ドイツ語質問箱

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ein bisschen 引用
  2004/10/25 (月) 17:01:51 - ssaito - No.1098691311
お願いします。

A : Sind Sie nicht muede?
B : Doch, ein bisschen.

と言う会話がテキストにありますが、 B の返事を全文書くと
どうなりますか。

ein bisschen は副詞句ですか。
Doch, ich bin ein bisschen muede.
とか、または

bisschen は辞書を見ると、無変化の形容詞となる場合が
あるようですが、
Doch, ich habe ein bisschen Muedigkeit.

とかとなるのでしょうか。

ein bisschen が副詞句の場合は、それぞれの品詞は
なんと呼称されますか。

返信1 返信-1
 2004/10/25 (月) 22:56:46 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098691311.1
はい、B の全文は、
 Doch, ich bin ein bisschen muede.
です。

ein bisschen は、文法上は「不定数詞」ということになっています。これは、ein paar
や einig- と同じ品詞で、4つとか10個という具体的な数量は指さず、「2・3の」と
か「数個の」など、不定(幅があって数量が定まっていない)の数を表すものです。
まぁ、広い意味で「数詞」というわけです。

その用法としては、仰るとおりで、副詞的なもの、及び形容詞的な働きがあります。
「副詞」「形容詞」の定義は以下のとおりです:

(1)副詞的 = 動詞や副詞を修飾する
 Ich bin ein bisschen muede.
 Das ist ein bisschen (zu) teuer. 「ちょっと(値段が)高い(高すぎる)」
 Ich moechte mich ein bisschen hinlegen. 「少し横になりたい」
 Koennen Sie bitte noch ein bisschen warten? 「もう少しお待ちになっていただけま
すか」

(2)形容詞的 = 名詞を修飾する
 Ich habe ein bisschen Hunger. 「少しの空腹がある=少しお腹がすいた」
 Man kann von dem bisschen Brot nicht leben. 「これっぽっちのパン(食料)
   では生きていけない」

(田中)

返信2 返信-2
 2004/10/26 (火) 05:27:50 - ssaito - No.1098691311.2
response 有難う御座います。もうちょっとお願いします。

挙げて頂きました例文、

> Man kann von dem bisschen Brot nicht leben.

の dem bisschen も数詞ですか。
定冠詞を使って、「 これっぽっちの 」という限定感のある場合も
「 不定数詞 」という呼称となりますか。

返信3 返信-3
 2004/10/26 (火) 10:53:25 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098691311.3
> Man kann von dem bisschen Brot nicht leben.

> の dem bisschen も数詞ですか。
> 定冠詞を使って、「 これっぽっちの 」という限定感のある場合も
> 「 不定数詞 」という呼称となりますか。

説明が足りなかったかもしれません。bisschen という語そのものが「不定数詞」です。
そこに ein がついたり、定冠詞がついたりします。通常は、ein bisschen という形で
あたかも「決まり文句」のようになっており、ein bisschen でもって「不定数詞」と
呼ぶこともあります。ただ、bisschen だけでも「不定数詞」であることを補足させて
ください。
 ですから、dem bisschen Brot のような場合は、
「その・そんな・こんな」dem 定冠詞
「ほんの少しの」 bisschen 不定数詞
「パン」Brot 名詞
という組み合わせです。これは日本語でもわかるように「*こんな*これっぽっちのパン
じゃ・・・」という「こんな」というニュアンスがほしいので定冠詞(ここでは dem)
が使われており、別に「こんな」というニュアンスは必要なければ ein bisschen Brot
で良いというわけです。

(例)肯定文と否定文にしてあるのには深い意味はありません:
Von ein bisschen Brot kann man doch leben. 「少しのパンでも人は生きていけるもの
だ」
Von dem bisschen Brot kann man doch nicht leben. 「こんなこれっぽっちのパンでは
生きていけない」

返信4 返信-4
 2004/10/26 (火) 11:20:14 - ssaito - No.1098691311.4
response 有難う御座います。

> 「その・そんな・こんな」dem 定冠詞
「ほんの少しの」 bisschen 不定数詞
「パン」Brot 名詞
という組み合わせです。
> 「*こんな*これっぽっちのパンじゃ・・・」という「こんな」
というニュアンスがほしいので定冠詞(ここでは dem)
が使われて・・・

