ドイツ語質問箱

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ページ 85 (841〜850)
aus weiss fuer Datteln..... 引用
  2006/3/31 (金) 01:58:22 - Schiri - No.1143737902
こんばんは、いま小説を読んでいるのですが全然分からないところがありまして、質問させてく
ださい。
まず文を:
Doch wie nun die verteufelten Schnaepse, die wir damals tranken, diese
vergorenen Saefte aus weiss was fuer Datteln und diese feurigen Meere auf
fremden Kornfeldern um Odessa herum, die wir in unsere Kehlen stuerzten, in uns
maechtig wurden, dass unsere Augen wie gluehende Kohlen durch die tuerkische
Nacht funkelten, wurde unser Gespraeche hitzig.

この中で一番困っているのは「aus weiss was fuer Datteln」なんですが、文法的にも腑に落
ちなくて、意味もなんだか霧の中なんですが、どのように解釈すればいいのでしょうか?
「diese vergorenen Saefte aus weiss was fuer Datteln」で一つのまとまりだと思うので
すが、自分のなんとかひねり出した訳では「この発酵したナツメヤシのジュース」となりまし
た。

順序が前後するのですが、「Doch wie nun die verteufelten Schnaepse….」のnun は
「今」というニュアンスで使われているのでしょうか? wie が「〜した時」のals と同じよ
うに使われているのであれば nun はよく出てきますが、この場合、どうも引っかかります。

それと、「diese feurigen Meere auf fremden Kornfeldern um Odessa herum」はどうも
比喩っぽい気がするのですが、わかりません。自分の考えた訳では「オデッサ周辺の外国の穀物
畑の火のような海」となりますが、直後に関係代名詞で「die wir in unsere Kehlen
stuerzten」とあるのでMeere は酒なのだろうと思うのですが、オデッサや穀物畑が何で出てき
ているのですが?

あと小さな疑問もありまして、「diese feurigen Meere auf fremden Kornfeldern um
Odessa herum, die wir in unsere Kehlen stuerzten, in uns maechtig wurden」ここの
関係代名詞のdie は die wir in unsere Kehlen stuerzten の中では4格なのに、次の in
uns maechtig wurden では1格になっています。この場合繰り返して die in uns maechtig
wurdenとしなければならないような気がするのですが、これはok なのでしょうか?

最後に全体の訳を頂けないでしょうか?

よろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2006/3/31 (金) 19:33:32 - Schiri - No.1143737902.1
件名にミスタイプがありまあした、正しくは aus weiss was fuer Datteln です。

返信2 返信-2
 2006/4/1 (土) 20:43:40 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1143737902.2
こんにちは。小説の中の一節だということで、小説ならではの難しさがありますね。前後
の文脈が分からないことには、この部分だけで文を解釈するのは難しいですが、思うとこ
ろを書いておきますので参考にしてみてください。

> この中で一番困っているのは「aus weiss was fuer Datteln」なんですが、文法的にも
> 腑に落ちなくて、意味もなんだか霧の中なんですが、どのように解釈すればいいので
> しょうか?「diese vergorenen Saefte aus weiss was fuer Datteln」で一つのまとま
> りだと思うのですが、自分のなんとかひねり出した訳では「この発酵したナツメヤシの
> ジュース」となりました。

たしかによく分かりませんね。ご指摘のように "diese vergorenen Saefte aus ...
Datteln" でひとつのまとまりだと思います。aus というのは「素材や材料」を言うとき
に使えますので、ここでは "Saefte aus X" 「X から作られたジュース」ということが述
べられているのかなと思います。"Saefte aus Datteln" 「ナツメヤシのジュース」なの
であれば話は早いのですが、これだと "weiss was fuer" の部分が浮いてしまいます。よ
く使われる表現に "was fuer X" というのもありますが、ここではピンと来ませんね。色
々考えてみたのですが、とりあえず
 → "aus weissem Etwas fuer Datteln"
のことかなと思いました。weiss 「白色の」が無語尾で使われていることが気になります
が。Etwas を was と省略して使うことはよくあります。あと、この場合の fuer は「〜
の代わりの」という意味です。つまり、「ナツメヤシの代わりの白い何かで作られた醗酵
ジュース」ということです。現時点ではこれ以上はちょっと分かりません。なにか思い当
たることがあれば追加の情報をお願いします。

> 順序が前後するのですが、「Doch wie nun die verteufelten Schnaepse….」のnun は
> 「今」というニュアンスで使われているのでしょうか? wie が「〜した時」のals と
> 同じように使われているのであれば nun はよく出てきますが、この場合、どうも引っか
> かります。

これも自信はありません(全体的な話の流れが分からないので「〜かもしれない」という
提案だけにとどめておきます)が、何か nun と、直後の damals が呼応しているような
気がしないこともありません。「当時飲んだ蒸留酒が今になって(後になって)〜してき
た」というようなイメージです。その時点での時間的なものを表す「今となって、そのと
きになって」という解釈でも構いません。nun は jetzt とは違って、何も「今現在」に
関係しなくても良いです。ある視点から見たときの時点を指しますので、過去の時点を指
すこともあります。あるいは、単にニュアンスを表す「さて、もう」などという間投詞か
もしれません。

> それと、「diese feurigen Meere auf fremden Kornfeldern um Odessa herum」はどう
> も比喩っぽい気がするのですが、わかりません。自分の考えた訳では「オデッサ周辺の
> 外国の穀物畑の火のような海」となりますが、直後に関係代名詞で「die wir in unsere
> Kehlen stuerzten」とあるのでMeere は酒なのだろうと思うのですが、オデッサや穀物
> 畑が何で出てきているのですが?

