ドイツ語質問箱

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独訳 引用
  2006/10/30 (月) 16:59:09 - schiri - No.1162194840
こんにちは、

email作成中にどうしてもドイツ語に出来ない文があるのですが、どのように書けば良いのでし
ょうか。

普通Eメールはもらった順番で、つまり古い順に返事を書きますが、それをドイツ語で上手く書
けません。

日本文は:
「私はいつも古いメールから順番に返事を書いています。」

「私はいつも、もらった順にE-mailを書いています」

状況は、「古いものから、順順に書いているので返事が遅れてしまった」という釈明をしている
ところです。


独訳をいろいろ考えたのですが、
「ich antworte immer in alter Reihenfolge auf E-mails」
という絶対に合っていない文しか作れませんでした。

どのように表現するのが一番いいのでしょうか?
またよろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2006/11/1 (水) 12:07:28 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1162194840.1
こんにちは。

> 「私はいつも古いメールから順番に返事を書いています。」や
> 「私はいつも、もらった順にE-mailを書いています」
> 状況は、「古いものから、順順に書いているので返事が遅れてしまった」という釈明

> 独訳をいろいろ考えたのですが、
> 「ich antworte immer in alter Reihenfolge auf E-mails」

Reihenfolge という語を使うのはとても良いと思います。ただ、alte Reihenfolge とい
う風に表現してしまうと、Reihenfolge に新しいものや古いものがあるということになっ
てしまいますので具合が悪いですね。
 「もらった順に」という表現を生かして、ドイツ語にしてみます。「〜の順に」という
のは in der Reihenfolge です。そこに「^(0メール)をもらう[=受け取る]」という
語を結び付けてください。

 in der Reihenfolge des Empfangs

です。Empfang という語は「受信」という意味で使います。ちなみに、メールや手紙の受
け取り人は Empfaenger です。2格でつないで「受信の順番」というように表現すれば良
いです。Empfang の代わりに Empfangsdatum 「受信した日」という語も使えるでしょう
(→ in der Reihenfolge des Empfangsdatums)。

これで、全体としては、

(表現例) Ich antworte auf Emails immer in der Reihenfolge des Empfangs.
    あるいは:Ich schreibe auf Emails immer in der Reihenfolge des Empfangs
         zurueck.

"auf Emails" の位置は、お書きになっているように文末でも良いですし、いま表現例と
して挙げたように前のほうに持ってきても構いません。"auf Emails" を前のほうに持っ
てきて、"in der Reihenfolge" を後ろに持ってくるのは、ここでは「メールに返事を書
く」ということは分かりきっているので、それを先に言ってしまって、いま一番強調した
い「(返事を書くのは)いつももらった順なのだ」というのを後ろに持ってくることで焦
点を当てるというやり方です。
 参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2006/11/1 (水) 16:25:24 - schiri - No.1162194840.2
ありがとうございます。

in der Reihenfolge des Empfangsと書けば良かったのですね。あともう一歩のところで分か
らなくなっていたんですね。

簡単そうな文なのに、なかなか独訳が出来ない時があります。また困った時に、よろしくお願い
します。

seiの形と機能についての説明 引用
  2006/10/18 (水) 15:05:58 - 井上 - <メール送信> - No.1161151558
すみません、独学で勉強している為、教えて貰える方がいません。本で勉強しているだ
けのまったくの初心者です。この質問箱の他の方の質問に比べたら簡単過ぎてばかな質
問かもしれませんが、どうか教えて頂けないでしょうか?大学の過去問題で、解答は持
ち合わせていません。
Der Patient gesteht dem berumten Professor, er sei vorher bei einem
Heilpraktiker gewesen.問題は”seiについて形と機能について説明しなさい。”です。
英語でこういう質問されたことが無いので、問題の意味も良く理解していないありさま
です。ドイツ語を勉強される方の形と機能はどういう風に捉えられますか?接続法の時
制の間接話法の過去とかを形?で答えるのかな?思うのですが、正しい答が分からない
ので教えて頂ける方いないでしょうか?宜しくお願い致します。


返信1 返信-1
 2006/10/18 (水) 22:16:48 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1161151558.1
こんにちは。独学でドイツ語を勉強されているとのことで、疑問が生じたときに一緒に考
えたり教えてもらったりする人が周りにいないというのは心細いのではないかとお察しし
ます。

ご質問についてですが、

> Der Patient gesteht dem berumten Professor, er sei vorher bei einem
> Heilpraktiker gewesen.
> 問題は”seiについて形と機能について説明しなさい。”です。
> [中略] 接続法の時制の間接話法の過去とかを形?で答えるのかな?

