ドイツ語質問箱

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Das Nibelungenlied 1 引用
  2005/6/28 (火) 22:59:21 - Ssai-to - No.1119967161
こんばんは。

今日は、久し振りに神田の古本屋街を歩いて来ました。
ドイツ語の適当な書籍がなかなかなくて、諦め加減で
入ったお店で、

(1) Ein Wintermaerchen von E.kreidolf ( \300.- )
(2) Das Nibelungenlied 1 ( \100.- )

を手にすることが出来ました。
(2) は、先生に以前御紹介して頂いていたもので、
Mittelhochdeutscher Text und Uebertragung という
副題がありますが、「 中高ドイツ語 」と言うのですね、
全然判りませんね。

さて、その対訳現代語ですが・・・

I. Aventiure
1 In alten Geschichten wird uns vieles Wunderbare
berichtet: von ruhmreichen Helden, von harten Streit,
von gluecklichen Tagen und Festen, von Schmerz und
Klage, vom Kampf tapferer Reckken: Davon koennt auch
Ihr jetzt Wunderbares berichten hoeren.

の最後の、「 Davon koennt auch Ihr jetzt Wunderbares
berichten hoeren. 」の koennt と hoeren との位置
関係は解るのですが、 berichten はどこに繋がっているの
ですか。
(1) 過去分詞ですか。
(2) wunderbares にかかるのですか。

返信1 返信-1
 2005/6/29 (水) 18:54:14 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119967161.1
こんにちは。神田の古本屋街に行かれたんですね。私は東京へは年に一度か二度行ければ
良いほうですから、神田や神保町の三省堂書店に比較的すぐに行けるところにお住まいの
ようで羨ましいです。
素敵な本を購入されましたね。(1) のほうは、内容は読んでいませんので分かりません
が、一度ドイツの書店の店頭で手にとったことがあり、氷の国の話で、妖精や小人が出て
きたことだけ覚えています。(2) のほうは、中世騎士道の文学の傑作ですね。少し前にハ
リウッド映画に『キング・アーサー』というのがありましたが、そのアーサー王伝説と並
んで、ニーベルングの伝説も非常に人気があります。ワーグナーの『ニーベルングの指
輪』の楽劇も有名ですね。中高ドイツ語はドイツ語の古い形ですので、随所に現代語に通
じる部分があり意味が分かるものもありますが、全体としては辞書がないとちょっと読め
ません。

さて、

> 最後の「 Davon koennt auch Ihr jetzt Wunderbares berichten hoeren.
> koennt と hoeren との位置関係は解るのですが、berichten はどこに繋がっている

これは、hoeren や sehen などの「知覚動詞構文」と呼ばれている構文の一つです。たと
えば hoeren は "Ich hoere Musik." のように「聞く・聴く」という意味で使います。そ
の一方で、Ich hoere ihn weinen. 「私は彼が泣いているのを聞く」のように、「誰々が
何々をしているのを聞く」という構文もあります。こちらは「聞こえる」という意味で捉
えたほうが近いもので、この場合の hoeren は「知覚動詞」と呼ばれることがあります。
もちろん Ich hoere Musik. のほうも「耳で音楽を聴く」という意味で「知覚」には違い
ありませんが、特にこのような普通の他動詞構文から Ich hoere ihn weinen. のような
構文を区別するために「知覚動詞構文」と呼ぶことがあるのです。

その「知覚動詞構文」の特徴は、
 誰々(4格目的語)+何々をする(動詞の原形)+ hoeren / sehen / fuehlen

本当は「知覚動詞」というと riechen や schmecken などもありますが、ここでは「4格
目的語+動詞の原形」というものを伴う特殊なものを「知覚動詞」と呼んでおきます
(riechen や schmecken には *Ich schmecke den Kuchen gut schmecken. 「このケーキ
が美味しい味がするのを味わう」などのような構文は不可能です)。

他に、
 Ich sehe meinen Hund im Garten rennen. 「自分の犬が庭で走っているのを見る」
 Ich hoere den Hund meines Nachbars bellen. 「隣の犬が吠えているのが聞こえる」

また、4格目的語の誰々が(人)の部分は、もちろん何々が(モノ)でも構いません。

 Ich sehe eine rot leuchtende Sonne untergehen. 「赤く染まった太陽が沈んでいく
のを見る」

(余談ですが、あと、この「知覚動詞」は過去分詞が sehen, hoeren のままであるのも
特徴のひとつです。通常は Ich habe Musik gehoert. や Ich habe ihn
gesehen. などが過去分詞ですが、Ich habe die Sonne untergehen
sehen. のように sehen という形が「知覚動詞の sehen」の過去分詞なのです。)

そこで、今回の文を
 「A(誰々・何々が)+B(何々するのを)+ hoeren」で表してみますと、
A (= Wunderbares) + B (= berichten) hoeren 「素敵なこと+語る+聞く」

ここでアレ?と思うことがあるとすれば、B (= berichten) がここでは「受動態」の意
味のはずで「素敵なことが語られるのを聞く」なのですが Wunderbares
berichtet werden hoeren にはならないの?ということだと思います。実はこう
いうときも、動詞は berichten そのままで場合により受動態の意味も出すことになって
おり、特にこのBの場所を受動態にすることはありません。

(例)ueber Japan berichten hoeren 「日本について語られるのを聞く」

そこで、
> (1) 過去分詞ですか。
いえ、動詞の原形(不定詞)です。
> (2) wunderbares にかかるのですか。
Wunderbares (=A) と hoeren という知覚動詞との組み合わせで初めて意味を持ってきます。