fremd という単語と um Odessa herum という表現を関連づけて考えるならば、何かオ
デッサの周りを他国が包囲しているようなイメージが浮かんできます。この作品の舞台設
定がいつ頃なのか分かりませんが、何かオデッサが包囲されたような舞台設定の記述など
はありませんでしたか?たとえば、オデッサは第二次世界大戦中(1941〜44年)にはドイ
ツ軍に占領されたようです。何かそのようなことと関係しているのかもしれません。
これを踏まえると、「オデッサを取り囲む他国の領土となっている穀倉地帯の燃えるよう
な海」というような解釈になりそうです。ところで「燃えるような海」の部分ですが、ご
指摘のように関係節が "die wir in unsere Kehlen stuerzen" となっているので、何か
口に入れるものだということになりますね。そこで Meeren を文字通りの「海」ではなく
て、「大量の水」や「大量の液体」というように解釈するといかがでしょうか。オデッサ
の周りには黒海はありますが Meere と複数形にされるほどの(複数の)海はないはずで
すので、複数形になっているのも「大量の液体」のことを指していると考えられるかもし
れないです。そうすると「燃えるような飲み物」、たとえば「火酒」などと解釈できるか
もしれません。
 →「オデッセを包囲する他国領の穀倉地帯にある(〜から来た)火酒」
auf fremden Kornfeldern の auf は aus のような感覚に近いかもしれません。

> 「diese feurigen Meere auf fremden Kornfeldern um Odessa herum, die wir in
> unsere Kehlen stuerzten, in uns maechtig wurden」ここの関係代名詞のdie は die
> wir in unsere Kehlen stuerzten の中では4格なのに、次の in uns maechtig wurden
> では1格になっています。この場合繰り返して die in uns maechtig wurdenとしなけれ
> ばならないような気がするのですが、これはok なのでしょうか?

いえ、[...], die wir in unsere Kehlen stuerzen の die は stuerzen の目的語なので
4格ですが、[die] in uns maechtig wurden だとすると、werden の主語なので1格です
(「我々の体内で支配的になった」)。
ただ、この部分も悩んだのですが、私は次のような構造を考えてみました。

Doch wie nun A, B und C in uns maechtig wurden, [...], wurde unser Gespraech
hitzig. 「A, B そして C が私たちの体内で暴れるままに、我々の会話は熱くなった」
そして、
・A = [die verteufelten Schnaepse, die wir damals tranken]
・B = [diese vergorenen Saefte aus weiss was fuer Datteln]
・C = [diese feurigen Meere auf fremden Kornfeldern um Odessa herum, die wir in
unsere Kehlen stuerzten]
です。つまり、"in uns maechtig wurden" の部分は Meere にかかる関係節ではなくて、
wie-副文の述部ではないかということです。自信はありません。ただ、wie を単に "wie
Y" 「Y のように〜」というように後ろに構成素を取ると考えるのではなくて、wie + 副
文を取っている(「…が〜するがままに」「…が〜するように」)と考えてみました。"wie
Y" だと、間に nun が挟まっている構造が不自然なので、"wie nun 主語 述語...," とい
う副文を考えたほうが良いのではないかという発想です。
そうすることで、wie からずっと in uns maechtig wurde、さらには dass-副文までずっ
とひとつの大きなまとまりになり、そして [...], wurde unser Gespraech hitzig の
wurde が定動詞第二位で来ています。

wie-副文の中の主語が3つあるので、上で書いたように A, B, C で表しておくとする
と、wie A, B und C in uns (so) maechtig wurde, dass unsere Augen
... funkelten
, wurde unser Gespraech hitzig.
dass文がいきなりきているのは、(so) maechtig, dass の呼応関係が表現されているので
はないかと思います。

以上を踏まえますと、全体的には次のような訳になるかもしれません。
「我々が当時飲んでいたあの忌々しい蒸留酒、ナツメヤシの代わりの白い何かの醗酵
ジュース、オデッサを取り囲む他国の穀物畑から来た火酒がそのときになって私たちの体
内で暴れだし、我々の目が“トルコの夜”の間ずっと赤く燃える石炭のように輝くままに、
我々の会話も熱くなった」

なお、die tuerkische Nacht が具体的に何を指すのか(Kristallnacht のような歴史的
な出来事?)、なぜ verteufelt という語が使われているのか、Saefte と Meere には
diese という強い指示的な冠詞が用いられている理由など、まだまだ分からない部分もあ
りますが、ひとまずの私なりの解釈を書いてみました。これで今まで読んでこられた内容
との整合性を見てみてもらって、合わない部分などあれば、さらなる質問や気がつかれた
点、他の訳の可能性など、書いてください。

返信3 返信-3
 2006/4/1 (土) 23:03:11 - Schiri - No.1143737902.3
ありがとうございます。
質問の仕方が少し雑でした。いろいろな可能性を提示していただき本当に感激しています。

なるべく詳しくこの小説について書こうと思います。 Der Richter und sein Henker と言う
本で作者が Friedrich Duerrenmatt(1921〜1990)というスイスの作家です。
本はRowohlt Taschenbuch Verlag
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/3499101505/qid%3D1143895914/250-
5178402-0502617 のもので、質問は65ページからです。
こちらも、その小説のリンクになっています:
http://www.alex-hartmann.net/duerrenmatt/Judge1.html