実際に出題者の方が意図されたことと違っているかもしれませんが、“sei について形と
機能について説明しなさい”という場合、「形」はその語の「(文法上の)見た目の形
式」を指し、「機能」はその語がその文において果たしている「(意味上の)用法」を指
すと思われます。すでに井上様が言及されていますが、この場合、「形=文法上の形式」
とは「接続法T式」、そして「機能=意味上の用法」は「間接話法」であると答えれば良
いのではないかと推測いたします。

> 英語でこういう質問されたことが無いので、

ドイツ語の場合には、接続法に用いられる動詞の形(上でいう、文法上の見た目の形)
は、現在形でも過去形でもない接続法独自の形を持っていますが(T式およびU式)、英語
では仮定法には過去形(あるいは過去完了形)を用いており、その意味で動詞の形だけ見
れば、直説法過去(完了)と仮定法過去(完了)は同じ形をしています。ですから、英語
の場合、接続法(あるいは仮定法)の機能(上でいう用法)はドイツ語と同様に「間接話
法」や「非現実話法」などと区別することができますが、形はドイツ語のようにT式とかU
式というように問えないので、あまり質問にあがらないのかもしれません。でも、英語で
も、機能(用法)に関してであれば、そういうのを問う設問があっても良さそうな気はし
ます。

返信2 返信-2
 2006/10/19 (木) 12:34:03 - 井上 - <メール送信> - No.1161151558.2
田中先生、アドバイス有難うございます。設問のとらえ方も詳しくご説明頂き、良く分
かりました。本当に有難うございます。真剣に分からない人の質問を聞いて頂けるサイ
トを見つけることが出来て良かったです。またわからいことがまたありました時にアド
バイス宜しくお願い致します。有難うございました。


ツェランの詩語についての質問 引用
  2006/10/5 (木) 21:55:36 - 今井 - <メール送信> - No.1160051342
はじめまして。
今井と申します。

ツェランの詩語に関する質問でお伺いしたいのですが、お答えいただけるとありがたい
です。

Ich finde etwas-sogar die Tropen Durchkreuzendes,という文ですが、一般的な訳では
「私は何かー熱帯(比喩)をすらよこぎるものを見いだします」となっています。
まったくわからないのは、Durchkreuzendesという語で(たぶんツェランの造語です)、
大文字ですから名詞かと思うのですが、Tropenとのつながりはどうなっているのでしょ
うか?綴りのうちにKreuz(十字架)が隠されていることが、Durchが大文字になった理
由ではないでしょうか?
仏語本では「熱帯の上にひとつの十字架(交差)を私は見いだす」となっています。
また語末のendesはどう訳したらよろしいでしょうか?

また、同様の質問ですが、des Wundenmalsは「傷の傷」もしくは「傷ついた傷」と訳す
ことは可能でしょうか?「傷跡(雅歌)-des Wund mals-」や「キリストの聖痕-die
Wundmal Christi-」とは明らかに違う構造ですが、なぜなのでしょうか?
翻訳では単に「傷」、「傷口」となっていますが、ツェランの詩語を解読するために、
厳密な訳が必要なので、お力添えいただければ助かります。

すみません、よろしくお願いします。
                     
 

返信1 返信-1
 2006/10/6 (金) 16:08:51 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1160051342.1
こんにちは。

> Ich finde etwas - sogar die Tropen Durchkreuzendes,
> 一般的な訳では「私は何かー熱帯(比喩)をすらよこぎるものを見いだします」