で納得しました。

名前 引用
  2004/10/24 (日) 14:52:14 - ssaito - No.1098597134
お願いします。

日本では、男は「 太郎 」女は「 花子 」と名前には定番がありますが、
ドイツでも Frank, Katrin などとテキストではあるように見えます。
他にはどんなものがありますか。
それらの名前には何か意味が込められていますか。
日本のように名前にはドイツでも最近の傾向と言うのはあるのでしょうか。

返信1 返信-1
 2004/10/24 (日) 19:39:01 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098597134.1
日本の「太郎/花子」ほど,定番とされる名前はドイツにはないでしょうね。うちの大学
の書類には「広大花子」などと書いてありますが,大学名や銀行名を姓として使うなんて
いうのもドイツにはないでしょう(Hans Post : Deutsche Post の何らかの書類の見本に
ある見本の人名のつもり。…でも,このようなものはないはず)。
 たしかに Frankさんや Katrinさんはたくさんおられるでしょうから,典型的な名前の
一つでしょう(実際,私自身の知り合いに,ちゃんと(?)いました。Frankさんに Katrin
さん。どちらも)。他には,男性ですと Hans, Peter, Michael, Thomas, Oliver, Franz,
Daniel など,女性なら Petra, Andrea, Daniela, Ulrike, Julia など色々あって,どれ
が定番かは決められません。
 ちなみに,西洋の名前は,聖人・偉人や神話の中の神の名前などに由来するものが多い
でしょう。面白いのは,365日,毎日に何らかの名前がついていることです。複数個の
名前が対応している場合もあります。参考までに↓
 http://www.autobahnkirche.de/info-container/hk/ueber-jahr-kurz.html
随分とこの伝統は失われてきましたが,今でも地方によっては(特にカトリック圏か),
子供が自分の名前のついた日にプレゼントをもらいます。自分の誕生日とは別にです。
たとえば Matthias マティアス君は2月24日が誕生日でなくても,何かちょっとした
お菓子などをもらいます。
人名の語源については,たとえば,
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061494376/
『世界人名ものがたり―名前でみるヨーロッパ文化』(梅田修)講談社現代新書 \693
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469012645/
『ヨーロッパ人名語源事典』(梅田修)大修館書店 \5,670
などがあります。
 たとえば,上で出てきた Matthias という名前は,
"Gabe Jahwes" というヘブライ語の名前から来ているようです。"Jahwe" はヘブライ語
で「神(ハヤヴェ)」ですので,「神から与えられし者」という意味になります。
そのほか,以下のサイトに,多少は名前の由来が説明されているようですので,ぜひ
見てみてください。
 Beliebte-Vornamen.de <http://lexikon.beliebte-vornamen.de/>
このサイトには,他に,人気の名前(Hitliste)や,逆に珍しい名前(seltene Vor-
namen)なども紹介されてあって,面白いです。ちなみに,このサイトによると,
2004年の人気の名前トップ3は,男子が 1. Tim / 2. Luca / 3. Tom
女子が,1. Lina / 2. Hanna(h) / 3. Anna だそうですよ。 (田中)

返信2 返信-2
 2004/10/24 (日) 21:09:05 - ssaito - No.1098597134.2
数々の information を有難う御座います。

一年中の日々に人の名前を配してあるのは驚きです。
人気の Hanna を探してみましたが、見付かりませんでした。
2003年10月〜2004年3月のNHKラジオドイツ語講座の
テキストの教材は Hannas Zauberstock という題名でした。