舞台設定は主にスイスで、1948年11月3日に殺された警察官の犯人を追うKrimiです。

質問の文章の前後も書いてみようと思います。
<ich hoere nie auf, dich zu verfolgen. Einmal wird es mir gelingen, deine
Verbrechen zu beweisen>
<Du musst dich beeilen, Baerlach>, antwortete der andere.
<Du hast nicht mehr Zeit. Die Aerzte geben dir noch ein Jahr, wenn du dich
jetzt operieren laesst>
<Du hast recht>, sagte der Alte. <Noch ein Jahr. Und ich kann mich jetzt nicht
operieren lassen, ich muss mich stellen. Meine letzte Gelegenheit.>
<Die letzte>, bestaetigte der andere, und dann schwiegen sie wieder, endlos,
sassen da und schwiegen.
<Ueber vierzig Jahre ist es her>, begann der andere von neuem zu reden, <dass
wir uns in irgendeiner verfallenden Judenschenke am Bosporus zum ersten Mal
getroffen haben. Ein unfoermiges gelbes Stueck Schweizerkaese von einem Mond
hing bei dieser Begegnung damals zwischen den Wolken und schien durch die
verfaulten Balken auf unsere Koepfe, das ist mir in noch guter Erinnerung. Du,
Baerlach, warst damals ein junger Polizeifachmann aus der Schweiz in
tuerkischen Diensten, herbestellt, um etwas zu reformieren, und ich- nun, ich
war ein herumgetriebener Abenteurer wie jetzt noch, gierig, dieses mein
einmaliges Leben und diesen ebenso einmaligen, raetselhaften Planeten
kennenzulernen. Wir liebten uns auf den ersten Blick, wie wir einander zwischen
Juden im Kaftan und schmutzigen Griechen gegenuebersassen. Doch wie nun die
verteufelten Schnaepse, die wir damals tranken, diese vergorenen Saefte aus
weiss was fuer Datteln und diese feurigen Meere auf fremden Kornfeldern um
Odessa herum, die wir in unsere Kehlen stuerzten, in uns maechtig wurden, dass
unsere Augen wie gluehende Kohlen durch die tuerkische Nacht funkelten, wurde
unser Gespraeche hitzig. O ich liebe es, an diese Stunde zu denken, die dein
Leben und das meine bestimmte!>

この小説の中は主に1948年ですが、質問の文は40年ほど前の1908頃のようです。

Wie nun …….in uns maechtig wurden, dass……., wurde unser Gespraech hitzigは非
常によくわかりました。私もこの構造で間違いないと思います。Nun も不自然ではなくなりま
すし。

>Saefte と Meere にはdiese という強い指示的な冠詞が用いられている理由など
>die tuerkische Nacht が具体的に何を指すのか

たしかに、この文章のなかに考えれば考えるほど、意味がよくわからにところがたくさんありま
す。いつも雰囲気がなんとなく分かればそのまま先に進んでいました。もしかしたら、前の部分
で、違う言葉で置き換えられて出て来ているのかもしれません。同じ言葉を反復するのは避ける
傾向があるので、意味や筋をしっかり理解しなければといつも思っています。

もし、前後の文を通して見た場合に、お教え頂ける点がありましたら、よろしくお願いします。

Das Nibelungenlied ( 3-81 ) 引用
  2006/3/23 (木) 07:36:53 - Ssai-to - No.1143066894
お願い致します。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam 

81 Ortwin von Metz, der uebrigens mit Recht das Ansehen genoss, maechtig
und tapfer zu sein, gab daraufhin dem Koenig zur Antwort: "Da wir keinen
von ihnen kennen, so schickt doch nach Hagen, meinem Oheim, und lasst ihn
einen Blick auf die Fremden werfen!


メッツの領の オルトヴィン
正(まさ)しく威信 そも受く身
威力と勇の 人なりき
しかして王に 答(いら)えたり

「 我ら彼らは 初見なり
しからばハーゲン 我がおじの
もとに送りて まずは彼(か)に
異郷供覧 許されよ


※ schickt や lasst は Koenig に対する命令形ですか。
王は複数として取り扱う形になるのですか。

返信1 返信-1
 2006/3/23 (木) 19:02:20 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1143066894.1
> ※ schickt や lasst は Koenig に対する命令形ですか。
> 王は複数として取り扱う形になるのですか。

はい、王に対する命令形です。ただし、王が複数扱いになっているわけではなくて、これ
は単数形に対する命令表現でもあります。これは、「敬称」に対する -t形の命令形で
す。命令(要求)する相手は Sie を使って話しかける相手であり、丁寧な命令表現で
す。歴史的(古いドイツ語)に残る形で、現代ドイツ語では一部の地域に残っています。
単数形と複数形の形の違いはありません。現代標準ドイツ語で -en Sie (やはり単数形
にも複数形にも同形で使う)を使う環境と同じです。丁寧な命令形ですので、王に対する
言葉としても適切です。親称複数の相手に対する命令表現とまぎらわしいですが、命令
(要求)する側とされる側の関係(duzen するのか Siezen するのか)ははっきりしいて
いるわけですから、親称か敬称かの区別はその人間関係によって分かります。

古い時代のドイツ語では、-t形の丁寧な命令表現が非常に多いですから、この
Nibelungenlied でも今後もたくさん出てくると思います。

返信2 返信-2
 2006/3/24 (金) 08:26:06 - Ssai-to - No.1143066894.2
解りました。有難う御座います。

敬語など言葉の使い方とか有り様も大切ですが、その場の人間関係や
雰囲気が最優先されて大事なのですね。

※ 訳出は良いものとして、次へ参ります。

返信3 返信-3
 2006/3/27 (月) 07:48:05 - Ssai-to - No.1143066894.3
すみません、訂正です。

"Da wir keinen von ihnen kennen, so schickt doch nach Hagen, meinem Oheim,
und lasst ihn einen Blick auf die Fremden werfen!