「(前述の勇敢な騎士や戦いについて)君たちは驚くべき素晴らしいことが語られるのを
聞くことができる」

返信2 返信-2
 2005/6/29 (水) 21:15:15 - Ssai-to - No.1119967161.2
詳しい御説明の返信を有難う御座います。

頑張って訳して見ましたので、添削をお願い出来ませんか。

I. 騎士行

1 昔話は われ等にぞ
  数多の驚き 語らわん

  華の英雄 激戦や
  幸せの日々 福の宴
  苦しき痛み 苦(にが)き胸
  恐れを知らぬ 闘勇士

  いまぞ皆さま ここにまた
  奇跡の話 聴かれましょ

※ 万葉調の五七調とも思ったのですが、中高ドイツ語は平安時代と
なるようですので、七五調にしました。どうでしょうか。

( 畏れ多くもまたどれだけ続くか判らないのですが、以下テキストの
頭の数字ごとに、少しずつ和訳にチャレンジして見るつもりですので、
宜しくお見守り下さいますよう。 )

返信3 返信-3
 2005/6/30 (木) 03:50:25 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119967161.3
こんにちは。

> 添削をお願い出来ませんか。
> 七五調にしました。どうでしょうか。

すべて文の意味をきちんと押さえて理解されている上に、このような七五調のリズムで日
本語訳を作られるとは、すごい!の一言です。本当に何も添削など必要のない、それどこ
ろか素晴らしい訳に仕上がっていると思います。

> 以下テキストの頭の数字ごとに、少しずつ和訳にチャレンジして見るつもりですので、
> 宜しくお見守り下さいますよう。

『ニーベルンゲンの歌』は様々な訳が発表・出版されていますが、このように七五調で語
られるものは前例がないと思います。続けて、この様式を最後まで保って素晴らしい翻訳
作品に仕上げてください。私も楽しみにしています。

返信4 返信-4
 2005/6/30 (木) 05:38:53 - Ssai-to - No.1119967161.4
お褒めを頂いた上また激励のお言葉をも有難う御座います。

既に slow life に入っておりますので、いにしえの物語を
楽しみながら、ゆっくり参りたいと存じます。

乾杯! 引用
  2005/6/26 (日) 09:00:24 - Ssai-to - No.1119743924
お願いします。

梅雨が明けますと、ビールの季節ですが、ドイツの
ビアホールなど一度行って見たいものです。ところで、
ドイツの学生は、 「 青春に乾杯! 」 とみんなで
言う時は、なんと言っているのですか。

Prosit なんとか!

だと思うのですが、御留学中お聞きになりましたか。

返信1 返信-1
 2005/6/26 (日) 10:35:25 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119743924.1
こんにちは。今年は梅雨にも関わらず雨が降りませんね。猛暑で、米の収穫量が少なく、
米の輸入が行われた1993年を思い起こすような感じですが、この暑さが、今秋の農作
物の収穫量に響かないことを願っています。

乾杯のときに若者が口にする言葉についてですが、
 Prost/Prosit auf unsere Zukunft! 「自分たちの未来を祝して!」
 Prost/Prosit auf uns! 「自分たちに乾杯!」
 Prost/Prosit auf unsere Gesundheit! 「健康を祝して!」
 Prost/Prosit auf unsere tolle Mannschaft! 「自分たち仲間グループに乾杯!」
 Prost/Prosit auf unsere schoenen Bratwuerste! 「目の前の素敵な料理に乾杯!」
などと並んで、たしかに「青春を祝して!」に対応する
 Prost/Prosit auf unsere schoene Jugendzeit!
というセリフを聞いたことがありますね。「青春を祝して」というよりは、「自分たちの
素晴らしい“今”を祝して!」という意味合いで使っていると思います。若い人にとって
Jugendzeit はまさしく“今真っ只中”だからです。

なお、青春は Jugendzeit の他に、Fruehling des Lebens と呼ばれることもあります。
 Jugendzeit … 若い時代(青年時代)
 Fruehling des Lebens … 人生における春の季節
(例)Wie kurz war mein Fruehling des Lebens. 「人生の春はなんと短かったことか」
   Wie kurz war meine Judendzeit.

返信2 返信-2
 2005/6/26 (日) 15:46:12 - Ssai-to - No.1119743924.2
返信有難う御座います。

勤労社会 retire 後、また英会話、高校数学などと
基礎的な部分の勉強のおさらいを始めたのですが、特に
ドイツ語を勉強していますと、

> Fruehling des Lebens … 人生における春の季節 は
もう取り返しようがありません・・・が、昔時、勉学途上の

> Jugendzeit … 若い時代(青年時代) の《気分》に浸る
ことは出来ているような気が致します。その場合・・・

Prost/Prosit auf die Jugendzeit meines akademischen Geistes!

のように言うのですか。

返信3 返信-3
 2005/6/28 (火) 15:53:26 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119743924.3
こんにちは。
あとで気がついたのですが、Jugendzeit のほかに Jugend という語もあり、どちらも意
味的には重なっています。「青春」といっても、@「今青春真っ只中にいる人」とA「大人
になっていて、昔を振り返って『青春』という場合」の2通りがありますね。
 Jugendzeit Aの意味(Zeit に「時代」という意味があるので、どちらかというと
       振り返ってみての時代の意味が強い)
 Jugend @とAの両方

> Prost/Prosit auf die Jugendzeit meines akademischen Geistes!

そうですね、「私の気持ちの上での青春」という風に表現するとそのようになるかもしれ
ませんね。もう少し簡単に書けば、「今が青春」ということで、Jugend のほうを使うと
して、"auf meine akademische, geistige Jugend" 「私の学問上の精神的な青春」と書
くこともできます。また、"darauf, dass meine akademische, geistige Jugend
geblieben ist" 「学問上の精神的な青春が続いていることに対して」、"auf meine
zweite Jugend" 「第二の青春」なども使えるかもしれません。あと、昔はできなかった
ことを今いろいろチャレンジしたりしているような状況では "darauf, dass ich
akademische Jugend nachholen kann" 「学問の青春を今補うことができていることに対
して」なども使えますので、組み合わせて表現してみてください。
 (Ein) Prost/Prosit auf/darauf.....!

返信4 返信-4
 2005/6/28 (火) 23:21:19 - Ssai-to - No.1119743924.4
再度の返信有難う御座います。

Prost/Prosit auf/darauf, dass meine akademische,
geistige Jugend wirklich geoeffnet ist!