形容詞の名詞化 引用
  2004/10/22 (金) 16:40:03 - ssaito - No.1098430803
お願いします。

形容詞は大文字書きして名詞的に用いることが出来、
特に中性の場合は語尾 -es を付けて、

etwas Wichtiges, nichts Besonderes, etwas Schoenes, …

などとなるそうですが、形容詞が -e で終る場合は s だけ付けるのですか。
-e で終る形容詞は在りますか。

返信1 返信-1
 2004/10/23 (土) 05:22:44 - ssaito - No.1098430803.1
すみません。訂正です。

質問文中の、

> 形容詞は大文字書きして名詞的に用いることが出来、



形容詞は、最初の文字を大文字書きして名詞的に用いることが出来、

として下さい。

返信2 返信-2
 2004/10/23 (土) 17:05:33 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098430803.2
外来語起源の形容詞に、末尾が -e で終わる形容詞が多いです。orange, beige(ベージュ)
など。これらの場合、基本的に語尾変化はありません。
 etwas Orange / etwas Beige
それでも、etwas Oranges はたまに見かけますので、原則的に -e で終わる形容詞は
場合によって -s だけつけることは可能なようです。ただし、etwas Beiges は少なくとも
見たことがありません。その他の外来語起源のものは、rosa(桃色)や lila(紫色・ライ
ラック色)など、-s はつきません。etwas Rosas などとは言わない。
ただし、これらは、-farbig という形態素をつけることで、うまく変化させることが
できます。
 etwas lilafarbiges 「紫色のもの」

ドイツ語の形容詞は、変化語尾がつくことで「格」や「性」などの情報をあらわすこと
からも分かるように、語尾変化することがとても大きな役割を担っています。これらの
変化語尾というのは、-es や -en など、常に -e- という母音が絡んでいます。その
ため、形容詞の原形そのものが -e で終わることは、そこに続く変化語尾 -e- に大きな
支障となります。ですから、外来語起源のもの(もしくは、本来は外来語起源であるが、
そのことがもはや意識されていないものも含める)を除けば、ゲルマン起源のもの
で末尾が -e で終わるような形容詞はほとんどないのではないかと思います。形容詞では
なく副詞であれば、muede や gerne(gern の変異)もありますが、これらは語尾変化しま
せんので問題ありません。
 形容詞の分類に携わったことがありませんので、確信はありませんが、語尾が母音で
終わるような形容詞は外来語起源のものがほとんどなのではないでしょうか。そのような
ものは、語尾も無変化で用いられることはたしかです。
 ついでながら、ラテン語の habil(生きる・役に立つ・有能などの意味)を語源に持つ
形態素は、英語では -able です。英語の場合はこれで問題は生じません。しかし、同じ
ものがドイツ語に取り入れられると、まるで(見事に!?)語尾が -e で終わることを嫌
うかのように -abel となっています。そう考えると、あくまでもドイツ語ではその後に
続くであろう格変化語尾のことを考えたメカニズムになっていると言えないこともない
ですね。

※なお、たとえば komfortabel という形容詞を考えたときに(← -abel の語尾)、
ein komfortables Bett のように変化することがほとんどですが、これは
 komfort[able]s (つまり元が -able)なのではなく、
 komfort[abel]es (あくまでも -abel。そこに -es がついた)ものです。ただ、口調
   上の問題から、komfortab[e]les というように、1つ -e- が欠落するだけ。
(田中)

返信3 返信-3
 2004/10/23 (土) 20:30:11 - ssaito - No.1098430803.3
専門的な御説明有難う御座います。

どうも、パラパラと辞書をめくったところ -e で終る
形容詞が見付からなかった訳です。
ちゃんとした理由があったのですね。

Ihrer と ihrer の変化 引用
  2004/10/20 (水) 17:01:53 - ssaito - No.1098259313
お願いします。

敬称2人称2格の Ihrer と3人称複数2格 ihrer
について、前者に Vater,Mutter,Kind,Geschwister、
後者に Vaeter,Muetter,Kinder,Geschwister が
続く場合の1格、2格、3格、4格の変化を教えて
下さいませんか。

返信1 返信-1
 2004/10/20 (水) 17:31:08 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098259313.1
言うまでもないことですが,念のため書いておくと,2人称敬称の所有冠詞
Ihr- と,3人称複数の所有冠詞 ihr- は,どちらも同じ変化(ついでに発音も同
じ)をします。違うのは Iと iの大文字/小文字の別だけですね。
 ですから,以下の変化一覧は,それぞれ Ihr- と ihr- を完全に置き換え可能
だということです。