のところの ihn をジークフリート一行と解釈していたのですが、
 Ortwin の Oheim ではないかと気がつきました。 82 を訳
していて Hagen に検分してもらおうと言っているのだと思われた
のです。そこで…


「 我ら彼らは 初見なり
しからばハーゲン 我がおじの
もとに送りて 異郷の徒
まずは彼なる 一瞥の
下検分に 付するべし


というようにして見ましたが、良いですか。

返信4 返信-4
 2006/3/28 (火) 17:20:58 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1143066894.4
> lasst ihn einen Blick auf die Fremden werfen!
> のところの ihn をジークフリート一行と解釈していたのですが、

そうですね。auf die Fremden の部分(「そのよそ者たち」)がジークフリート一行を指して
いると考えられますので、ご指摘の ihn の部分は直前に出てきた Hagen を指すと解釈するの
が良いでしょう。

> Hagen に検分してもらおうと言っている

そうですね。「そのよそ者たちに対し、ハゲネに一瞥を投げてもらおう(そして彼らの素性を判
断してもらおう)」ということでよいと思います。

返信5 返信-5
 2006/3/29 (水) 01:26:58 - Ssai-to - No.1143066894.5
有難う御座います。

改訂版にて続行します。

Deutsche−Welleの利用 引用
  2006/3/26 (日) 17:04:24 - Aki - No.1143360168
こんにちは。
ある方の情報でDeutsche−Welleで
http://www.dw-world.de/dw/0,2142,265,00.html
左端の「Nachrichten」をクリックするとニュースの文章と、その文をゆっくりと読む音
声を聞けると聞いたのですが利用方法がよくわかりません。
「Nachrichtenをクリックし今度はTop-Thema mit Vokabeln (単語説明付きトップテー
マ) Langsam gesprochene Nachrichten(ゆっくりと話されているニュース)が出てき
ます」というのですがTop-Themaすら見当たりません。

それと「Deutsch lernen」のコーナーでGrundstufe(初級)、Mittelstufe(中級)などの
PDFのテキストは見れるのですが音声を聞くにはどうすればよいでしょうか?
音声のマークをクリックしてもダウンロードの表示のままで音は聞こえません。PDF
の上のMP3の音声マークでは音声は聞けないのでしょうか?既にRealPlayer
はダウンロード済みなのですが・・・。

お忙しいところ申し訳ありませんがお時間のある時に教えていただけませんでしょうか?
「Nachrichten」をクリックして次に○○が表示されるから、それをクリックというよ
うな簡単な説明で結構です。よろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2006/3/26 (日) 19:49:03 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1143360168.1
こんにちは。DW に "Langsam gesprochene Nachrichten" のようなドイツ語学習に有用な
サービスがあるとは知りませんでした。貴重な情報をいただき、感謝しています。
 この "Langsam gesprochene Nachrichten" へのたどり着き方ですが、次のように行く
と行けるようです。

1. トップページ > 左端のメニューバー DEUTSCHLAND-INFOS の中の Deutschkurse を押す。
2. その中の DidAktuelles を押す。
3. その下位メニューの Nachrichten を押す。

そうすれば、"Langsam gesprochene Nachrichten" のページに行けます。ニュースは日付
ごとに並んでいます。"Hier finden Sie..." のリンク部分を押すと「読まれるテキス
ト」が表示(html)されます。また、音声ファイルは mp3 か real audio 形式で提供さ
れているようです。

> それと「Deutsch lernen」のコーナー
> 音声を聞くにはどうすればよいでしょうか?

DEUTSCHLAND-INFOS > Deutschkurse > Deutsch lernen のコーナーのことでよろしいで
しょうか。ここを見てみますと、Anfaenger (初習者), Fortgeschrittene (中級者) な
どという区分けがされているのを見つけました。意図されているのは別のコーナーかもし
れませんが、ここにもテーマごとに PDFファイルや MP3ファイルが用意されていますの
で、これを例にとります。テーマによっては PDFファイルしか用意されいていない単元も
あるようですが、MP3ファイルがあるものを見てみました。MP3ボタンを押すと、小さな
ウィンドウが別ウィンドウで開きますね。そこには音声ファイルを聞くための注意書きが
書いてあって、下部に "Download" と書かれたリンクがあります。このリンクを押すと、
自動でダウンロードが始まりますが、単に左クリックをしただけでは一時ファイルとして
ダウンロードされた後、自動で Real Player など(そのパソコンで標準使用する設定に
なっている音声再生ソフト)で音声が流れます。また、同じく "Download"リンクを、右
クリックして保存しておくこともできます。これだと、ストリーミング再生ではないの
で、いつでも好きなときにそのファイルを聴くことができます。その小ウィンドウに書か
れている注意書きにもそのような主旨のことが書かれています。
 また IE (Microsoft Internet Explorer)の場合、IE 5.0以上のバージョンのものがサ
ポートされているとも書かれています。私は Mozilla Firefox というブラウザを使って
いますが、このブラウザでも同じように正常にストリーミング再生もダウンロードもでき
ました。ダウンロード用小ウィンドウで "Download" と書かれたリンクを押しても音声が
再生されないのは、データサイズが 2MB以上のものが多いようなので、実はダウンロード
中であるがそのダウンロードに時間がかかっているため、再生開始が遅いので少し待って
みるか、ストリーミング再生をせずに、右クリックでデータを保存したのち再生するなど
してみてください。もしインターネット環境がモデムによるダイアルアップ接続をお使い
なら、2MB前後のファイルをダウンロードするのにはそこそこ時間がかかるでしょう。ブ
ロードバンド環境をお使いならば、2MB のファイルをダウンロードするのにはあまり時間
はかからないでしょうが、それでも状況により30秒ぐらいかかるかもしれませんので、30
秒ほど待ってみるのも手です。

返信2 返信-2
 2006/3/27 (月) 23:06:50 - Aki - No.1143360168.2
ありがとうございます!!!!

教えていただいた方法でゆっくりの音声でニュースが聞けました!!!

>Deutsch lernen のコーナーのことでよろしいで
>しょうか。ここを見てみますと、Anfaenger (初習者), Fortgeschrittene (中級者)
>などという区分けがされているのを見つけました。
すみません。このコーナーのことです。以前と名称が変更になっていたのに
確認もぜず失礼しました。
音声も聞けました。私のパソコンのインターネットの環境が遅く、ダウンロードして
3分程したら音声が流れてきてビックリしました。
嬉しいです。これで聞き取りなどの勉強ができます。
詳しく説明していただき有難うございました。
田中様に感謝し毎日勉強いたします!!!