ここでポイントとなるのは、etwas Durchkreuzendes という部分の言い回しですね。こ
れは、etwas [形容詞]-es という表現で、[形容詞]-es の部分は、-es という語尾が名
詞の2格形となっています。つまり、[形容詞]-es という部分はこれ自体で【形容詞の
名詞化】となっているわけです。
 さて、etwas [形容詞の名詞化の2格] というのは、「(形容詞)の何か」という意味
になります。まず、今回のツェランの表現に出てくるような Durchkreuzendes のような
表現ではなく、もう少し簡易な形容詞に置き換えてみてみます:

(参考) etwas Rotes 「赤い何か、何か赤いもの」
    etwas Kaltes 「冷たい何か、何か冷たいもの」
  → Ich moechte etwas Kaltes trinken. 「何か冷たいものが飲みたい」
 (※英語でいうところの something cold/red/... の表現に対応するものです)

つまり、ここまでで、ツェランの etwas Durchkreuzendes という表現から読み取れるの
は、Durchkreuzendes が名詞(形容詞が名詞化されたもの)で、ドイツ語では名詞は先
頭を大文字にしますので大文字で書かれているということです。

そうすると、etwas (sogar) die Tropen Durchkreuzendes という表現は、上述した例か
らの類推で、[die Tropen Durchkreuzendes] という部分全体で【名詞化された形容詞】
であるということになります。次にこの部分の構造を見てみます。
 Durchkreuzendes は、さきほど書いたとおり、2格形です。語尾が -es になっていま
す。この語の基本となる形容詞は durchkreuzend です。これは、実は durchkreuzen と
いう動詞(「横切る」)が形容詞(あるいは副詞的)に使われているものなんです。
durchkreuzen という動詞は、durch 「〜を通って」と kreuzen 「交差する」という語
からなる動詞です(→「交差するように通りぬける、横切る」)。
 ドイツ語では、ほとんどの動詞の語尾に -d というのを付けることによって【現在分
詞】に転じさせることができます。【分詞】ですので、形容詞的にも副詞的にも使えま
す。さらには、この durchkreuzend という現在分詞は、元が durchkreuzen という動詞
ですので、この動詞が目的語を必要とする(→つまり「○○を横切る」の○○の部分)
ことから、die Tropen が添えられています。

(例)die Strasse durchkreuzen という動詞句を元にしてみると…
 ・現在分詞(形容詞的) der [die Strasse durchkreuzend]e Mann
       「その通りを横切っている男」
 ・現在分詞(副詞的)Er hat [die Strasse durchkreuzend] gehupt.
       「彼は、その通りを横切りながらクラクションを鳴らした」

つまり、今回の表現では、
・元の形 die Tropen durchkreuzen (動詞句)
→ 目的語を伴った他動詞の形で、それが現在分詞になる die Tropen durchkreuzend
→ 名詞化される(2格) die Tropen Durchkreuzendes
→ etwas を修飾する2格名詞として使われる etwas die Tropen Durchkreuzendes

> また、同様の質問ですが、des Wundenmalsは「傷の傷」もしくは「傷ついた傷」

これは、Wundenmal 「傷跡」という名詞の2格形ではないでしょうか。この語が登場す
るツェランの作品を存じ上げませんでしたのでネット検索してみますと、"Atemwende
(1967)" という作品の中に im Schatten des Wundenmals というのが出てきました。そ
のまま訳しますと「傷跡の影の中で」ということになりますが、きちんと前後の文脈を
読んだわけではありませんので、文脈に合うように適切に訳すとどのようになるのかち
ょっとわかりません。

以上、参考になれば幸いです。

返信2 返信-2
 2006/10/7 (土) 09:28:30 - 今井 - <メール送信> - No.1160051342.2
大変よくわかりました!
ドイツ語の学校に入らなくてはだめかと頭をかかえておりました。
ほんとうにどうもありがとうございます。

返信3 返信-3
 2006/10/16 (月) 12:38:30 - まみ - No.1160051342.3
便乗して質問です。
私の持っている学習書(常木実『標準ドイツ語』)にもetwas NeuesのNeuesは「元来
etwasにかかる2格」と書いてあるのですが、一方でetwas Neuesの格変化は

1格 etwas Neues
2格 etwas Neuen
3格 etwas Neuem
4格 etwas Neues

と書いてあります。これを見ると、etwasの後に来る名詞化された形容詞はたとえば
kaltes Wasserのkaltなんかと同じ強変化をしているようです。
ということは、etwas NeuesのNeuesは、「元来は2格形」だったが、実用上etwasという
「中性名詞」にかかる「形容詞」であるかのように格変化するようになった、というふう
に考えていいのでしょうか?