さて,このような「所有冠詞(他には mein-, dein-, sein- など)は,「不定冠
詞類」と呼ばれることもあり,その格変化は不定冠詞である ein- のときに準じ
ています。確認のため,不定冠詞の変化を書いておきますと,
   (男性)  (中性)  (女性)  (複数)
1格  ein     ein    eine    なし
2格  eines    eines   einer    なし
3格  einem    einem   einer    なし
4格  einen    ein    eine    なし
(※不定冠詞には「1つ」という意味がある以上,その複数形は無い。複数形に
なれば,すでに「1」は「1」ではなくなってしまうから)

です。この一覧のうち,それぞれ [ein] の部分を [Ihr/ihr] に置き換えてくだ
さい。たとえば,男性3格の [ein]em は [Ihr]em に置き換わりますね。
すると,一覧表ができます。ここでは Ihrを変化させています。

   (男性)  (中性)  (女性)  (複数)
1格  Ihr     Ihr    Ihre    Ihre
2格  Ihres    Ihres   Ihrer   Ihrer
3格  Ihrem    Ihrem   Ihrer    Ihren
4格  Ihren    Ihr    Ihre    Ihre
(※複数形の部分だけは,先の不定冠詞の変化から [ein]→[Ihr]で置き換えては
作れませんが,この一覧のようになります)

従って,ご質問の答えとしては,

     (男性)    (中性)   (女性)
1格  Ihr Vater    Ihr Kind   Ihre Mutter
2格  Ihres Vaters  Ihres Kindes Ihrer Mutter 名詞の後ろの(e)sに注意
3格  Ihrem Vater   Ihrem Kind  Ihrer Mutter
4格  Ihren Vater   Ihr Kind   Ihre Mutter
(※それぞれ,Ihr- の部分を ihr- にしても同じ。「あなたの〜」「彼らの〜」)

     (複数=まとめて列挙しておきます)
1格  Ihre Vaeter/Muetter/Kinder/Geschwister
2格  Ihrer Vaeter/Muetter/Kinder/Geschwister
3格  Ihren Vaetern/Muettern/Kindern/Geschwistern 名詞末尾のnに注意
4格  Ihre Vaeter/Muetter/Kinder/Geschwister
(※それぞれ,Ihr- の部分を ihr- にしても同じ。「あなたの〜」「彼らの〜」)

返信2 返信-2
 2004/10/20 (水) 20:56:05 - ssaito - No.1098259313.2
沢山の表を有難うございます。

しかし、勘違いなのでしょうか。辞書を見ますと、
1格:Sie(あなた)、sie(彼女)、sie(彼等) は
2格:Ihrer、ihrer、ihrer
3格:Ihnen、ihr、ihnen
4格:Sie、sie、sie
となっていますので、2格については Ihrer, ihrer,ihrer が変化して、

Ihrer Vater, Ihreres Vaters, Ihrerem Vater, Ihreren Vater
ihrere Mutter, ihrerer Mutter, ihrerer Mutter, ihrere Mutter
ihrere Kinder, ihrerer Kinder, ihreren Kindern, ihrere Kinder