アインシュタインはグロスフェルトではないか 引用
  2006/3/25 (土) 23:11:52 - 藤田伊織 - <mocfujita@aol.com> - No.1143295912
しばらく前に、Amusaの件でお世話になりました藤田です。あれ以来、NHKのラジオドイツ語
講座で勉強をしています。知らなかったことがわかってくるのは楽しいものです。質問した時に
は zu の意味も知らなかったことを思い出しますと、なんだか恥ずかしい気分です。
ところで、さらに僭越なことですが、音楽と不確定性原理の関係をうんぬんしていることもあっ
て、アインシュタインの相対性原理にも大変興味があります。
http://www.geocities.jp/imyfujita/wtcuncertainj.html
で、ふと、「アインシュタイン」という名前はどういう意味か、と思いました。ドイツ語の勉強
の成果ですぐにわかりました。「アイン」は「一」で「シュタイン」は「石」です。つまり、
「一石」さんです。バッハの場合には、ベートーベンが「小川」でなく音楽の「大海」だという
ようなことを、言ったと、読んだことがあります。そこで、アインシュタインは物理の「一石」
では、小さすぎるので、重力場からの連想で、「大きな場」、「大場」さん、「グロスフェル
ト」と呼んだらいいのではないか、と。こんなことを、過去に言った人がいるのでしょうか?

返信1 返信-1
 2006/3/26 (日) 19:18:20 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1143295912.1
こんにちは。ラジオ講座でドイツ語を続けて勉強されておられるのですね。この4月から
はまた新しい講師を迎えて新番組が始まりますね。2006年度のドイツ語講座(NHK
ラジオ講座)の講師である太田達也先生は、三修社から出ていた『基礎ドイツ語(Mein
Deutsch)』でもおなじみの先生ですね。

習いたてのころのあまり知っている語彙の数が多くなかった頃を思い出して恥ずかしいと
お思いになる必要はないですよ。むしろ、その頃と比較して今はどれだけ進歩したのか、
その進歩の大きさを再確認してみて、学習のますますのモティベーションとしてください。

ベートーベンが、バッハのことを、姓の Bach が意味するところの「小川」のような小さ
なものではなく「大海」である、と評したのは、なるほど機知に富んだ表現ですね。非常
に興味深いです。
ただ、アインシュタインのことを誰かが同じように一種の“言葉遊び”を使って、別の表現
で評価したような話は私は聞いたことがありません。ためしに、ウェブで "Einstein,
Grossfeld, genannt" のキーワード("Gross" は実際にはエスツェットを使用)で検索し
てみましたが、参考になるものは見つかりませんでした。鉱石としては、たしかに「石」
は「岩」などより小さいですが、「一石」と言っただけでは「(そのものの)大小」は直
接的には表現されていませんので、どんな“言い換え”が可能か、いろいろ工夫してみる価
値はありそうですね。「一石」のままでも、「アインシュタインは物理学の世界に対し、
衝撃的な一石を投じた」というような解釈もできるかもしれませんし、"Grossfeld" は機
知に富んだ言い換えのひとつの可能性ですね。
お役に立てずにすみません。
(貴サイト「音律の不確定性原理」は、専門的な内容を読む人にわかりやすく解説を施し
てくださっている素敵なサイトですね)

Das Nibelungenlied ( 3-80 ) 引用
  2006/3/18 (土) 09:15:47 - Ssai-to - No.1142640947
お願い致します。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam 

80 Der Koenig fragte sich verwundert, woher die strahlenden Recken in
ihren schimmernden Gewaendern und mit ihren prachtvollen, neuen,riesigen
Schilden wohl kommen moechten. Es stimmte Gunther verdriesslich, dass
niemand es ihm sagen konnte.


王不思議にて 問い給う
輝くばかりの 騎士達が
輝く衣装に 身を包み
とても見事な 新品の
盾持ちさても 何処(いずこ)より
一体全体 来べきかと

グンター機嫌 損ねたり
一人も応答 不可なりき


※ 第一文の wohl は、反語的に解釈して見ましたが良いですか。

返信1 返信-1
 2006/3/18 (土) 20:36:58 - Ssai-to - No.1142640947.1
> 盾持ちさても 何処(いずこ)より
> 一体全体 来べきかと

は、

盾持ちさても 何処(いずこ)より
好みも好んで 来(きた)るかと

の方が良いですか。

返信2 返信-2
 2006/3/18 (土) 23:38:23 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1142640947.2
こんにちは。

> ※ 第一文の wohl は、反語的に解釈して見ましたが良いですか。

このような副詞はニュアンスに関わるものですので、訳すのが難しいですね。
ここでは、見知らぬ騎士たち、しかし見るからに強そうなきらびやかな騎士たちが自分の
国に現れたことに対して、Gunther がどのように感じたのか、それが今後の詩節で明らか
になるまでは、現時点ではなんとも言えません。

ただ、ここで提案されている「反語的」なニュアンスは、たしかにありうると思います。
大国の王であるグンテル王としては、「どこの騎士団かは知らないが、なかなか勇猛な連
中が来たものだ。しかし、ここをどこの国だと思っている。私グンテルが治めるブルグン
ト国だぞ。さてどうする?」といったような、挑発的かつ自信に満ちた、余裕のある発言
をしているのかな、という印象がありますね。

このような印象が正しいとすれば、

> 盾持ちさても 何処(いずこ)より
> 好みも好んで 来(きた)るかと
> の方が良いですか。

この訳の提案は、グンテル王の「ブルグント国王としての威厳と自信」をよく表してある
表現だと思います。

返信3 返信-3
 2006/3/19 (日) 05:30:30 - Ssai-to - No.1142640947.3
有難う御座います。訳出の authorization を得て嬉しいです。

勇躍、次へと進みます。

固有名詞 引用
  2006/3/12 (日) 21:30:05 - macky - No.1142166481
こんにちは。
どうしてもわからないので教えてください。
たとえばgleichやaehnlichは、人の3格を用いますが、このとき、固有名詞だと、どの

うに表現したらいいでしょうか?
例)彼女は母親に似ている。
  Sie ist der Mutter aehnlich.
彼女はマリーに似ている。
  Sie ist Mary aehnlich.
  のように無冠詞でよいのでしょうか、それとも、 
  Sie ist der Mary aehnlich.
  のように、冠詞を作るのでしょうか?