返信4 返信-4
 2006/10/17 (火) 14:28:32 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1160051342.4
> etwas NeuesのNeuesは「元来etwasにかかる2格」と書いてあるのですが、
> 一方でetwas Neuesの格変化は

> 1格 etwas Neues
> 2格 etwas Neuen
> 3格 etwas Neuem
> 4格 etwas Neues

はい、etwas Neues の、"etwas と Neuesの相関関係は?" という問いに対しましては
「Neues は元来 etwas にかかる2格」という答えになると思います。先の質問の主旨も
"etwas と Durchkreuzendes の関係は?" ということでしたので、私もそのように答えさ
せていただきました。

今回お寄せいただいたご質問は、今度は "etwas Neues" という名詞句がどのように格変
化をするのかということだと思いますので、それに対しましては、

> 「元来は2格形」だったが、実用上etwasという「中性名詞」にかかる「形容詞」で
> あるかのように格変化するようになった

ということで宜しいかと思います。Neues は名詞化された形とはいえ、形容詞としての性
質を保持していますので、格変化は形容詞の変化を示します。このこと自体は形容詞が名
詞化された語に共通していえることです。etwas Neues の特殊性は、関係する名詞
(etwas)が【不定代名詞】であるという点でしょうか。口語では (ein) neues etwas と
いう表現もするにはしますが、本来は etwas は(不定の)代名詞ですので、代名詞を形
容詞で修飾するという形になっています。その点で、etwas Neues は少し特殊な例といえ
るでしょう。Neues だけに着目すれば、他の形容詞の名詞化とそう変わりはない?とい
うことでしょうかね。

耳でしか聞き取れなかった単語 引用
  2006/10/11 (水) 02:53:38 - kai - <メール送信> - No.1160502818
 こんにちは。早速質問なんですが、ドイツ語に「ザイゲディッヒ」という言葉はあるのでしょ
うか?
 TVの中で何度もその台詞が出てきて、「これはどこかの国の言語か?」と気になったのですが
いかんせんTVで言っているだけなので綴りも分かりません。後ろのディッヒはドイツ語のdich
のことなのかな?と思ったんですがザイゲは何なのかわかりません。これがドイツ語なのか、あ
るいはまったく違う言語なのか、もしドイツ語であればどういう意味なのかを知りたくてメール
を書かせていただきました。宜しくお願いします。

返信1 返信-1
 2006/10/13 (金) 08:58:18 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1160502818.1
こんにちは。ご質問ありがとうございました。

> ドイツ語に「ザイゲディッヒ」という言葉はあるのでしょうか?
> TVの中で何度もその台詞が出てきて、

この単語がドイツ語だとすると、たしかに真っ先に思いつくのは「ディッヒ」の部分が
dich ではないかということですね。そうしますと「ザイゲ」の部分は seige というよう
な綴りになると思います。これだと seigen という動詞があって、seige はその命令形か
あるいは1人称単数主語の ich seige の ich が省略されたような形だということになり
ます(形の上から)。ところが、seigen という動詞はドイツ語にはありません。一応
seihen (漉す、ふるいにかける) という動詞の異形として用いられることもありますが、
これですと dich という目的語と合わないような気もします。

ですから、この単語がドイツ語の単語ではない場合は話は別ですが、ドイツ語であるなら
ば、一度、この単語が登場した場面などをお教えいただければ、そこから意味が推測で
き、そして「ザイゲディッヒ」と耳で聞こえそうなものを推定することができると思いま
す。耳で聞いただけですと、たとえば zeige も「ザイゲ」に聞こえないこともないかも
しれません(これは zeigen という実在する動詞です)。