などとなるのかと考えて、不安でしたので確認したかったのです。
これらは誤りなのですか。

返信3 返信-3
 2004/10/20 (水) 22:39:53 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098259313.3
そういうことでしたか。
たしかに、仰るとおり、Sie/sie の2格形は Ihrer/ihrer です。
しかし、これはあくまでも Sie/sie の2格なのですから、もちろん3格や4格の形として
は用いられません。3格として使いたければ Ihnen/ihnen(これもご指摘のとおり)、
4格として使いたいのなら Sie/sie という形がありますので、Ihrer/ihrer は2格として
しか使いません。
 これは、「あなた、彼女、彼ら」(Sie/sie)が目的語として機能するときに使われま
す。ただ、現代語では、ほとんど2格目的語(動詞の目的語や前置詞の目的語)は衰退
してしまいました。かろうじて、beduerfen という動詞が2格目的語をとりますので(
それでも4格目的語にとって代わられつつある)、Ich bedarf Ihrer. (私にはあなたが
必要だ)などという表現は可能です(他にも若干の動詞・前置詞が2格支配)。
 気をつけないといけないのは、これは Sie/sie という語(人称代名詞)の2格だと
いうことです。「あなた」とか「彼女」という語の2格です。ですから、もし後ろに
Vater や Mutter をつけたいのであれば、それはもはや Sie/sie について言いたいので
はなく、「あなたの父親」「彼女の母親」に主眼がおかれています。
このような場合には、私が先に一覧にしました表のような1〜4格の変化ができます。
男性名詞(Vater)や中性名詞(Kind)などの別がありますので、たくさんの変化になり
ますね。しかし、Sie/sie の2格といえば、Sie に文法上の性別がないことからもわかる
ように(たとえ、目の前の「あなた」が男性であれ女性であれ)、
Ihrer Vater, Ihreres Vaters, Ihrerem Vater, Ihreren Vater などのようにはなり
ません(←これは Vater の性や格に応じた変化変化であり、この場合、Ihr は所有代名詞
(英語のyour に相当)です)。Sie や Ihrer に性別はありません。
 つまり、Sie/sie の2格の Ihrer/ihrer と、所有代名詞の Ihr-/ihr- は別物であり、
2格の Ihrer/ihrer はこれで不変の形であり、活用語尾もつかなければ、3格・4格に
用いられることもないということです。
 わかりにくいかもしれませんが、言いたいことが伝われば幸いです。(田中)

返信4 返信-4
 2004/10/21 (木) 17:37:01 - ssaito - No.1098259313.4
再度の response 有難うございます。

Sie( あなた、敬称 ), Ihrer, Ihnen, Sie
sie( 彼女 ), ihrer, ihr, sie
sie( 彼等 ), ihrer, ihnen, sie

はもうこれ以上変化はしないのですね。
「 あなたのお父さん 」、「 彼女のお母さん 」、
「 彼らの子供達 」などの格変化に対しては、最初の
res の表の「 所有形容詞 Ihr, ihr, ihr 」の変化を
動員することになるのだと理解しました。

しかし大雑把に、1格は「 ・・・は 」、3格は「 ・・・に 」、
4格は「 ・・・を 」と訳すことにしていたのですが、
上記の2格の Ihrer, ihrer, ihrer はなんと訳せば良い
のでしょうか。
名詞の2格は普通「 ・・・の 」のようになるのだと思うのですが、

Ich bedarf Ihrer.

は日本語ではどう言った感じになるのでしょう。
「 私はあなたの存在を必要とする。 」
などでしょうか。

返信5 返信-5
 2004/10/21 (木) 19:08:47 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098259313.5
> Sie( あなた、敬称 ), Ihrer, Ihnen, Sie
> sie( 彼女 ), ihrer, ihr, sie
> sie( 彼等 ), ihrer, ihnen, sie
> はもうこれ以上変化はしないのですね。

はい,そうなのです。

> 「 あなたのお父さん 」、「 彼女のお母さん 」、
> 「 彼らの子供達 」などの格変化に対しては、最初の
> res の表の「 所有形容詞 Ihr, ihr, ihr 」の変化を
> 動員することになるのだと理解しました。

その通りです。

現代ドイツ語では,2格はたしかに日本語の「〜の」とほぼ対応させることができます
が,古い時代のドイツ語では2格が,現代ドイツ語の4格と同じ「直接目的語」として
働く機能も持っていましたので,その意味では,
「2格は日本語の『〜の』と対応させる,ただし,(古い)2格用法は『〜を』と訳す」
という規則でも構わないかもしれません。
 しかし,この訳(↓)は名訳!

