/for... the man など、その“形態”は変化しません。このよ
うな言語のほうがむしろ例外的で、ドイツ語や(極端な例としてあげた)チェコ語のよう
に格変化システムを今も残している言語のほうが普通であると考えると、少し発想の転換
ができるかもしれません。

なお、他の閲覧者の方々からも補足などの情報があれば助かります。参考になれば幸いで
す。 (田中)

Das Nibelungendlied 1 ( 2-36 ) 引用
  2005/9/7 (水) 14:04:05 - Ssai-to - No.1126069214
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

36 Der Landesherr gab schliesslich das Zeichen aufzuhoeren.
Da brachte man die Pferde fort. Viele feste Schildbuckel sah
man zerbrochen, und zahllose Edelsteine, die beim Zusammenprall
von den strahlenden Schilden abgesprungen waren, lagen ueber
den Rasen verstreut.


領主ようよう 「 止め! 」の指示
そこで馬らも 姿消す

数多の堅き 盾の背も
見れば砕けて 数々の
宝石なども 激突で
輝く盾から 弾(はじ)け飛び
芝生の処処に 散り敷きぬ


※ > ・・・lagen ueber den Rasen verstreut. の verstreut は
過去分詞で、英語で言えば動詞 liegen の過去形を修飾する
副詞のようなものだと思って訳したのですが、ドイツ語の文法
では何と言いますか。

返信1 返信-1
 2005/9/7 (水) 15:46:50 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1126069214.1
> ※ > ・・・lagen ueber den Rasen verstreut. の verstreut は過去分詞で、
> 英語で言えば動詞 liegen の過去形を修飾する副詞のようなものだと思って
> 訳したのですが、ドイツ語の文法では何と言いますか。

過去分詞を、このように副詞的、または形容詞的に用いることは一般的には「分詞用法」
と呼んでいますが、「過去分詞の副詞的用法、過去分詞の形容詞的用法」など、いろいろ
な呼び方があります。完了形表現や受動態表現における「できごと・動作」そのものの意
味を表す用法とは違い、動詞を修飾(=副詞的)したり、名詞を修飾(=形容詞的)した
りするのが特徴ですね。大まかには、次のような具体例が挙げられるでしょう。
 下の分類に照らし合わせると、今回の liegen + 過去分詞は「存続(状態の継続)」に
当たります。

(参考)
 副詞的なもの(無語尾):
 ・同時進行・付帯状況(〜しながら)
  Ein Mann kommt gelaufen.
 ・存続(〜したままである)
  Die Traeume bleiben im Alltag verloren.
  Schwer verletzt lag er 8 Wochen lang im Krankenhaus.
 ・結果(結果として〜の状態になるように)
  Ich haette gern die Haare ganz kurz geschnitten.
 ・分詞構文(慣用句化されたもの)
  ehrlich gesagt, genauer gesagt, salopp formuliert など

返信2 返信-2
 2005/9/11 (日) 07:31:34 - Ssai-to - No.1126069214.2
御説明を有難う御座います。

分詞用法は、いろいろな意味上の態様があるのですね。

※ 訳出は良いようですので、次へ行きます。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-35 ) 引用
  2005/9/4 (日) 11:10:36 - Ssai-to - No.1125799839
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

35 Alte und Junge hoerte man so heftig zusammenstossen, dass
das Krachen der Lanzen zum Himmel erscholl. Von mancher
Reckenhand zerbrochen, flogen Lanzensplitter weithin am
Palast entlang. So stuermisch setzten sie einander zu.


古参新参 すさまじく
ぶつかり合うを 聴きたれば
槍打ち合いの 喧噪の
天に至りて 轟きぬ

中には勇士の 手を離れ
槍は砕けて 宙を飛び
破片遥かに 御殿ぎわ

それは嵐か 勇士らは
各々互いに 相傷む


(1) das Krachen ですが、 Krach《男》 がどういうふうに
変化したのですか。
(2) zerbrochen, flogen は二つの動詞が並立しているのですか。

返信1 返信-1
 2005/9/4 (日) 14:47:40 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1125799839.1
>(1) das Krachen ですが、Krach《男》 がどういうふうに
> 変化したのですか。

たしかに、動詞 krachen の名詞形は der Krach ですが、実はドイツ語ではもう1つ、動
詞(句)をそのままの形で名詞化することもできます。手順は簡単で、名詞化す
るわけですから語のはじめを大文字にします。そして名詞ですので性別が必要ですが、必
ず中性名詞にします。これによって、krachen という動詞は der Krach という男性名詞
と、das Krachen という中性名詞の両方を、関連する派生名詞として持つことになります。

動詞をそのまま中性名詞化するという手法は、動詞1単語だけでなく動詞句全体を名詞化
することができるという特徴を持っています。たとえば ins Kino gehen 「映画館に行
く」という動詞句を名詞化したいとき、つまり「映画館に行くこと」という名詞を作りた
いとき、das Inskinogehen という名詞(1語でつづけて書きます)にすることができま
す(または das Ins-Kino-Gehen でも良い)。もちろん、これは、gehen のもう1つの派
生名詞である der Gang を用いて der Gang ins Kino としても同じですが、この場合は
名詞化されるのは Gang だけですので、ins Kino などの修飾語句はそのまま後置されます。