のようにも言えますか。

返信5 返信-5
 2005/6/29 (水) 13:24:48 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119743924.5
非常に微妙なニュアンスを持った表現ですので難しいですが、

> Prost/Prosit auf/darauf, dass meine akademische,
> geistige Jugend wirklich geoeffnet ist!
> のようにも言えますか。

「青春時代がはじまる」というのは、oeffnen を使えるとしたら、oeffnen は基本的に他
動詞として使いますので(自動詞用法もあるにはありますが)、sich を伴って sich
oeffnen 「開く、幕を開ける」

[...] dass sich meine geistige, akademische Jugend wirklich endlich mal
geoeffnet ist

などとできるかもしれません。または、

[...] dass meine geistige, akademische Jugend wirklich endlich wieder da ist

[...] dass meine geistige, akademische Jugend ihre Tage begonnen hat

など、いくつかのバリエーションが考えられます。

返信6 返信-6
 2005/6/29 (水) 14:52:20 - Ssai-to - No.1119743924.6
再三に渡る返信を有難う御座います。

言い回しも、斯くやも自在に、そのうちになれますように・・・。

Wobei 引用
  2005/6/23 (木) 20:18:06 - Das Schiri - No.1119525486
こんばんは、
メールを頂いたのですが、関係文のような文がありよく分からない部分があったんですが何を意
味しているのでしょうか? まず文を:

Ja, leider ist das sehr teuer zu dir oder zu mir zu fliegen.
Schade eigentlich. Wobei das Fliegen sehr billig geworden ist.
Nur nach Japan nicht.

私は、「ドイツに行くのは高いな〜」みたいな事を書いたあとのメールなんですが、
ここの wobei は sehr billig geworden ist の場所を表しているのかな、と思ったんです
が、ここでは完了形になっていて実際に「とても安くなった」と読み取れると思うのですが、
実際は「teuer」で安くはない(なっていない)はずで、意味がよくわかりません。

それともここは Wobei das Fliegen sehr billig geworden ist. の単独文で「どこだと安
いんだろな(なったんだろうな)〜?」のように独り言をいっている感じなのでしょうか?

どのように解釈したらよろしいのでしょうか? 宜しくお願いします。

p・s・ 下の gehen、kommenは私も非常に参考になりました。

返信1 返信-1
 2005/6/24 (金) 08:36:36 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119525486.1
こんにちは。

> Ja, leider ist das sehr teuer zu dir oder zu mir zu fliegen.
> Schade eigentlich. Wobei das Fliegen sehr billig geworden ist.
> Nur nach Japan nicht.

この文章は、本来はコンマ(,)を置いて文が続いていることを示すところでも、プ
ンクト(.)で文を終えてしまっていますので全体のつながりが見えにくいかもしれませ
ん。そこで、この文章を、内容が読み取りやすいように書き直すとすると:

Ja, leider ist das sehr teuer zu dir oder zu mir zu fliegen (schade eigentlich),
wobei das Fliegen sehr billig geworden ist - nur nach Japan nicht.

という感じになると思います。(schade eigentlich) をカッコの中に入れてしまって、

Leider ist das sehr teuer zu dir oder zu mir zu fliegen, wobei das Fliegen sehr
billig geworden ist.

とすると、前後関係がよく分かると思います。(これは、あくまでも文のつながりをはっ
きりさせるための手段で、実際にはこの方のように "schade eigentlich" や "nur nach
Japan nicht" のように主語や動詞が省略された小さなまとまりを間に挟むことがよくあ
ります。)

> ここでは完了形になっていて実際に「とても安くなった」と読み取れると思うのですが、
> 実際は「teuer」で安くはない(なっていない)はずで、意味がよくわかりません。

そうですね、wobei には働きが2つあって、(1)疑問文を導く、(2)関係節を導く 
の2つです。

(1)wo がそもそも「場所を問う疑問詞」なのですから、たとえば「どこ?」と聞くよ
うな場合は wo の一語で済みます。wobei は bei was 「何のそばで、何のところで、何
の際に」という意味で、前置詞 + was は wo... のように(他の例だと zu + was =
wozu, um was = worum など。母音で始まる前置詞と結びつく場合には wo[r]um のように
"r" が挿入されます)なります。
(参考) Wobei waren wir gerade? 「何の話をしてたっけ?(何の話のところに我々は
いた?)」(Wo waren wir gerade? 「我々はどこにいたっけ?」(場所の忘却)とは意
味が違うことに注意)
 ◎「何の際に、何のそばで、何のところで」という意味の「疑問詞表現」。

(2)wo が was に相当するのは(1)と同じですが、疑問詞ではなく関係代名詞である
場合、「関係節を導く」働きを持ちます。関係代名詞的な働きをするわけですから、何か
「先行詞」を持つのが(1)との大きな違いです。ただし、先行詞が名詞の場合(冠詞の
付けられない抽象名詞・物質名詞は除く)は関係代名詞には定冠詞を用いますので、was
という関係代名詞を使うのは、むしろ先行詞が文や節のレベルのときです。
(参考) Wir hatten gestern einen Test, bei dem ich hundertprozentig
  alles richtig geantwortet habe. 「昨日はテストだった。そのテストでは、私は
全問を正しく解答した」(名詞が先行詞)
(参考) Wir hatten gestern einen Test, wobei mehr als 10 Studenten
  abwesend waren. 「昨日はテストだったが、その際、10人以上も欠席していた」
    (文が先行詞)
採点がなされるまでは全問正解かどうかは自分では分からない?というのはさておき、先
行詞を受けての wobei の使い方が少しでも伝わればと思います。
◎「(…先行詞)〜の際に、〜のそばに、〜のところに」という意味の「関係代名詞的表現」。

さて、それでは、今回の Leider ist das teuer [...], wobei [...] ist. の文を見てみ
ましょう。
ここでは(2)の関係代名詞として wobei を解釈するのが正しいと思います。この場
合、wobei は直前の文や節を先行詞にするのですから、「フライトが君にとっても私に
とっても高いということ」の部分が先行詞です。「その際、フライトはずいぶんと安くは
なっている(=ずいぶんと安くなっているのに)」と続くわけです。さらに、最後には
「でも、日本行き〔のフライト〕だけは違うけど(安くなっていないけど)」と続きます。