返信1 返信-1
 2006/3/12 (日) 22:08:06 - Masatoshi Tanaka - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1142166481.1
> gleichやaehnlichは、人の3格を用いますが、このとき、固有名詞だと、
> どのように表現したらいいでしょうか?

> 彼女はマリーに似ている。
> Sie ist Mary aehnlich.
> のように無冠詞でよいのでしょうか、

はい、固有名詞のときは冠詞を伴いませんので、Mary も無冠詞の状態で3格として表現
することになります。

> Sie ist der Mary aehnlich.
> のように、冠詞を作るのでしょうか?

たしかに、固有名詞に冠詞をつける場合もありますが、これは稀で、また地域差や個人差
が関わってきます。裸の固有名詞に冠詞をつける必要はありません。ただし、

(参考) Sie sieht der jungen Mary aehnlich aus.

のように、固有名詞を形容詞で修飾する場合には、定冠詞をつけることが普通ですので、
このような場合には定冠詞つきで表します。

また、人名だけでなく地名なども、上述のことが当てはまります。

(例) Berlin sieht von den Atmosphaeren her Paris sehr aehnlich aus.
(例) Berlin sieht dem alten Paris aehnlich aus.
(これは例ですので、内容の真偽については無視してください)
都市名はほとんどの場合中性名詞です。

Das Nibelungenlied ( 3-79 ) 引用
  2006/3/9 (木) 09:23:41 - Ssai-to - No.1141863684
お願い致します。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam 

79 Nun war dem Koenig gemeldet worden, es seien stolze Ritter angekommen,
die helle Brustpanzer und herrliche Kleider truegen. Doch niemand im Land
der Burgunden kannte die Ankoemmlinge.


胸の鎧も 晴れやかに
装い見事 ならむべし
堂々の騎士 来訪の
取り次ぎ王いま 受け給う

如くはあれども ブルグンド
領内唯(ただ)の 誰一人
この新参者(もの)を 知らざりき


(1) 第一文の > Nun war dem Koenig gemeldet worden,… は
「 何々節 」というように呼称されるものですか。
(2) 第一文の > …, es seien stolze Ritter angekommen,… は
 接続法第T式 のようですが、接続法が文章全体の主文になることは
可能なのですか。
(3) 第一文の > …, die helle Brustpanzer und herrliche Kleider
truegen. は 接続法第U式 のようですが、どういう訳になりますか。

返信1 返信-1
 2006/3/9 (木) 15:09:10 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1141863684.1
Nun war dem Koenig gemeldet worden, es seien stolze Ritter angekommen,
die helle Brustpanzer und herrliche Kleider truegen. Doch niemand im Land
der Burgunden kannte die Ankoemmlinge.

こんにちは。全体の訳は問題ないと思います。今回の文法に関する質問について:

>(1) 第一文の > Nun war dem Koenig gemeldet worden,… は
> 「 何々節 」というように呼称されるものですか。

大きな区分でいえば、「受動態」と呼ばれる構文です。時制は過去完了形です。

>(2) 第一文の > …, es seien stolze Ritter angekommen,… は
> 接続法第T式 のようですが、接続法が文章全体の主文になることは
> 可能なのですか。

この "es seien ..." の部分は、本来ならば dass で導かれる【副文】です。しかし、こ
こでは dass が省略されています。どんな動詞でも可能なわけではないのですが、
melden, sagen, erzaehlen など「伝達」を意味するような動詞では dass が省略される
ことも多いです。ただし、dass を省略するということは、それが「伝達内容」であるこ
とが分かりにくくなるということですので、そこで、上記の "es seien..." のように
【接続法】を使って「間接話法」という表現形式を使うことで、それが melden (報告す
る)内容であることを明確にしてあります。

dass を省略しなければ、接続法にすることは必須ではありません。

→Nun war dem Koenig gemeldet worden, dass stolze Ritter angekommen waren.

従って、"es seinen..." の部分が、直接的に Nun war dem Koenig gemeldet worden と
いう主文の主語になっているわけではありません。たしかに、もし直接的に主語にしたい
のであれば、dass は必須です。

(参考) Dass es stolze Ritter [...] truegen, war nun dem Koenig gemeldet worden.

しかし、今は【副文】から dass が省略されているので、この表現形式は不可能です。
ですから、そうではなくて、次のように考えてください。

→ Nun war es dem Koenig gemeldet worden,
es seien stolze Ritter angekommen, die [...] truegen.

主文の中には、ちゃんと主語(仮主語)があって、それが省略されているだけ。そしてそ
の(省略はされているが)仮主語の本当の中身は副文である。。。というわけです。

なお、この受動態を能動文に直してみても同じです:

(参考)Man (=グンテル王の部下など) hatte es dem Koenig
gemeldet, es seien stolze Ritter [...] truegen.
 「グンテルの部下が“それ”を王に報告した。それは立派な騎士たちが[以下略]」
能動文では、es は仮目的語になっており、それが(dass が省略された)副文が示す内容
を受けます。

>(3) 第一文の > …, die helle Brustpanzer und herrliche Kleider
> truegen. は 接続法第U式 のようですが、どういう訳になりますか。

この部分も、(2)と同じく、melden の中身に関係していますので、まだ接続法(間接
話法)での表現が続いているのですね。厳密には、この問い(3)の部位は Ritter にか
かる関係節ですが、それでも全体として melden の具体的な中身だということで

[...] gemeldet worden, [meldenの内容/接続法=間接話法 es seien stolze Ritter,
die helle Brustpanzer und herrliche Kleider truegen]