>(2) zerbrochen, flogen は二つの動詞が並立しているのですか。

この部分の主語は Lanzensplitter で、動詞は flogen (fliegen) です。flogen は
fliegen の過去形で、主語が複数形(Spiltter 単複同形です)ですので flogen という
形になって、主語との一致もきちんと見てとれます。…と、この部分は別に解説は不要で
しょうから flogen の解説をしたいのではなく、この flogen と zerbrochen の違いに触
れたかったのです。zerbrochen は zerbrechen が変化したものですが、これは過去形で
はありません(もちろん現在形でもない)。過去分詞です。ですから、このままで
Lanzensplitter を主語とする動詞にはなれません。
(参考) Lanzensplitter flogen und zerbrochen.  …とは表現できない
     Lanzensplitter flogen. …これはOK
     Lanzensplitter zerbrochen. …これもダメ

ですから、zerbrochen は flogen とはちょっと位置付けが違うことになります。ここで
は、[ Von mancher Reckenhand zerbrochen, ] という部分で一つのまとまりをなしてい
ます。いわゆる【分詞構文】というものですが、用語はさておき、ここでは主語も定形動
詞もなく「騎士たちの手から壊れ(飛んで)」という修飾句のようなふるまいをしています。

最後の "So stuermisch setzten sie einander zu." の部分は、zu|setzen を「力を注
ぐ」という感じでとらえるのはいかがでしょうか。「傷む」となると、せっかくの元服の
儀式(の公開試合)が痛々しいものに感じられてしまいますが、古参の騎士が胸を貸し
て、新参の騎士たちの門出を祝う意味で全力で真剣に戦っているというイメージがします
ので「全力を出して真剣に」などという雰囲気が伝わるようにすればいかがかと思いまし
た。(単なるコメントです)

返信2 返信-2
 2005/9/4 (日) 17:09:05 - Ssai-to - No.1125799839.2
御説明並びに suggestion を有難う御座います。

> So stuermisch setzten sie einander zu. のところですが・・・

それは嵐か 勇士らは
各々互いに 相傷む



それは嵐か 勇士らは
新古、鎬(しのぎ)を 削り合う

と致したいと存じます。良いようでしたら、次に向かいます。

Das Nibelungendlied 1 ( 2-34 ) 引用
  2005/8/30 (火) 17:37:23 - Ssai-to - No.1125391049
お願いします。

2. Aventiure:Ueber Siegfried

34 Die Ritter liefen zu den vielen bereits gesattelten Pferden.
Auf dem Hofe Siegmunds prallten die Scharen so heftig zusammen,
dass die gesamte Burg erdroehnte. In ihrer freudigen Stimmung
machten die Helden ungeheuren Laerm.


騎士みな走るは おびただし
はやくも鞍置く 馬のとこ

ジークムントの 庭園は
一同激して はぜ返り
一時に全城 鳴り響く

斯くなる歓喜に に包まれて
勇士の大声 物凄き


今回は、文法的には楽だったようです。しかし・・・
「 Auf dem Hofe Siegmunds 」 は 「 ジグムントの城の庭 」 の意味
に受け取りましたが、どうして Hof《男》 が Hofe になっているのですか。

返信1 返信-1
 2005/9/1 (木) 10:25:13 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1125391049.1
3格の名詞変化形の名残りですね。現代では、dem Hof のように、"dem" が3格を示して
くれていますので Hof という名詞は何も変化する必要がないのですが、ドイツ語の古い
形では「男性・中性名詞の3格では、名詞の語尾に -e が付く」という規則がありまし
た。いまでも、男性・中性2格には、名詞そのものに -(e)s が付きますね。あれと同様
の規則です。なお、この「2格の語尾 -(e)s」も、冠詞(des や eines)がはっきりと2
格であることを示してくれていますので、この先は衰退してしまうかもしれませんね。

(例)das Haus meines Vaters
   ↓
   das Haus meines Vater

そうすると、いつかは「das Haus meines Vaters という語句を見たのですが、この
Vater に付いている語尾の -s はなんですか?」という質問が来る時代が来るのかもしれ
ませんね。

それはさておき、結論としまして、

> Auf dem Hofe Siegmunds は「 ジグムントの城の庭 」の意味に受け取りましたが、
> どうして Hof《男》が Hofe になっているのですか。

これは、"auf dem Hof Siegmunds" と書いても同じことです。"auf dem Hof(e)" という
感じで (e) をカッコに入れて考えておけば分かりやすいかもしれません。Hof の複数形
は Hoefe ですので、複数形と間違える恐れもありません。

返信2 返信-2
 2005/9/4 (日) 10:44:48 - Ssai-to - No.1125391049.2
御説明、有難う御座います。

歴史的なものだったのですね。

次へ進みます。

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