◎「残念ながら君にとってもしくは私にとっても飛ぶのはとても高いね。残念なことだけ
ど。フライトは随分と安くはなっているのに。日本行きだけは安くならない。」

返信2 返信-2
 2005/6/24 (金) 22:33:32 - Das Schiri - No.1119525486.2
ありがとうございます。
非常に口語的に書かれていたんですね。

sehr billig geworden は事実だったんですね、日本に行く以外は。やはり wobei の先行詞

見つけるのが難しかったです。

>この文章は、本来はコンマ(,)を置いて文が続いていることを示すところでも、プ
>ンクト(.)で文を終えてしまっています

そうなんです、実際に人とメールをやり取りしていると、
こういった正書法から脱線した事が頻繁にあって、文法をよくわかっていなく、まだ学習暦の
浅い私にはなかなか厄介です。

非常に明快な説明でありがとうございました。今回もちゃんとメモをしておこうと思います。

kommen と gehen 引用
  2005/6/23 (木) 05:35:22 - Ssai-to - No.1119472522
お願いします。

(1) Ich komme morgen zu Ihnen. や
Wie komme ich zum Bahnhof?



(2) Ich gehe morgen zu Ihnen. や
Wie gehe ich zum Bahnhof?

などとは絶対出来ませんか。

テキストでは、日本語の「 行く 」は、ほとんどの場合
kommen で表現し、対するに gehen は、「 歩いて行く 」、
「 (自分が)去る、出発する 」という意味で使われる・・・
のようにありますが、この説明では (2) でも良いように
感ぜられます。

「 明日、来るよ。 」は日本語としても解らないではないですが、
「 (自分が)駅へ《来る》には・・・? 」 とするのはどう云う
心持ちなのでしょうか。

返信1 返信-1
 2005/6/23 (木) 16:49:43 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1119472522.1
こんにちは。

> 対するに gehen は、「 歩いて行く 」、
> 「(自分が)去る、出発する 」という意味で使われる

 なるほど、gehen の意味として「歩いて行く」と書かれているのは、たとえば fahren
「(乗り物で)行く」などと対比させてのことでしょう。それよりも、「(自分が)去
る、出発する」というのは本質的な意味をついた説明ですね。
 kommen の説明が

> 日本語の「 行く 」は、ほとんどの場合 kommen で表現し

とあるのは、助動詞の muessen と sollen の使い分けが難しいのと同じで、gehen と
kommen も、使い分けに困ったら、ほとんどの場合は kommen で表現しておけば問題な
い、という程度のことですので、これは kommen の持つ意味の本質的な部分ではありません。

kommen も gehen も「どこかに向かって移動する」ことを表す動詞ですので、出発点よ
りは「到達点、目標地点」に重点が置かれます。kommen は、本質的には、「話し手と聞き
手が同じ目標地点の視点に立っている」場合に使います。他方、gehen のほうは「同じ木
曜地点に立っていない」場合ですので、「自分だけが去る」ような場合に用いるわけです。

話し手と聞き手の目標点が同じという状況の典型例は、一方が他方のもとへ行く場合で、

> Ich komme morgen zu Ihnen.

や "Kommst du mit?" などが例として挙げられるでしょう。「相手のところ(視点)に自
分が行く」「私の視点に相手が来る」これらは、いずれも日本語の「行く/来る」の使い
分けと無関係に、両者が同じ視点の到達点を見据えている場合に使います。
 そうすると、

> Wie komme ich zum Bahnhof?

というのも、「同じ視点の到達点を見据えているかどうか」で説明ができます。駅までの
道をたずねられた聞き手は、自分は実際に駅に向かう(同行する)わけではありません
が、頭の中で駅までの道筋をたどり、思い描きます。つまり、この会話の中では、聞き手
も話し手も、「駅まで行く」というプロセスを共有するわけです。つまり、一時的に「同
じ視点の到達点」を見据えています。ですから、たとえ日本語で「駅まで来る」という表
現がおかしくても、ドイツ語では kommen を用いて何の不自然さもありません。
 逆に "Wie gehe ich zum Bahnhof?" と尋ねれば、聞かれたほうは「知らないよ、勝手
に行きなよ」と(実際には思わないでしょうが)言いたくなるかもしれません(これは言
い過ぎ)。kommen は「同じ移動を共有する、共感する」という働きを持っているのです。

(模式図) kommen  A→ ←B または A→ B→ (視点の共有)
      gehen   ←A B→ (まったく別方向の視点)

(1)を(2)で絶対に言えないかといわれたら、“絶対”とは言えませんが、(2)は非
常に奇妙に聞こえますね。

日本でも、九州地方(かどこか)で「行く」と「来る」の区別があまりない地域がある
ようですが、ドイツ語の kommen - gehen と日本語の「来る - 行く」は1対1対応ではあ
りませんので注意が必要ですね。

返信2 返信-2
 2005/6/24 (金) 00:09:01 - Ssai-to - No.1119472522.2
返信有難う御座います。

kommen は、両者が同じ目標へ向かって、同じ道のりを辿るのに対して、

> gehen のほうは「同じ目標地点に立っていない」場合ですので、
> 「自分だけが去る」ような場合に用いる・・・

から推しますと、

> ・・・(2)は非常に奇妙に聞こえ・・・

る事情が良く判りました。

haben と sein 引用
  2005/6/13 (月) 17:04:21 - Ssai-to - No.1118649861
お願いします。

Ich glaube, wir haben am naechsten Freitag frei.

ですが、目的語のようなものがないのに haben を使う
ときもあるのですか。

Ich glaube, wir sind am naechsten Freitag frei.