何かほかにヒントがあればぜひ書き込みをお願いいたします。。

ドイツ語ではどういう表現になるのでしょうか。 引用
  2006/9/23 (土) 10:00:51 - 藤居 - <kf1610@apost.plala.or.jp> - No.1158973251
いつもJRの駅で電車を待っていると、「電車は8両で到着します…」との案内がありま
すが、この場合の表現はドイツ語ではどうなるのでしょうか。
Der Zug nach Osaka kommt mit 8 Wagons an. とでもいうのでしょうか。

返信1 返信-1
 2006/9/23 (土) 10:18:37 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1158973251.1
こんにちは。当サイトの「ゲストブック」に書き込みしていただいた質問文について回答
しているものをこちらにも転記しておきますのでよろしくお願いいたします。

「電車が駅に入ってくる」というのは ankommen でも表現できますが、einfahren という
動詞を使うほうが一般的です。ein = 〜の中へ、fahren = 乗り物が走る という部分から
なる分離動詞です。
これに「この駅に(入ってくる)」というのを付け加えるとすれば in diesen Bahnhof
または in diese Station を使います。

→ Der naechste Zug faehrt (in diesen Bahnhof) mit drei Minuten Verspaetung ein.
「次の列車は3分遅れで入ってきます」

という具合です。
 さて、「8両編成で」というのは、Der Zug besteht aus acht Wagen/Wagons. という
表現を使い、ひとつの独立した文として表現することが多いでしょう(あまり「8両で到
着」というようにひとつの文の中に入れ込んでしまわない)。

なお、上で述べた in diesen Bahnhof というのは、列車がそのアナウンスがなされてい
る駅に入ってくることを言っていることは明確ですので、ほとんど直接アナウンスされる
ことはないと思います。

最後に、アナウンス例を記しておきますと、

(例)Der naechste Zug nach Leipzig faehrt auf Gleis 1 ein. Der Zug besteht aus
acht Wagen. 「次のライプツィヒ行きの列車は1番線に入ってきます。この列車は8両編
成です」

という具合です。参考になれば幸いです。よろしくお願いいたします。

返信2 返信-2
 2006/9/24 (日) 07:41:46 - 藤居 - <kf1610@apost.plala.or.jp> - No.1158973251.2
お忙しいなか、ご回答いただき有難うございました。非常に良い勉強をさせていただき
ました。

受動態と関係節について 引用
  2006/9/13 (水) 16:30:14 - katze - <メール送信> - No.1158132614 - 返信コールON
こんにちは。
コンサート案内メールからの以下の抜粋文についてお尋ねします。
(固有名詞は仮名にしています。)
---
Die Konzerte werden gestaltet vom A-Kammerchor unter Leitung von Gregor
Mueller, der den eigentlichen Leiter des Ensembles, Leonhard Schmidt,
freundlicherweise vertritt.
---
主旨は
「(それらの)コンサートは、親切にも、本来の指揮者であるLeonhard Schmidtの代理を務め
るGregor Mueller率いる A-Kammerchorによって演奏される(行われる)。」
ということだろうと思うのですが、文法が不可解です。
通常ならば「Die Konzerte werden vom A-Kammerchor unter Leitung von Gregor
Mueller gestaltet.」というように、分詞がラストに置かれると思うのですが、
「Die Konzerte werden gestaltet」と、早くも最初に受動態が言い切られてしまっていま
す。
これは何故でしょう?この文の場合、「Gregor Mueller」に係る関係節
「der den eigentlichen Leiter des Ensmebles, Leonhard Schmidt,freundlicherweise
vertritt」があるからですか?
だとするならば、

(1)「Die Konzerte werden vom A-Kammerchor unter Leitung von Gregor Mueller,
der den eigentlichen Leiter des Ensembles, Leonhard Schmidt,
freundlicherweise vertritt,gestaltet.」

または

(2)「Die Konzerte werden vom A-Kammerchor unter Leitung von Gregor Mueller
gestaltet,der den eigentlichen Leiter des Ensembles, Leonhard Schmidt,
freundlicherweise vertritt.」
という書き方も可能ですか?
(前者はあまりにも分詞と主語の間隔が開き過ぎでおかしいとは思いますが・・。)
受動態において「von〜」の前に分詞が置かれているのがなんだか気持ち悪いのですが、
このような「一文で書こう!」的な文章の場合は、上述のような文章の形が一般的なのでしょう
か。
関係節の都合(?)も解りますが、関係代名詞「der」が、修飾する名詞のすぐ後にくっついて
いなくとも良いのでは・・(=上記(2)案でも良いのでは・・)と思うのですが、
いかがなものでしょうか。
わかりにくい質問の書き方で申し訳ありません。
お時間のある際にご回答いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