なお、seien という接続法T式と、truegen という接続法U式のように、T式とU式が混在し
ていますが、どちらも「間接話法」の解釈で良いと思います。ご存知のように、「間接話
法」としては接続法T式のほうが好まれますが、tragen を接続法T式にしても、この場合
は主語が複数(stolze Ritter)ですので、tragen (つまり直接法と同じ変化)になって
しまい、それが接続法なのか直説法なのか区別がつきません。そのような動詞において
は、代わりに接続法U式を用いて“接続法T式の用法”を表すという手法が用いられます。

<tragen の変化>
○直説法
単数1人称 trage   複数1人称 tragen
  2人称 traegst    2人称 tragt
  3人称 traegt     3人称 tragen
○接続法T式
単数1人称 trage   複数1人称 tragen
  2人称 tragest    2人称 traget
  3人称 trage     3人称 tragen
○接続法U式
単数1人称 truege   複数1人称 truegen
  2人称 truegest    2人称 trueget
  3人称 truege     3人称 truegen

今回の部分では、青字で記したように、接続法T式を使っても直説法と区別がつきませ
ん。このような場合、接続法U式を使うという手段をとります。

訳は、普通に関係節部分を Ritter に関連づけて、「光輝く胸の鎧と華麗な衣装を身につ
けた立派な騎士たちが到着したということ(が、王に報告された)」

返信2 返信-2
 2006/3/11 (土) 08:25:15 - Ssai-to - No.1141863684.2
今回もまた、だいぶ込み入った文例の解説となり、お世話様です。

接続法も動詞の変化の関係で、工夫が必要だったのですね。
※ 訳出は OK を頂きましたので、次へ進みます。

分離動詞 引用
  2006/3/9 (木) 11:01:20 - SIRU - <VEZ02746@nifty.com> - No.1141869680
定年になってドイツ語の勉強を始めました。宜しくお願いします。
NHKラジオのドイツ語講座で3月8日の Schluesselsatz に
Ich habe vor mit Freunden verkleidet in die Stadt zu gehen.
という文があるのですが、分離前綴りの vor が文末にありません。
何も解説が無かったので余程私が初歩的なことを理解していないのだと思いますが、
教えて戴ければ幸甚です。

返信1 返信-1
 2006/3/9 (木) 15:31:16 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1141869680.1
はじめまして。こんにちは。ご質問をありがとうございます。
たしかに、「文」というのは先頭から「.」(Punkt) が打たれるまでを指すことが多いで
すが、実は「.」だけにとらわれてしまうと、

Ich stehe um 6 Uhr auf, rasiere mich, fruehstuecke um 7 Uhr und gehe um 8 Uhr
ins Buero.

などのように、「,」で区切っていくつもの“文”が並列されるような場合に、果たして文
末はどこ?ということになってしまいます。ですから、「文」というのは「,」で区切ら
れることもあると考える必要が出てきます。これは、

 主文, 副文.(例: Ich habe keinen Hunger, weil ich krank bin.)

というような構文にもいえることです。一つの“大きな文”を、「,」で区切って、小さく
「主文」「副文」などと細分化するわけです。

今回の動詞 vor|haben という動詞は、たしかに分離動詞ですので、分離前つづりの vor
は“文末”に来ないといけないですね。それを“主文の文末”に来ないといけないと考えてみ
ましょう。

 [主文 ich habe vor], [不定詞句 mit Freunden verkleidet in die Stadt zu gehen]

そうすると、vor はちゃんと“文末(ただし、主文の文末)”に来ているということがわか
ります。

なお、今回の表現の場合、【不定詞句】と呼ばれる部分が、ちょうど【副文】のような役
割をしています。vor|haben という動詞(「〜を予定している」)は、目的語が必要で、
普通なら

(例) Ich habe [目的語 eine Reise nach Deutschland] vor.

のように、目的語をとります。今回の表現では、

 Ich habe [なし] vor, [... in die Stadt zu gehen]

となっていますので、構文が見えにくいかもしれませんが、[なし] と書いた部分には
"es" という【代名詞】があり、それが【形式上の目的語】になっていると考えられま
す。この "es" は、あくまでも“形式的なもの”ですので、実体はありません。実体はどこ
かというと、それが【zu不定詞句】が示す内容です。さらに厄介なことに、最終的にはこ
の【形式上の目的語 es】は省略(脱落)してしまっています。

しかし、これで分かることは、|ich habe vor|という部分と、|mit Freunden
verkleidet in die Stadt zu gehen|という部分が、その間で一旦、少しだけ区切りがあ
るということです。これは|主文|,|副文|の構造です。ですから、前つづりの vor
は主文の中の“文末”においてください。

説明が不十分だったり、不明瞭でわかりにくいような場合には、折り返しご質問いただけ
れば幸いです。また、他にも何かありましたら、いつでもどうぞ。

返信2 返信-2
 2006/3/9 (木) 21:57:51 - SIRU - <VEZ02746@nifty.com> - No.1141869680.2
早々と又ご丁寧なご回答有難う御座いました。
ご回答の内容は完全に理解出来ました。
只私には不定詞句の部分が vorhaben の目的語として主文の一部のように見えてしまう
のですが、これはドイツ語に未だ慣れていないからなのでしょう。
もっと色々読んで慣れていきたいと思います。
大変有難う御座いました。今後共宜しくお願い致します。

返信3 返信-3
 2006/3/9 (木) 22:16:53 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1141869680.3
> 只私には不定詞句の部分が vorhaben の目的語として主文の一部のように見えてしまう

たしかにそうですね。主文の定動詞の目的語なのですから、主文の一部とも言えるかもし
れません。ただ、ここでは省略されているだけで、主文には本来は [es] という仮の目的
語がちゃんと含まれています。zu不定詞句は、それと関連づけられる句ではありますが、
あくまでも主文の中の目的語は "es" に譲るべきだと考えられるかもしれません。また、
zu不定詞句ではなく、dass副文で書き直しても同じことです。

(参考)
 Ich habe [es] vor, dass ich mit Freunden verkleidet in die Stadt gehe.