ではダメなのですか。

返信1 返信-1
 2005/6/14 (火) 01:04:51 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1118649861.1
こんにちは。

> Ich glaube, wir haben am naechsten Freitag frei.
> ですが、目的語のようなものがないのに haben を使うときもあるのですか。

そうなんですよね、frei|haben で「自動詞(目的語をとらない)」扱いである場合もあ
るようです。今回ご提示いただきました文がその一例です。辞書によっては frei|haben
を [自] と書いてあるものもあります(たとえば『独和大辞典〔第2版〕(小学
館)』)。ただし、これは日常語(口語)で使われるもので、くだけた言い方です。

あと、もちろん haben が「他動詞」で目的語をとるという面から、

(例)Wir haben den naechsten Freitag frei.

という表現も可能です。こちらは文法的にもすっきりしていますね。

それと、

> Ich glaube, wir sind am naechsten Freitag frei.

はい、これも frei|haben と同様、よく使われますね。

返信2 返信-2
 2005/6/14 (火) 04:32:10 - Ssai-to - No.1118649861.2
返信、有難う御座います。

> 辞書によっては frei|haben を [自] と書いてあるものも・・・

三省堂の 新コンサイス にもありました。

Wir sind am naechsten Freitag frei. も日常会話では良い
ということで、ホッと致しました。

所有冠詞 引用
  2005/6/9 (木) 16:42:28 - Na* - <メール送信> - No.1118302948 - 返信コールON
なぜ所有冠詞のeuerは
女性名詞や複数名詞につくと
eureっていうふうになるのですか?

返信1 返信-1
 2005/6/11 (土) 19:42:53 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1118302948.1
こんにちは。返事が遅くなってごめんなさい。

所有冠詞の euer は、基本形である euer に、通常はこれにそれぞれの名詞の性と格に応
じて変化語尾がつきますね。たとえば、女性名詞や複数形名詞につく場合だけでなく、男
性名詞や中性名詞でも、Ich kenne euren Vater.(男性名詞4格)や Ich
schenke eurem Baby blaue Socken.(中性名詞3格)などにも見られるもので
す。つまりは、euer が共起する名詞の性や数に関係なく、ある一定の状況下で eu[e]r-
となり、[e] が省略されてしまうわけですね。

これは、口調上の条件によります。変化語尾のつかなくてよい男性名詞1格と中性名詞
1・4格の場合を除き、他の性・格では語尾変化がつき、それは -es であったり、-em,
-en, -er, -e です。すると、
 基本形 euer + -es/em/-en/-er/-e → eueres/euerem/eueren/euerer/euere
となります。これでも別に構わないのですが、実際には eueres のよう
に、[e] が連続しており、口調上発音も困難です。そこで、eu[e]res のように、[e] を
1つ省略してしまおう、というわけなのです。

これは、euer に限らず、動詞にも同様のことが見られるものがあります。たとえば、
 wandeln 「歩く、遊歩する」
という動詞がありますが、ドイツ語の大半の動詞(の不定形)が、語尾が -en なのに対
して、一部の動詞では -n だけで終わるものがあります。wandeln や laecheln などがそ
の一例ですが、これらは動詞の語幹が -el ですので、そこに動詞の不定形をあらわす語
尾 -en がついたら -elen となり [e] が重複します。そこで -n だけをつけ、-eln と
なっていると説明することができます。また、wandeln や laecheln が主語が ich のと
き、ich wandele や laechele でも良いのですが、ich wandle や laechle とすることも
できます(例:Ich wandle unter Blumen. 「花の中を歩く」)。

また、形容詞でも同じで、たとえば dunkel という形容詞が語尾変化をすると、たとえば
in der dunkelen Gasse 「その暗い路地で」でも良いですが、上記と同様の口調
上のスタイルから、in der dunklen Gasse と表現することも多いです。

つまりは、[e] の脱落は義務的ではなく、もちろん、中には [e] が脱落した形で定着し
てしまっているものもありますが、あくまでも口調上の文体によるものだということです。

返信2 返信-2
 2005/6/12 (日) 11:18:18 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1118302948.2
補足です。
下で -eln という語尾の動詞の話を書きましたが、-ern という不定形語尾を持った動詞
も同じです。語幹が -er で終わるものに、動詞の不定形語尾 -en が付こうとしても、
[e] が重複するので -ern という形で落ち着いています。
(例)-eln: behandeln 「取り扱う」 Ich behandle ... ← behand[e]le
   -ern: aergern 「怒る」  Ich aergre mich ... ← aerg[e]re ("ae" は a-Umlaut)

古いドイツ語 引用
  2005/6/9 (木) 05:10:13 - Ssai-to - No.1118261413
お願いします。

日本には、 古典/古文 という部門があって、徒然草・方丈記・
宇治拾遺/今昔物語・・・・ などと愉しむことが出来ますが、
ドイツには、こう云う種類のものはありますか。

返信1 返信-1
 2005/6/9 (木) 15:17:39 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1118261413.1
こんにちは。日本語の古文は、江戸時代以前の日本語で書かれた書物・作品などを指すよ
うですが、ドイツ語にも古いドイツ語で書かれた作品は色々あります。

まず、ドイツ語を時代に沿って分類してみます。以下のドイツ語の時代区分は、不確かな
部分も多く、まだはっきりとは解明されていませんが、およそ
 ○現代ドイツ語(新高ドイツ語) 1650年〜現代
 ○初期新高ドイツ語 1350〜1650年
 ○中高ドイツ語 1050〜1350年
 ○古高ドイツ語  750〜1050年
と分類されます。このリストの上から下に向かうにつれて古いドイツ語になります。用語
の中の「新・中・古」というのは時間軸のことで、「新(近代)」「中世」「古代」を表
しています。もう一つ、「高」という文字が見て取れると思いますが、こちらは地理的な
「高低」です。ドイツの地勢は南部が海抜が高く、北に行くにつれて低くなります。ドイ
ツ南部で発達してきたドイツ語を高地ドイツ語(Hochdeutsch)といい、Hochdeutsch は
「標準ドイツ語」という意味もあります。これは、標準ドイツ語が南部(高地)ドイツ語
を基盤にして発達してきたという歴史的なものによるもので、現代のドイツ語は、私たち
が教科書で習うような標準的なドイツ語はむしろ北部地方で話されていることが多いで
す。そのため、「標準語」という意味での Hochdeutsch の hoch は「高地」という意味
は薄れ、むしろ「高い=標準にすべき」という意味合いも持っていると考える人もいま
す。(もちろん「低地ドイツ語」という分類もちゃんとあります。)