> Ich bedarf Ihrer.
> 「 私はあなたの存在を必要とする。 」

返信6 返信-6
 2004/10/21 (木) 20:46:24 - ssaito - No.1098259313.6
各種 authorization を有難う御座います。
今後とも宜しくお願い致します。

ビデオ 引用
  2004/10/19 (火) 12:44:04 - Das Schiri - No.1098157444
こんにちは、
前の質問の続きのようなん感じなんですが、

先日、ドイツ人の友達がドイツのテレビ番組を録画してくれて、ビデオを送られてきたのです
が、映像が砂嵐で、音も一応聞こえてくるのですが、何を言っているのかわからない、といった
感じです。

その友達には、私の家で録画したものを送った時は、その人の家のビデオデッキで見れたのです
が(NHKのドイツ語講座だけ、無音声だったようです)、その人の所で録画したビデオは私の家
では再生出来ないといった状況です。つまり一方通行なのですが、なぜかわかりますか? 田中
さんがドイツに滞在していた時はどうでしたか? なにか解決策を知っていたらアドバイスお願
いします。

返信1 返信-1
 2004/10/19 (火) 21:24:10 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098157444.1
思いあたる原因としては、ビデオの録画形式(電気信号)が日本とドイツで違うことで
しょうか。日本は NTSC という形式を採用しており(米国も同じ)、この形式で録画され
た映像は525本の走査線、毎秒30フレームで表示されるようです。一方、ドイツが
採用している形式は PAL と呼ばれるもの(ほとんどの欧州圏で採用。ただしフランスや
ギリシアは SECAM という形式)で、625本の走査線、フレームは毎秒25フレームと
いう規格になっています。
 つまり、走査線の数が違うのですから、映像はきれいに表示されません(これが「砂
嵐」の原因でしょうか)。またフレームの表示速度も違うのですから、音声も正しくは
再生されないことになります。ご友人がドイツで PAL形式で録画されたビデオを、私たち
が日本で NTSCのみ対応のビデオデッキで再生しようとしてもうまくいきません。
 ドイツのご友人のところでは日本で録画したビデオが(音声の不都合はあるにせよ)
うまく写っているというのは、ひょっとしたら「マルチビデオ(Multivideo)再生デッキ」
をお使いなのかもしれませんね。日本でも「マルチ信号規格対応ビデオ」を購入するこ
とができます(デッキに「PAL SECAM NTSC」などと書いてある)。また、最近では、
この PAL ⇔ NTSC などの相互変換サービスを行っているお店(カメラ屋さんなど)も
増えてきました。
 これ以上の技術的な部分については、私はあまり詳しくありませんので、どなたかの
フォローがあれば助かります。何か参考になれば幸いです。 (田中)

返信2 返信-2
 2004/10/20 (水) 05:14:10 - Das Schiri - No.1098157444.2
ありがとうございます。
マルチビデオなるものがあるんですね。

「マルチビデオ」でいろいろ調べたところ、
http://park2.wakwak.com/~konsu/bbspastlog/45.html

の[1454]に同じようなことが載っていました。しかし若干値段は高いですね。
やはり変換サービスを使ってみようかと思います。

ところでひとつ言い忘れたのですが、私がその友人に送ったビデオは三倍モードで録画したので
すが、ちゃんと再生できたそうです。それでその友達はどうやら標準モードで録画したようなの
ですが、それも再生の不可に関係したのでしょうか。。。

私が送る前にその人に「三倍モードでも再生できるか?」と尋ねたかったんですが通じなかった
んです(でも三倍モードで録画して送りました)。どういえばいいでのしょうか? 
私なりの訳では:
三倍モードで録画する= dreifach auf Video aufnehmen
三倍モードで再生する= Video dreifach abspielen

何か両方とも変な気がするのですが、どういったらいいでしょうか?
そもそもドイツに「三倍モード」なるもな存在するのかもわかりません。

またお時間のあるときにご返答お願いします。

返信3 返信-3
 2004/10/20 (水) 13:18:37 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098157444.3
どうやら,ドイツのビデオでは,「×倍」というような「何倍」という言い方はしない
ようです。あるビデオメーカのサイトによると,
・LPモード: 2倍ロングモード(だと思われる)
・EPモード(または Super-LPモード): 3倍ロングモード(240分テープで12時間録画
できると説明されています)
http://www.produkte.panasonic.de/product/product.asp?sStr=5@-@1@14@61@64@@@@@NV-HV61EG-K@VHS