この場合も、主文の目的語は [es] が担っています。省略されてしまっているので説得力
がないですが…。そういう意味で、zu不定詞句の直前に一種の境界があり、前つづりの
vor がその境界線上に置かれているというわけです。

なお、今回の Schluesselsatz がそうなっている理由は以上の通りですが、実際には

(参考)
 Ich habe [es], mit Freunden verkleidet in die Stadt zu gehen, vor.

でも、間違いではありません。vor を先に言ってしまったほうが、文章の“座り”もよいの
で、前つづりをあまり後ろのほうまで先延ばししないほうが普通ではありますが。

返信4 返信-4
 2006/3/9 (木) 23:03:51 - SIRU - <VEZ02746@nifty.com> - No.1141869680.4
再度ご丁寧に有難う御座いました。
「座り」がよいという言葉で納得が出来ました。

Das Nibelungenlied ( 3-78 ) 引用
  2006/3/3 (金) 06:08:02 - Ssai-to - No.1141333132
お願い致します。

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam 

78 "Sucht Ihr den Koenig? Den koennt Ihr treffen! In jenem weiten Saal
habe ich ihn zusammen mit seinen Helden gesehen. Geht nur dorthin!
Viele herrliche Gefolgsleute werdet Ihr dort bei ihm finden."


「 貴殿ら国王 お訪ねか
王には謁見 可能なり
あれなる広間に 騎士達を
従え在りき 我見たり

ささ彼処(かしこ)へぞ 参られよ
王の周りに 数多なる
きらめく精鋭 近衛らに
貴殿らそちらで 見えましょう 」


※ Koenig の代名詞は ihn や ihm となっていますが、王様でも
三人称の場合は敬称の Ihm, Ihn というのはないのですか。

返信1 返信-1
 2006/3/3 (金) 15:23:54 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1141333132.1
> ※ Koenig の代名詞は ihn や ihm となっていますが、王様でも
> 三人称の場合は敬称の Ihm, Ihn というのはないのですか。

たしかに、「敬称」表現は、3人称から派生していることが多いですね。諸説あります
が、「敬称」を使う相手は、自分から見れば“(心理的な)距離のある人”という気持ちが
働くことと関係していて、「3人称的」な“向こうの人”という表現がなされることが多い
ようです。

日本語の「あなた(貴方)」というのも、「向こう」を指す「山のあなた」に見られるよ
うな“あなた”が派生したものであるという説が有力です。
イタリア語でも、敬称(2人称)の人称代名詞 Lei や Loro は、動詞の変化は3人称の
扱いになります。
ドイツ語の敬称(2人称)の Sie も、3人称複数の sie から派生したものであると言わ
れています。(複数と単数の境界はこの意味では曖昧です。この Nibelungenlied でも、
2人称単数敬称として Ihr が使われていますが、これは現代ドイツ語ですと2人称複数
敬称です。単数と複数の機能が部分的に重なっています)。

このように、「敬まう相手(2人称)」は、3人称的な視点で“向こうにいる人”として理
解され、人称代名詞表現もそのように発達してきたといえます。

しかし、私の知識の範囲では、3人称敬称の人称代名詞を持つ言語はないのではないで
しょうか。敬称人称代名詞は2人称(1人称「自分」に対する相手)には存在しますが、
3人称の対象人物(対象物)を敬う場合には名詞表現を使うことになるのではないかと思
います。

アイヌ語には、4人称というのがあって、「風の神様」や「火の神様」を指すときは4人
称を使うようですが、この4人称は本来は「敬う相手と自分を含む複数」や「2人称敬
称」の意味合いの範囲内で使います。この4人称は、3人称敬称の意味で使われるという
よりは、「2人称敬称」で「火の神様」に呼びかけているとする解釈が一般的なようです。

ですから、ドイツ語でも、3人称単数の ihm/ihn に対して Ihm, Ihn というのは用意さ
れていません。もしも Er/Ihm/Ihn(順に1格/3格/4格)が敬称として機能するなら、
同じく3人称単数の女性形の Sie/Ihr/Sie(同上)も同じく敬称になり、これでは2人称
敬称の Sie/Ihnen/Sie(同上)と紛らわしくなりますので、また違った人称代名詞の発達
が見られたかもしれませんね。

日本語には3人称に対する敬称が少しはあるかもしれませんが(殿下、お客様、あの
(お)方など?)、これらは名詞に尊敬をこめた接辞(接頭辞や接尾辞など)を付けるの
であって、人称代名詞の敬称が問題になっているものではありませんし、「ご子息」「御
尊父・御母堂」なども、相手を敬うがゆえにその相手の身内を人たちを間接的に敬ってい
るので敬称は2人称へ働いていると考えられるでしょう。

der tapfere Koenig, der grosse Koenig, der geehrte Koenig など、その人物(やモ
ノ)を高く評価するような形容詞を添えて、名詞表現として表現する手法のほうが一般的
ではないかと思います。ですから、人称代名詞として用いる限りにおいては、たとえ偉大
な王であっても er/ihm/ihn と表現すれば十分であるということになります。

返信2 返信-2
 2006/3/4 (土) 08:58:40 - Ssai-to - No.1141333132.2
言語の発達の仕方は各民族さまざまで、いろいろな敬語の有り様があるのですね。

「 我が偉大なるグンター大王は、今朝は早くからお目覚めで、
[彼は]いま大広間にいらっしゃいます。[彼に]お茶をお出しして下さい。 」

と日本語にすると、やはりなんとなく落ち着かないのは、日本語と
独語との feeling の発達の仕方が違うからなのですね。

有難うございました。訳出の方に問題がなければ、次へ参ります。

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