新高ドイツ語を現代語だとすると、それ以前の初期新高ドイツ語以前のドイツ語が古典と
なり、ちょうど1650年ごろを境にしていますので、日本の江戸時代と同時期になりますね。

初期新高ドイツ語以前のドイツ語で書かれた書物には、たとえば Martin Luther (ル
ター)が翻訳した聖書や、Richard Wagner (ワーグナー)の楽劇『ニーベルングの指
輪』の題材でもある『ニーベルンゲンの歌』(作者不詳)、信仰心を忘れ天罰として不治
の病にかかった男が自己犠牲の心により神に許してもらう話『哀れなハインリヒ(Der
arme Heinrich)』、その他『グレゴーリウス(Gregorius)』、『エーレック
(Erec)』、『イーヴァイン(Iwein)』(以上、作:ハルトマン・フォン・アウエ)、
アーサー王の円卓の騎士の一人トリスタンが題材で、ワーグナーが『トリスタンとイゾル
デ』という楽劇を作ったことでも有名な『トリスタン(Tristan)』(作:ゴットフリー
ト・フォン・シュトラースブルク)、アーサー王伝説を題材に『ニーベルンゲンの歌』と
ほぼ同時期に書かれた騎士文学『パルチヴァール(Parzival)』(作:ヴォルフラム・
フォン・エッシェンバッハ)などがあります。

『ニーベルンゲンの歌』(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003240111/)、
『トリスタン(とイゾルデ)』、『哀れなハインリヒ』など、日本語に訳されたものが手
に入るものもありますので、ぜひ手にとってみてください。

※サッカー日本代表の2006年のドイツW杯出場が決定して、ますます日本国内でドイツや
ドイツ語に対する関心が高まってくれることを願いつつ。 (田中)

返信2 返信-2
 2005/6/9 (木) 17:04:31 - Ssai-to - No.1118261413.2
返信有難う御座います。

> 『ニーベルンゲンの歌』、『トリスタン(とイゾルデ)』、
『哀れなハインリヒ』など、日本語に訳されたものが手に入る
ものもあり・・・

これらは、原文は載せてありますか。( まだまだ読めないで
しょうけど・・・ )

> サッカー日本代表の2006年のドイツW杯出場が決定して、
ますます日本国内でドイツやドイツ語に対する関心が高まって
くれることを願いつつ・・・

サッカーにはあまり関心がない方なのですが、 FIFA2004 で
見せてもらったドイツのサッカーは、門外漢の僕も畏敬の念を
持ちました。攻撃時チーム全選手が、相手の選手の動きと比較
すると良く判ったのですが、 ein Geist(?) と言いますか、
まるで一枚板のように動いて、ゴール方面へ進んでいたからです。

ドイツの国民性の現われなのかなあと、いまだに感じ入って居ります。

返信3 返信-3
 2005/6/9 (木) 19:51:01 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1118261413.3
> これらは、原文は載せてありますか。

以下に一例を挙げますように、ドイツ語の原文も載せた対訳という形のものがあります。

『トリスタンとイゾルデ オペラ対訳シリーズ 1』(現代ドイツ語訳および日本語訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560037183/

ただし、中高ドイツ語と日本語の対訳というものもありますので、現代ドイツ語訳された
ものと日本語との対訳になっているものがよろしければ、そちらのほうをお求めください。
『ニーベルンゲンの歌―中高ドイツ語対訳』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4475014662/
『哀れなハインリヒ―中高ドイツ語対訳』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4475014697/

http://www.amazon.co.jp のサイト内で検索すると、いくつかヒットすると思います。中
世文学にはあまり詳しくありませんので、どんな本がどの出版社から出ているなど詳しい
情報をお伝えできずに申し訳ありません。

返信4 返信-4
 2005/6/10 (金) 05:14:27 - Ssai-to - No.1118261413.4
いろいろ御紹介頂き、有難う御座います。

毎月一度くらい東京に出ることが有りますので、
神田の古本屋街を歩いて見たいと思います。

zu 不定詞句の作り方 引用
  2005/6/2 (木) 18:09:44 - das Schiri - No.1117703384
こんにちは、

zu不定詞句をともなった文を作ろうと思ったのですが、zu不定詞句の動詞が自動詞の場合、
時々困ることがあります。
このような文を作りたいのですが 「一日のうちに地震が3回以上もあることは珍しい」

これをドイツ語で書くと、おおよそこのような感じになると思うのですが
「es ist sehr selten,Erdbeben an einem Tag ueber dreimal aufzutreten」

zu不定詞句はたぶん主語は取らないと思うので、文法的にこれでは、絶対におかしいと思うので
すが、もしかして dass を用いて書く以外に方法はないですか?

「es ist sehr selten,dass Erdbeben an einem Tag ueber dreimal auftreten」 これ
が最善の書き方でしょうか?

なにかこれでもしっくりこないような気がするのですが、何か間違っているでしょうか?
Erdbeben には複数冠詞の die はいらないですよね? それとも 「dass drei Erdbeben
an einem Tag auftreten」 と書くのが良いのでしょうか?