返信1 返信-1
 2006/9/17 (日) 23:45:11 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1158132614.1
こんにちは。

> Die Konzerte werden gestaltet vom A-Kammerchor unter Leitung von Gregor
> Mueller, der den eigentlichen Leiter des Ensembles, Leonhard Schmidt,
> freundlicherweise vertritt.

> 「Gregor Mueller」に係る関係節「der den eigentlichen Leiter des Ensmebles,
> Leonhard Schmidt, freundlicherweise vertritt」があるからですか?

そうですね、本来は(1)案のように、過去分詞が文末に来て【枠構造】を形成するのが
標準です。しかし、おっしゃるように、関係節が長くなるような場合には、先に過去分詞
をおいて【複合体(定動詞+過去分詞)】を完結させておいて、それ以外の要素を後置す
るという手法がとられることも少なくありません。
 しかし、標準的な語順として(1)案の語順が用いられることも多いですし、また、
(2)案も可能です。
 ただし、(2)案は関係節とその先行詞の結びつきが非連続になりますので、場合に
よっては先行詞関係がわかりにくくなることもあるでしょう(たとえば関係代名詞が男性
名詞を受けるもので、主文の中にはその関係節の先行詞を含めて複数の男性名詞があるよ
うな場合)。ですから、なるべく(1)案のように先行詞と関係代名詞は連続して置かれ
るほうが望ましいともいえます。その意味で、今回ご提示いただいた文も、過去分詞の位
置こそ標準的ではありませんが、関係節の結びつきがわかりやすいものになっています。

返信2 返信-2
 2006/9/19 (火) 08:37:28 - katze - <メール送信> - No.1158132614.2
田中先生、こんにちは。早速のご回答をありがとうございました。
なるほど、このように「最初に完結させてしまう」文章も珍しくないのですね。
今まで関係節を伴った文章を書きたいときにかなり悩んだり文章を二つに分けたり
してきたのですが、このような書き方ができると知り、今後は表現の幅が増えそうです。
本当にありがとうございました!

Das Nibelungenlied ( 3-109 ) 引用
  2006/9/14 (木) 11:35:31 - Ssai-to - No.1158201331
お願いします。( 御無沙汰致しました。 )

3 Aventiure: Wie Siegfried nach Worms kam

109 Ich bin auch ein Recke und sollte schon die Krone tragen. Mein
hoechster Wunsch ist es, zu erreichen, dass die Leute von mir sagen,
ich haette Land und Herrschaft zu Recht. Mein ganzes Ansehen und auch
meinen Kopf setze ich dafuer aufs Spiel.


我も闘士の 一にして
ここに花冠 図らずも
戴き居りし 者なりき

国民(くにたみ)こぞり 我ならば
当(まさ)に然(しか)る べきにして
土地その支配 我がものと
言うに至るが 究極の
我にて有りし 望みなり

我なる名誉と この命
したが試合に 投じなん


(1) 第一文の sollte はどういう用法ですか。意味は取れていますか。
(2) 第二文の構造を御説明頂けませんか。

返信1 返信-1
 2006/9/18 (月) 00:33:02 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1158201331.1
こんにちは。ご無沙汰しております。

> (1) 第一文の sollte はどういう用法ですか。意味は取れていますか。

sollen の用法はただでさえ難しいうえに、ここではさらに接続法(U式)になっています
ね。sollen のそもそもの意味は「(自分ではなく)他者の意図」ですので、ここでは、
ジークフリートが王冠を戴くのは自分の意思とは関係なく、そのように決められている
(=世襲)ということを意味しているのだと思います。さらに、この sollen を接続法に
することよって、それをさらに「伝聞調」にしているのではないでしょうか。「私は王冠
を戴くことになっているのだそうだ」という感じでしょうか。
 ここで言われていることは、ジークフリートが王になるのは、ジークフリート本人の力
に関係なく、いわば“自動的に”王になれるということです。しかし、第二文で述べられて
いるように、そのような“自動的な(世襲制の)”王位継承はジークフリートとしては嫌な
わけです。ジークフリートは、自分が王になる場合には、それだけに値する力があると認
められた上で王位継承をしたいということですね。
 ですから、第一文の sollte にこめられているのは、“世襲のしきたり”で自動的に自分
が手にするであろう王位について、皮肉をこめてあえて第三者的に述べているのだと思い
ます。(「そのままでも自分は王位を継承できるらしいけどねぇ・・・」という感じ)