日本で言うところの「3倍モード」を説明するには,たとえば,「EPモード
(EP-Modus)」と説明するか(なお,Extended Play の略らしい),
「Super-LP-Modus」とするか,または,"im dreifach-Longplay-Modus, mit dem man in
einer 240Min-Casetten bis zu 12 Stunden aufnehmen kann" などと説明するのが(とり
あえずの)方策かもしれません。

もっと適切な用語(専門用語)があるのかもしれませんが,技術的なことはこれ以上
わかりません。少しでもお役に立てれば良いのですが。 (田中)

返信4 返信-4
 2004/10/21 (木) 05:35:26 - Das Schiri - No.1098157444.4
ありがとうございます。
ドイツではそのような言い方をするのですね。
またドイツ語での説明の仕方もありがとうございます。とても助かります。
それでは。

be- 引用
  2004/10/20 (水) 22:35:37 - era - No.1098279337
動詞にbeという前綴りがついているものとつかないものがありますね。
たとえば挨拶するという意味でgruessenとbegruessenがありました。
「彼はわたしに挨拶をする」という例文で、

      α  Er gruesst mich.
      β Er begruesst mich.

では、両方同じ意味に取れるのですが、何か使い分けや、意味の違いがあるのでしょうか  

返信1 返信-1
 2004/10/20 (水) 23:09:26 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098279337.1
そうですね、gruessen と begruessen では、あまり意味に違いがでませんね。
halten と behalten もそうですが、元々 gruessen や halten がすでに他動詞である
場合には、be- がついてもそれほど劇的な意味の変化はありません。
 しかし、be- の主要な機能のひとつは、「自動詞を他動詞に変える」というものです
ので、ためしに自動詞に be-をつけてみると、働きがわかるかもしれません。
 たとえば、kommen という動詞があります。意味はもちろん自動詞で「来る」ですね。
 Ich komme mit der Bahn nach Hause.
これに be-をつけると bekommen という動詞になります。意味は「受け取る」です。
 Ich bekomme einen Brief.
さて、こうなると、手紙を受け取るのは「私」ですが、bekommen の裏に隠れている
kommen の主語(つまり「来る」というできごとの主体)は「手紙」ですね。
 Ein Brief kommt und ich bekomme ihn (einen Brief).
というわけです。自動詞だとただ「手紙がやってくる」ということしか表せませんが、
他動詞にすると、「(手紙の受け取り手である)「私」や手紙の送り主などが何らかの
働きかけをして(=たとえば手紙を投函する、ポストを覗くなど)手紙がめでたく「私」
の手元に届く」わけです。このように、何らかの意図的な働きかけがあるという点で、
bekommen は他動詞的なのです。
 もっと分かりやすい例もあります。wohnen「〜に住む」と bewohnen です。ご存知の
とおり、wohnen は自動詞ですので目的語はとれません。ですから、どこに住んでいるの
かその場所は in という前置詞でもって表す必要があります。
 Ich wohne in Tokyo.
しかし、それを他動詞化した(be-をつけた)bewohnen は他動詞ですので、目的語が取れ
るのです。目的語は住んでいるその土地です。Ich bewohne Tokyo. Ich bewohne
Mozartstrasse. など。余談ですが、「〜する人」というのを表すのに他動詞に -er と
いう語尾をつけることがあります(Fussball spielen → Fussballspieler)が、
「住民・住人」を意味するのが Wohner ではなく Bewohner なのも、ここから来ていま
す。Wohner in Tokyo とは言えず、Bewohner Tokyos というのはオッケー。