どうも簡単なことで混乱しているような気がします。
宜しくお願い致します。

返信1 返信-1
 2005/6/2 (木) 23:58:41 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1117703384.1
こんにちは。

> zu不定詞句をともなった文
>「一日のうちに地震が3回以上もあることは珍しい」

> 「es ist sehr selten, Erdbeben an einem Tag ueber dreimal aufzutreten」
> zu不定詞句はたぶん主語は取らないと思うので

そうですね、まさしく書かれているとおりです。
 @zu 不定詞(um...zu 不定詞句も含む)部分には主語が来ない。
 Aしかも、主文(zu 不定詞に先行する部分)に、zu 不定詞の(隠れた=
  表面上には現れない)主語が必要です。
たとえば、
 Er hat sich gefreut, (ich) von ihr zu hoeren.
 (彼は、私が彼女の近況を聞けたことを喜んでくれた)
などというのは不可能です。青字で書いた ich は、実際には zu不定詞には主語が現れな
いという規則から脱落するにせよ、そこに隠されているのが ich だとすると、主文の er
と衝突してしまい、正しい解釈が出来ません。正しくは、
 Er hat sich gefreut, (er) von ihr zu hoeren.
 (彼は彼女の近況が聞けて嬉しかった)<実際は er は脱落>
となるべきです。
 もし「彼は、私が彼女の近況を聞けたことを喜んでくれた」の意味で書きたければ、
dass文を使うしかありません。つまり、主文と zu不定詞句内の主語が違ってしまう場合
には dassを使うというとりあえずの一般化が可能です。

さて、今回の表題文は、主文の主語と zu不定詞句で表したい部分の主語が同じとか違う
とかいう問題ではありません。「地震が珍しい」のではなくて、「(地震自体は珍しくな
いんだけど)1日に3回以上も発生することが珍しい」ので、主語は全体を通じて1個だ
けです。ですから、zu不定詞句で表現することには問題がありません(もちろん、dass文
で表すことも可能ですが)。

Es ist ..., zu不定詞. の構文で、主語を表したいときは fuer という前置詞句で表します。
(表現例1)
 Es ist fuer Erdbeben sehr selten, in einem Tag oefter/haeufiger als zweimal
vorzukommen.

> dass を用いて書く以外に方法はないですか?

または、そもそも zu不定詞を使わない手もあります:
(表現例2)
 Erdbeben kommen ganz selten in einem Tag oefter als zweimal vor.

> なにかこれでもしっくりこないような気がするのですが
> Erdbeben には複数冠詞の die はいらないですよね?

はい、die がつくと「○月×日に断続的に起こったあの地震」のように特定の地震
を指すことになりますので、ここでは無冠詞で良いでしょう。
(表現例3)
 Es ist sehr selten, dass Erdbeben in einem Tag oefter als zweimal vorkommen.
で良いので、「しっくりこない」ことはないですよ。

> それとも 「dass drei Erdbeben an einem Tag auftreten」 と書くのが良い

これだと「3回以上」ではなく、「ちょうど3回の地震(が1日のうちに起こること)」
という意味になりますね。

ちなみに、日本語で「3回以上」というのは、ドイツ語では oefter/haeufiger als
zweimal となります。oefter als dreimal だと「4回以上」です。つまり、oefter als
zweimal の場合「2回よりも頻繁に」ということですので、2回は含まれません。これに
よって「3回以上」が表現されます。

返信2 返信-2
 2005/6/4 (土) 20:33:33 - das Schiri - No.1117703384.2
ありがとうございます。

zu 不定詞句を用いてもやはり作れるんですね。
zu 不定詞句には隠れた主語があるとは意識したことがなかったので、大変面白かったです。

もうすこしさらに聞きたいのですが、田中さんのお書きになった、表現例1がもっとも
スマートな書き方なのでしょうか? それと私の使った単語ともすこし違ったのですが
やはり一番、使用頻度の高いものなのでしょうか?
例えば
3回以上 →oefter/haeufiger als zweimal(ueber zweimal)

起こる(地震が) →vorkommen(auftreten もしくは先程思いついたんですが,passieren)

一日のうちに → in einem Tag (an einem Tag)

括弧が私の書いたものです。それとも、そもそも私の書いたものはかなりナンセンスなもの
だったんでしょうか? 何か面倒くさい質問をしているような気がするのですが、宜しくお願い
致します。

返信3 返信-3
 2005/6/5 (日) 15:30:29 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1117703384.3
こんにちは。
いえ、今回ご質問の3点につきましては、どれも非常に微妙なニュアンスの違いしかあり
ませんので、お書きになったものでも問題ありません。私が使用した表現のほうがスマー
トということはありませんが、なぜそれを選択して使用したのかの説明をいたしますの
で、そこからそれらの語彙(表現)のニュアンスを知るヒントにしていただければ幸いで
す。(繰り返しますが、本当に、大差のない微妙な違いしかありませんよ。)

> 3回以上 →oefter/haeufiger als zweimal(ueber zweimal)

ueber は、数値と共に使って「〜以上(日本語と対応させるには「〜超」ですかね)」を
表しますが、この場合 "mehr als 〜" と同義であって、"oefter als 〜" とはちょっと
違います。
(例)eine Stadt von ueber 500.000 Einwohnern = eine Stadt von mehr als 500.000
Einwohnern
 でも、Er ist ueber 40 (alt). とか、Das ist ueber 2 Meter breit. とか言います
ね。こちらは "aelter als" とか "breiter als" という意味ですよね。でも、これら
は、alt や breit という形容詞が添えることが多いですね。なんか、単なる「揚げ足と
り」のようになっていますので、あまりこれ以上は書きませんが、
 Das ist breiter als 2 Meter. と書くか(今回の oefter als zweimal はこっちのタ
イプ)
 Das ist ueber 2 Meter breit. と書くかの違いです。
ただし、ueber zweimal oft というのはあまり言わないでしょうから、ueber zweimal で
も良いです。(細かい話でごめんなさい)

> 起こる(地震が) →vorkommen (auftreten もしくは passieren)

auftreten は、auf という前つづりがあるので、どうしても「明るみに出る、出現する、
表面化する」のように、「何か auf (上) に出てくる=目に見える形で発生する」という
イメージが強いような気がしますので、目に見えない地中・海底中の現象である地震には
あえて(私が)使わなかっただけです。実際、"Starke Erdbeben sind aufgetreten." と
いうような表現も目にします。また、passieren も同じくよく使われます。

何となく、無意識に vorkommen を使ってしまっただけですので、お許しください。

> 一日のうちに → in einem Tag (an einem Tag)