>(2) 第二文の構造を御説明頂けませんか。

Mein hoechster Wunsch ist es, zu erreichen, dass die Leute von mir sagen,
ich haette Land und Herrschaft zu Recht.

上ですでに少し述べてしまいましたが、念のため。
この第二文の構造としては、主節の es は zu erreichen と対応し、以下の dass文は
erreichen の目的語、そして最後の ich haette以下は sagen の目的語(内容)です。
「私の一番の願いは以下のことだ→それは以下の状態に達することである→それは人々が私
のことについて以下のように言ってくれることである→私が国を治めることは理にかなっ
ていると」
という具合です。なお、最後の ich haette の haette は haben の接続法U式で、これは
「非現実の内容に対する願望」を表しています。「願望用法」です。そのようになれば良
いなという気持ちがこめられています。

第二文が言っている内容は、すでに述べたとおり、自分が王になるためには、単なる世襲
制によるものではなく、実力で王位を得たいと思っているということです。

最後の etwas aufs Spiel setzen の句は、慣用句で「〜をあえて危険にさらす」という
ような意味合いを持つ表現です。

返信2 返信-2
 2006/9/18 (月) 16:14:24 - Ssai-to - No.1158201331.2
御説明を有難う御座います。ほとんど、見当違いをしていました。
次のように改めて見ました。


我も勇嗣子 もはやいま
王冠戴く 定めとか

我が民(たみ)こぞりて 我ならば
当(まさ)に然(しか)る べきにして
土地また支配 我がものと
言うに至るが 本当の
我にて有りし 望みなり

ために名誉と この命
すべてを危険に 晒しおり


※ 辞書では、 ein Recke は「 英雄、勇士 」となっていますが、
どういうふうに訳したら良いですか。他の訳出はどうですか。

返信3 返信-3
 2006/9/18 (月) 17:19:48 - Ssai-to - No.1158201331.3
p.s.

> ために名誉と この命
> すべてを危険に 晒しおり

のところは、「 危険 」を意訳して

○ ために名誉と この命
○ すべてを試練に 晒しおり

という単語の方が良いでしょうか。

返信4 返信-4
 2006/9/18 (月) 22:55:13 - 田中雅敏 - <mail@daisuki-doitsu.info> - No.1158201331.4
ein Recke は「ひとりの勇士」という以上の意味がどこまでこめられているかは判別でき
ないですね。「ひとりの」というのを意訳すれば「一人前の」というように表現できるか
もしれませんが。Recke と die Krone tragen のつながりを出すとすれば、「私は王位を
継承する定めになっているいち勇士である」という感じになるかもしれません。もちろん
ここでは関係節が使われているわけではないので、このように一続きに訳すのが適切かど
うかはわかりません。原意に忠実にするのであれば「私もいち勇士であり、さらに王位を
継承する定めにあるものである」という具合になるでしょう。

> 「 危険 」を意訳して
> ○ ために名誉と この命
> ○ すべてを試練に 晒しおり

そうですね、「(あえて)自らを苦境にさらす」ということで、この訳案でよく意味が出
ているのではないかと感じました。他の箇所の訳も良いのではないかと感じました。

返信5 返信-5
 2006/9/19 (火) 04:49:03 - Ssai-to - No.1158201331.5
御返信を有難う御座います。

「 勇嗣子 」という造語は勿論まだ熟してはいないのですが、
> 「私もいち勇士であり、さらに王位を継承する定めにあるものである」
の意味をこめているものと、今回お許しを頂けたらと思います。

良いようでしたら次へ進みたいと存じます。

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