少し違う話になりますが、malen と bemalen というのも面白いです。
malen も bemalen もどちらも他動詞なのですが、目的語とする対象が違ってくるのです。
たとえば、
 malen: Ich male "Mickey Mouse" an die Wand.
    (壁にミッキーマウスを描く)
bemalen: Ich bemale die Wand mit "Mickey Mouse".
    (ミッキーマウスでもって、壁を塗る)
そうすると、ニュアンス的に、malen のほうは「(色彩をもって)何かを描く」という
感じ、そして bemalen のほうは「彩色する(塗る)」という意味合いがあることに
気がつきます。このように、小さな違いかもしれませんが、be- がつくことによって
その動詞の持つ感覚が違ってきます。be- にはそんな力があると言えばよいでしょうか。
 なお、他にも、名詞を動詞化するときに be- が使われることもあります。
Sorge → besorgen, Freund → befreunden などなど。。。 (田中)

見出し文の省略 引用
  2004/10/19 (火) 22:48:04 - ssaito - No.1098193684
お願いします。

テキストの課程の一つに 「 Kein Problem! 」
という欄があるのですが、全体の文章があるとすれば
どういうものでしょうか。

Sie haben kein problem!

とかでしょうか。

返信1 返信-1
 2004/10/20 (水) 00:58:23 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098193684.1
文脈によりけりですが、もっとも一般的なのは
 "Das ist kein Problem!"
でしょうね。
もちろん、
 "Wir haben da kein Problem." も使えます。ただ、動詞を sehen や finden にして、
"Wir sehen/finden da kein Problem." 「この点については問題は見当たらない」とする
場合が多いかもしれません。
 また、余談ですが、Problem を Schwierigkeit(「困難・苦手意識」)という意味で用
いて、
 "Ich habe kein Problem damit, in der Oeffentlichkeit zu reden.
 「人前で話をするのは苦手じゃない・難しいと思わない」
などという表現も可能です。kein Problem = keine Schwierigkeit

返信2 返信-2
 2004/10/20 (水) 05:41:18 - ssaito - No.1098193684.2
応答有難うございます。

kein Problem = keine Schwierigkeit で
しっくり来ました。

kaum について 引用
  2004/10/19 (火) 09:03:40 - katze - <メール送信> - No.1098144220 - 返信コールON
こんにちは。いつもお世話になっております。
先日、2週間の入院を経て退院したばかりのドイツの友人から届いたメールにこのような一文が
ありました。

Kaum zu Hause liess mein Hund mich nicht mehr aus den Augen.

この冒頭の「kaum」は、「ほとんど〜ではない」という意ではなく、「〜するや否や」という
解釈でよろしいのでしょうか?
(「家に戻るや否や、私の犬は私から目を離すことはなかった。」)
...しかし、「〜するや否や」とするには単語が足りないような気もしますし、私としては、
「〜するや否や」というよりも「〜では常に」という訳の方がニュアンス的にはピッタリくるよ
うな気がするのですが。
それとも、この「kaum」には他に用法(適切な訳)があるのでしょうか?
この「kaum」が無ければ、

「家では私の犬は私から目を離すことはなかった。」

となり、スッキリするのですが。。
どうも腑に落ちないのでご教示をお願いいたします。

返信1 返信-1
 2004/10/19 (火) 21:07:22 - 田中雅敏 - <mtanaka@hiroshima-u.ac.jp> - No.1098144220.1
ここでの kaum は、やはり「〜するや否や」の解釈でよいと思います。[kaum zu Hause]
の部分が、本来は [Kaum war ich zu Hause angekommen,] liess mein Hund... という
べきところ(もしくは、[Kaum dass ich zu Hause angekommen war,] ...でも可)です
が、よく [Kaum zu Hause angekommen,] というように省略して使われます。さらに、
これが [Kaum zu Hause] まで短く省略されることもあります。つまり、意味としては、
「家に着くやいなや」ということで良かろうと思います。
「(私が)家に戻ったとたん、うちの犬はもう私につきまとって離れようとしない」という
意味合いでしょう。(田中)

返信2 返信-2
 2004/10/19 (火) 22:05:09 - katze - <メール送信> - No.1098144220.2
田中先生、いつもありがとうございます。
やはりこの「kaum」は「〜するや否や」で良いのですね。
先生の訳は至って自然で(さすが!)納得できました。
それから、自分でこの前半を完成させようとした場合、
「Kaum ich zu Hause angekommen war,」とやってしまいそうだったので危なかったで
す。どうもありがとうございました(^^)

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