これも、基本的には in でも an でも良いです。ただ、in einem Tag ですと「1日のうち
で」という「1日の中身を見る」見方になり、an einem Tag ですと「1日で」という
「1日を全体として見る」見方になる傾向があります。日本語ではどちらも「1日で」と
言えますね。両者の違いは非常に微妙です。
 たとえば、an einem Tag は、「ローマは一日にしてならず」(Rom wurde nicht an
einem Tag erbaut.)という諺に見られるように、「1日という期間の長さ」に重きが置
かれ、他方 in einem Tag は innerhalb von einem Tag と書き換えても同じように
innerhalb 「〜の内部に」というニュアンス、つまり「地震が1日を細分化した中のいく
つかの時点で」という意味が強くなります。
 これらは、an と in という前置詞のそもそもの意味機能の違いから来ています。an は
「接触していること」が第一の意味で、an der Tuer 「ドア(の表面)」, am Fenster 「
窓辺」,分離動詞の an|kommen の an もそうです(「an(接触した状態になるように)
kommen(やってくる)=「到着する」)。「外部」に重点があります。in は「内部」で
す。そこで、今回は in einem Tag と書いた次第です。

以上、お書きになった表現を否定するなど、そのような意図は一切ありませんので、よろ
しくご理解ください。(田中)

返信4 返信-4
 2005/6/6 (月) 19:19:09 - das Schiri - No.1117703384.4
ありがとうございます。
てっきり何か意図があてそのように書かれたのかと思いました。
簡単に言ってしまうと、ich heisse....... を mein Name ist ..... と言う程度の
違いだったんですね。

Rom で辞書を引いてみたら in(an) einem Tag と書かれていました。両方Okだったんです
ね。

教えてくださっているという、先入観みたいなものをもっているので、
わざわざ単語を変えてくださっていたので、間違ったの単語の選択をしたのかと思っていまし
た。

「その自転車はその少年のものです」 引用
  2005/5/24 (火) 17:58:24 - K' - No.1116925104
「gehooren,Fahrrad」を使って「その自転車はその少年に依存する」と考えて、タイト
ルをドイツ語に訳して
Das Fahrrad gehoort dem Jungen.
にしたのですが、答えはdemじゃなくdenでした。
「その少年に…」なので、男性弱変化名詞の3格「〜に」の単数である dem Jungenだと
考えたのです。複数ならdenだと分かるのですが…。
お願いします。

返信1 返信-1
 2005/5/24 (火) 22:49:16 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1116925104.1
こんにちは。
おっしゃるとおり、「○は〜のものである」という表現は「○は〜に属する」と考えて、
gehoeren という動詞を使って表現することができます。この gehoeren は、【所有され
る対象物】のほうが主語(1格)になって、【所有者】のほうが3格目的語になる、とい
うちょっと珍しい構造をもった動詞です。

すべて書かれているとおりですね。
そこで、「その自転車」 das Fahrrad を主語にして、「その少年(こう書かれていると
ころを見ると単数形でしょうね)」 der Junge を3格にして表現すれば欲しい表現が得
られるはずです。

 Das Fahhrad gehoert dem Jungen.

おっしゃるように Junge は男性弱変化名詞ですので dem Jungen となるのが正しいです。

すべてご指摘のとおりです。つまり、dem Jungen が正しいのであって、den Jungen は
(誤植か何かの理由で)誤って書かれているのでしょうね。また、もし「その自転車はそ
の少年たちのものである」ならば、「少年たち」が複数形3格で den Jungen となるとい
う点につきましても、ご指摘のとおりです。

返信2 返信-2
 2005/5/30 (月) 23:09:47 - K' - No.1116925104.2
返信が大変遅くなりました。
ありがとうございました。またよろしくお願いします。

drin, darin 引用
  2005/5/25 (水) 17:13:38 - Ssai-to - No.1117008775
お願いします。

Was war drin in der Tasche?

ですが、 drin ← darin ← da+r+in( 前置詞 ) ということですから

Was war drin der Tasche?

で済ますという訳には行かないのですか。

返信1 返信-1
 2005/5/25 (水) 19:20:23 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1117008775.1
こんにちは。
昨日から「品詞」という概念を用いた説明ばかりになって恐縮ですが、今回の drin は
【副詞】ですので、残念ながら drin der Tasche のようには使えません。

これだけだとあまりにも不親切な説明になってしまいますので、もう少し説明しますと、
もともと in というのは【前置詞】で、「前置」という言葉からも分かるように、何かの
「前に置かれる」ものです。平たく言えば、必ず何らかの他の要素と「隣接」する性質を
持っているわけですね。その意味で、darin という語は、ご指摘のように da + (r) + in
という構成になっており、すでに in は da という要素と結びついており、それ以上の要
素とは結びつけません。したがって、(いわば充足してしまっている)darin は der
Tasche を取り込むことができず、darin der Tasche は不適格になります。

表題の Was war drin in der Tasche? は、Was war in der Tasche drin? と表現しても
同じことです。drin は in der Tasche とは直接結びつく関係にはありません。よって、

 Was war drin?
 Was war in der Tasche?

という2つの独立した表現に切り分けることも可能です。drin は「中に、内部に」とい
う意味の【副詞】ですので、前置詞句 in der Tasche が別個に共存しても相互の作用は
起こりません。

 In diesem Hotelzimmer sind keine Moebel drin.
    「このホテルの部屋には家具類が入っていない」

など、この手の表現はたくさんあります。

今回のご質問を見た瞬間、思わず、ドイツ留学中にバレー部に所属していて、そのときに
習った "War drin? - Ja, es war drin!" 「ボール入ってた(コートに)?−うん、入っ
てたよ」というのを思い出しました。参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2005/5/26 (木) 05:34:49 - Ssai-to - No.1117008775.2
返信有難う御座います。

・・・da + (r) + inという構成になっており、すでに in は da という
要素と結びついて・・・それ以上の要素とは結びつけません・・・(いわば
充足してしまっている)・・・derTasche を取り込むことができず・・・
drin は in der Tasche とは直接結びつく関係にはありません・・・
 Was war drin? Was war in der Tasche?・・・という2つの独立した
表現に切り分けることも可能・・・

と自分の内部でまとめて見ました。

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